第100回箱根駅伝2024が終わりました!
青山学院大の圧勝劇に驚いた中にも、各チームドラマ、シード権争いも最後の最後まで分かりませんでした。
全チームの成績を振り返ります。
ページコンテンツ
順位 | 総合成績 | 往路成績 | 復路成績 |
🥇位 | 青学大10:41:25 | 青学大5:18:13 | 青学大5:23:12 |
🥈位 | 駒澤大6分35秒 | 駒澤大+2分38秒 | 駒澤大+3分57秒 |
🥉位 | 城西大11分01秒 | 城西大+3分17秒 | 東洋大+4分16秒 |
4位 | 東洋大11分22秒 | 東洋大+7分06秒 | 法政大+4分20秒 |
5位 | 國學院14分02秒 | 早稲田+7分52秒 | 國學院+5分20秒 |
6位 | 法政大15分10秒 | 國學院+8分54秒 | 帝京大+5分47秒 |
7位 | 早稲田15分15秒 | 創価大+9分55秒 | 創価大+6分01秒 |
8位 | 創価大15分56秒 | 大東大+10分41秒 | 明治大+6分55秒 |
9位 | 帝京大17分57秒 | 法政大+10分50秒 | 東海大+7分07秒 |
10位 | 大東大19分17秒 | 順天堂+12分04秒 | 早稲田+7分23秒 |
11位 | 東海大20分27秒 | 国士大+12分07秒 | 日体大+7分43秒 |
12位 | 大東大20分27秒 | 帝京大+12分10秒 | 城西大+7分44秒 |
13位 | 中央大20分33秒 | 中央大+12分22秒 | 中央大+8分11秒 |
14位 | 立教大21分39秒 | 駿河台+12分38秒 | 立教大+8分15秒 |
15位 | 日本大24分41秒 | 山学大+12分52秒 | 国士大+8分20秒 |
16位 | 日体大25分05秒 | 東海大+13分20秒 | 神奈川+8分35秒 |
17位 | 順天堂25分17秒 | 立教大+13分24秒 | 大東大+8分36秒 |
18位 | 駿河台25分33秒 | 中学大+13分29秒 | 日本大+11分03秒 |
19位 | 中学大26分01秒 | 日本大+13分38秒 | 東農大+12分31秒 |
20位 | 明治大26分03秒 | 東農大+15分20秒 | 中学大+12分32秒 |
21位 | 神奈川26分12秒 | 日体大+17分22秒 | 駿河台+12分55秒 |
22位 | 東農大27分51秒 | 神奈川+17分37秒 | 順天堂+13分13秒 |
23位 | 山学大29分46秒 | 明治大+19分08秒 | 山学大+16分54秒 |
往復とも青山学院大が他校を大きく引き離して完全優勝!勢いに乗ったら、今の駒大でも手のつけようがなかったですね。往路3区終盤から2分半引き離すと、復路は1分前後ずつ駒大を引き離していきました。大会新記録で2位駒大は6分35秒さ、手の付けようがありませんでした。
それから、往路では城西大が3位に入り、復路は東洋大が駒大に迫る3位、総合でも城西と東洋大が最後際どいところ3位争い交わりそうになっていました。また、復路6区山下り区間賞で波に乗った法政大が秒差で復路4位、途中まで2位を突っ走っていました。他、國學院大や創価大は安定しました。
それから、往路最下位だった明治大が復路では8位と健闘。特に9区まで健闘していましたかね。他にも往路波に乗れなかったチームで日体大が11位健闘、シード権は惜しくも逃していた東海大も復路9位など、僅差の戦いですが、懸命に巻き返したチームもありました。
1位青山学院大学10時間41分25秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 9位 | 荒巻朋熙② | 61分37秒 | 9位 | 35秒差 |
2区(23.1㎞) | 1位 | 黒田朝日② | 66分07秒 | 2位 | 22秒差 |
3区(21.4㎞) | 1位 | 太田蒼生③ | 59分47秒 | 1位 | -4秒差 |
4区(20.9㎞) | 1位 | 佐藤一世④ | 61分10秒 | 1位 | -1分26秒差 |
5区(20.8㎞) | 2位 | 若林宏樹③ | 69分32秒 | 1位 | -2分38秒差 |
6区(20.8㎞) | 2位 | 野村昭夢③ | 58分14秒 | 1位 | -4分17秒差 |
7区(21.3㎞) | 3位 | 山内健登④ | 62分46秒 | 1位 | -4分44秒差 |
8区(21.4㎞) | 1位 | 塩出翔太② | 64分00秒 | 1位 | -5分33秒差 |
9区(23.1㎞) | 1位 | 倉本玄太④ | 68分51秒 | 1位 | -6分23秒差 |
10区(23.0㎞) | 2位 | 宇田川瞬矢② | 69分21秒 | 1位 | -6分35秒差 |
怒涛の往路3連続区間賞!またまた太田選手で首位奪取!大会新記録の圧勝劇!
1区荒巻選手が、駒大に食いつくも最終的に35秒差の区間9位、やっぱり厳しいか…と思われましたが、ここからでした。2区エース区間対決を黒田選手が66分07秒のハイレベルの区間賞で流れを作ると、3区太田選手が区間記録に迫る59分台をマークし、駒大佐藤選手を粉砕!相手のエースを力でねじ伏せると、
4区佐藤選手が突っ込んで粘る本来の走りで区間賞!5区若林選手が69分台の区間新相当での区間2位で往路優勝!しかも2分38秒も突き放しました。復路は、全員が箱根初出場となるも、6区野村選手が58分14秒の区間2位と勢いをつけると、8区塩出・9区倉本選手と大学駅伝初出場の選手が区間賞!10区宇田川選手が大会新記録となる10時間41分25秒でゴールテープを切りました。
11月下旬~12月上旬にインフルエンザ集団感染して、特に佐藤選手がその後も長引いたそうですが、心身ともに研ぎ澄まされた調整力、さらに2区と3区には”勝負シューズ”を投入したり、「2位でいい」とは言いながらも、箱根駅伝への凄まじい執念を見せた青山学院大、第100回箱根駅伝の勝利の女神が微笑みました!
2位駒澤大学10時間48分00秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 1位 | 篠原倖太朗③ | 61分02秒 | 1位 | -23秒差 |
2区(23.1㎞) | 2位 | 鈴木芽吹④ | 66分20秒 | 1位 | -22秒差 |
3区(21.4㎞) | 2位 | 佐藤圭汰② | 60分13秒 | 2位 | 4秒差 |
4区(20.9㎞) | 6位 | 山川拓馬② | 62分32秒 | 2位 | 1分26秒差 |
5区(20.8㎞) | 3位 | 金子伊吹④ | 70分44秒 | 2位 | 2分38秒差 |
6区(20.8㎞) | 12位 | 帰山侑大② | 59分53秒 | 2位 | 4分17秒差 |
7区(21.3㎞) | 4位 | 安原太陽④ | 63分13秒 | 2位 | 4分44秒差 |
8区(21.4㎞) | 4位 | 赤星雄斗④ | 64分49秒 | 2位 | 5分33秒差 |
9区(23.1㎞) | 5位 | 花尾恭輔④ | 69分41秒 | 2位 | 6分23秒差 |
10区(23.0㎞) | 4位 | 庭瀬俊輝③ | 69分33秒 | 2位 | 6分35秒差 |
出雲・全日本の圧勝劇、その後の記録会でも好記録続出で、箱根駅伝も圧勝するかと思われた駒澤大。それでも、箱根駅伝は分からないですね。1区篠原選手が区間賞で先手を獲ったかに思われました。ですが2区鈴木選手が60分20秒区間2位好走も、青学大に詰め寄られると、満を持して登場した3区佐藤選手が、過去の日本人記録を大きく上回る60分13秒をマークするも、青学大に交わされてしまう展開!
