【往路を終えて】箱根駅伝2024(第100回)優勝・シード権争いの行方は!?

箱根駅伝2024(第100回)往路が終わりました。

 1区で駒大篠原選手が、理想的な展開で抜け出して、やっぱり駒大かと思ったのですが…

 青学大2区黒田・3区太田選手の凄まじい走り!連続区間賞で、駒大鈴木・佐藤選手をひっくり返しました。

 さらに4区佐藤選手が区間賞で突き放し、5区若林選手は区間新となる区間2位。往路新記録での圧勝劇!やってみないと分からないものですね。

 そしてシード権争いが、一斉スタートも絡んで…激しいバトルになりそうです!

復路の展望、優勝上位争い・シード権争いを中心にして記事をまとめたいと思います。

ページコンテンツ

箱根駅伝2024(第100回)~復路の展望

スポンサーリンク

優勝争い:10時間40分切狙う!?

①青学大5時間18分14秒★
②駒澤大2分38秒差

 駒大に食らいつけるチームが出てくるかどうかでしたが、青学大が5時間18分14秒のスーパー往路新記録で、自力で駒大をねじ伏せた格好になりました。

 駒大は4区で少し誤算はあったとはいえ、篠原選手区間賞に、鈴木・佐藤選手は区間2位、2年ぶり5区山登りの金子選手も区間3位で走り切っています。実際、駒大も往路新、青学大が本当に凄まじかったです。

 1区荒巻選手がチャレンジして、失敗するも2区黒田選手が66分07秒の好タイムで区間賞!さらに”箱根駅伝男”3区太田選手が、日本人初となる59分台での区間賞!あの佐藤選手をぶち抜いてしまうのですから、凄まじい走り!

 なお、青学大は万全に来たのではなく、インフルエンザの集団感染があり、さらに4年佐藤選手が影響を受けて、走れても7区8区という状態にもなったそうで…、それでも4区区間賞有終の美、5区若林選手が区間2位も69分台従来の区間記録より早いタイムで駆け抜けました。

 いつの間にかじりじり差がついていて、2分38秒差!これは、かなり大きいです。元々10番手前後の選手層は青学大が上回っているように感じていました。

 これはどこまで記録を縮めていくかになるかもしれません。

青山学院大
6区野村③7区皆渡②8区田中③9区倉本④10区宇田川②
補欠:松並④山内④白石③塩出②
⇒7区白石10区塩出?

 逃げる青学大としては、まず6区で、止めを刺しに行くか前になると思います。3年野村選手と4年松並選手が事前に上がっていましたが、爆発力では間違いなく野村選手が強いですね。57分台を狙っていけるかというところ。

 残る区間は調子によって流動的でしょうか。ほぼ確実に走りそうなのは8区田中選手くらいでしょうか。走力的には単独走でも区間新記録を狙えるかもしれません。

 世田谷246ハーフで62分台で走っている9区倉本選手に補欠の3年白石・2年塩出選手が当日変更7区と10区に入れば、ほぼ盤石になってくるのかなと思います。

 その時以上の状態になっていれば、10時間43分22秒の2大会前の自身の記録の更新!10時間40分切のどこまで迫れるかというところです。

 今のところ明日の気象条件は曇り、風も弱いながら追い風になる可能性もあります。記録にも期待です。

駒澤大
6区帰山②7区赤津④8区赤星④9区花尾④10区吉本③
補欠:安原④小牧③庭瀬③伊藤②
⇒6区伊藤7区安原10区庭瀬?

 先ほども話しましたが、悪くなかったです。篠原選手で先手を取りましたが、2区鈴木3区佐藤選手が、力でねじ伏せられてしまいました。

 4区山川選手が11月股関節を痛めて練習できず区間6位。それでも62分台半ば、5区金子選手も2年前の自身の記録を上回って70分台。これで2分38秒差まで広げられてしまうのですから、相手に拍手を送るしかありません。

 自力での逆転となると、かなり難しいですが、前回6区区間賞伊藤選手が、当日変更で入ったとして、どこまで追い上げられるか。2分切くらいにして流れを渡さないようにしたい。

 おそらく安原・赤津・花尾選手の4年生リレーになってくると思います。追いかけるのはここ最近経験していませんが、それぞれの4年間培った最高のパフォーマンスをして、何とか追い上げるしかないのかなと思います。2位は確保できるはずです。

上位争い:城西大の表彰台に迫れるのは

(タイム差は3位に対して)
③城西大
④東洋大+2分49秒差
⑤早稲田大+3分35秒差
⑥國學院大+4分36秒差
⑦創価大+5分38秒差

 城西大がほぼ完ぺきといえるレースを見せて、チーム史上初の往路3位。さらに全日本駅伝で沈んでいた東洋大・早大が往路4位と5位の健闘。有力校といわれた國學院大と創価大は誤算がありつつも何とか往路6位と7位に付けました。

 基本的に3位を狙っていく形になると思いますが、ちょっとしたことでシード権争いに巻き込まれるかもしれません。

城西大
6区久保出③7区小早川②8区桜井②9区平林③10区中田④
補欠:山本④林③浅井②小田①
予想:7区林?

