新年度ももう前半戦が終了しました。各大学ある程度の収穫と課題があったのではないでしょうか。当サイトでも、大学長距離各チームの2024年度のメンバーの紹介と実績、簡単な戦力分析を行いたいと思います。もちろん、新入生も紹介していきます。
続いて、
本格的に常連校へ、改革元年!
立教大学です
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様々なことがあった1年でした。昨年度は、強化世代4学年揃って勝負の年でした。初出場を狙った全日本大学駅伝は次点で予選落ち。さらに、箱根予選直前には、監督が解任。勢いで突破はしたものの、その後専門のスタッフが不在で、箱根駅伝を迎えざるを得なかった。
序盤区間で後手は踏んだものの、3区馬場選手で反撃、その後山区間も凌いで、懸命の継走。とはいえ、9区終了地点でシード権は厳しい位置となった。その中、肺気胸明けだった当時のエース選手が、アンカーで区間賞争いをしたうえで区間3位。復帰2度目の箱根路は総合14位と次を見据えることができる順位に浮上した。
また新たな一歩としたい今年度、駒大OBで箱根駅伝優勝メンバーでもある高林祐介監督が就任、チームの雰囲気はぐっと工場。全日本予選は、2組ルーキー作戦、3組に上級生作戦のオーダーが、バッチリとハマり、ついに通過!常連校定着へ、ようやく本当の戦いが始まりそうだ。ここで、一旦戦力をまとめ直したい。
※持ちタイムは8月1日地点
※関東ICは2部
山本羅生④28分45秒06/13分52秒01≪24箱5区14位、23予318位、全予3組22位、関東IC1万、箱8区15位、22:予143位、全予2組23位、21:予257位≫
林虎太朗④28分49秒09/13分49秒74≪24全予3組2位、関東IC1万10位、箱1区18位、23予82位、全予2組12位、関東IC5千21位、箱1区18位、22:予55位、全予3組7位、21:予253位≫
稲塚大祐④28分49秒55/13分57秒90≪24全予4組26位、関東IChalf5位、箱8区11位、23予96位≫
山口史朗④28分52秒18/14分08秒07≪24関東IC5千、22全予2組27位、21:予365位≫
安藤圭佑④29分13秒26/14分13秒95≪24全予1組6位、箱9区18位、23予171位、全予1組5位、関東IC1万、箱10区15位、22:予53位、21:予77位≫
後藤謙晶④29分13秒30/14分18秒28≪23予249位、22予290位、21:予281位≫
櫻井駿祐④29分47秒96/14分17秒00
中西洸貴④29分55秒26/14分09秒29≪24関東IChalf12位≫
中田紫音④30分08秒41/14分17秒55≪24関東IC3障5位≫
4年生タレントが揃ってきましたね。中心は箱根駅伝2年連続で1区を走っている林選手となってくるでしょう。連続で区間18位と悔しい結果になっているが、今年は例年以上に安定感が高い。留学生の多い関東IC1万10位の結果に、全日本予選は、3組で終始好位にいて2位の好結果。チームを通過に見微ちきました。自己ベスト以上の走力は感じますし、最終学年での飛躍はとても楽しみな選手です。
この他にも箱根駅伝を走っている選手が増えてきていますね。昨年秋に大きく伸びた稲塚選手は、箱根駅伝は8区で登場。区間11位の成績で、関東ICハーフで5位と長い距離は得意。全日本予選最終組抜擢は驚きも何とか凌いで見せた。1年時から長い距離の得意さを見せた安藤選手は、箱根では10区と9区。全日予選は1組6位と、酷暑の中しっかり結果を出しています。
まとめているのが山本選手。2年時に1万m28分45秒を出してスピード型のイメージがある選手ですが、箱根駅伝は8区と5区。5区山登りの抜擢は驚きましたが、途中まで区間一桁を狙えるペースで走破して適性は見せていました。春はあまり試合に出られませんでしたが、今度こそポイント区間で爆発力を見せられるか。
この他、上がってきた選手多いですね。4年目で飛躍しそうな山口選手、ここにきて1万m28分52秒まで伸ばしてきてレギュラー入り間近、箱根予選は3年連続走っている後藤選手もチャンスはあるか。これに関東IC3障で5位入賞の中田選手、箱根エントリーして関東ICハーフ12位と長い距離で成長している中西選手ら、ここにきて全体のレベルが上がっています。4年生が強いチームはやはり強いはずです。
馬場賢人③28分40秒67/13分57秒65≪24全予4組20位、関東IC1万14位、箱3区8位、23予31位、全予3組16位、箱4区16位、22:全予3組24位≫
永井 駿③28分51秒30/14分06秒74≪24全予1組17位、22予97位、全予1組15位≫
國安広人③28分53秒80/13分59秒60≪24全予3組3位、箱2区20位、23予47位、全予4組28位、箱2区18位、22:予21位、全予4組30位≫