必勝パターンが崩れてからは、全体的に元気なく。4区に回った2年山川選手で巻き返したいところでしたが、股関節の故障などもあり、いつもの走りにならず。5区金子選手が粘って、勝負をかけて投入した6区帰山選手らにも気負いがありました。その後花尾選手ら4年生が3区間担うも区間4位・5位あたりとなりました。
結果論、山川伊藤選手が故障などもあり、山で起用できず、なるべく往路序盤から畳みかけようとしたところ、青学大の作戦にしてやられたのかなぁ…。本当に悔しかったはず。次年度は、駒大が反撃する番に回りたい。
3位城西大学10時間52分26秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 3位 | 野村颯斗④ | 61分26秒 | 3位 | 24秒差 |
2区(23.1㎞) | 8位 | 斎藤将也② | 67分15秒 | 5位 | 1分19秒差 |
3区(21.4㎞) | 3位 | ヴィクター キムタイ② | 61分29秒 | 3位 | 2分39秒差 |
4区(20.9㎞) | 5位 | 山中秀真④ | 62分06秒 | 3位 | 3分35秒差 |
5区(20.8㎞) | 1位 | 山本唯翔④ | 69分14秒 | 3位 | 3分17秒差 |
6区(20.8㎞) | 13位 | 久保出雄大③ | 59分55秒 | 3位 | 4分58秒差 |
7区(21.3㎞) | 5位 | 林 晃燿③ | 63分24秒 | 3位 | 5分36秒差 |
8区(21.4㎞) | 17位 | 小田伊織① | 66分25秒 | 3位 | 8分01秒差 |
9区(23.1㎞) | 10位 | 平林 樹③ | 70分20秒 | 3位 | 9分30秒差 |
10区(23.0㎞) | 18位 | 中田侑希④ | 70分52秒 | 3位 | 11分01秒差 |
5区山登り山本唯選手堂々の区間新MVP!復路も逃げ切り箱根初表彰台へ!
上位をめぐる争いは城西大が笑いました。1区ハイペースとなった中、野村選手が会心の走りで区間3位好発進!2区齋藤・3区キムタイ選手も前年を大きく上回る走りで、単独総合3位へ。大きく成長した4区山中選手も区間5位で3位をキープして山へ!
前回”山の妖精”となった山本選手が、前回以上に颯爽と山を駆けあがっていきます。69分14秒と、あの東洋柏原選手以来の2年連続の区間新記録!さらに旧区間記録にも秒差にまで迫る、ほぼ”山の神”の走りで過去最高の往路3位でゴール!今大会MVPの走りでした。
復路も、準部員昇格で初の箱根出走の久保出選手が6区山下りで区間13位ながら60分切すると、7区林選手が区間5位追走します。その後、単独走の難しさが出て、4位東洋大の追撃を食らいますが、10区中田選手が逃げ切ってそのまま3位ゴール!出雲3位・全日本5位・箱根3位と、三大駅伝とも過去最高順位を更新!城西大の躍進が光りました。
4位東洋大学10時間52分47秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 15位 | 九嶋恵舜④ | 62分08秒 | 15位 | 1分06秒差 |
2区(23.1㎞) | 6位 | 梅崎 蓮③ | 66分45秒 | 7位 | 1分31秒差 |
3区(21.4㎞) | 6位 | 小林亮太③ | 62分03秒 | 5位 | 3分25秒差 |
4区(20.9㎞) | 2位 | 松山和希④ | 61分37秒 | 4位 | 3分52秒差 |
5区(20.8㎞) | 10位 | 緒方澪那斗② | 72分46秒 | 4位 | 7分06秒差 |
6区(20.8㎞) | 8位 | 西村真周② | 58分58秒 | 4位 | 7分50秒差 |
7区(21.3㎞) | 19位 | 熊崎貴哉④ | 65分03秒 | 4位 | 10分07秒差 |
8区(21.4㎞) | 10位 | 村上太一④ | 65分24秒 | 4位 | 11分31秒差 |
9区(23.1㎞) | 2位 | 吉田 周③ | 69分12秒 | 4位 | 11分52秒差 |
10区(23.0㎞) | 1位 | 岸本遼太郎② | 68分51秒 | 4位 | 11分22秒差 |
2区梅崎選手66分台!松山選手も復活!終盤追込、表彰台近づく4位!
東洋大の箱根への調整力もすさまじかった!今回で連続シード権が途切れる予想もあった中、総合4位!1区九嶋選手が何とか15位で繋ぐと、絶好調で2区に入った梅崎選手が快走!他校エースと競い合いながら順位を上げて8人抜き総合7位浮上!しかも66分45秒のハイレベルなタイムを出して、上位の流れに乗りました。
こうなると強い、3区小林選手が前回以上の区間6位で走ると、最後の箱根は4区となった松山選手が61分37秒まずまずの走りで区間2位で総合4位に浮上!最終的にこの順位から落ちることはありませんでした。それも、6区西村選手が58分台で走ると、9区吉田選手が区間2位、10区岸本選手が区間賞で、3分差あった城西大を激しく追い上げました。19年連続シード権だけでなく、次につながる戦いでした。
5位國學院大學10時間55分27秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 17位 | 伊地知賢造④ | 62分35秒 | 17位 | 1分33秒差 |
2区(23.1㎞) | 3位 | 平林清澄③ | 66分26秒 | 9位 | 1分39秒差 |
3区(21.4㎞) | 4位 | 青木瑠郁② | 61分56秒 | 6位 | 3分26秒差 |
4区(20.9㎞) | 4位 | 辻原 輝① | 61分59秒 | 5位 | 4分15秒差 |
5区(20.8㎞) | 17位 | 上原琉翔② | 74分11秒 | 6位 | 8分54秒差 |
6区(20.8㎞) | 10位 | 後村光星① | 59分37秒 | 6位 | 10分17秒差 |
7区(21.3㎞) | 7位 | 田中愛睦① | 63分29秒 | 6位 | 11分00秒差 |
8区(21.4㎞) | 6位 | 鎌田匠馬② | 64分58秒 | 5位 | 11分58秒差 |
9区(23.1㎞) | 7位 | 吉田蔵之介① | 70分01秒 | 5位 | 13分08秒差 |
10区(23.0㎞) | 10位 | 高山豪起② | 70分15秒 | 5位 | 14分02秒差 |
主力投入の1区5区不発も…2区平林選手好走、2年生以下8名で総合5位!
