スポンサーリンク

第97回関東インカレ2018/2部陸上長距離まとめその1【青学大・神大・帝京大・日薬大・桜美林大】

今年2018年の関東インカレの長距離5種目の大学別まとめをしていっています。

今度は2部の長距離でポイントをたくさん獲得した大学5校です。

スポンサーリンク

1位青山学院大学25点

1500m予選:1組3位松田岳大④3分53秒87 Q 2組2位湯原慶吾①3分57秒05 Q 3組2位生方敦也③3分51秒33 Q
1500m決勝:1位生方敦也③3分50秒76 +8点 7位湯原慶吾①3分52秒85 +2点 8位松田岳大④3分53秒14 +1点
10000m:4位鈴木塁人③29分20秒84 +5点、26位橋間貴弥④30分35秒58、DNF梶谷瑠哉④
3000m予選:
3000m障害:
ハーフ:5位竹石尚人③65分10秒 +4点 16位吉田祐也③66分15秒 24位林 奎介④66分48秒
5000m:4位橋詰太慧④14分06秒28 +5点 10位小野田勇次④14分21秒10 13位吉田圭太②14分27秒61

勿体ないと思う場面もありつつも、なんだかんだ得点を重ねていきましたね。2年ぶりに2部での長距離総合得点トップです。

一番得点を稼いだのは、優勝&トリプル入賞を果たした1500mでした。生方選手が見事に優勝!1年時から短い距離でチームの中でも結果を残し、昨年の関東ICでは4位に食い込んでいた選手ですね。ライバルが卒業した中、残り400mからトップに立つとそのまま逃げ切りました!見事なレースでしたねぇ。更にルーキーながらメンバーに名前を連ねた湯原選手、4年かけてメンバーを勝ち取った松田選手も7位と8位。合計で11点獲得する活躍でした。

主力が登場する10000mも高得点を期待されてましたねー。結果的には獲得したのは1人、ただその1人の鈴木選手は日本人トップでしたね!日本人で唯一、留学生に食らいつき離れた時は単独6位だったのですが、そこから粘りを発揮し、3位と秒差の4位にまであげてきたのは鈴木選手持ち味を発揮できたと思います。

またハーフは竹石選手が入賞上での争いを最後まで粘り抜き5位、5000mではようやく故障から回復してきた橋詰選手が4位の好成績をとりました。長距離主要種目で得点をしっかり獲得してくるところはさすが王者です。

あとは細かいところをつつく感じになりますが、もう少し行けた面もありましたかね。結構早い段階で5000m自己ベストが13分台の小野田選手が最終的に関東ICで入賞できなかったこと、吉田祐・吉田圭選手がもう少しという所で伸び悩んでいるのかなぁというところが気になった感じでしょうか。

ハーフで5位争いをしていた林選手がそこから大きく失速したのはあまり気にしなくていいでしょう。事前に調子が悪いのは分かっていましたし、昨年は周回遅れで失格となっていることを考えると、そこまで心配はないかなぁと。4年梶谷選手と、今回エントリーできなかった森田選手らが夏までに戻ってこれれば、もう一度優勝を目指せるチームとなっていきそうですね。

2位日本薬科大学22点

1500m予選:2組7位千葉勇輝②3分59秒32 3組1位宮平健太郎④3分51秒14 Q
1500m決勝:2位宮平健太郎④3分51秒02 +7点
10000m:2位サイモン カリウキ④28分52秒23 +7点、40位溜池勇太③31分52秒86
3000m予選:
3000m障害:
ハーフ:1位サイモン カリウキ④63分09秒 +8点 38位大倉秀太②68分10秒 43位今川深透②68分36秒
5000m:36位宮平健太郎④15分34秒42

まずはカリウキ選手が2年連続5000m&10000m2冠達成なるかというところに注目が集まりました。1日目の10000mは惜しくも2位に。ただ、これは相手の成長が凄すぎた感じがします。暑くて2人しか出ていない28分台にも到達していますのでね。ハーフに関しては横綱相撲といった感じ。残り5㎞付近で満を持してスパート、しっかりと勝ち切りました。1年時は勝ち切れない場面も結構目立った中、日本に来てしっかり成長した留学生です。

そのほかでも加点があったのはとても良かったですね。昨年1500m9位だった宮平選手に大きな上積み!優勝選手が残り400mで仕掛けた時にしっかりと食いついて2位でゴール!これは嬉しい結果ですね。合計点数が22点にまでになりました。他長距離メンバーの溜池・大倉・今川選手はもう少しと言ったところでしょうか。箱根予選に向けて、また力を蓄えてほしいです。

3位神奈川大学21点

1500m予選:11位鈴木健太④3分55秒08
1500m決勝:
10000m:7位山藤篤司④29分29秒83 +2点、19位多和田涼介④30分17秒20、39位越川堅太③31分31秒78
3000m予選:1組2位荻野太成③9分08秒79 Q 2組2位西方大珠①9分16秒55 Q
3000m障害:1位荻野太成③8分52秒27 +8点 3位西方大珠①8分56秒15 +6点
ハーフ:6位安田共貴③65分11秒 +3点 10位北﨑拓矢②65分31秒 53位佐久間勇起④70分04秒
5000m:7位山藤篤司④14分13秒49 +2点

多くの主力メンバーが卒業した神大ですが、予想以上に健闘!20点以上獲得できるとは思いませんでした。優勝候補に挙がっていた3000m障害の荻野選手は横綱相撲でしたね。後半抜け出すと誰も寄せ付けませんでした。1部のメンバーと競っていればどこまでいけたのか、そんなことを気にしてしまいますね。それくらいの充実度でした。