 往路は最高でしたね。1区野村選手が高速レースの中区間3位の最高のスタート、2区齋藤3区キムタイ選手で総合3位に浮上、4区山中選手がキープして、5区山本唯選手は山の神の記録まであと3秒と迫る69分15秒で区間新!これはあっぱれですね。

 復路は堅実につないでいく形になるでしょうか。6区が鬼門ですが、久保出選手が乗り切れば、平林選手ら昨年走っているメンバーも多いかな(櫛部監督は初出走者が多いと言われていますが…)。過去最高は6位、総合でも更新できるか注目です。

東洋大
6区西村②7区熊崎④8区永吉③9区吉田③10区岸本②
補欠:奥山④佐藤④村上④
予想:8区佐藤

 鉄紺の意地でしたね。2区梅崎選手が、東洋大史上初の66分台!一気に上位争いに加わると、3区小林4区松山選手も好走して、12月から準備をした5区緒方選手が往路4位でゴールしました。

 この感じなら、復路の調整も期待できるのではないでしょうか。変更は8区村上選手かなと思います。スピードのある7区熊崎選手、ロード巧者8区村上9区吉田選手で、じわりと表彰台に向けて迫っていけるメンバーだと思います。

早稲田大
6区北村④7区佐藤④8区伊福③9区菖蒲④10区菅野③
補欠:栁本④諸冨④伊藤③宮岡②
予想7区伊藤

 早大もここまでは100点。正直、1区高速と伊藤選手が入らなかったところで、やや血の気が引きましたが…。1区間瀬田選手が凌いで2区山口選手が8人抜きで4位浮上!3区絶好調だった辻選手や5区”山の名探偵”の1年工藤選手らで、往路5位に入りました。

 明日も、オーダー変更があるとのことで、伊藤選手も走るか。どこにくるか??おそらく調子いいだろう6区北村選手でまずスタートダッシュ。一気に東洋大に追いついて、競いながらそのうえ表彰台を狙っていければというところ。7区以降は守りの駅伝になるといいますが、他校の勢いもうまく利用する力はあるはずです。

國學院大
6区後村①7区野中①8区鎌田②9区吉田①10区板垣③
補欠:山本③嘉数②高山②田中①
予想7区山本9区高山10区嘉数

 國學院大は、1区勝負をかけて伊地知選手を投入しましたが、無念の失速…。それでもそこから2区平林3区青木選手がごぼう抜き!4区1年生野中選手も61分台好走で上位の流れへ。5区上原選手が予定より3分遅れましたが、往路6位踏ん張った形。こちらも12月にインフルエンザ流行があったみたいで、立て直すのがやっとだったとか…。

 復路は6区山下りが57分台設定の選手がいると話されていましたが、後村選手そのままなのかどうか??補欠に高山選手や山本・嘉数選手といった主力選手がまだまだ残っているので、一気に捲っていくことは十分可能なはずです。

創価大
6区川上①7区石丸②8区小池①9区吉田③10区上杉④
補欠:小暮③濱口③武田②山下②織橋①齋藤①
 1区桑田選手が区間2位好スタートを切って、2区ムチーニ選手も好走してここまで3位。3区以降少しずつ落としていって、5区吉田響選手は苦手な寒さもあってか72分台に留まりました。それでもシード権争いよりは抜け出した形かな?

 復路も多分区間変更は無し戦うかもしれませんね。6区山下りが前任者が抜けて、1年生川上選手に託す形。彼がいければ、7区石丸選手らスピードランナー、さらに安定感抜群の9区吉田凌選手らで繋いで、シード権以上はいけそうかな?復路一斉スタート組と絡んで前を狙っていけるはずです。

シード権争い①:国士大割って入るか

(タイム差はシード権に対して)
⑧大東-1分23秒
⑨法大-1分15秒
⑩順大
⑪国士+3秒
⑫帝京+5秒
⑬中大+18秒

 大混沌としているシード権争い。この8位から一斉スタートというのもややこしくなっているところ。大東大と法政大が僅かに抜け出ましたが、8位と9位。順大が何とか10位確保も秒差、国士大大健闘で11位、帝京大が平地で稼いで12位、体調不良者が続出した中大は何とか13位で前が見える位置で繋ぎました。