表彰台以上を狙った國學院大は総合5位。1区当日変更の伊地知選手が区間新ペースのトップに食らいつくも、終盤動かくなり区間17位失速。でしたが、2年連続2区となった3年平林選手が66分26秒の区間3位の力走で、8人抜きの9位浮上。さらに3区青木選手、4区ルーキー辻原選手が区間4位で走り5位まで順位アップ!秋シーズン絶好調で5区山登りとなった上原選手は、寒さなどもあり区間17位となりましたが往路6位でゴール。
復路は6区後村7区田中9区吉田選手と3人の1年生起用。後村選手は59分台、田中・吉田選手は区間7位とまずまずの走り、間に入った新戦力8区2年鎌田選手も区間6位と奮起、アンカーはインフルエンザ明けだったらしい高山選手がまとめて総合5位のゴールでした。目標と差が付きましたが、1区5区の主力選手が不発、さらに3年山本選手を起用できず、1年生を4名出走の中、次に向けての収穫が非常に多い駅伝でした。
6位法政大学10時間56分35秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 14位 | 宮岡幸大③ | 62分03秒 | 14位 | 1分01秒差 |
2区(23.1㎞) | 11位 | 松永 怜④ | 67分33秒 | 13位 | 2分14秒差 |
3区(21.4㎞) | 17位 | 野田晶斗① | 64分07秒 | 12位 | 6分12秒差 |
4区(20.9㎞) | 12位 | 小泉 樹③ | 62分48秒 | 10位 | 7分50秒差 |
5区(20.8㎞) | 8位 | 細迫海気④ | 72分32秒 | 9位 | 10分50秒差 |
6区(20.8㎞) | 1位 | 武田和馬③ | 58分02秒 | 7位 | 10分38秒差 |
7区(21.3㎞) | 9位 | 矢原倖瑛② | 63分44秒 | 8位 | 11分36秒差 |
8区(21.4㎞) | 9位 | 清水郁杜② | 65分21秒 | 6位 | 12分57秒差 |
9区(23.1㎞) | 6位 | 稲毛祟斗④ | 69分51秒 | 6位 | 13分57秒差 |
10区(23.0㎞) | 14位 | 宗像直輝④ | 70分34秒 | 6位 | 15分10秒差 |
3年連続6区山下り武田選手が区間賞!山を起点にじわりシード権へ!
今年も法政大が粘り強い戦いを見せました。主力を投入した1区宮岡2区松永3区野田選手を終えて12位。宮岡選手は六郷橋から差し込み、2区松永選手は横浜駅前で区間新ペースの突っ込み、3区野田選手は自信を持っての起用も緊張などもあったそう。それでも故障明けだった4区小泉選手が区間12位ながら、2つ順位を上げて10位となると、5区山登り3年連続の細迫選手が過去最高となる区間8位の力走で、シード権内の往路9位でゴールとなります。
そして、自信を持って当日変更した3年連続6区山下り武田選手が見事な走り!58分02秒の好タイムで区間賞を獲得!一気にチームの流れを乗せると、7区矢原8区清水選手と初出場の2年生2人が区間9位、徐々に順位を上げて総合6位とすると、9区復路エース区間稲毛選手が区間6位!ここまで復路2位の健闘でした。最後に復路4位となりましたが、総合6位はキープ。昨年より一つ順位は上がりました。
7位早稲田大学10時間56分40秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 12位 | 間瀬田純平② | 61分53秒 | 12位 | 51秒差 |
2区(23.1㎞) | 4位 | 山口智規② | 66分31秒 | 4位 | 1分02秒差 |
3区(21.4㎞) | 7位 | 辻 文哉④ | 62分39秒 | 7位 | 3分32秒差 |
4区(20.9㎞) | 13位 | 石塚陽士③ | 62分50秒 | 6位 | 5分12秒差 |
5区(20.8㎞) | 6位 | 工藤慎作① | 72分12秒 | 5位 | 7分52秒差 |
6区(20.8㎞) | 20位 | 栁本匡哉④ | 61分02秒 | 8位 | 10分40秒差 |
7区(21.3㎞) | 14位 | 諸冨 湧④ | 64分30秒 | 9位 | 12分24秒差 |
8区(21.4㎞) | 5位 | 伊福陽太③ | 64分56秒 | 8位 | 13分20秒差 |
9区(23.1㎞) | 11位 | 菖蒲敦司④ | 70分22秒 | 7位 | 14分51秒差 |
10区(23.0㎞) | 5位 | 菅野雄太③ | 69分45秒 | 7位 | 15分15秒差 |
2区山口選手でスタート成功!主力3名起用できずも4年生と一般組踏ん張る!
早大は、前回4区5区6区で好走していた佐藤・伊藤・北村選手が起用できず、当日変更でヒヤリとした方も多かったのではないでしょうか。ハイペースの1区の中、間瀬田選手が前が見える区間12位で踏ん張ると、2区エース山口選手が激走。66分31秒の区間4位で8人抜きの総合4位に浮上!早大記録を破ったのは凄いですね。さらに3区箱根初出場の4年辻選手が絶好調!62分台の区間7位力走、不調の石塚選手が4区何とか繋ぐと、”山の名探偵”5区工藤選手が区間6位とまずまずの力走、往路6位でゴールしました。
復路は、6区7区と急遽出場が決まった栁本・諸冨選手で総合9位まで順位を下げ、シード権争いに巻き込まれそうになるも、ここから踏ん張った。2年連続8区の伊福選手が、64分台の区間5位力走!流れを作り直すと、9区菖蒲選手で7位浮上、さらにアンカー菅野選手が前を追走。一斉スタートの影響で、単独走となっていたが、前のチームに秒差まで迫る総合7位!花田監督も現状での100点のレースと言わしめました。
8位創価大学10時間57分21秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 2位 | 桑田大輔④ | 61分25秒 | 2位 | 23秒差 |
2区(23.1㎞) | 5位 | S.ムチーニ① | 66分43秒 | 3位 | 46秒差 |
3区(21.4㎞) | 19位 | 山森龍暁④ | 64分19秒 | 8位 | 4分56秒差 |
4区(20.9㎞) | 15位 | 野沢悠真② | 63分03秒 | 8位 | 6分49秒差 |
5区(20.8㎞) | 9位 | 吉田 響③ | 72分38秒 | 7位 | 9分55秒差 |
6区(20.8㎞) | 3位 | 川上翔太① | 58分15秒 | 5位 | 9分56秒差 |
7区(21.3㎞) | 8位 | 石丸惇那② | 63分42秒 | 5位 | 10分52秒差 |
8区(21.4㎞) | 15位 | 小池莉希① | 66分16秒 | 7位 | 13分08秒差 |
9区(23.1㎞) | 15位 | 吉田 凌③ | 70分44秒 | 8位 | 15分01秒差 |
10区(23.0㎞) | 11位 | 上杉祥大④ | 70分16秒 | 8位 | 15分56秒差 |
往復ともスタート成功!山上りは不発も、桑田・ムチーニ・川上選手貯金多く
創価大は、往復ともスタートダッシュ良かったですね。1区桑田選手が後方集団に控え、最後にスピードを爆発させて区間2位!好発進すると、2区抜擢となった1年生ムチーニ選手がほか留学生と競り合って66分台の区間5位好走!ここまでは良かったのですが、3区山森選手が区間19位と失速し流れを止めると、5区山の神宣言の吉田選手は、寒さと差し込みで区間9位に留まり、往路は7位に。
思うような往路じゃなかった中、6区山下りで秘密兵器が炸裂!ルーキー川上選手が58分15秒区間3位の快走で総合5位へジャンプアップ。7区石丸選手も区間8位走りましたね。8区9区が区間15位となり、総合8位となりましたが、アンカー上杉選手が区間11位で踏ん張り、2年連続総合8位でのゴール。やや凸凹駅伝となりましたが、往復とも序盤の好スタートが効きました。
9位帝京大学10時間59分22秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 7位 | 西脇翔太④ | 61分36秒 | 7位 | 34秒差 |
2区(23.1㎞) | 16位 | 山中博生③ | 68分10秒 | 14位 | 2分24秒差 |
3区(21.4㎞) | 9位 | 柴戸遼太② | 62分57秒 | 9位 | 5分12秒差 |
4区(20.9㎞) | 9位 | 末次海斗④ | 62分35秒 | 7位 | 6分37秒差 |
5区(20.8㎞) | 20位 | 尾崎仁哉② | 75分05秒 | 12位 | 12分10秒差 |
6区(20.8㎞) | 15位 | 大吉優亮④ | 60分34秒 | 12位 | 14分30秒差 |
7区(21.3㎞) | 2位 | 小野隆一朗④ | 62分44秒 | 11位 | 14分28秒差 |
8区(21.4㎞) | 8位 | 島田晃希② | 65分13秒 | 9位 | 15分41秒差 |
9区(23.1㎞) | 3位 | 小林大晟③ | 69分30秒 | 9位 | 16分20秒差 |
10区(23.0㎞) | 18位 | 日高拓夢④ | 70分58秒 | 9位 | 17分57秒差 |
平地6区間で区間一桁!7区小野選手区間2位激走で2年ぶりシード権確保!
