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【1部長距離】関東インカレ陸上2023大学別まとめ

関東インカレ陸上2023の長距離5種目のまとめになります。

まずは1部からです。

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【1部長距離】関東インカレ陸上2023結果まとめ

5種目得点はまとめた通り

【1部男子長距離5種目合計得点】
①順大37点
②早大32点
③山学23点
④東海18点
⑤東洋17点
⑥中大16点
⑦日体14点
⑧国士7点
⑨明大5点
⑨大東5点
⑪法大4点
⑫日大2点

以上になりますね。

各大学のまとめは、今年の箱根駅伝の順位順になります。

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中央大学

10000m
11位山平怜生③28分51秒87★
12位阿部陽樹③28分55秒92
16位白川陽大②29分12秒01

1500m
予選
1組5位山田俊輝④3分52秒20 Q
2組2位中野倫希③3分56秒47 Q
2組DNS金子④
決勝
8位中野倫希③3分49秒77+1点
10位山田俊輝④3分50秒26

ハーフマラソン
🥈湯浅 仁④62分35秒 +7点
18位佐藤宏亮②65分09秒
22位髙沼一颯③65分47秒

3000m障害
予選
1組DNS大澤④
2組1位浦田優斗③8分51秒95 Q
決勝
🥈浦田優斗③8分45秒06 +7点

5000m
8位吉中祐太②14分00秒66 +1点
12位伊東夢翔②14分07秒52
18位鈴木耕太郎①14分16秒19

 主力選手は、今回出場させなかった中央大ですが、それでも長距離5種目だけで16得点獲得しました。得点が期待された1500mは中野選手の1得点となりましたが、山田選手も決勝に進出しましたね。また3000m障害は、優勝候補の一角だった浦田選手が、3000m障害で2位入賞で7得点
獲得!タイムも8分45秒好タイムでした。

 長距離種目ハーフマラソンは、満を持して出場した湯浅選手が、日本人トップの2位入賞!さすが箱根9区で2年連続68分台の好走を見せているだけあって、比較的気温が高いハーフマラソンでの粘りは見事なものがあるなと感じました。

 また、1万mはハイペースにややつけなかったですが、阿部選手に、まだ箱根未出場の山平選手が28分51秒の自己ベストで11位とまずまず。ここのところ、ベスト更新が続いていた白川選手が29分12秒で16位。上位に通用するのはもう少しも、手ごたえは感じる位置だったのではないでしょうか。

 最後の5千mは若手中心で出走。ここは、吉中選手が見事なレース!8位集団を引っ張ると、最後も勝ち切るスパート力を残していました!見事に1得点加点。伊東・鈴木選手も8位集団の中で戦っていましたので、力はつきつつあるのかなと思います。今後が楽しみですね。

順天堂大学

10000m
4位浅井皓貴③28分30秒11★ +5点
9位海老澤憲伸③28分48秒84
19位荒牧琢登①29分18秒30★

1500m
予選
1組11位中川拓海①3分56秒79
2組1位後田 築①3分56秒40 Q
2組3位大野聖登①3分56秒55 Q
決勝
🥈後田 築①3分48秒73 +7点
4位大野聖登①3分49秒20 +5点

ハーフマラソン
8位石井一希④63分33秒 +1点
15位藤原優希④64分57秒
28位神谷青輝③67分54秒

3000m障害
1組1位村尾雄己②8分57秒45 Q
1組5位山崎 颯②8分59秒41 Q
2組林 龍正①8分54秒02 q
決勝
🥉村尾雄己②8分48秒36 +6点
10位山崎 颯②8分59秒23
11位林 龍正①9分01秒61

5000m
🥇三浦龍司④13分45秒52 +8点
4位吉岡大翔①13分48秒19 +5点
10位服部壮馬③14分04秒99

 陸上部として優勝した順天堂大は、長距離ブロックも、一番得点を獲得したのですよね。まず初日の1万mがびっくり。新主力核となる3年浅井・海老澤選手が、ずっと上位争いに絡みます。特に浅井選手が最後まで3位集団の中心で戦って、4位入賞。4月末のベストをさらに更新して見せました。海老澤選手は惜しかったですが、9位に入りました。1年生荒巻選手もベスト更新ですね。こちらの創造以上に強くなっていてびっくりしまいた。

