箱根駅伝2025予選会は、
史上まれにみる酷暑の中で行われ、様々なドラマを生むことになりました。
今回は、箱根予選通過校と、落選校で気になったチームをピックアップして、出走者5㎞ごとのラップやチーム状況をまとめます。
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まずは通過上位5校の
立教大・専修大・山梨学院大・日本体育大・中央学院大です。
START-5km | 5-10km | 10-15km | 15km-FINISH |
16位馬場③15分08秒 | 17位馬場③29分56秒 | 15位馬場③45分09秒 | 15位馬場③63分56秒 |
16位國安③15分08秒 | 30位林④30分04秒 | 26位林④45分37秒 | 25位林④64分31秒 |
32位林④15分09秒 | 37位國安④30分13秒 | 29位國安③45分42秒 | 30位國安③64分37秒 |
75位安藤④15分11秒 | 39位安藤④30分15秒 | 31位安藤④45分47秒 | 43位安藤④65分03秒 |
75位小倉③15分11秒 | 52位山口④30分21秒 | 62位小倉③46分10秒 | 68位小倉③65分22秒 |
75位山口④15分11秒 | 62位小倉③30分35秒 | 67位吉屋③46分15秒 | 71位吉屋③65分24秒 |
97位吉屋③15分12秒 | 106位吉屋③30分41秒 | 75位原田②46分18秒 | 80位原田②65分32秒 |
113位木島②15分13秒 | 106位原田②30分41秒 | 75位山口④46分18秒 | 91位山口④65分46秒 |
162位原田②15分17秒 | 112位鈴木①30分42秒 | 93位鈴木①46分27秒 | 115位鈴木①66分00秒 |
162位鈴木①15分17秒 | 126位木島②30分46秒 | 150位木島②46分47秒 | 137位木島②66分25秒 |
181位髙田②15分19秒 | 129位髙田②30分49秒 | 176位山下①47分03秒 | 202位髙田②67分22秒 |
292位山下①15分32秒 | 213位山下①31分04秒 | 207位髙田②47分18秒 | 237位山下①67分57秒 |
上10名計:6位2:31:57 | 1位5:04:14 | 1位7:40:30 | 1位10:52:36 |
LAP | 1位2:32:17 | 3位2:36:16 | 3位3:12:06 |
5㎞:箱根往路3区間を繋いでいるエース格4年林、3年馬場・國安選手が日本人上位集団ですが、安藤・小倉・山口それ以外の選手もある程度上位でまとまっているのが分かります。あまり集団走している感じもしないでしょうか?僅差参考ながら、この時点で6位に付けています。
10㎞:ここで一気にトップに上がって、一番びっくりしたのは高林監督だったかもしれません。ここ2年は前残りを狙っていましたが、今回は厚さを考慮して後半勝負だったそう。馬場選手が縦長の日本人集団の上位。そのあとは、林・國安選手に、安藤・山口選手が僅差で続き、6番手小倉選手を挟み、吉屋選手ら7番手から11番手が30分40秒台で通過。暑さを考えれば、決して早くはないですが、結果的にここでトップです。
15㎞:馬場選手がガッツリと日本人2番手争いの中に割って入っています。続く選手も林・國安選手の主力、さらにロード巧者の4年安藤選手が30位前後の上位に入っています。その他、小倉・吉屋・原田・山口選手がほぼ見える範囲で46分10秒台、9番手1年生鈴木選手まで100位以内キープ。この5㎞間も3番目のタイムで推移しています。
FINISH:馬場選手が最後まで、日本人2番手争いを繰り広げて15位63分56秒でFNISH。國安・林選手もお互い競り合いながら64分30秒台、安藤選手も65分付近で粘りました。小倉・吉屋選手ら65分30秒台付近である程度まとまってゴール。8番手まで100位以内、下級生の鈴木・木島選手も66分少しで踏ん張っています。10㎞以降落ちてしまった11番手12番手もそこまで失速していません。15㎞以降は3番目、後半溜めていたチームもいるだろうなかで、最後まで高順位。全日本予選通過で、チームが結集して、勢いづいたのが本当によくわかりますね。
START-5km | 5-10km | 10-15km | 15km-FINISH |
5位マイナ①14分19秒 | 1位マイナ①28分51秒 | 1位マイナ①43分33秒 | 3位マイナ①61分47秒 |