箱根駅伝に強い帝京大が戻ってきましたね。当日変更で1区に入った西脇選手が、区間7位とまずまずのリレー。2区山中選手が後半失速し総合14位となるも、3区柴戸選手が62分台で5人抜きの力走。さらに4区に入った4年末次選手が総合7位順位アップ!往路から戦ってみました。山は5区山登りが区間20位、6区山下りは3障で結果を残している大吉選手が走りましたが区間15位。ここで総合12位に後退しました。
でしたが、見せ場はここから。7区小野選手が区間2位激走!怪我などで秋シーズンは走れなかった4年生エースが大きく流れを引き寄せると、8区島田選手が2つ順位を上げて、総合9位とシード権内へ浮上すると、9区小林選手が区間3位力走!諦めの悪いチームは、すぐにシード権へ復帰して見せました。
10位大東文化大学11時間00分42秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 13位 | 西川千青③ | 61分57秒 | 13位 | 55秒差 |
2区(23.1㎞) | 12位 | 久保田徹④ | 67分35秒 | 11位 | 2分10秒差 |
3区(21.4㎞) | 16位 | 入濱輝大② | 64分02秒 | 11位 | 6分03秒差 |
4区(20.9㎞) | 18位 | 西代雄豪③ | 63分39秒 | 14位 | 8分32秒差 |
5区(20.8㎞) | 4位 | 菊地駿介④ | 71分41秒 | 8位 | 10分41秒差 |
6区(20.8㎞) | 4位 | 佐竹勇樹④ | 58分24秒 | 9位 | 10分51秒差 |
7区(21.3㎞) | 6位 | 小田恭平③ | 63分27秒 | 7位 | 11分32秒差 |
8区(21.4㎞) | 23位 | ピーター ワンジル③ | 69分40秒 | 11位 | 17分12秒差 |
9区(23.1㎞) | 9位 | 大谷章宏③ | 70分17秒 | 11位 | 18分38秒差 |
10区(23.0㎞) | 7位 | 佐々木真人③ | 70分00秒 | 10位 | 19分17秒差 |
“山の大東大”!転倒も失速のアクシデントにもめげず、もぎ取った9年ぶりシード権!
2年連続箱根予選トップ通過、全日本駅伝で久々シード権だった大東大が、紆余曲折ありながらも総合10位!1区エース格西川選手が順調に集団内で走っていましたが六郷橋あたりで転倒、区間13位のリレー。これを2区4年生久保田選手が区間12位ながら67分半ばの力走でリカバリー。3区入濱4区西代選手が前が見える位置でレースを進めると、
”山の大東大”の復活!山登りは菊地選手が区間4位の力走で、14位から6人抜いて一気に8位へ!シード権内で折り返すと、6区山下り佐竹選手も区間4位!7区初出場の小田選手まで勢いは続いて、区間6位力走。総合7位まで浮上し、シード権確実化と思われました。
でしたが、8区で落とし穴。自信を持って当日変更で走ったワンジル選手が全く走れず。70分近くかかる区間最下位で一気11位に転落します。でしたが、これで動じないのが今の大東大。2年連続復路エース区間9区大谷選手が秒差にまで10位と迫ると、アンカー箱根予選など主要大会は走っていなかった佐々木選手が、ハイペースで突っ込み、総合10位に浮上すると、そのまま押し切ってゴール!併走していた他の大学の選手との抱擁も話題になりましたね。9年ぶりシード権獲得です。
11位東海大学11時間01分52秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 5位 | 兵藤ジュダ② | 61分33秒 | 5位 | 31秒差 |
2区(23.1㎞) | 13位 | 花岡寿哉② | 67分37秒 | 10位 | 1分48秒差 |
3区(21.4㎞) | 15位 | 鈴木天智② | 63分59秒 | 10位 | 5分38秒差 |
4区(20.9㎞) | 16位 | 野島健太③ | 63分04秒 | 9位 | 7分32秒差 |
5区(20.8㎞) | 22位 | 喜早駿介④ | 75分20秒 | 16位 | 13分20秒差 |
6区(20.8㎞) | 9位 | 梶谷優斗③ | 59分06秒 | 11位 | 14分12秒差 |
7区(21.3㎞) | 15位 | 石原翔太郎④ | 64分36秒 | 13位 | 16分02秒差 |
8区(21.4㎞) | 7位 | 南坂柚汰① | 65分01秒 | 10位 | 17分03秒差 |
9区(23.1㎞) | 11位 | 竹割 真② | 70分22秒 | 10位 | 18分34秒差 |
10区(23.0㎞) | 20位 | ロホマン シュモン② | 71分14秒 | 11位 | 20分27秒差 |
3年ぶりシード権にあと一歩!8くでシード権突入も最後に力尽く
95回大会優勝校の東海大が、97回大会以来のシード権を目指しましたが、惜しくも次点11位…。1区中距離上がり兵頭選手が区間5位好スタートを切ると、2区花岡・3区鈴木・4区野島選手が区間二けたながら、何とか10位以内に留まります。5区山登り1週間前に急遽出走が決まった喜早選手が75分オーバーの区間22位。往路16位で終えます。
それでもシード権とは1分半差という状況。6区梶谷選手が一斉スタートの中、59分一桁の区間9位とまずまずのスタート。7区故障明けの石原選手は不発も、8区期待のルーキー南坂選手が区間7位の走りで3人抜き!一気にシード権内に突入しました。9区竹割10区ロホマン選手と、長い距離に自信がある選手で、守り抜きたいところでしたが、シード権の意識に力みもあったか。最後の争いで踏ん張り切れませんでした…。とはいえ、エース頼みではなくなりつつある印象もありました。
12位国士舘大学11時間01分52秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 22位 | 山本龍神④ | 63分10秒 | 22位 | 2分08秒差 |
2区(23.1㎞) | 17位 | ピーター カマウ③ | 68分22秒 | 18位 | 4分10秒差 |
3区(21.4㎞) | 12位 | 生駒直幸② | 63分45秒 | 15位 | 7分46秒差 |
4区(20.9㎞) | 10位 | 西田大智③ | 62分45秒 | 15位 | 9分21秒差 |
5区(20.8㎞) | 7位 | 山本雷我④ | 72分18秒 | 11位 | 12分07秒差 |
6区(20.8㎞) | 18位 | 勝部愛大② | 60分47秒 | 14位 | 14分40秒差 |
7区(21.3㎞) | 11位 | 瀬川翔誠② | 63分51秒 | 12位 | 15分45秒差 |
8区(21.4㎞) | 13位 | 生田目惇③ | 65分48秒 | 13位 | 17分33秒差 |
9区(23.1㎞) | 13位 | 川勝悠雅② | 70分26秒 | 12位 | 19分08秒差 |
10区(23.0㎞) | 15位 | 鈴木伸弥③ | 70分40秒 | 12位 | 20分27秒差 |
2区終了時18位も…往路11位で、最後までシード権争い際どく健闘!