大東大
6区佐竹④7区藤原①8区松本②9区大谷③10区佐々木③
補欠:小田③ワンジル③照井②棟方①
予想7区棟方8区ワンジル

 予選トップ通過の大東大はやはり強かったですね。1区西川選手の転倒の合駆使d年とがありましたが、シード権が見える位置で粘ると、2年連続5区山登りの菊地選手が14位から6人抜き!ゴール直後に、長く併走していた法大の選手と抱き合ったのが印象的でした。

 復路は、とにかく6区山下り佐竹選手が非常に強い。一斉スタート組で一気抜け出していけますね。そして7区か8区のどちらかにワンジル選手を起用してくるのではとみます。早めに抜け出して、復活のシード権獲得といきたいところです。

法政大
6区湯田①7区矢原②8区清水②9区行天②10区高須賀④
補欠:稲毛④宗像④高橋③武田③
予想:6区武田8区宗像9区稲毛

 法政大も粘りましたね。1区宮岡2区松永選手で何とかシード権ライン上にくると、その後も粘りの走り。3年連続5区山登りの細迫選手が過去最高の成績で往路9位で終えることができました。

 法政大も復路は比較的安泰なのですよね。おそらく6区山下りは3年連続武田選手じゃないでしょうか。大東大同様こちらも6区は強い。7区新戦力の矢原選手に、8区宗像9区稲毛選手と畳みかけていければ、連続シード権は見えてきます。

順天堂大
6区氷見②7区児玉②8区荒牧①9区鬼澤③10区齋藤④
補欠:内田④藤原④石岡②森本②古川①
予想7区古川9区内田10区藤原

 この10位順大から19位のチームまで約1分半なんですね…しかも一斉スタート。とにかく6区である程度流れを作らないとというところです。順大は、2区浅井選手が上手くいかなかった中、意地の往路10位でしたね。4区吉岡選手が堅実に走って、まさかの5区山登りとなった石井選手が往路10位で飛び込みました。

 正直もう少し稼ぎたかったところですが…6区山下りを走る選手がどれだけ準備できているか。9区10区はおそらく4年生になると思いますので、どこまでまとめられるかだと思います。

国士舘大
6区勝部②7区瀬川②8区富岡②9区川勝②10区鈴木③
補欠:中西④生天目③渡辺③
予想8区渡辺

 大健闘は国士舘大。1区山本龍選手が下位となりやはり厳しいかと思われましたが、そこからじわじわと順位を上げていく走り。3年連続5区山登りの山本雷選手が区間7位の力走で、最後秒差までシード権に迫りました。この結果は、復路の選手に勇気を与えると思います。

 箱根予選で走った選手は大勢復路残っているだけに、往路のように粘っこく戦っていければ、シード権のチャンスは出てくるはずです。勝部選手の滑り出し、トラックのタイムはあがった瀬川選手がどこまでいくか。川勝選手ら長丁場の区間を凌げるか。大事な戦いになりそうです。

帝京大
6区大吉④7区高島③8区島田②9区小林③10区日高④
補欠:小野④岩本③福田③大西①廣田①
予想7区小野

 往路平地は良かったですね。1区西脇選手がかなり終盤まで上位集団につくと、2区山中選手が繋いで、3区柴戸選手が一桁順位に順位アップ!4区末次選手も好走しました。でしたが、5区山登りは今年は苦しみ、往路13位へ。それでも秒差ではあります。

 選手層自体は、とても厚いのですよね。長い距離好走経験のある8区島田選手や9区小林選手を軸に、順位はじわじわあげていけると思います。小野選手や福田選手あたりもどこかに投入されるかもしれません。6区大吉選手がどのくらい山下り走れるか、ここがカギですね。

中央大
6区浦田③7区本間①8区阿部③9区山平③10区柴田①
補欠:園木④白川②吉居②吉中②佐藤①
予想7区吉居10区吉中

 1区溜池選手で出遅れて、2区吉居大3区中野選手でも全然浮上できず…どうしたんだと思ったら、最終合宿でエントリー16人中14人が熱発してしまったらしく、これはきつい。。。罹らなかったという4区湯浅選手が上昇気流を作ると、5区山崎選手が10位が見えるところまで追い上げてくれました。