16位新井③15分08秒 | 33位新井③30分09秒 | 27位上山②45分41秒 | 21位新井③64分22秒 |
75位上山②15分11秒 | 40位上山②30分16秒 | 31位新井③45分47秒 | 26位上山②64分32秒 |
304位具志堅②15分33秒 | 205位具志堅②31分03秒 | 135位具志堅②46分43秒 | 89位具志堅②65分44秒 |
304位大田和④15分33秒 | 205位和田②31分03秒 | 135位和田②46分43秒 | 92位大田和④65分47秒 |
304位和田②15分33秒 | 213位佐藤②31分04秒 | 135位佐藤②46分43秒 | 105位和田②65分55秒 |
304位佐藤②15分33秒 | 213位藁科③31分04秒 | 141位田口①46分44秒 | 117位佐藤②66分03秒 |
304位長谷川④15分33秒 | 213位手塚③31分04秒 | 141位藁科③46分44秒 | 128位長谷川④66分17秒 |
304位藁科③15分33秒 | 213位田口①31分04秒 | 152位大田和④46分49秒 | 129位藁科②66分17秒 |
304位手塚③15分33秒 | 213位福田③31分04秒 | 162位手塚③46分56秒 | 170位手塚③66分55秒 |
304位田口①15分33秒 | 230位長谷川④31分06秒 | 172位長谷川④47分01秒 | 225位田口①67分43秒 |
304位福田③15分33秒 | 230位大田和④31分06秒 | 269位福田③47分59秒 | 286位福田③69分04秒 |
上10名計:24位2:33:29 | 8位5:06:42 | 5位7:42:23 | 2位10:53:39 |
LAP | 4位2:33:13 | 1位2:35:41 | 1位3:11:16 |
5km:1年生留学生エースマイナ選手が留学生集団の中、この時点ではほとんどの留学生がついていて、まだどのくらいの走りをするかは分からなかった。日本人は、フリー走と言われていた3年新井・2年上山選手が15分10秒前後と日本人上位集団。その他の集団走は15分33秒の300位前後。酷暑と言うこともあってか、非常に勇気をもってゆっくり入った印象です。留学生が前にいるのに、総合24位相当です。
10㎞:マイナ選手が強い。酷暑の中でも10㎞29分を切っていた留学生集団の中にしっかり入っています。日本人も新井・上山選手が、5㎞からややペースアップした日本人集団についていっています。後方の集団は、ほとんどまだ崩れていませんね。ずっと3分06秒くらいのペースで崩れません。自然にみんな100人くらい抜いて200位付近に。この5㎞間は4位、一気に総合8位に浮上しています。
15㎞:マイナ選手がずっとついていますね。1㎞3分を切る先頭集団にしっかりついています。また、15㎞あたりでしっかり速報が出るようになり専修大の健闘に驚かれる方も増えたでしょうか。上山・新井選手は、第3集団あたりで安定して食い下がっています。これだけ上位に入れる選手が出てきたのが感動。大集団は少しずつ分かれ始めていましたが、150位以内まで浮上する選手が多いですね。15㎞過ぎ、2年具志堅・和田・佐藤選手の3人の併走が映り、どんどん前の選手を捉えていく光景は、”あ、専大復活だ”と象徴する場面でした。
FINISH:マイナ選手が最後まで高レベル。最終的に個人3位61分47秒は、全体的に時計がかかるコンディションの中、大きく稼ぎました。それも1年生と言う衝撃もありますね。これは箱根駅伝2区など個人成績も楽しみになる結果。新井・上山選手も最後まで上位で踏ん張って、ラストスパートで順位を押し上げてのゴール。64分半ばの20位台でした。
そして、具志堅・和田・佐藤選手、さらに4年にして予選初出場の大田和選手が後方から猛追して割って入る形。100位前後まで浮上したのは、本当にスタミナに長けていたんだと感じます。ここで7番手まで。8番手以降も長谷川・藁科選手が66分17秒とほぼ並んでゴールイン、9番手130位以内は見事な総合力。スピードランナーやや苦戦も手塚選手が何とか67分以内で入りました。10㎞以降は、ずっと1位の通過。酷暑の中、専大潜在的に培っていたスタミナ練習が最大限活きたのではないでしょうか。
START-5km | 5-10km | 10-15km | 15km-FINISH |