シード権を獲得できなかったチームで、最も健闘が光ったのは国士舘大でしょう。93回大会以降連続出場を続けていますが最高15位、ほとんどが18位~20位だった中でした。2区終了時で18位だったのですが、3区生駒選手が鬼門の3区を攻略して15位に浮上、ここで流れが変わりました。4区西田選手が区間10位粘ると、期待が高かった5区山登り山本雷選手が区間7位好走、ラストスパートも効いて、10位と秒差の総合11位に浮上します。
混戦だった中、6区で14位に落としますが、7区瀬川選手が区間11位好走して、再び流れを作ります。その後8区生天目選手が区間13位、9区川勝選手が区間13位と粘って、シード権と1分前後をキープし続けます。最後は、東海大と同タイムに追いつきますが、区間順位最高順位の差で総合12位に。でしたが、3年生以下の主力も多く、次が楽しみになりました。
13位中央大学11時間01分58秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 19位 | 溜池一太② | 62分51秒 | 19位 | 1分49秒差 |
2区(23.1㎞) | 15位 | 吉居大和④ | 68分04秒 | 17位 | 3分33秒差 |
3区(21.4㎞) | 20位 | 中野翔太④ | 64分33秒 | 18位 | 7分57秒差 |
4区(20.9㎞) | 3位 | 湯浅 仁④ | 61分44秒 | 13位 | 8分31秒差 |
5区(20.8㎞) | 14位 | 山﨑草太① | 73分23秒 | 13位 | 12分22秒差 |
6区(20.8㎞) | 5位 | 浦田優斗③ | 58分37秒 | 10位 | 12分45秒差 |
7区(21.3㎞) | 1位 | 吉居駿恭② | 62分27秒 | 10位 | 12分26秒差 |
8区(21.4㎞) | 22位 | 阿部陽樹③ | 68分54秒 | 12位 | 17分20秒差 |
9区(23.1㎞) | 16位 | 白川陽大② | 71分14秒 | 13位 | 19分43秒差 |
10区(23.0㎞) | 9位 | 柴田大地① | 70分11秒 | 13位 | 20分33秒差 |
優勝候補がまさかの…12月下旬熱発、7区吉居駿選手区間賞も力尽く
駒大包囲網の一角とみられていた中央大がまさかのシード権落ち。1区溜池選手が中盤で先頭集団につけなくなり19位発進、その後も2区吉居大選手が区間15位、3区中野選手が区間20位…。いくらなんでもおかしいと思っていたら、12月下旬の最終合宿で、咳と熱発者が続出。エントリー16人中14人が発熱し、棄権も頭によぎった状態だったそうです。
そんな中、かからなかった一人4区湯浅選手が61分台区間3位力走で13位に浮上すると、6区浦田選手が58分半ばの区間5位で総合10位に浮上。そしてもう一人絶好調だった7区吉居駿選手が貫禄の区間賞!苦手だという駅伝でついにタイトルを獲りました。
この勢いでいきたかったところですが、8区主力の阿部選手が区間22位。なんと元日に熱発したそうですが、それでも10人目ということで本当にギリギリの戦い…。シード権に戻る力は残っていませんでした。それでもアンカー抜擢の1年柴田選手が区間9位、予選からになりますが、必ず強い中央大が復活すると思います。
14位立教大学11時間03分04秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 18位 | 林虎太朗③ | 62分47秒 | 18位 | 1分45秒差 |
2区(23.1㎞) | 20位 | 國安広人② | 69分54秒 | 21位 | 5分19秒差 |
3区(21.4㎞) | 8位 | 馬場賢人② | 62分48秒 | 19位 | 7分58秒差 |
4区(20.9㎞) | 10位 | 中山凛斗④ | 62分45秒 | 18位 | 9分33秒差 |
5区(20.8㎞) | 14位 | 山本羅生③ | 73分23秒 | 17位 | 13分24秒差 |
6区(20.8㎞) | 11位 | 原田颯大① | 59分48秒 | 15位 | 14分58秒差 |
7区(21.3㎞) | 19位 | 吉屋佑晟② | 65分03秒 | 15位 | 17分15秒差 |
8区(21.4㎞) | 11位 | 稲塚大祐③ | 65分33秒 | 14位 | 18分48秒差 |
9区(23.1㎞) | 18位 | 安藤圭佑③ | 71分34秒 | 14位 | 21分31秒差 |
10区(23.0㎞) | 3位 | 関口絢太④ | 69分29秒 | 14位 | 21分39秒差 |
復活2度目で総合14位、アンカー関口選手が意地の区間3位!
選手主体で区間オーダーを組んだ立教大。1区林2区國安選手が21位と出遅れますが、3区馬場選手が全開なかった区間一桁となる区間8位!流れを取り戻すと、4区中山選手の区間10位好走もあり、往路は少しずつ浮上してきて17位でターンします。復路は6区原田・8区稲塚選手と新しい戦力が区間11位で走り、総合14位に浮上すると、
アンカーに入った関口選手が激走!区間賞争いの末の区間3位の走り!11月下旬に肺気胸にかかった4年生エースが意地の走りでした。総合順位は14位のままでしたが、シード権が狙える位置まで迫ったのは事実。次年度シード権を獲得する足掛かりは築けました。
15位日本大学11時間06分06秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 4位 | 西村翔太④ | 61分28秒 | 4位 | 26秒差 |
2区(23.1㎞) | 10位 | J.キプケメイ① | 67分31秒 | 8位 | 1分37秒差 |
3区(21.4㎞) | 4位 | 安藤風羽③ | 61分56秒 | 4位 | 3分24秒差 |
4区(20.9㎞) | 23位 | 久保昇陽④ | 66分16秒 | 12位 | 8分30秒差 |
5区(20.8㎞) | 19位 | 大橋 優③ | 74分40秒 | 19位 | 13分38秒差 |
6区(20.8㎞) | 19位 | 山口月暉② | 60分54秒 | 19位 | 16分18秒差 |
7区(21.3㎞) | 17位 | 下尾悠真④ | 64分42秒 | 17位 | 18分14秒差 |
8区(21.4㎞) | 14位 | 鈴木孔士② | 66分00秒 | 16位 | 20分14秒差 |
9区(23.1㎞) | 19位 | 中澤星音② | 71分43秒 | 15位 | 23分06秒差 |