 メンバー的にはいけるはずですが、体調不良明けの選手がほとんどなのがどうなるのか…。とはいえ、6区7区8区は比較的自信があるとのこと、吉居駿選手も元気ということですかね。1日明けただけでも体調不良明け変わってくるはず。浦田選手でスタートダッシュを切れれば、シード権は大丈夫だと思います。

シード権争い②:19位まで1分半差

(タイム差はシード権に対して)
⑭駿河+34秒
⑮山学+48秒
⑯東海+1分16秒
⑰立大+1分20秒
⑱中学+1分25秒
⑲日大+1分32秒

 大混戦になるだろうと思いましたが、まさか19位の大学までがシード権十1分半ほどで収まるとは思いませんでした。増枠で出場した駿河台大と山梨学院大、久々出場の日大の大健闘に、立大なども粘って差をとどめています。

駿河台大
6区塩路②7区加藤③8区岡崎②9区長田②10区久保①
補欠:山内④坂本②藤井②
予想7区藤井

 1区レマイヤン選手で波乱を巻き起こした駿河台大。まだ未完成ということで、2区を回避して1区にしたとのこと。ここは区間6位も、2区新山選手が苦しく順位を落としますが、3区以降粘りの走り。そして5区山登り倉島選手が区間5位の快走!目標の往路シード権1分以内をクリアしました。

 復路に関しては、往路に全振りしたので我慢の展開になるそうです。とはいえ、流れは作れているところ。シード権は何とも言えませんが、補欠に力のある藤井選手も残っています。10区久保選手も楽しみです。2度目の箱根路、総合でどこまで上がるか注目です。

山梨学院大
6区髙田③7区横山④8区新本④9区平八重②10区占部①
補欠:川原④大西③徳田③塚本②
予想9区徳田
 最下位通過、さらに留学生もキピエゴ選手となっていて、大丈夫かなと思っていましたが、3区以降じりじり順位を上げていったのはびっくり!5区山登り弓削選手起用も成功して、シード権も見える往路15位でした。

 ここは6区は経験者の髙田選手がいるので、ここは無事に食らいついていけるか。横山・新本選手に、また箱根予選好走の徳田選手らがどこかで入ってくるか。まだまだ逆襲は続いていけそうな感じがします。

東海大
6区松尾④7区石原④8区南坂①9区折口④10区ロホマン②
補欠:梶谷③越③竹割②湯野川②10区永本①
予想8区竹割

 一番選手層が分厚いのは東海大でしょうかね。1区兵頭・2区花岡選手がまずまず他校のエースと戦って、3区鈴木4区野島選手で往路一桁も狙えるところ、1週間前に急遽5区山登りを走ることになった喜早選手が苦しみましたが、まだシード権が狙えるところに留まりました。

 復路は分からないところがありますが、6区松尾7区石原選手がどこまで仕上がってきているか。8区南坂9区折口選手が走るか、どちらかが竹割選手と変更かな?10区ロホマン選手は秘密兵器になってくると思います。中央大以外では、ははりここが怖いのかなと思います。

立教大
6区原田①7区服部④8区山口③9区安藤③10区中西③
補欠:関口④忠内④稲塚③吉屋②
予想:8区稲塚④10区忠内④

 粘りましたね。1区2区やや引き離されて厳しいかと思われましたが、3区馬場4区中山選手がじりじり差を詰めていきましたね。まさかの5区山登り起用だった山本選手もしっかり走り切りました。往路17位ながら、差はない状況です。

 立教大も戦力が高い方に思います。ただ、ここは6区でしょうかね。原田選手か吉屋選手と思いますが、どのくらいでこれるか。それと関口選手は難しいか…。急回復中の服部選手に、今季好調の稲塚・忠内選手らはいますので、諦めずに浮上するチャンスはあるかな。

中央学院大
6区小松②7区堀田③8区市川①9区近田②10区前新城④
補欠:飯塚④工藤③清水③黒谷②
予想6区工藤8区黒谷10区飯塚

 1区で遅れてしまい、2区頼みのエース吉田選手も68分を少し切る程度にとどまっていた中央学院大ですが、途中父親から給水を受けた4区黒岩選手が好走。粘り強さは発揮されて、往路18位ながらシード権とは1分半ほどに留まりました。

 中学大も比較的戦力は高い。6区は予定通り2大会前58分台の工藤選手を配置できそうですし、7区はスタミナ面が分かりませんがスピード抜群の7区堀田選手、9区はスタミナ豊富の近田選手、補欠の飯塚選手もどこかに入るでしょう。どれだけ追っていけるか見ものです。

