新年度ももう前半戦が終了しました。各大学ある程度の収穫と課題があったのではないでしょうか。当サイトでも、大学長距離各チームの2024年度のメンバーの紹介と実績、簡単な戦力分析を行いたいと思います。もちろん、新入生も紹介していきます。
続いて、
昨年度は初の表彰台!旋風起こす準備整う
城西大学です
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昨年度の大学駅伝で大旋風を起こした城西大。出雲駅伝3位、全日本大学駅伝5位に続いて、箱根駅伝では5区山登りの選手が区間賞を獲得しての往路3位、総合でも粘り倒して3位表彰台。城西大史上、最高順位をすべて更新してみせました。
新年度、何人かの主力が卒業しました。育成の年ではありますが、それでもエース格は非常に元気。3年生キムタイ・齋藤選手は勿論のこと、駅伝の時期は故障明けだった4年平林選手が絶好調!関東ICを初め各大会で大きく目立っていました。
7月の大会では、若い選手に自己ベストが何人か出てきていて、育成力の高さをみせました。今年も上位勢を沸かせて来るのか、一旦まとめ直します。
※持ちタイムは8月1日地点
※関東ICは1部
4年生は少数精鋭ですね。その中で、平林選手が絶好調。箱根駅伝では2年連続9区を務めるなど、長丁場の区間を担当することが多いですが、ここにきて高い総合力をつけてきています。5月GGNで5千m13分39秒77の自己ベストを出すと、関東IC1万mでは留学生に割って入っての総合2位!28分03秒の大幅ベストは、駅伝ファンも驚いたところ。
長い距離は大丈夫なので、箱根駅伝なら往路も走れるほど力をつけてきています。昨年は、夏に故障してしまい、本調子ではなかったですが、最終学年の今年こそ、持っている力を三大駅伝フルで見れるかもしれません。
他2人4年生が駅伝に強い。2年時から徐々に主力の一人になっていた林選手は、箱根駅伝は2年連続7区を担当し、2年時は区間9位・3年時は区間5位と着実にレベルアップ。春シーズンは出遅れていましたが、7月には試合に復帰。もう一つ伸びれば、箱根往路も行けそうな感じがします。
もう一人今年の箱根路で有名になった久保出選手。同好会から箱根駅伝出場まで成長した選手ですね。山下りは一人で走ることが多いからと、高い安定感から6区になりましたが、総合力が高くなってきています。関東ICハーフでは、上位集団の中で粘って7位入賞。最後の大学駅伝は、箱根より前から登場しそうです。頭数は多くないので、故障なく夏を終えたいところ。
3年生にエース格が揃っているのですよね。過去2年箱根駅伝2区3区を務めている齋藤・キムタイ選手が成長していますよね。齋藤選手は2区で67分台の好走で、3区以降の流れを決めました。その3区キムタイ選手は、上位2チームには引き離されたものの区間3位。自信があった山登り区間の前にチームを総合3位に引き上げました。
キムタイ選手はトラックの活躍が目立っていて、関東IC1万mこそ3位になりましたが、連戦となった5千mでは見事に優勝!昨年度は2部でどちらも優勝する離れ業を達成しましたが、今年も力強いですね。
駅伝で力を発揮できるようになってきていますので、出雲駅伝からエース区間で区間賞といきたいところ。齋藤選手は、春先こそ目立っていませんでしたが、それは昨年も同じ。秋シーズンに期待。昨年は全日本駅伝で3区キムタイ4区齋藤選手の区間賞がありましたが、それ以上となるのか。
続く選手も育っていますね。1年時に箱根4区を走っている鈴木選手が復活。関東IC1万mに選ばれて出走すると、その後1万mで28分53秒43の自己ベストを達成。大学に入ってから故障が多かったですが、本来は箱根往路を担えるくらいスピードある選手。今年の大学駅伝でついに開花なるかも。
このほか、何度か駅伝を走っている桜井選手に、1万mのベストを29分17秒・29分35秒と更新した岩田・小早川選手は、新戦力候補。磯西選手も変わらないベストを持っています。。箱根エントリー16人に入っていた浅井選手もベスト。
関東IC1500m決勝に進むなどスピード抜群の山中選手は、長い距離未知数なところもありますが、学生ハーフで63分36秒と好走。夏合宿次第では、大学駅伝出走もありそうです。3年生はエース格だけでなく、新たな戦力が出てきて、勢いありますね。この学年次第では一気選手層が厚くなりそうな気がします。
2年生も、もここにきて伸びる気配が出ていますね。箱根唯一出走している小田選手は、箱根駅伝は単独走に苦しみ8区17位と苦戦したものの、その後ハーフマラソン63分36秒記録と走力あるところはみせました。エントリーには選ばれていた中島選手は、夏合宿前に1万m29分07秒と大幅ベスト!やはりまずこの2人が主軸になっていけるかというところでしょうかね。
この他伸びてきているのが熊井選手で、夏合宿前に1万m29分38秒を記録。夏前に出せたのは伸びが楽しみになってくるところ。水越選手が29分52秒、2年生河野兄弟も30分前後まで記録を伸ばしてきていますかね。
そして、高校時代に5千m14分03秒を出していた柴田選手。4月に13分52秒と自己ベストを更新!その後は1500mの出場に留まっていますが、夏に力をつけれれば、主力の一人まで伸びる可能性がある選手。どこかの区間で入れれば頼もしい。
ルーキーの距離対応が、例年に比べて早い気がします。高校時代からスピードある青木選手は勿論逸材。特に春は1500mを中心にレースに出場し、7月に3分41秒79まで自己ベストを更新。城西大は1500mも他に強い選手がいるので、今後注目です。
今年はこのほかのルーキーも霊園に比べレベルが高い。既に5千m13分50秒台で走破経験のある小林・三宅選手が、1万m29分台をマーク。三宅選手は大学に入って5千mベスト、1万m29分26秒を夏合宿前にマークしていて、一気に楽しみになってくる選手だ。
他にも3000m障害で関東ICに出場している橋本選手、1500mでIH決勝に進んでいる福田選手、高校時代に1万m29分台を出している村木選手らがいますね。城西大が箱根駅伝シード権奪取を見た世代たち。また城西大旋風を起こすのに、ポイントになりそうな気がしますね。
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昨年総合3位と盛り上げた主力選手が何人か卒業しているので、上位定着には正念場の年…ですが、選手の育ちの良さは保たれているように見えます。
4年生は主力は3名ながら、それぞれ強い。平林選手は1万m28分02秒を関東IC本番でマークして完全にエース格の一人に。久保出選手は長い距離で逞しくなってきて、林選手は色んな区間を走れる感じがします。駅伝確実に戦力になります。
基本的には3年生が中心で、齋藤&キムタイ選手がチームの中心。箱根駅伝2年連続2区3区を走って、さらに逞しくなってきています。これに故障が多かった鈴木選手が順調になってきて、岩田・小早川・山中選手らもベスト更新、何度か駅伝を走っている桜井選手の復帰も待たれるところ。上級生の主力が多いのは、駅伝では一つ大事になりそうなところだ。
下級生も少しずつ台頭、2年生は小田・中島選手が少しずつ主力に近づいているか。1年生がちょっと楽しみで、スピードランナー青木選手以外に、三宅・小林選手らも5千13分台、他全国経験のある選手が例年より多くなっています。夏合宿次第で、一気に戦力になる選手が出てきそうな気配が漂っています。
エース格は強いので、新戦力次第では、今シーズンも上位を賑わすことができるはずです。
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