【城西大学】第103回箱根駅伝2027へ~新入生情報や戦力分析&持ちタイムなど!

もう前半戦が終了しました。各大学ある程度の収穫と課題があったのではないでしょうか。当サイトでも、大学長距離各チームの2026-2027のメンバーの紹介と実績、簡単な戦力分析を行いたいと思います。もちろん、新入生も紹介していきます。

育成力で連続シード権へ
城西大学です。

【城西大学】第103回箱根駅伝2027へ~新入生情報や戦力分析&持ちタイムなど!

 

新チーム各学年戦力分析

※持ちタイムは8月1日地点
※4年~2年は10000m順、1年は5000m順並び替え
※関東ICは1部

4年生主力選手について

柴田 侑④28分05秒07/13分22秒46≪26関東IC5千m8位、全予4組5位、箱1区6位、25全4区10位、出1区7位、24全2区11位≫
中島巨翔④28分40秒21/14分05秒72≪26全予3組DNF、箱9区6位、25全7区16位、箱10区7位≫
小田伊織④29分04秒91/14分08秒27≪26全予1組6位、箱8区13位、25全1区15位、出4区9位、24箱8区17位≫
河野温喜④29分14秒07/14分14秒24
熊井志岳④29分31秒84/14分14秒03≪26関東IChalf8位≫
河野世寿④29分50秒61/14分07秒98
宮本 凪④30分11秒10/13分57秒04
福嶋留魁④30分26秒83/14分33秒23
早川晴仁④30分31秒43/14分40秒54
飯田滉人④30分46秒21/14分35秒94
佐藤竜輝④/14分32秒87
永井克樹④/14分45秒91
水野健太④1500m3分49秒90

 城西大は、今季前半は柴田選手の話題で持ちきりでした。3年生途中まではスピードで光るものはあったものの、安定して戦力とまではいかなかったのですが、今年の箱根1区区間新ペースでの6位の好成績から一気に覚醒します。

 4月に5千m13分22秒46を出すと、敗退が決まっていた全日予選4組は体力ギリギリまで留学生に付いての28分05秒07、さらに3千mは日本新での争いの中7分39秒51!もう日本トップレベルの水準に走力を持っていました。箱根はもちろんですが、出雲駅伝から本当に楽しみになります。

 さて、それ以外の4年生がどうか。ここ数年のシード権争いを見ると、4年生の箱根力の高さが好成績につながっていると感じます。今年も中島・小田選手などいい候補がいます。特に中島選手は箱根駅伝にめっぽう強く、2年時に10区7位、今年は9区6位の好成績。全日予選ではまさかの区間を味わいましたが、夏季記録会29分13秒とすでに復調しています。箱根往路3or4区で区間一桁を十分目指していけるのではないでしょうか。

 小田選手は1年時から箱根8区を出走すると、昨年度の3年時に三大駅伝フル出場。全日本1区など空いていて困った区間に入って、穴を埋めていた選手です。箱根は2度目の8区で区間13位ながら上位との差は僅差でした。今年は全日予選1組6位とタフな場面で好走すると5千m14分08秒27自己ベスト。総合力がついていて箱根なら9区で区間一桁を狙っていくことができるかもしれません。

 今年はほかにも4年生が上がってきていて、関東ICハーフでは熊井選手が8位入賞し、その後1万m29分31秒自己ベストをマークし、新戦力候補に。河野兄弟も徐々に安定感増してきていて、特に河野世選手が、5千m14分07秒98マークと好調です。河野温選手も日本学生ハーフで64分14秒マーク、戦力になる選手が確実に増えてきています。今年の4年生力が発揮できれば、シード権争いまでは十分浮上できるはずです。