日本大
6区山口②7区山中④8区天野①9区片桐①10区大仲②
補欠:下尾④土井④鈴木②中澤②山口①
予想9区鈴木

 序盤で大きな見せ場を作った日大。1区西村選手が区間2位激走!2区キプケイメ選手が最低限で繋ぐと、3区安藤選手が61分台で再び上昇。一旦は上位勢の流れに乗っていました。4区5区が力不足もあり、往路19位になりましたが、タイム差は留まっています。

 復路は、オーダーが読めませんが、調子がいい鈴木選手が補欠に残っています。下尾選手も登場できるなら、また攻めていける区間が増えてきますかね。控えめに繰り上げ回避の目標ですが、一斉スタートの良さを生かして走れば、順位も上がっていくはずです。

一つでも上を目指して:明大流れ戻せるか

(タイム差はシード権に対して)
⑳農大+3分16秒
㉑日体+5分17秒
㉒神大+5分33秒
㉓明大+7分04秒

 あとは少し差が開いてしまったところですかね。思っていなかったチームが往路最下位になったりもしましたが…タイム差はそこまでつかなかったのかな?

東京農業大
6区植月①7区田中④8区髙島③9区深堀②10区栗本①
補欠:松本④菅原②圓谷②吉村②前田①
予想:7区前田10区圓谷

 序盤は1区高槻2区並木選手の4年生エースの奮闘もあって、一桁順位で走行していました。でしたが、前田選手が入らなかった3区で失速、流れから少しずつ遅れていってしまいました。とはいえ、3分少しにはとどまっていますかね。

 小指監督は、前田選手は11月下旬に故障、7区で1㎞3分ペースならなんとか行けそうとのこと。無理はさせないでほしい気持ちもありますが、出走したら爆走しそうな気もします。繰り上げ回避ということで大きな一手になるかもしれません。

日本体育大
6区富永③7区吉田①8区浦上②9区田中④10区植松③
補欠:石川③杉本③住原③分須③田島②
予想:7区田島8区分須9区住原

 日体大は1区が区間最下位に沈むとその後もなかなか浮上できませんでしたね。山崎選手が走れなかったのは響いたか。それでも3区漆畑選手が気を吐くと、5区三好選手が2つ順位を上げて往路21位フィニッシュしました。

 シード権とは5分以上の差となりましたが、昨年復路は一斉スタート組トップと好走していました。オーダー変更は読みにくいですが、住原・分須選手ら主力選手が残っていますので、何とか追い上げられる展開にしていきたいです。

神奈川大
6区大岩④7区新妻①8区髙橋④9区三原①10区石口③
補欠:佐々木④中原③酒井②
予想9区佐々木

 神奈川大も、色々あったような感じでしたね。1区で出遅れると、全体的に元気がなかった感じになりました。復路は選手はいいと思います。9区に佐々木選手が入って、3年ぶりの箱根路の快走を見たいところです。

明治大
6区堀②7区齋藤④8区綾①9区鈴木③10区溝上③
補欠:橋本④馬場④尾崎③古井②山本②
予想7区尾崎

 まさかの往路最下位となってしまった明治大。1区湊谷選手の出足は良かったのですが、2区4区5区で区間最下位レベルの大きなブレーキが連発してしまい、厳しい駅伝になってしまいました。復路は、おそらく7区尾崎選手かな。明大得意区間にエースを入れるでしょう。ここでどれだけ追い上げられるかでしょうか。

まとめ

総合予想
1位青学大
2位駒澤大
3位城西大
4位東洋大
5位國學院
6位早大
7位大東大
8位法政大
9位創価大
10位東海大

11位中央大
12位帝京大
13位立教大
14位国士大
15位中学大
16位順天堂大
17位山学大
18位駿河台大
19位日本大
20位明大
21位日体大
22位東農大
23位神大

 今から予想してもあれですが、さすがに青学大かなぁ。駒大がどこまで追い上げられるか。シード権争いは、往路の上位7チームに、復路6区が計算で来て総合力がある大東大と法政大がシード権獲得となると、もう残り1枠しかないことに後になって気づきました。

 戦力的には中央大が抜けていますが、調整面で読めないですね。東海大や帝京大・立教大などチャンスあり。国士大が覚醒死しているかもしれませんし、やはり往路上位19チームは全部注目です。往路で下位だったチームは、農大が7区に前田選手を7区に起用予定ということで、このあたりが楽しみですね。やはり第100回大会も大いに盛り上がりそうです!


hakonankit

箱根駅伝の魅力に3歳の頃から取りつかれ、今や全日本大学駅伝や出雲駅伝を含めた大学駅伝、その予選会。大学長距離界がとても大好きな人間です。ブログでは10年以上にわたり、追いかけています。

Share
Published by
hakonankit