 1500mは1年生3人が挑んで、後田・大野選手が決勝へ進出。高校時代に800mでビッグ記録を出している後田選手が、決勝でも優勝争い!なんといきなり表彰台の2位、今後の活躍が楽しみ。昨年のIH日本人トップの大野選手もしっかりと4位。ルーキーコンビが12得点叩き出したのですよね。

 ハーフマラソンでは石井選手が、前半は2位集団で勝負。その後少し遅れましたが、それでも8位入賞にとどまってゴール。ここのところ調子が上がってませんでしたが、意地は見せましたね。箱根9区走った藤原選手も15位はまずまずでした。

 楽しみだったのは3000m障害。村尾選手が学生個人選手権で上位に入っていたのを始めとして、3選手に入賞のチャンスがあり、トリプル入賞なるかというところでした。最終的に一番上位は村尾選手が3位表彰台!昨年も8位入りましたが、ぐっと力をつけてきていますね。山崎・林選手も一つ経験を積めました。

 最後の5千mは、2連覇がかかっていた三浦選手が貫禄の優勝!残り2周から先頭付近に立って、いつでもスパートできる状態と見て取れたところ、強さを感じました。ラスト200mのスプリントは、本当に誰も寄せ付けない強い勝ち方でした。そして、スーパールーキー吉岡選手も、勝負をかけて残り1周から一旦先頭に立っての4位。こちらもまだまだ伸びしろ十分。2年連続3障から、5千mとなった服部選手もまずまず粘りましたかね。

 全体的に見ても、三浦選手優勝!1万mは浅井選手ら新戦力活躍!1500mでは3障では若手が躍動していましたね。充実した船籍となったのではないでしょうか。

早稲田大学

10000m
🥉石塚陽士③28分26秒83 +6点
6位工藤慎作①28分35秒76 +3点

1500m
1組4位栁本匡哉④3分51秒78 Q
1組14位宮本優希①3分59秒09
2組6位間瀬田純平②3分56秒74
決勝
7位栁本匡哉④3分49秒68 +2点

ハーフマラソン
11位菅野雄太③64分14秒
26位伊福陽太③67分10秒
32位佐藤航希④69分02秒

3000m障害
1組2位菖蒲敦司④8分58秒33 Q
1組3位諸冨 湧④8分59秒13 Q
2組9位草野洸正③9分12秒14
決勝
🥇菖蒲敦司④8分44秒08 +8点
6位諸冨 湧③8分51秒92 +3点

5000m
🥉山口智規②13分47秒98 +6点
5位伊藤大志③13分49秒11 +4点
16位山崎一吹①14分14秒73

 早稲田大は、大きく躍進してきていますよね。1万mは、事前に27分台を出して期待が高かった石塚選手が、しっかり表彰台を確保する3位。連戦していたのが心配でしたが、それでもまとめてくる安定感は、タイム以上に価値があると思います。さらにルーキー工藤選手は、今後がさらに楽しみなる2か月連続の28分30秒台で、6位入賞!ルーキーが1万mで入賞はやはりただものではないなと感じます!

 1500mは、少し意外な結果だったか。間瀬田選手が予選落ちに見舞われるも、柳本選手が復調!3分49秒とここ数年では過去最高のタイムで7位入賞。ようやく順調に練習を詰めているとか。ハーフは、主力佐藤選手が練習詰めていない状態でうまくいかなかったですが、菅野選手が奮闘して11位でした。

 注目だった3000m障害は、優勝候補菖蒲選手が、力強いロングスパートを決めて8分44秒08の好タイムで3連覇達成!前日の夜はプレッシャーで寝れなかったそうですが、それを感じさせませんでした。また、諸冨選手が、だいぶ戻ってきたようで、8分51秒のタイムで6位入賞、ここで11得点獲得しました。