2位キピエゴ②14分18秒 | 1位キピエゴ②28分51秒 | 1位キピエゴ②43分33秒 | 2位キピエゴ②61分02秒 |
32位平八重③15分09秒 | 37位平八重③30分13秒 | 31位平八重③45分47秒 | 45位阿部①65分08秒 |
32位土器屋③15分09秒 | 40位土器屋③30分16秒 | 41位土器屋③45分52秒 | 66位徳田④65分20秒 |
268位村上④15分30秒 | 133位和田②30分51秒 | 67位和田②46分15秒 | 69位平八重③65分23秒 |
280位徳田④15分31秒 | 137位徳田④30分52秒 | 75位徳田④46分18秒 | 70位和田②65分23秒 |
280位和田②15分31秒 | 137位塚本③30分52秒 | 95位阿部①46分28秒 | 101位塚本③65分54秒 |
280位大西④15分31秒 | 137位村上④30分52秒 | 113位村上④46分34秒 | 111位土器屋③65分58秒 |
280位占部②15分31秒 | 150位阿部①30分53秒 | 117位塚本③46分35秒 | 113位村上④65分59秒 |
280位伊東②15分31秒 | 184位占部②30分57秒 | 212位髙田④47分20秒 | 165位髙田④66分51秒 |
292位阿部①15分32秒 | 190位髙田④30分58秒 | 216位大西④47分21秒 | 185位大西④67分08秒 |
292位塚本③15分32秒 | 246位大西④31分09秒 | 225位占部②47分24秒 | 231位占部②67分48秒 |
292位髙田④15分32秒 | 261位伊東②31分16秒 | 291位伊東②48分11秒 | 277位伊東②68分55秒 |
上10名計:20位2:33:14 | 6位5:05:35 | 3位7:42:03 | 3位10:54:06 |
LAP | 2位2:32:22 | 4位2:36:28 | 2位3:12:03 |
5㎞:留学生キピエゴ選手が出走。箱根駅伝2区も出走していましたので、タフな条件・ロードは彼のほうが信頼あるのでしょうか。日本人は、3年平八重・土器屋選手が15分09秒で日本人集団前目。村上・徳田選手など実績ある4年生に、他に力をつけていたと思われた2年和田・占部選手らは後方集団。15分30秒ほどの280位付近での通過、ここではまだ総合20位でした。
10㎞:一気に上がってきたのがこの5㎞間、キピエゴ選手が先頭集団にしっかりついて稼いでいます。平八重・土器屋選手も好位置をキープ。後方集団がやや縦長になってきていますが、30分50秒台の150位前後にかなり浮上しています。この5㎞は意図的にあげているのか、最初の5㎞間より早いです。和田・徳本選手ら箱根駅伝を走っているランナーが前目につけています。総合で6位、この5㎞間は驚異の2位ですね。
15㎞:キピエゴ選手がしっかりと先頭集団。さすが関東ICハーフ2年連続優勝の貫禄ですね。暑い条件のハーフマラソンは走り慣れている選手です。平八重・土器屋選手も日本人第3集団付近でいますね。チーム4位以下がかなり上がってきていて、和田・徳田選手が60人ほど抜いて浮上。さらに1年生阿部選手も集団から抜け出して追走。半面、髙田・大西選手ら9番手以降がやや下がりましたが、この5㎞間は上がった選手も多く、4位。総合では3位付近に付けています。
FINISH:キピエゴ選手がさすがの強さ。僅かな差で優勝は逃すも、本人もチームの好調は聞いていたのでしょう。ガッツポーズでのゴールでした。日本人はびっくり!なんと後方集団にいた1年生阿部選手が捲りに捲ってチーム2位の45位65分08秒!夏前に1万m29分台出すなど、順調だったと思いますが、これはびっくりですね。
さらに、徳田選手や和田選手といったところがあがってきて、最後やや順位ダウンも70位付近で踏ん張った平八重選手選手ら65分20秒台。少し離れて、66分付近で、塚本選手・村上選手に、最後は疲れてしまった土器屋選手がほぼ並んでゴール。8番手が113位はかなりいいですね。9番10番手の髙田・大西選手は、200位以内に浮上。10㎞過ぎ無理に上げなかったことが聞きましたね。昨年は、10㎞以降全体的に低調だったチームが嘘のように、逞しくなっていました。
START-5km | 5-10km | 10-15km | 15km-FINISH |
16位平島③15分08秒 | 15位平島③29分54秒 | 15位平島③45分09秒 | 16位山崎③63分56秒 |
