いよいよ、三大駅伝の開幕戦！出雲駅伝が近づいてきましたね。エントリーも発表されています。

駅伝ファンとして、優勝候補や上位校の有力チームの区間エントリー予想をしていきますので、お付き合いください。

続いて、
スピードランナー増え、存在感増し！
法政大学です。

出雲駅伝2024【法政大学】戦力分析&区間エントリー予想

エントリーは10人となります。
なお出雲駅伝の前日に、出走メンバー6名・補欠2名に絞られ、当日補欠2名と変更も認められています。

エントリーメンバーと戦力分析

スピードランナーに、4年生エースが揃ったか！？

　例年以上にスピードあるランナーが揃ってきて、楽しみになってきた法政大。3年生大島選手が、ついに覚醒の兆し。早くから5千m13分台を出していたものの、絆記録会で13分35秒の高パフォーマンス。法大記録にもなるこの記録、長距離ロード特化の選手が比較的多い法大の中では、強い個性になる。

　脇を固めるのは上級生。今年の箱根駅伝で、6区山下り区間賞の武田選手は、関東IC5千で8位入賞・全日予選4組11位好走で、平地でも他校のエースとバチバチにやり合う力をつけてきて、今季のエースと言える存在になってきた。持ちタイム以上の走力があるのは間違いない所。

　これに、1年時から活躍している小泉選手が、故障が少なくなり、軌道に乗ってきている。5千m13分53秒の自己ベスト！箱根駅伝で1区を希望していますが、前哨戦出雲駅伝はどの区間になるか。その前回の箱根駅伝1区の宮岡選手も、春先よりぐっと調子が良くなってきた。昨年出場の安澤選手もいて、レベルが上がってきています。

　3年生は、箱根8区出場の清水選手がエントリーされませんでしたが、箱根7区の矢原選手が着実に成長中。全日予選も2組で確実に上位に繋いでいた。直近では5千m13分57秒と自己ベスト、大島選手とともに、3年目の駅伝シーズンが楽しみな選手だ。

　下級生は、2年生のみのエントリー。その主役になりそうなのが野田選手になる。今年の箱根駅伝で、当時1年生ながら3区を任され、今年夏前も全日予選は最終組。期待のエース候補だったが、9月に5千m13分46秒に更新！どうやら、本格的な走力アップとなったよう。出雲は間違いなく主要区間だ。

　この他に、3障で活躍している湯田選手が、今年の箱根駅伝に続きエントリー。どこでデビューしてくるか、いつも気になる選手だ。他にも星野・田井中選手と成長途上の選手がエントリー。エントリー後の記録会できっちりベストも出している当たり、心強い。選手層が厚くなってきた。例年の出雲駅伝より、間違いなく目立ってきそうだ。

区間オーダー予想

1区野田選手…箱根1区を希望している4年小泉選手と迷いましたが、出雲駅伝の1区は、三大駅伝の1区で一番のエース区間と思っています。ならば、箱根2区も見えてきている2年野田選手が走るのがいいかなと感じます。ここで他校のエースと思い切って戦ってほしい。

2区大島選手…昨年も、スピード区間2区を走っている大島選手。この時は区間9位の成績になりましたが、今年はどこまで区間順位タイムを短縮してくるか、とても気になる選手です。そして、ロードでもそのスピードを生かしてくるかどうか。法大はそういうランナーも育成してくるのですが、果たして。

3区小泉選手…1年時から、全日本3区・箱根3区とエース格の選手と対等に渡り合っていた小泉選手が、もう4年生なんですね。故障などもありつつ、ここにきてまた上がってきています。箱根往路は間違いないので、一つ主要区間での走りが楽しみです。

4区宮岡選手…中々贅沢な布陣じゃないでしょうか。今年の箱根駅伝で1区を務めている宮岡選手を、比較的繋ぎの4区へ。3区までは混戦だと思いますので、ここで一つ前を押し上げる走りができればと。追撃態勢を整えたい。

5区矢原選手…箱根7区と全日予選2組で確実に成績を残してきている3年矢原選手。主要大会に強いイメージもありますので、アンカーの前の区間で、大きく流れを引き寄せる走りができれば。2大会前のようなレースになってくれば。

6区武田選手…ついにチームのエースと言われるところまで成長してきた武田選手。自分は、アンカーで他校のエース真っ向勝負となると予想します。展開は読めませんが、前半戦の結果を見ていると、接戦でも単独走でも安定して走れると思います。

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　エース格の選手の配置は、それぞれなのかなという気もしますかね。武田選手を1区にして、野田選手を3区か6区ということもあります。5000mの成績からすると、武田・野田選手を前半区間に固める可能性も十分でしょうか。最終的な配置が気になってきます。

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まとめ

　法政大も、戦力が整ってきていますね。今年になって大きく成長してきた選手がいて、スピードと言う面で3年大島選手、さらにエース候補からエース格になってきている2年野田選手あたり。勢いがある選手がいます。

　それでいて4年生が中々に強い。山下りからチームのエースとなった武田選手に、駅伝に強い小泉選手に、ハーフマラソンの記録がいい宮岡選手らとバランスが取れています。

　出雲のエントリー後に行われた記録会では、エントリー選手はほぼ全員が5000ｍの自己ベストを更新。あまり試合に出ていなかった面もありますが、仕上がりが順調なのも感じます。

　ここ最近では、2大会前に、5区終了時に5位に付けて、あわよくばチーム最高位更新かという場面がありました。今回は6区間勢いのある選手を組んで、最高位の更新を狙えるかもしれません。