10区(23.0㎞) | 17位 | 大仲竜平② | 70分56秒 | 15位 | 25分05秒差 |
1区西村選手好走で3区まで4位突進!収穫有の4年ぶり箱根路
4年ぶりの箱根路の伝統校の日大。タスキを最後まで繋ぐのが目標でした。1区西村選手が、大集団を積極的に引っ張る走り。監督からは「とにかく目立つな」と言われていたそうですが、接触を避けていたら前に出てしまっていたそう。その勢いは、最後まで途切れず、区間4位の好走を見せます。
2区区間賞の期待もあったキプケメイ選手が腹痛もあり区間10位に留まりますが、3区で3年安藤選手が61分台の激走で区間4位、この地点で総合4位と大きく下馬評を覆します。その後、力不足もあり総合19位まで順位を落とします。でしたが、7区下尾選手が17位、8区鈴木選手が14位と粘りを発揮。9区では繰り上げまで残り40秒というところで襷リレーで目標を達成、気が付いたら15位まで浮上。復活の狼煙は十分にあげられたのではないでしょうか。
16位日本体育大学11時間06分30秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 23位 | 平島龍斗② | 63分36秒 | 23位 | 2分34秒差 |
2区(23.1㎞) | 22位 | 山口 廉③ | 70分54秒 | 23位 | 7分08秒差 |
3区(21.4㎞) | 12位 | 漆畑徳輝④ | 63分45秒 | 23位 | 10分44秒差 |
4区(20.9㎞) | 20位 | 大森椋太④ | 64分20秒 | 23位 | 13分54秒差 |
5区(20.8㎞) | 12位 | 三好紘生④ | 73分00秒 | 21位 | 17分22秒差 |
6区(20.8㎞) | 14位 | 富永椋太③ | 60分30秒 | 22位 | 19分38秒差 |
7区(21.3㎞) | 9位 | 田島駿介② | 63分44秒 | 22位 | 20分36秒差 |
8区(21.4㎞) | 2位 | 分須尊紀③ | 64分40秒 | 19位 | 21分16秒差 |
9区(23.1㎞) | 20位 | 田中槙梧④ | 72分04秒 | 20位 | 24分29秒差 |
10区(23.0㎞) | 6位 | 住原聡太③ | 69分57秒 | 16位 | 25分05秒差 |
4区まで最下位の試練の箱根路、復路で意地見せ16位へ
76年連続76回目の出場の日体大は試練の序盤。山崎選手を起用できなかった痛手はあったか、1区で区間最下位になると、そのまま最下位走行の苦難を味わいます。3区漆畑選手が区間12位で前を詰めると、5区最初で最後の箱根駅伝の三好選手が区間12位と頑張って、何とか往路21位。
復路で意地を見せ、7区田島選手が区間9位で走ると、3年連続箱根出走の分須選手が激走!区間2位の成績はびっくりしましたね!ここで総合19位に浮上すると、アンカー住原選手も区間6位好走で、一気に総合16位に浮上。終盤に粘り、見せ場を作ることはできました。
17位順天堂大学11時間06分42秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 10位 | 三浦龍司④ | 61分38秒 | 10位 | 36秒差 |
2区(23.1㎞) | 19位 | 浅井皓貴③ | 69分03秒 | 15位 | 3分19秒差 |
3区(21.4㎞) | 14位 | 海老澤憲伸③ | 63分57秒 | 13位 | 7分07秒差 |
4区(20.9㎞) | 8位 | 吉岡大翔① | 62分33秒 | 11位 | 8分30秒差 |
5区(20.8㎞) | 13位 | 石井一希④ | 73分06秒 | 10位 | 12分04秒差 |
6区(20.8㎞) | 17位 | 氷見哲太② | 60分46秒 | 13位 | 14分36秒差 |
7区(21.3㎞) | 22位 | 内田柾冶④ | 65分56秒 | 16位 | 17分46秒差 |
8区(21.4㎞) | 18位 | 森本喜道② | 67分07秒 | 18位 | 20分53秒差 |
9区(23.1㎞) | 17位 | 藤原優希④ | 71分20秒 | 16位 | 23分22秒差 |
10区(23.0㎞) | 21位 | 斎藤舜太④ | 71分16秒 | 17位 | 25分17秒差 |
往路10位で終えるも…復路流れ作れず4年ぶりシード権喪失
往路は必死に食らいつきました。1年時以来3年ぶりに1区となった三浦選手は、直前故障で練習できなかった中区間10位、甲佐10マイル優勝の疲れが取れなかった2区浅井選手が失速するも、4区ついに力を発揮したルーキー吉岡選手が区間8位、4年連続4区からまさかの5区山登りとなった石井選手が、意地で往路10位でゴール。
ただ、今の順大はこれが精一杯でした。6区で13位に落ちると、7区で16位、8区で18位と急降下。9区藤原選手が懸命に走るも、繰り上げスタート、最終的に総合17位。97回大会から連続でシード権を獲得していましたが、再び予選会からのスタートになりました。
18位駿河台大学11時間06分58秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 6位 | S.レマイヤン① | 61分34秒 | 6位 | 32秒差 |
2区(23.1㎞) | 21位 | 新山舜心④ | 70分13秒 | 19位 | 4分25秒差 |
3区(21.4㎞) | 18位 | 古橋希翁① | 64分11秒 | 21位 | 8分27秒差 |
4区(20.9㎞) | 14位 | 東泉大河② | 62分52秒 | 19位 | 10分09秒差 |
5区(20.8㎞) | 5位 | 倉島啓人② | 72分01秒 | 14位 | 12分38秒差 |
6区(20.8㎞) | 23位 | 塩路悠耀② | 61分44秒 | 18位 | 16分08秒差 |
7区(21.3㎞) | 21位 | 藤井空大② | 65分39秒 | 18位 | 19分01秒差 |
8区(21.4㎞) | 12位 | 岡崎 樹② | 65分37秒 | 17位 | 20分38秒差 |
9区(23.1㎞) | 21位 | 長田拓巳② | 72分40秒 | 19位 | 24分27秒差 |
10区(23.0㎞) | 13位 | 久保俊翔① | 70分27秒 | 18位 | 25分33秒差 |
1区留学生は不発も、5区倉島選手の奮闘で往路14位の健闘!