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3年生主力選手について

三宅 駿③28分40秒49/13分56秒13≪25関東IChalf5位、箱7区14位≫
橋本健市③28分50秒21/13分56秒23≪26関東IC3障13位、全予4組24位、25関東IC3障6位≫
小林竜輝③28分53秒24/13分52秒39≪26全予3組13位、箱3区6位、25全2区13位、出2区5位、箱6区3位≫
大場崇義③29分05秒15/13分53秒69≪25関東IC1500m5位≫
村木風舞③29分06秒29/14分07秒54≪26全予1組24位≫
正岡優翔③29分51秒78/14分05秒01≪26全予2組10位≫
小澤優翔③30分36秒24/14分07秒10
葛城 渚③30分52秒48/14分22秒52
松岡空良③/14分18秒32
福田海未③1500m3分43秒46

 この世代が一気にエース化してくるかどうかは城西大の命運を握っていると思います。今年の箱根3区を走っている小林選手がどこまで力を付けるか。その3区ではトップでタスキをもらい、区間賞の中大の選手に交わされるも2位はキープ。61分49秒の区間6位と上位の流れをキープしています。今度は、箱根往路で流れを作る側に回っていけるかどうかになってくると面白くなってきます。

 そして橋本・三宅選手が本格的に戦力になるかどうか。1万m28分40秒ベストの三宅選手ですが、1年時の箱根出場以来足踏みが長くなっていますかね。関東IC1万mには出場するも29分42秒。こんなものではないので、もう一度積みあがっていければ。

 橋本選手は、3000m障害が専門ですが、平地のスピードも大きく伸びていて、全日予選最終組を柴田選手とともに担当していた選手。長距離ロードは未知ですが、その分爆発力の楽しみもあります。もし往路を担うところまでいければ、層が厚くなってきます。

 また新たな戦力にもめどが立ちつつあります。全日予選では1組に村木選手、2組正岡選手が出走しています。上位からは大きく離されずにつなぎ、前半での出場権圏内に貢献しています。村木選手は学生ハーフでの62分台の実績もありますし、秋以降が楽しみ。あとは1500m専門も、昨年度メンバー争いに絡んでいた大場選手など、まだまだ選手層厚くなってきそうです。

2年生主力選手について

津端英大②29分08秒12/14分34秒69
田村亘之介②29分11秒12/14分02秒74≪26関東IC1500m8位≫
村尾恭輔②29分18秒96/14分08秒48≪26全予2組13位≫
村田逸樹②29分36秒39/14分14秒81
藤本 陸②29分45秒71/14分07秒23
渡邉勇利②29分47秒88/14分20秒18
徳永航大②29分53秒72/14分11秒68
秋山流星②30分04秒59/14分27秒41
温水英真②30分40秒44/14分31秒12
海老原光②/14分26秒02
林 桐生②/14分28秒56
中島颯太②/14分41秒19

 少しずつ頭角を現していますね。実は箱根の16人のメンバーにはまだ誰も入っていませんでしたが、しかし冬の鍛錬で持ちタイムはぐっと伸ばした選手も多いのですよね。漢祭りでは津端選手が29分08秒とこの世代トップのタイム、さらに田村・村尾選手が29分10秒台で続いていました。

 そのうち、村尾選手が全日予選出走を果たし2組13位と難しい展開の中食らいつきました。また、田村選手は関東IC1500mで決勝に進出し、8位入賞とチーム得点に貢献しています。その後村尾選手が5千m14分08秒48自己ベスト、それから藤本選手が復帰してきて14分23秒とまずまず。夏季記録会では、徳永選手が29分53秒自己ベストをマーク。着実に力を付けてきていますね。

 長い距離を経験することができた選手は多いですし、この夏に一気に伸びてきてもおかしくないのではと思います。

1年生(新入生情報)について

山本聖也①13分50秒88≪26全国1区12位、25高校1区11位、IH1500m3位≫
A.キプランガット①13分52秒88
岸本 晟①14分13秒98/29分49秒18≪26関東IC3障、全国4区3位≫
江面虎次郎①14分17秒19/29分57秒80
加藤佑樹①14分18秒15
鶴留唯月①14分19秒84/30分07秒80≪26関東IC3障、25高校6区21位、IH3障8位≫
伊勢村羚太①14分20秒09≪26関東IC1500m、25高校2区23位、IH1500m7位≫
月岡義人①14分20秒40/30分55秒48
山口 翼①14分22秒29/31分12秒74≪26全国4区24位≫
小見鼓太郎①14分29秒58
御子神廉①14分30秒76/30分08秒99
佐伯颯太①14分35秒89