小倉史也③30分11秒88/14分09秒27≪23予325位≫
吉屋佑晟③30分34秒48/13分58秒73≪24箱7区19位、23予207位、全予1組20位、関東IC5千決勝≫
畠山 永③30分38秒71/14分32秒05
大塚直哉③1500m3分44秒47≪24関東IC1500m4位≫
マッキャーン将人③1500m3分46秒03≪24関東IC1500m≫
3年生はWエースがまず強いのですよね。箱根駅伝2年連続2区エース区間を走っている國安選手が、調子上がってきましたね。1年時に1万m28分台を出してからはやや足踏みの時期もありましたが、全日予選では3組3位と粘り強い走りで通過に貢献。この走りは大きかった。今度こそ駅伝で好走したい。
その駅伝で、ここまで結果を出しているのが馬場選手。1年時に4区、2年時に3区、いずれも下位で襷を受け取りながらも、区間上位とそん色のない走り、駅伝タイプなのは間違いない差そう。今年になって、関東IC1万m14位、全日予選4組20位と他校のエースとも、がっぷり四つで戦っています。ここでさらに飛躍しそうか。
これに、永井選手が加わってきそう。1年時から箱根予選97位で走った実力者も、その後しばらく怪我に苦しみました。それ以来の主要大会となった全日予選では1組17位と粘りの走り。その後の大会で1万m28分51秒の自己ベスト、やっぱり力がある選手。この選手が台頭するだけで、一気に選手層が上がりそう。
あとは、一度は箱根を走っているスピードランナー吉屋選手に、昨年の箱根予選メンバー小倉選手らですが、少し走力差はありますかね。まずは1万m28分台を目指していく形でしょうか。他、1500mで大塚・マッキャーン選手が活躍。大塚選手は、高校時代から実力ありましたから、復活してホッとしていますね。実力者が戻ってきて、これからの学年です。
髙田遙斗②29分53秒53/14分21秒78
原田颯大②29分54秒64/14分24秒42≪24関東IC3障、箱6区11位、23関東IC3障≫
伊藤匠海②30分00秒42/14分16秒01
木島 陸②30分20秒51/14分21秒39
野口颯汰②30分26秒25/14分18秒46
田所夢太郎②14分18秒83
青木龍翔②14分19秒55≪24関東IC1500m1位≫
瀬川航平②14分27秒53≪24関東IC3障≫
2年生は、ここまでやや苦労していますかね。その中で、原田選手が箱根駅伝6区山下りに抜擢、区間11位と適性を見せる走りでした。今年は3障で関東ICに出場、やっぱり脚力は高いかなと思います。
その他の選手がどこまで上がってくるか。高校時代5千m14分19秒を持っていた青木選手が、1500mで関東IC2部ながら1位に。さらに瀬川選手も3障に出場しています。他、髙田選手ら1万m30分前後のベストの選手が数人、ここは監督が変わっての最初の合宿で期待したいですね。
山下翔吾①13分52秒67/30分15秒09≪24全予2組19位、関東IC5千、23高校3区24位≫
鈴木愛音①14分07秒63/29分49秒15≪24全予2組15位≫
添田祥平①14分18秒20
田丸颯馬①14分29秒39
松永拓己①14分34秒47
森川祐暉①14分34秒75
上位の数は今年は取れませんでしたが、楽しみなのは間違いない。山下・鈴木選手が、いきなり全日予選2組に抜擢。高林監督の2組スローペースの読みもありましたが、期待に応えて15位と19位でそれぞれ上位と差のない走りに抑えました。その後、トラックの自己ベスト更新があり、今後が楽しみになる選手たち。
その他の選手たちは、春先の記録会であまり馬かなかった感じでしたが、その後は走り込みや身体づくりなのかもしれません。夏を超えて覚醒する選手が出てくるでしょうか。
新たな体制のスタートは、非常に好調となりました。4年生は2年連続箱根1区を走っている林選手がここにきてさらに成長している形で、全日予選は3組2位と通過に貢献。他にも、稲塚・山口選手と言ったところが成長、山本選手が復活すれば、かなり揃ってきます。
3年生が強く、箱根駅伝で往路を2年連続走っている國安・馬場選手が、全日予選でも上位の組で戦っていました。さらに永井選手が1万m28分台を出すなど、3本柱になる勢いで成長。これで一気に戦う選手が揃ってきたんじゃないでしょうか。
下級生はまだそれほど台頭が少ないですが、2年は山下りで適性を見せた原田選手がいますし、1年生は全日予選抜擢で通過に貢献した鈴木・山下選手がいますね。彼らが夏でどこまで力をつけてきますかね。
ここの数か月の勢いは、それまでやってきたことが良かったからだと思っています。これに、高林監督の指導が噛み合ってくると、非常に面白いチーム。一気に、常連校への足掛かりとなる成績を残してもおかしくないかもしれません。
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