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2018.4.21-22結果・記録【兵庫リレーカーニバル・Bryan Clay Invite】

そして、もう一つ兵庫リレーカーニバルが行われますね。

こちらにこそ、学生の有力選手が沢山参戦しています。

なお、海外レースで大迫傑選手なども出場しているようです。

なんだか、4月は重要レースが全て固まっている印象です。

こちらも関東大学長距離関連の大会を中心に紹介します。

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Bryan Clay Invite

まず、こちらから紹介します。

日本人抜粋

5000m
大迫 傑(オレゴンP)13分29秒11

1500m
11組中谷浩崇3分49秒28
12組田母神一喜(中央大③)3分45秒84
13組打越雄允3分44秒50
13組楠 康成3分46秒98
14組松枝博輝(富士通)3分41秒51
15組舟津彰馬(中央大③)3分38秒65(★日本歴代5位・日本人学生歴代2位★)

1500mに多くの日本人ランナーが出場しましたが凄い記録が出ましたね!12組田母神・13組打越・14組松枝選手がいい記録で、充実した大会になったなぁと思ったのですが…

中大・舟津選手が15組で3分35秒で進むペースに終盤までしっかりついていくと、3分38秒65!中々日本人は3分40秒を切れなかったのですが、一気に3分38秒台はびっくりです!

しかも舟津選手はこの1か月で10秒も1500mを更新する凄い成長ぶり!いったん、主将の任務を離れて、自分の競技に集中し始めていますが、成長がどんどん加速していますね!1500mは他にもどんどん記録を更新している選手がいます。もしかすると今年、日本記録が見られるかもしれませんね!?

また、前日に5000mに出場した大迫選手は、約10か月ぶりの13分20秒台。マラソン2時間7分台で走りながらの13分20秒台はやはり過去最高の日本人長距離ランナーだと思います!多分、次もトラックで更にスピードに磨きをかけると思います。

第66回兵庫リレーカーニバル
兼 ジャカルタ2018アジア競技大会日本代表選手選考競技会

公式HP(http://www.haaa.jp/)

競技一覧・開始時刻(http://www.haaa.jp/18taikai/18rc/web/tt.html)

↑全結果も記載?

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1日目(4月21日)

U20男子3000mSC

1位人見昂誠(法大①)8分52秒14
2位吉田 匠(早大②)8分52秒56
3位西方大珠(神大①)8分57秒28
4位笹谷亮太(順大①)9分03秒25
5位森 凪也(中大①)9分06秒46
6位長山勇貴(水城)9分13秒78
7位伊豫田達弥(舟入)9分13秒86
8位山本 嵐(城西①)9分22秒56

東京六大学対抗で争っていた2人が強かったですね。法大・人見選手がその六大学に引き続き優勝!タイムもその時より上がり8分52秒は中々のタイムでは?終始優位にレースを進めた早大・吉田選手は最後僅かに交わされましたが、彼も確実に強くなっています。

その後は神大・西方選手までが8分台。神大は関東IC3障はW入賞できるかな?順大・笹谷、中大・森選手らもいい経験にしていってほしいですね。

男子アシックスチャレンジ

10000m1組

レース展開:橋詰選手らが先頭に出ていき、3000mまでは8分43秒とまずまずも、5000mは14分40秒とややスローペースに。横井・橋詰・岩佐選手などが前にいる。

6000m17分32秒と上がると、太田・長谷川・青木・古賀選手が抜け出し、4人でトップグループを形成、5位に竹下、6位は集団で松尾・中谷・三浦選手などが争う。

9000mを過ぎて古賀選手が脱落し、3人での争い、28分台を狙えるペースに大きく上がっていく。最後に争いを制したのは実業団のカネボウ・青木選手、2位は金栗記念に続き大躍進の専大長谷川選手、3位総合力高い早大・太田選手が続いた。

動画:EKIDEN NEWS
1位青木 優(カネボウ)28分54秒66
2位長谷川柊(専大③)28分55秒73★
3位太田智樹(早大③)28分56秒32★
4位古賀淳紫(安川電機)29分09秒34
5位竹下 凱(帝京大④)29分17秒90
6位照井明人(NDソフト)29分18秒06
7位林竜之介(SGHグループ)29分18秒37
8位芝田俊作(大阪府警)29分18秒40
9位竹ノ内佳樹(NTT西日本)29分19秒43
10位中谷雄飛(早大①)29分19秒98★ U-20代表
———————————-
横井裕仁(帝京大④)29分26秒74
林 奎介(青学大④)29分27秒46
三浦拓朗(中央大①)29分27秒78 U-20代表
松尾淳之介(東海大③)29分35秒47
橋間貴弥(青学大④)29分37秒74
田澤 廉(青森山田高)29分41秒18※高校
岩佐壱誠(帝京大③)29分45秒14
橋詰太慧(青学大④)29分52秒45
千明龍之佑(早大①)30分16秒44
小山直城(東農大④)30分18秒68
北野太翔(日大①)30分28秒72
上村亮太(東海大②)30分43秒64
本間敬大(東海大①)30分52秒76
井上大輝(中央大①)31分44秒41