当日変更で、1区に留学生レマイヤン選手が入りました。2区予定でしたが、練習の状況を見て、最後の3㎞が厳しいということで1区になったそう。なお、出走前のアップで道に迷って、スタート待機場所に現れず、あわや失格寸前だったとか…。序盤から早いペースに持ち込んで、一時は駒大とのマッチレースとなりましたが、最後は集団に追いつかれて6位のスタートに。
2区日本人エースの新山、3区期待のルーキー古橋選手が走りますが、総合21位に下降。苦しいかと思われましたが、4区東泉選手が区間14位で走ると、5区山登り倉島選手が、監督もびっくりの区間5位快走。今回の目標だった往路ででシード権十1分以内を達成しました。往路に全力を注いだので、今回は繰り上げの憂き目に。それでも8区岡崎選手が区間12位、10区久保選手が区間13位の力走。9人が2年生以下のメンバーで3度目に繋ぎます。
19位中央学院大学11時間07分26秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 20位 | 稲見 峻① | 62分53秒 | 20位 | 1分51秒差 |
2区(23.1㎞) | 14位 | 吉田礼志③ | 67分59秒 | 16位 | 3分30秒差 |
3区(21.4㎞) | 21位 | 伊藤秀虎④ | 64分42秒 | 20位 | 8分03秒差 |
4区(20.9㎞) | 6位 | 黒岩勇禅② | 62分32秒 | 17位 | 9分25秒差 |
5区(20.8㎞) | 16位 | 柴田大輝③ | 73分36秒 | 18位 | 13分29秒差 |
6区(20.8㎞) | 16位 | 小松裕大朗② | 60分41秒 | 16位 | 15分56秒差 |
7区(21.3㎞) | 12位 | 工藤巧夢③ | 64分00秒 | 14位 | 17分10秒差 |
8区(21.4㎞) | 16位 | 黒谷 優② | 66分19秒 | 15位 | 19分29秒差 |
9区(23.1㎞) | 23位 | 近田陽路② | 74分24秒 | 21位 | 25分02秒差 |
10区(23.0㎞) | 12位 | 飯塚達也④ | 70分20秒 | 19位 | 26分01秒差 |
2年ぶり箱根路も…エース不発で流れ作れず
エースを備えて2年ぶりの箱根路でシード権を目指した中央学院大ですが、今回も思うようにいかず。1区20位スタートとなると、2区大エース吉田選手は68分を少し切る区間14位に留まります。4区で、父親から給水を受けた黒岩選手が区間6位好走から、少しずつ追い上げを開始、7区工藤選手で14位まで浮上します。でしたが、主力9区近田選手がまさかの区間最下位のブレーキ。アンカー飯塚選手が頑張りますが、総合19位に留まりました。
20位明治大学11時間07分28秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 8位 | 大湊柊翔① | 61分37秒 | 8位 | 35秒差 |
2区(23.1㎞) | 23位 | 児玉真輝④ | 71分15秒 | 22位 | 5分30秒差 |
3区(21.4㎞) | 11位 | 杉彩文海④ | 63分30秒 | 22位 | 8分51秒差 |
4区(20.9㎞) | 22位 | 森下翔太② | 65分46秒 | 22位 | 13分27秒差 |
5区(20.8㎞) | 21位 | 吉川 響② | 75分13秒 | 23位 | 19分08秒差 |
6区(20.8㎞) | 7位 | 堀 颯介② | 58分52秒 | 23位 | 19分46秒差 |
7区(21.3㎞) | 16位 | 尾崎健斗③ | 64分38秒 | 23位 | 21分38秒差 |
8区(21.4㎞) | 3位 | 綾 一輝① | 64分42秒 | 20位 | 22分20秒差 |
9区(23.1㎞) | 8位 | 鈴木祐太③ | 70分13秒 | 17位 | 23分42秒差 |
10区(23.0㎞) | 22位 | 古井康介② | 71分42秒 | 20位 | 26分03秒差 |
今年も苦しく、まさかの往路差最下位…復路は8位も
今年こそ箱根駅伝でのシード権を目指した明治大は、それまで以上に苦しいレースに。1区大湊選手が好スタートを切るも、満を持して起用した2区児玉選手が普段通りの走りができず区間最下位、4区森下5区吉川選手も自分の走りにならず、まさかの往路最下位に。
変わって復路は、6区堀選手が区間7位で滑り出すと、8区は故障でギリギリまで走れるかわからなかった綾選手が区間3位快走、9区鈴木選手も区間8位好走で、総合17位まで浮上する見せ場。復路は何とか形なりましたが、駅伝や単独走の場面で今回も課題が残りました。
21位神奈川大学11時間07分37秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 21位 | 巻田理空④ | 62分59秒 | 21位 | 1分57秒差 |
2区(23.1㎞) | 18位 | 小林篤貴④ | 68分58秒 | 20位 | 4分35秒差 |
3区(21.4㎞) | 10位 | 宇津野篤④ | 63分26秒 | 16位 | 7分52秒差 |
4区(20.9㎞) | 21位 | 宮本陽叶② | 64分54秒 | 21位 | 11分36秒差 |
5区(20.8㎞) | 23位 | 大泉真尋④ | 75分33秒 | 22位 | 17分37秒差 |
6区(20.8㎞) | 6位 | 大岩歩夢④ | 58分40秒 | 20位 | 18分03秒差 |
7区(21.3㎞) | 18位 | 新妻玲旺① | 64分57秒 | 21位 | 20分14秒差 |
8区(21.4㎞) | 21位 | 高橋銀河④ | 67分25秒 | 23位 | 23分39秒差 |
9区(23.1㎞) | 14位 | 佐々木亮輔④ | 70分35秒 | 22位 | 25分23秒差 |
10区(23.0㎞) | 8位 | 酒井健成② | 70分10秒 | 21位 | 26分12秒差 |
大後監督ラストチャレンジも、調整難しく
第100回大会4年生中心で集大成として臨んだ神大。12月から長くチームを率いてきた大後監督から引退を告げられていたそうです。でしたが、直前にコンディションが整えられず。1区21位と出遅れると、2区エース小林篤選手も区間18位。3区宇津野選手が区間10位奮闘で16位に浮上しますが、すぐに20位台の順位に。6区大岩選手や10区酒井選手と好走する場面もありましたが、総合20位から23位を行ったり来たりして、21位ゴール。新体制になって、ここから浮上できるでしょうか。
22位東京農業大学11時間09分16秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 11位 | 高槻芳照④ | 61分45秒 | 11位 | 43秒差 |
2区(23.1㎞) | 7位 | 並木寧音④ | 67分03秒 | 6位 | 1分26秒差 |
3区(21.4㎞) | 23位 | 長谷部慎④ | 66分40秒 | 17位 | 7分57秒差 |
4区(20.9㎞) | 19位 | 原田洋輔② | 63分54秒 | 20位 | 10分41秒差 |
5区(20.8㎞) | 17位 | 吉村颯斗④ | 74分11秒 | 20位 | 15分20秒差 |
6区(20.8㎞) | 22位 | 植月俊太① | 61分30秒 | 21位 | 18分36秒差 |
7区(21.3㎞) | 13位 | 前田和摩① | 64分13秒 | 20位 | 20分03秒差 |
8区(21.4㎞) | 19位 | 圓谷吏生② | 67分17秒 | 22位 | 23分20秒差 |
9区(23.1㎞) | 4位 | 深堀 優② | 69分40秒 | 18位 | 24分09秒差 |
10区(23.0㎞) | 23位 | 栗本航希① | 73分03秒 | 22位 | 27分51秒差 |
高槻&並木選手の4年生の力走、復路繰り上げ回避の見せ場
スーパールーキーと唄われた前田選手は、11月下旬に故障。腰などにも痛みが出て練習復帰が遅く、復路7区で何とか起用できる状態でした。そんな中、往路は1区高槻選手が区間11位でスタート、2区並木選手が67分03秒好タイムで区間7位!連合で走った2人の4年生リレーには湧きました。その後力不足で、順位は下がりましたが、7区の前田選手が区間13位、さらに9区深堀選手が区間4位の激走!繰り上げを回避し、総合22位。10年ぶり箱根路、無事ゴールしました。
23位山梨学院大学11時間11分11秒
区間 | 区間順位 | 名前学年 | 区間タイム | 通過順位 | トップ差 |
1区(21.3㎞) | 16位 | 北村惇生④ | 62分13秒 | 16位 | 1分11秒差 |
2区(23.1㎞) | 9位 | B.キピエゴ① | 67分22秒 | 12位 | 2分13秒差 |
3区(21.4㎞) | 22位 | 髙木翔瑛④ | 65分24秒 | 14位 | 7分28秒差 |
4区(20.9㎞) | 17位 | 和田瑛登① | 63分07秒 | 16位 | 9分25秒差 |
5区(20.8㎞) | 11位 | 弓削征慶② | 72分59秒 | 15位 | 12分52秒差 |
6区(20.8㎞) | 21位 | 髙田尚暉③ | 61分20秒 | 17位 | 15分58秒差 |
7区(21.3㎞) | 23位 | 徳田秋斗③ | 66分32秒 | 19位 | 19分44秒差 |
8区(21.4㎞) | 19位 | 新本 駿④ | 67分17秒 | 21位 | 23分01秒差 |
9区(23.1㎞) | 22位 | 平八重充希② | 73分54秒 | 23位 | 28分04秒差 |
10区(23.0㎞) | 19位 | 占部大和① | 71分03秒 | 23位 | 29分46秒差 |
予選から順位を上げられず、5区弓削選手の好走が収穫。
箱根予選は13位とギリギリの通過。浮上を狙いましたが、結果的に最下位に。1区から北村・キピエゴ・髙木選手と主力を並べましたが、キピエゴ選手の区間9位が最高で14位。その中、5区激坂王で有名になった弓削選手が区間11位。往路は15位に。復路は主力を起用した6区7区で遅れてしまい、8区でまさかの繰り上げ。9区で最下位になってしまいました。山登りの他では1年生和田・占部選手が何とかまとめられたのが収穫でした。
区間 | 名前学年・大学名 | 区間タイム |
1区(21.3㎞) | 篠原倖太朗③・駒澤大 | 61分02秒 |
2区(23.1㎞) | 黒田朝日②・青山学大 | 66分07秒 |
3区(21.4㎞) | 太田蒼生③・青山学大 | 59分47秒 |
4区(20.9㎞) | 佐藤一世④・青山学大 | 61分10秒 |
5区(20.8㎞) | 山本唯翔④・城西大MVP | 69分14秒新 |
6区(20.8㎞) | 武田和馬③・法政大 | 58分02秒 |
7区(21.3㎞) | 吉居駿恭②・中央大 | 62分27秒 |
8区(21.4㎞) | 塩出翔太②・青山学大 | 64分00秒 |
9区(23.1㎞) | 倉本玄太④・青山学大 | 68分51秒 |
10区(23.0㎞) | 岸本遼太郎②・東洋大 | 68分51秒 |
1区駒澤大が先手を獲って、そのままいくかと思われましたが…、やはり箱根は別物ですね。2区3区4区3区間連続で青山学院大が区間賞を獲得し、あっという間に先頭独走状態に持ち込みました。これは、本当にびっくりしましたね。
なお、2区黒田選手3区太田選手は、マラソン世界記録を出したシューズと同じものを履いていたとか(日本は抽選限定での購入で、2足のみ)。ちなみに耐久はマラソン1回分ということで、本当に長いロードを走るのに特化している機能だそうです。いずれまた歴史を変えていくかな?