16位山口④15分08秒 | 36位山口④30分12秒 | 20位山崎③45分23秒 | 19位平島④64分12秒 |
50位山崎③15分10秒 | 48位山崎③30分20秒 | 36位山口④45分48秒 | 33位田島③64分43秒 |
50位田島③15分10秒 | 76位田島③30分38秒 | 59位田島③46分08秒 | 67位山下④65分20秒 |
50位山下④15分10秒 | 76位山下④30分38秒 | 82位分須④46分21秒 | 81位分須④65分34秒 |
50位分須④15分10秒 | 76位分須④30分38秒 | 85位山下④46分22秒 | 82位山口④65分34秒 |
50位住原④15分10秒 | 76位住原④30分38秒 | 90位住原④46分23秒 | 85位住原④65分39秒 |
50位杉本④15分10秒 | 76位石川④30分38秒 | 107位石川④46分33秒 | 149位石川④66分36秒 |
50位溝上④15分10秒 | 76位西槇④30分38秒 | 148位植松④46分46秒 | 181位杉本④67分04秒 |
75位石川④15分11秒 | 99位杉本④30分40秒 | 154位杉本④46分51秒 | 201位西槇④67分20秒 |
75位西槇④15分11秒 | 99位植松④30分40秒 | 165位西槇④46分57秒 | 377位溝上④71分28秒 |
75位植松④15分11秒 | 310位溝上④31分31秒 | 356位溝上④49分14秒 | DNF植松④ |
上10名計:3位2:31:37 | 2位5:04:54 | 2位7:41:44 | 4位10:55:58 |
LAP | 5位2:33:17 | 5位2:36:50 | 8位3:14:14 |
5㎞:非常に堅い集団走で有名な日体大。ここ2年くらいは最初の5㎞をかなり押さえて入っていたのですが、その時よりも全体的に速く通過しています。上級生に主力も揃っていたので、ある程度早めに入ったのでしょうか。エース格の平島・山口選手が15分08秒の16位ですが、すぐ直後の15分10秒あたりで全員が通過。この時点で総合3位に付けていました。
10㎞:3年生の主力から平島選手が抜けていて、日本人集団の中で勝負していますね。また昨年チームトップの山口選手と、1万m持ちタイムチームトップの山崎選手が集団走から抜けてきていますが、元々の指示なのか、判断があったか。前が見える範囲で進めます。集団も流れの中で推移。1人脱落しただけで、上位11名までが70位付近に付けています。最初に飛ばしたチームもあってか、総合2位に浮上。個人的に、日体大をトップ通過予想にしたので、よしよしと思っていました。
15㎞:平島選手が強く、日本人上位集団の中でガッツリ勝負。ただ、これを山崎選手が追いかけてきていて次の集団の前目へ。山口選手もポジションキープしている中、逆転しています。この5㎞15分03秒なのでかなりあげてきていますね。身体に余裕もあったでしょうか。大集団はちょっとバラけ始めています。その中で、箱根好走の田島・分須選手らが何とかキープしようという態勢。チーム10番手が150位付近まで下がってきたので、このあたりややプレッシャーも掛かっているかもと思っています。とはいえ、総合ではまだ2位でした。
FINISH:この間、チームとしてはヒヤリとしていたみたいですね。上位は安泰で、山崎選手が最終的に日本人上位争いに加わって63分56秒の好走。このあたりはうまくまとめました。平島選手も続き、さらに田島選手は33位まで浮上。3年連続箱根予選出場の主力選手3人がしっかりまとめました。
続くのが4年生。過去好走経験のある山下選手が頑張ってチーム4番手で65分20秒、分須・山口・住原選手といった箱根経験のある4年生が65分30秒台で続き、チーム7番手までは100位以内。ただ、ここから1分空いたのですよね。成長株の石川選手らが踏ん張りましたが、チーム10番手西槇選手は201位67分20秒。
さらに、15㎞地点でチーム9番手だった植松選手が、ゴール400m前で脱水症状におちいって棄権。序盤順調だったこともあったでしょうか、日体大の選手が通過の知らせに、ほっとして泣き崩れていたのは、こういう事情もあったかもしれません。酷暑の中、少しペースが早かったかもですが、耐えたのは日体大が強いからでしょう。
START-5km | 5-10km | 10-15km | 15km-FINISH |
14位吉田④14分46秒 | 13位吉田④29分36秒 | 11位吉田④44分45秒 | 10位吉田④63分29秒 |