古豪のカネボウのエース級の青木選手がさすがですね。伸び盛りの学生をしっかり振り切りました。

その学生は春先からブレイク予感のあった2人が表彰台へ。専大・長谷川選手は金栗記念5千13分台に続いて今度は28分台!乗りに乗っていますね。早大・太田選手も昨年秋からどんどん強くなってきています。

そのほか、上位の実業団は安川電機の古賀選手の台頭、照井選手の順調さ、それから大阪府警の芝田選手の大健闘がありましたね。エース格になってきました?また、MGC獲得の竹ノ内選手もさすがの安定感でした。

その後ろで、U-20代表の選考の決着がついていました。早大の中谷選手がしっかりと代表権獲得、強いですね。次いでタイムを持っていた中大・三浦選手も終盤まで食いつきました。今のところ、ルーキーはこの2人が抜けていますかね?一つ下の世代の田澤選手も大健闘でした。他の1年生は1万mはまだきつかったかな?

他、帝京・横井選手や青学・林選手など箱根の顔となった選手も中位で走り切っていました。

10000m2組

レース展開:ワンブイ・キンゴリ・ニャイロ選手などが引っ張り、3000m8分30秒で通過するハイペース。

ここでキサイサ選手が引っ張りはじめ、4000m地点でついている日本人は蜂須賀・相澤・阿部選手に。5000m14分07秒で通過するころには、阿部が離れ、河合選手が追いつく。

6000mでニャイロ・ワンブイ・カリウキ・ベケレ選手が抜け出し、マッチレースに。7000mは19分40秒と27分台が狙えるペースを維持、7位集団に日本人の河合・相澤選手がついている。

どんどんペースが上がっていく中、9000m25分13秒で通過後、カリウキ選手が抜け出す!4位以下がしゅうだんになり、20秒差でニャイロ河合エゼキエル相澤選手が続く。

最後は猛スパートををかけたカリウキ選手が最後の1000mを2分43秒でカバーし唯一の27分台!自身3度目だ。パトリック・ベケレ・キサイサ選手が28分一桁で続き、5位東洋相澤・トーエネック河合選手が28分10秒台でゴール。日本選手権の標準記録を切ってきた。

動画:EKIDEN NEWS
1位サイモン カリウキ(日薬大④)27分56秒04
2位P.M.ワンブイ(日大④)28分02秒65
3位ベケレ(マツダ)28分07秒29
4位レダマ キサイサ(桜美林大③)28分08秒06★
5位相澤 晃(東洋大③)28分17秒81★
6位河合代二(トーエネック)28分19秒35
7位ドミニク ニャイロ(山学大④)28分19秒77
8位エゼキゼル(サンベルクス)28分21秒26
9位デグ(安川電機)28分29秒70
10位蜂須賀源(コニカミノルタ)28分41秒50
11位クリス キンゴリ(SGHグループ)28分49秒01
12位大西一輝(カネボウ)28分51秒21
13位阿部弘輝(明大③)28分57秒23
14位山本修平(トヨタ自動車)28分58秒89
15位高橋優太(DeNA)29分00秒17
16位大塚祥平(九電工)29分04秒95
———————————–
永戸 聖(山学大④)29分05秒94
鈴木塁人(青学大③)29分06秒94
伊藤達彦(東国大③)29分12秒04
堀尾謙介(中央大④)29分12秒37
森田歩希(青学大④)29分25秒05
小松陽平(東海大③)29分39秒28
湊谷春紀(東海大④)30分03秒94
畔上和弥(帝京大④)30分17秒07

日本薬科大のカリウキ選手本当に強いですね。自身3度目の27分台ですし、しかも今回は東京マラソンを走って約2か月後ですし…。これは関東IC2部10000mの連覇も見えてきたのではないでしょうか?日大ワンブイ選手や桜美林キサイサ選手もしっかり走っただけに強さが際立ちます。

そして日本人では昨シーズンの駅伝で大ブレイクした東洋・相澤選手がやってくれました。28分17秒とベストを大幅更新!そして宣言通り日本選手権の標準を切ってきました。大きく飛躍の年となるかな?