それから1年生の西方選手もやりましたね!元々8分台を高校時代にマークして有力選手だったのですが、その時のベストを更新しての3位表彰台!早速得意分野で力を出すことができたのは嬉しいですね!ここで14得点も獲得します。

そして、他の種目手も得点を積み重ねていきます。今年エースとなる山藤選手が頑張りましたね。事前の大会の調子は決して良くは無かったと思うのですが、しっかり調整してきました。10000mも5000mもどちらも7位に入り、4得点をあげます。苦しいところ踏ん張れたのは力があります。

びっくりしたのがハーフ。箱根6区走ってからあまり名前を聞いていなかった安田選手が粘りの走りで6位入賞にこぎつけました。ロード巧者のイメージでしたが、磨きがかかった感じです。

また、選手層の面は神大は課題なので、その点についてみていましたが、中堅選手が健闘しましたね。10000mの多和田選手が大きな失速をせずに粘り抜きました。ハーフではロードでじわじわ伸びてきていた北崎選手が10位の大健闘!こういう選手が出てきたのは収穫だと思いますね。準エース格の越川選手の状態が思わしくない中、チーム力をあげていくチャンスとしていってほしいですね。

4位桜美林大学16点

1500m予選:2組11位永田 陸②4分02秒05
1500m決勝:
10000m:1位レダマ キサイヤ③28分26秒91 +8点、37位田部幹也④31分09秒84
3000m予選:2組11位鶴田和博③9分36秒98
3000m障害:
ハーフ:26位田部幹也④66分51秒 47位森 駿太④69分19秒
5000m:1位レダマ キサイヤ③13分49秒86 +8点

桜美林大はキサイヤ選手が本当に強かったですね。昨年は10000m1種目出場で2位の7得点だったのですが、この1年ですさまじい成長を見せたと思います。10000mは昨年の覇者を破って優勝し、5000mは敵なしという感じでした。基本的にはロードの方が向いている選手なので、箱根予選での初の56分台なるかどうかに注目したいです。

他にも田部・森選手ら4年生になってインカレに出場できる選手も育ってきていますので、着実にチーム力はついていると思います。

5位帝京大学16点

1500m予選:1組5位新関友基④3分54秒80 2組10位鳥飼悠生②4分01秒90 3組3位齋藤 槙④3分51秒79 Q
1500m決勝:6位齋藤 槙④3分52秒74 +3点
10000m:16位岩佐壱誠③30分04秒35、22位小野寺悠②30分27秒52、24位星  岳②30分32秒65
3000m予選:1組7位細谷翔馬①9分22秒25 2組1位田村丈哉③9分14秒44 Q 2組6位境 勇樹②9分17秒50 q
3000m障害:9位田村丈哉③9分06秒53 11位境 勇樹②9分17秒13
ハーフ:2位畔上和弥④63分49秒 +7点 3位横井裕仁④64分06秒 +6点 19位平田幸四郎③66分24秒
5000m:11位竹下 凱④14分21秒91 12位遠藤大地①14分24秒72 17位島貫温太③14分36秒18

育成力・そしてロードの帝京大の強さがいかんなく発揮されましたよね。ハーフにエースの畔上選手が出走していたのでかなりやりそうな予感でしたが、やはり。暑さの中、63分台の好タイムをマークし日本人トップの2位に上がらいました。これに、横井選手が終盤まで食らいついたのがチームとして収穫ですね。どういうレースにも対応できると昨年か監督の評価が高かったですが、走力も着実にプラスされてきているのかなと思います。彼らのロード力が楽しみ!これで13得点獲得しています。

残りの3得点では事前に楽しみと言われていた3000m障害ではなく、1500mでしたね。いや1500mも面白いランナーは揃っていました。記録会でもまずまずだった3選手がエントリー。その中で唯一決勝に進んだ4年斎藤選手が、決勝でも終始好位置をキープし6位入賞に!ポイントで光る4年生が出てくるのは帝京大のいいところです。3000m障害は昨年表彰台の田村丈選手に大いに注目が集まったのですが、残念ながら今回は9位に。また次の大会でリベンジしてほしい。

トラックの長距離10000m・5000mに関してはさすがに入賞は厳しかったですかね。このあたりは課題かな。10000m岩佐選手は16位ですがもう少しいけてもおかしくない選手かなぁ。2年小野寺・星選手はまだ壁がある感じかな?

5000mは竹下選手が11位まずまずだったのですが、その直後に1年の遠藤選手が入ったのはびっくりですね!確かに記録会は良かったのですが、さらに他校の主力とも戦ったのはびっくり!中々面白い選手が出てきましたね?他、主力級の平田・島貫選手もひとまずは走れる状態なので、全日本予選でしっかり戦えるようもう一度整えていってほしいですね。

コメント

  1. たけぽっぽ より:

    帝京はエースの畔上選手をはじめ、選手層の厚さを感じさせられました。特に箱根で6区を担当した横井選手は平地でも十分に戦える実力者と思いますが、かつてハーフで優勝した駒澤の千葉選手の例もあるので、箱根はどこで登場するのか楽しみです。1、2年生が勝負レースを経験できたことも大きなプラスと感じています。
    今年はエースがいて、脇を固める準エース、特殊区間経験者が残り、中間層も充実。戦力的にも来年以降のことを考えると、中野監督も今年は勝負に出てもいい、いや、勝負に出なければならないシーズンだと思います。

    • hakonankit より:

      >たけぽっぽさん
      今の帝京大の選手層なら、横井選手を平地にする理由はないかもしれません。59分台以内では走ってくれそうですし、貯金ができる区間ですしね。帝京大としては消化不良でのシード権獲得は珍しいですので、今年こそ爆発したいですね。