32位近田③15分09秒 | 18位近田③29分58秒 | 19位近田③45分18秒 | 18位近田③64分08秒 |
232位柴田④15分24秒 | 166位柴田④30分55秒 | 95位柴田④46分28秒 | 65位柴田④65分19秒 |
232位堀田④15分24秒 | 166位工藤④30分55秒 | 117位堀田④46分35秒 | 88位市川②65分42秒 |
232位工藤④15分24秒 | 177位堀田④30分56秒 | 122位林②46分36秒 | 106位堀田④65分55秒 |
268位市川②15分30秒 | 205位市川②31分03秒 | 124位市川②46分37秒 | 116位林②66分03秒 |
268位林②15分30秒 | 205位太田④31分03秒 | 127位工藤④46分39秒 | 122位太田④66分09秒 |
268位太田④15分30秒 | 205位黒谷③31分03秒 | 133位太田④46分42秒 | 135位黒谷③66分23秒 |
268位黒谷③15分30秒 | 213位林②31分04秒 | 155位坂本③46分53秒 | 136位坂本③66分23秒 |
268位坂本③15分30秒 | 213位坂本③31分04秒 | 157位黒谷③46分54秒 | 143位工藤④66分30秒 |
268位徳善①15分30秒 | 213位徳善①31分04秒 | 169位徳善①47分00秒 | 148位徳善①66分36秒 |
280位日数谷①15分31秒 | 213位日数谷①31分04秒 | 230位日数谷①47分27秒 | 280位日数谷①68分58秒 |
上10名計:25位2:33:37 | 14位5:07:37 | 6位7:43:27 | 5位10:45:01 |
LAP | 8位2:34:00 | 2位2:35:50 | 4位3:12:34 |
5㎞:なんだか復活の気配が漂ってますね。今年こそ日本人トップを狙っていた4年生吉田選手。留学生のペースが早いということで、そこにはつかず、3㎞付近から徐々に日本人集団から抜け出る作戦を取りました。川崎監督初め、解説者もやりにくいはずと言われていましたが、ここは突き放しつつの通過。その後、エース格で特にタフなレースでの好走が多い3年近田選手が日本人上位の集団。あとは、柴田・堀田・工藤選手と実績ある4年生が3人15分24秒、そのほかの選手が15分30秒の集団。ここでは僅差の総合25位でした。
10㎞:吉田選手は単独走ながら、前から落ちてくる留学生選手を拾いながらレースを進めていきます。29分36秒とじっくりいきます。近田選手は次の集団で勝負で29分58秒。上位2名の通過はトップです。次はまだ集団走、そこまであげていません。それでも柴田選手らが70人ほど抜いて160位台、市川選手ら大集団は210位付近の31分03秒です。この時点では総合14位で、ファンはヒヤヒヤしたのではないでしょうか。
15㎞:ここで一気に仕掛けてますね。この5㎞全体2位のタイムで駆け抜けて、総合6位まで浮上してきています。吉田選手は、前の留学生ランナーを目標にペースをキープ。近田選手もしっかり戦っています。その後ろですね。3人の4年生のうち、柴田・堀田選手が50人以上抜いて100位付近まで浮上。200位付近にいた集団も、林・市川・太田選手が150位以内まで浮上。1年生2人が苦しくなりましたが、チーム10番手は長距離で実績のある坂本・黒谷選手が150位台で粘っています。チーム全体で上位に浮上しています。
FINISH:吉田選手は、東国大エティーリ選手ら留学生と競り合いながら、最後まで走り抜けました。日本人トップとなる63分29秒で全体10位ゴール。近田選手も64分08秒の18位で続き、この2人の貯金は大きく生きた形。また、柴田・市川選手がさらに浮上を続けて、一気に65位65分19秒と88位65分42秒、チームの上位層を引き上げました。
100位以内はこの4名に留まりましたが、66分前後で4年堀田・太田・2年林選手が入り、ここで7番手。8番手争いに黒谷・坂本選手が浮上し66分23秒の135位で競り合うようにゴール。前半前目の工藤選手が苦しくなるも143位66分30秒で耐え、10番手はまとめています。直後11番手に1年生徳善選手も踏ん張っています。酷な条件で浮上するかつての中央学院大の姿に見えました。
本日はここまで!
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