また、河合選手がびっくり!麗澤大時代から面白い存在でしたが、それでもロードのイメージのほうが強かった。彼も日本選手権の標準を切る結果です。また、新しい選手が伸びてきていますね。

他、大学のエース級の選手では明大・阿部選手が前半前につきながら粘った印象。山学・永戸、青学・鈴木選手らも29分一桁でまとめた印象です。

2日目(4月22日)

男子一般5000m

石井優樹(関西学大③)14分09秒35
野中優志(大阪ガス)14分12秒41
熊橋弘将(山陽特殊製鋼)14分16秒70
永信明人(大阪府警)14分19秒83
山端哲世(山陽特殊製鋼)14分20秒07
川田裕也(東農大③)14分23秒93

男子グランプリ

1500m


動画:サンテレビ

1位小林航央(筑波大④)3分46秒96
2位館澤亨次(東海大③)3分47秒06
3位關 颯人(東海大③)3分47秒09
4位荒井七海(Honda)3分47秒95
5位秦 将吾(大塚製薬)3分48秒37
6位廣瀬大貴(大阪ガス)3分48秒61
7位半澤黎斗(早大①)3分49秒50
8位久納 碧(法大①)3分50秒22
9位國行麗生(大塚製薬)3分50秒53
10位河村一輝(明大③)3分52秒46
11位上村純也(SUBARU)3分53秒47
12位木村理来(東海大③)3分58秒20

東海・木村、SUBARU・上村選手が引っ張るものの、そこまでペースは上がり切らなかったみたいですかね。残り300mからのスパート合戦を制したのは、2017年の1500m日本人ランキングトップの筑波大・小林選手!米国合宿で話題の東海・舘澤、關選手にも競り勝っているのが凄いですね。下記に就活の一環とも話していますが、少しでもアピールになっていければ…!

他、1年生の早大・半澤、法大・久納選手もこのグランプリに挑戦。関東IC1部でもまた戦うことになりますが、その時の勝負にも注目してみたい。

3000mSC


動画:サンテレビ

1位山口浩勢(愛三工業)8分35秒82
2位滋野聖也(道都大④)8分38秒94
3位荻野太成(神大③)8分42秒78
4位三上嵩斗(東海大④)8分47秒56
5位小室 翼(東洋大③)8分49秒21
6位青木涼真(法大③)8分51秒90
7位石橋洋三(SGHグループ)9分07秒00
8位宮城壱成(金秀アスリートクラブ)9分18秒60
9位松本 葵(大塚製薬)9分27秒29
10位高橋流星(愛知製鋼)9分35秒23
DNF東 遊馬(九電工)

荻野選手や滋野選手ら学生が前半は積極的に引っ張る中、中盤に先頭争いに加わってきたベテランの愛三工業・山口選手が残り1周で大きくスパート!見事に優勝、そしてこの種目3連覇!ここで実績ある選手が意地を見せてきましたね。しかも8分35秒82は自己ベストだったそうで、今後にも期待ですね。そして惜しくも及ばなかった滋野・荻野選手も8分38秒、8分42秒…長距離以上に世界の壁が高いと言われる1500mと3障の選手層が厚くなってきています!

10000m

ケモイ・キプケモイ選手を中心に1000m2分47秒、3000m8分18秒、50000m13分53秒のハイペースで進んでいく中、食らいついたのは旭化成の大六野選手。珍しくよくなかったNY駅伝以来のレースで凄い積極性を見せる。

さすがに6000m過ぎで遅れたものの、2分50秒台前半のラップは維持して、村山・浅岡・早川選手ら他の日本人集団とは大差をキープする。先頭はケモイ選手が抜け出して27分32秒のタイムで優勝。大六野選手は28分21秒のタイムに、日本人2位は9000mから抜け出した市田選手が獲った。

1位Rodgerschumo Kwemoi(愛三工業)27分32秒45
2位Teresa Nyakora(マツダ)27分44秒72
3位Daniel Kipkemoi(西鉄)27分52秒56
4位Yeneblo Biyazen(八千代工業)27分57秒39
5位大六野秀畝(旭化成)28分21秒75
6位市田 孝(旭化成)28分46秒36
7位村山謙太(旭化成)28分48秒41
8位早川 翼(トヨタ自動車)28分49秒61
9位中村匠吾(富士通)28分50秒84
10位浅岡満憲(日立物流)28分53秒27
11位藤川拓也(中国電力)29分22秒41
12位鬼塚翔太(東海大③)29分22秒44
13位中川智春(トーエネック)29分25秒11

ケモイ選手が強かったですね。ラスト1000も2分42秒でカバーして他の留学生選手も突き放しました。さすがNY駅伝でも区間賞候補にあがってくるはずです。

日本人は大六野選手がとても良かったですね。27分台を狙えるタイムで中盤過ぎまで推移できたのは久々のレースで大きな収穫ですね。その後も悪くなかったです。もう少し付いていける選手がいればと思いましたが、マラソン明けの選手もいましたね。唯一の学生の東海・鬼塚選手があまり元気なかったのが気がかりでしたが…。またGGNなどで更に調子が上がればと思います。

hakonankit

箱根駅伝の魅力に3歳の頃から取りつかれ、今や全日本大学駅伝や出雲駅伝を含めた大学駅伝、その予選会。大学長距離界がとても大好きな人間です。ブログでは10年以上にわたり、追いかけています。