山は凄かった。城西大山本選手がほぼ山の神記録の69分14秒の区間新!MVP相応しいですね。ちなみに、現在のコースは、旧区間記録より僅かに距離が長いそうなので、実質山の神を超えてきているそうですね。6区法大武田選手、7区吉居駿選手も持っている力を出し切りました。
また、8区と9区は青学大の塩出・倉本選手。青学大は復路のメンバーは全員区間記録にチャレンジしている姿が印象的でしたが、その中で2人獲得、往路含めて5人が獲得しました。なお、5人全員直前にインフルエンザにかかっていたというのですから、本当に分かりません。
最後の10区は、ちょっと予想していなかった東洋大岸本選手。東洋大あともう少しで総合3位突入できるかもというところまで追い上げる見事な走りでした。やっぱり東洋大は強い、そう思わせる場面でした。
・青学大太田選手の駒大ハンター
・箱根は2区3区でいかに流れを加速させられるか
・城西大史上初の総合3位
・東洋大見事復活の総合4位
・法大早大創価大の安定感、箱根は強い帝京大
・10区で決着!大東大が逆転で9年ぶりシード権獲得!
・国士大大健闘12位、体調不良者続出中大無念13位
・来年は…國學院大が台風の目か!?
MVPに輝いたのは城西大山本選手ですが、優勝校からMVPを出すとすると、間違いなく青学大太田選手になりますね。僅かに追い風気味で、前半下り基調だったとはいえ、10㎞27分26秒ととんでもないタイムで突っ込んで、史上最速の大学生ランナー駒大佐藤選手に追いついて、湘南大橋で突き放しました。参考でハーフマラソンで日本記録をはるかに上回る記録は、箱根駅伝では毎年日本人最速ランナーになっていますね。
本当、1年生の時も駒大を3区で捉えて、2年生の時は4区でこちらは故障明け急仕上げながら、駒大に追いついて中継所でデッドヒートを繰り広げていました。本当に万全なら駒大の優勝を阻み続けているのですよね。そしてこの度、マラソンにもチャレンジ。まさに箱根からマラソンへ、を体現していると思います。
また、一つ思ったのは、出雲駅伝・全日本駅伝の1区2区と、箱根駅伝の1区2区はやはりちょっと違うものと感じますね。出雲駅伝は1区2区で、全体の3割を占めていますし、ここで抜け出すと手は付けられない。全日本駅伝は特殊な区間編成なので当てはまらないのですが、トラックのスピードを起点としている駒大に非常に合っている区間距離ですね。
対して箱根駅伝の1区は、全体の1割。2区を合わせても全体の2割程、まだ190kmほど8名の選手が繋ぎますので、1区2区で決め切るのは容易ではないなというのも感じます。まして青学大は、マラソンにもチャレンジさせるくらい、長い距離にかけているチーム。そこに駅伝男が入ってくると、こっちも手が付けられないのだなと思いました。
優勝争い以外も、城西大の史上初の総合3位、山本選手を起点として往路の頑張りが凄かった。東洋大も松山選手の復活で士気が上がって、一気に表彰台が狙える4位にまで昇りつめました。連続シード権ということでは、法政大・早稲田大・創価大もまずまず。この3チームの取り組みももっと注目されていいと思います。
シード権争いは、一斉スタートの絡みもあって、見ている方も具体的な展開が分かりにくい、ハラハラドキドキがありましたね。その中で、帝京大の4年生の選手の奮闘、そして大東大は転倒と大失速と2度のアクシデントがありながらも、山区間と終盤区間での勝負強さが光りました。それぞれの強みが出ての復活シード権でした。惜しかった東海大と国士舘大も今後に注目。
逆に箱根駅伝の怖さとして、冷え込んでくる12月でのコンディショニングについてもあげられます。11月下旬~12月上旬だった青学大はバッチリ合わせて、12月10日前後だった國學院大は何とか乗り切りました。でしたが、12月下旬だった中央大は、本当にどうにもならず…。苦肉の策で元々のオーダーそのままで挑みましたが、シード権に挑みました。本当にいろんなことを垣間見た第100回大会になりました。
来年度の展望は早すぎますが、基本的には往路メンバーの4区以外が残る青山学院大が中心になるのは間違いないでしょう。早くも10時間40分切を目標に始動しています。1年後どうなっているか分かりませんが、駒大ら打ち破りたいと思っているチームも、そこを考えてチーム作りしていく必要が出てきます。
対抗は、スピードエースがまだまだ残る駒大は勿論ですが、國學院大もチャンスを迎えると思います。今回はインフルエンザと、1区と5区の不発に泣きましたが、2年生以下8人で総合5位に入ってきていて、伸び盛りの選手が多くいます。青学大の初優勝時も、前年は10分以上離された5位からの圧勝劇でした。今度は、國學院大がやる順番…というのは安直でしょうか?今後も、もう少し各区間・各大学細かい詳細を行っていきますので、宜しくお願いします。
本年もよろしくお願いいたします。
箱根駅伝ファンのための情報集
【箱根駅伝ファンのためのリンク集】
【【結果も!】2022年度箱根駅伝ファンのための競技会日程】
姉妹サイトより
【箱根駅伝アニメ:風が強く吹いている完走】
ウマ娘【競走馬元ネタ解説シリーズ】