 5000mは、中盤から6名ほどに集団が絞られる中、3年伊藤・2年山口選手の2名が残っていました。そこからそれぞれの良さが出ましたね。山口選手は、残り2周あたりで、先頭グループから遅れてしまいましたが、残り1周でスプリントの強さを発揮!ゴール直前で3位まで浮上。伊藤選手はロングスパートで勝負に出ての5位。順位以上に、それぞれ見せ場を作りました。ルーキー山崎選手も上位が見える位置にとどまりましたね。

 1万mと3000m障害と5千mでW入賞!個人が得意な種目も大事にしながら、長距離のレースも結果を出しています。今年の早大のエースは強いですね。

法政大学

10000m
5位松永 怜④28分31秒80★ +4点
21位宗像直輝④29分28秒43

1500m
1組13位田井中悠成①3分57秒61
2組7位高橋彰太②3分57秒67
2組14位服部由弥①4分01秒26

ハーフマラソン
13位稲毛祟斗④64分45秒
19位細迫海気④65分25秒
35位上仮屋雄太③70分05秒

3000m障害
1組8位大嶽昴士②9分02秒08
2組2位湯田陽平兵①8分52秒21 Q
2組13位林 祐正①9分25秒66
決勝
9位湯田陽平兵①8分54秒94

5000m
20位松永 怜④14分18秒05
33位緒方春斗④14分44秒98
DNS武田③

 法政大は、エースとなった松永選手が1万mと5千mに出場!1万mは積極的なレースを見せて5位入賞!このあたりはさすがの力強い走りでしたね!5千mは連戦ということもあってか、2年連続の入賞となりませんでしたが、今年も存在感を示しました。長距離の得点もこの1万mのみ。

 惜しかったのが、ハーフマラソンと3000m障害。ハーフでは稲毛選手が2年連続入賞を目指しましたが惜しくも13位。細迫選手ももう少しというところでしったか。3000m障害は、1年生の湯田選手が8分52秒の好タイムで予選を通過しましたが、さらに早くなった決勝は8分54秒で惜しくも9位。とはいえ、来年以降楽しみですね。

 チームとしては、今後全日本予選が、控えていますね。松永選手は勿論、今回入賞に届かなかった4年生稲毛・細迫選手に、宗像・緒方選手らが、ここからさらに磨きをかけていけるかどうか。

東洋大学

10000m
8位小林亮太③28分43秒15★ +1点
14位緒方澪那斗②29分04秒62
31位佐藤真優④30分32秒42

1500m
1組6位石川 心④3分52秒27 q
2組4位奥山 輝④3分56秒64 Q
2組5位田中 純①3分56秒73 Q
決勝
🥉奥山 輝④3分49秒04 +6点
5位田中 純①3分49秒32 +4点
9位石川 心④3分50秒19

ハーフマラソン
🥉梅崎 蓮③62分41秒 +6点
9位村上太一④63分33秒
17位網本佳悟②65分09秒

3000m障害
2組10位濱中 尊①9分12秒68

5000m
17位九嶋恵舜④14分15秒89
22位田中 純①14分21秒13
28位菅野大輝④14分30秒30

 前回は、全大学トップの得点をたたき出した東洋大。今年は2大エースがエントリーしていない状況でしたが、それでも随所で見せ場を作ってくるところはさすがですね。

 初日の1万mでは、箱根3区で反撃の狼煙を上げる走りをした小林選手が、やはり力があるんだなと感じる走りで28分43秒の自己ベストで8位入賞!今年はチームの中心核ですね。そして、高校時代に1万m28分30秒台をマークしている緒方選手が、ついに走れるようになってきて29分04秒のタイム。夏までに全快となれば、楽しみなランナーだ。

 盛り上がったのが1500m。4年石川・奥山、1年田中選手が全員決勝進出。トリプル入賞も狙っていけるところ、最終的に奥山選手が3位表彰台、田中選手が5位入賞、石川選手は惜しくも9位でしたが、存分に東洋大を示せたのではないでしょうか。1500mサラブレッドの奥山選手が、最終学年で結果出せたのは嬉しいですね。また、ルーキー田中選手も、期待に違わぬ走りとなったかな?