 新入生はまずは気になるのが山本選手になりますね。IH1500mで3位のスピードランナーですが、高校駅伝でも1区11位と長めの距離にもある程度対応していました。今季前半は出遅れていたものの夏季記録会5千mで14分17秒。夏前に調子を取り戻してきたのは良かった。城西大は箱根型のランナーも多いので、うまくいけば出雲駅伝でその姿が見れるでしょうか。

 スピードランナーといえば、新しい留学生キプランガット選手の調子はどうでしょうか。春先の日体大記録会で5千m13分52秒88の記録を出して以降、記録会での欠場が続いています。全日予選も彼なしで戦っていたのですよね。とはいえ、前任留学生も1年目でいきなり結果出したわけではなかった中で、最後区間新を出すまで伸びましたし、まずは継続して大会でアベレージ高く結果出してほしいところ。

 そして、前半戦はそれ以外の選手のレベルアップに成功している印象です。関東IC3障では、岸本・鶴留選手が出場していましたが、夏季記録会1万mにチャレンジし岸本選手が29分49秒、鶴留選手が30分07秒の成績を残しています。このほかにも江面選手が29分57秒、御子神選手が30分08秒。決して記録の出やすい条件ではなかったはずですが、それぞれ5千mベストからすると粘っていると思います。箱根駅伝までにいきなり16人ないし10人に絡む選手が出てくると、一気にチーム活性化してきますが、どうでしょうか。

【まとめ!】箱根駅伝2027へ向けて

・4年柴田選手がスピードスターで覚醒
・シード校の中では戦力ダウンは非常に大きい
・全日予選は通過ボーダー圏内にはいた

 きわどい立ち位置かなとも思いますが、伸びしろもまだありそうな感じなんですよね。箱根駅伝からはエース区間2区区間新、5区山登り区間2位の選手が卒業したことを考えると、戦力としては楽ではないのは確かです。その中で、大きく伸びて新たなエースとなったのが4年柴田選手というところ。スピードは3千日本記録にきわどく迫り本当に学生トップレベル。箱根は2区になるか、それとも1区3区の選択もありますが、軸にできそうなのはいいですね。

 その他、往路を担える選手としては3年生の世代から出てくれるといいなというところ。今年箱根3区を走っている小林選手はもちろんのこと、1万m持ちタイムでは小林選手を上回っている橋本・三宅選手がどこまで長距離ロードに対応することができるかというところ。彼らが走れるなら、オーダー編成がかなり楽になるような感じがします。

 そして育成の見せ所として柴田選手以外の4年生がどこまで上がってくるか。今年の大会で9区6位の中島選手、8区13位の小田選手に、関東ICハーフ8位入賞の熊井選手らの名前があがってきますね。4区や9区といったところで区間一桁を出せるところまで走力が上がると、連続シード権に現実味が帯びてくるのではと思います。

 下級生は例年通りじっくりですが、新2年生は村尾選手が全日予選を経験したり、また冬の鍛錬期に1万mを経験している選手が多いです。1年生は夏前に1万mを30分前後でまとめることができた選手が多く出て、そのうえで山本選手や新留学生キプランガット選手の復調を待つ状況。ここはなんだか夏の間にぐんと伸びる選手が出てもおかしくないなとみています。

 チームとしては、戦力が落ちた中で、全日予選を出場圏内で戦えていたことは一つ自信になるのかもしれません。新しい戦力も試しながら、駆け抜けていました。結果的には、出雲駅伝→箱根駅伝の日程になりましたが、城西大はうまく利用して強化してきそうな気がします。今年凌げばまた新しい歴史が築けます。

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hakonankit

箱根駅伝の魅力に3歳の頃から取りつかれ、今や全日本大学駅伝や出雲駅伝を含めた大学駅伝、その予選会。大学長距離界がとても大好きな人間です。ブログでは10年以上にわたり、追いかけています。

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