 ハーフマラソンでは、前回2位表彰台に立っている、梅崎選手に期待が高まりました。留学生と、中大のこれまたロードに強いランナーに続いて3位入賞。4位以降は突き放していますので、非常に価値が高い2年連続表彰台ですね。また、村上選手が7位8位と同タイムの9位入賞次点。届かなかったのは悔しいでしょうが、長い距離の安定感、確実に増してますね。

 5千mは、前回入賞九嶋選手、今回は厳しく。1500mと連戦となった田中選手は、疲れが残ってる中でいい経験になったでしょうか。選手層は、ある程度あるのは分かっていますので、あとは主力選手の復活ですかね。佐藤選手ら含めて、夏前にはいい練習を積めるようになっていれば。

明治大学

10000m
17位尾崎健斗③29分14秒55
18位溝上稜斗③29分15秒05★
25位吉川 響②29分45秒26

1500m
1組3位馬場勇一郎④3分51秒75 Q
1組7位乙守勇志①3分53秒27 q
2組10位加世堂懸①3分59秒35
決勝
11位馬場勇一郎④3分51秒61
12位乙守勇志①3分52秒85

ハーフマラソン
4位杉彩文海④63分10秒 +5点
23位室田安寿②65分47秒
25位橋本基紀④66分57秒

3000m障害
1組6位小林周太郎①9分01秒52
1組11位鬼塚大翔①9分13秒08
2組15位窪田悠人②9分27秒59

5000m
11位森下翔太②14分05秒97
15位綾 一輝①14分12秒05
25位甲斐涼介③14分24秒33

 明治大は主力が入れ替わる最中のところ、チーム得点は、5得点にとどまりましたが、収穫あるレースも多かったのではないでしょうか。1万mは、箱根往路を走っている尾崎・吉川選手だけでなく、新戦力候補の溝上選手が出場して、29分15秒自己ベスト。主要大会で力を出し切れたのはナイスですね。

 ハーフマラソンは、箱根7区区間賞を獲得していた杉選手は、さすが上位入賞。競り合っていた選手にも勝ち切って4位入賞。他校の主力選手にもしっかり対応しました。室田・橋本選手が伸びませんでしたが、過去にはロードでも成績を残している選手、箱根予選で力になるはずです。

 1500mや3000m障害は若手の参加も多かったですかね。その中、1500mは乙守選手に、4年馬場選手が決勝へ。決勝は惜しくも11位12位でした。3障も1年生多かった。予選通過とはなりませんでしたが、ひとまず大学の大きな舞台を踏めたのが良かったかな?

 5000mは、箱根3区快走以降評価急上昇していた明大森下選手が出場。8位争いの集団で僅かに及びませんでしたが11位。それでも昨年よりかなり走れるようになったかな?期待のルーキー、綾選手もある程度上位に続きましたね。今年は、久々全日本予選に参加します。ある程度上位にまとめている選手も多いので、目途は立ってきそうな印象ですかね。

山梨学院大学

10000m
🥇J.ムトゥク②28分02秒80 +8点
28位髙木翔瑛④29分52秒58

1500m
予選
1組2位髙田尚暉③3分51秒61 Q
2組8位髙木駿太④3分57秒89
2組16位八鍬拓斗②4分05秒13
決勝
6位髙田尚暉③3分49秒53 +3点

ハーフマラソン
🥇B.キピエゴ①62分16秒 +8点
16位北村惇生④65分06秒
30位横山竜之介④68分48秒

3000m障害
1組12位南葉聖琥①9分17秒19
2組3位3位品田滉人②8分52秒31 Q
2組4位中込 空④8分52秒38 Q
決勝
8位品田滉人②8分54秒77 +1点
12位中込 空④9分10秒40

5000m
6位J.ムトゥク②13分52秒23 +3点
26位村上大樹③14分26秒09
31位新本 駿④14分42秒31

 山学大は、まず留学生が大活躍でしたね。1万mでは2年生ムトゥク選手が、強いレース!最初から自分でペースを作り、8000mまでには全員振り切って独走での優勝。その中で、28分02秒のまずまず好タイムを残していますから、強い留学生が出てきましたね。5千mも同じようなレース、疲れもあって持ちませんでしたが、6位入賞、最低限の成績を残していますね。

 また、新たに入学したキピエゴ選手は、いきなりハーフマラソンに挑戦。かなり序盤から単独先頭に立つと、そのまま独走!10㎞29分少しで通過すると、その後は1㎞3分ほどのペースをキープ。失速することなく走り切り見事に優勝!62分16秒の好タイムで、見事に長距離を対応してみせました。これは、今後3年間かなりの高いレベルで、留学生の争いが行われていきそうですね。

 日本人も得点を重ねていて、1500mに回った主力の一人髙田選手が、しっかり決勝に進むと、6位入賞!持ち前のスピードを存分に発揮できましたね。3000m障害は4年中込・2年品田選手が決勝に進出。品田選手が粘って8位入賞!2年生の世代で一番力のある選手なので、今後楽しみですね。

 他では、エース格の北村選手がハーフマラソンで出場し16位ともう少し。箱根経験者の村上・新本選手が5千mで、1万mに髙木選手が出場しましたが、ちょっと入賞ラインからは遠かったかな?とはいえ、この経験、次の全日本予選に活かすことはできそうな気がします。

東海大学

10000m
🥈花岡寿哉②28分15秒65★ +7点
7位梶谷優斗③28分37秒32 +2点
15位南坂柚汰①29分08秒31★

1500m
1組8位松本颯真②3分53秒30
1組DNS矢口①
2組12位兵藤ジュダ②4分00秒28

ハーフマラソン
12位越 陽汰③64分23秒
14位入田優希④64分50秒
DNF竹割 真②

3000m障害
1組DNS加藤①
2組14位飯干凌成②9分26秒

5000m
🥈石原翔太郎④13分46秒85 +7点
7位五十嵐喬信③13分57秒59★ +2点
24位水野龍志③14分23秒28

 東海大が、上昇気配出てきていますね!1万mでまず、駅伝ファン驚いたのではないでしょうか。花岡選手が、日本人ランナーの中で一番最後まで、留学生の選手に食らいついていき、28分15秒のナイスパフォーマンスで全体の2位表彰台!確かに高校時代から走力高い選手ですが、他校のエース選手も、今回倒したという事実。まだ伸び盛りなので、東海大の大エースになっていきそうな…。

 さらに不調が続いていた梶谷選手が、ついに復活!上位集団で最後まで粘り切って28分37秒の好タイムで、7位入賞!この種目で9得点も獲得するとは、いい意味で予想付かなかったですね。ルーキーの南坂選手も、自己ベストを出していますし、チームとしての勢いを感じました。

 そして、エース石原選手が出場した5千m。ここはさすがにエース選手らしい走り。最後まで優勝争いに食いつき、連覇を達成した選手以外は負かしての2位。ラストの切れ味もあるのですが、本当に勝負根性という印象もあります。

 びっくりなのが、7位入賞の五十嵐選手!今回の5千m出場選手の中で、実績は少ないほうだったのですが、主要大会で自己ベストを更新して13分台!それ以上に3000mを超えて集団が絞られたときに、懸命に食らいついたシーンは、とても印象的でした。これにはつけずも、単独7位を最後までキープしていました。自信にもなるのではないでしょうか。

 石原選手によると、15位に終わった箱根駅伝前後よりは、格段に雰囲気が良くなってきているようです。退部者がかなり出ましたが、結果的にいい競い合いができているようで何より。東海大の逆襲が始まってます!

大東文化大学

10000m
30位小田恭平③30分12秒78

1500m
1組12位長島玲音④3分57秒55

ハーフマラソン

3000m障害
予選
1組13位庄司瑞輝①9分18秒59
2組5位佐竹勇樹④8分52秒389 Q
決勝
4位佐竹勇樹④8分49秒37 +5点

5000m
9位西川千青③14分03秒77
13位久保田徹④14分09秒34
14位入濱輝大②14分09秒92

 昨年の2部から1部に浮上していた大東大。1部残留のためにも、長距離ブロックで得点が欲しいところでした。序盤の種目は芳しい成績を上げられませんでしたが、得意な選手がいた3000m障害で得点!前年2部で優勝していた佐竹選手が8分49秒37の好タイムで4位入賞!しっかり後半に脚をためていましたし、緊張感高い中、いいレースだったのではないでしょうか。貴重な5得点獲得となりました。

 長距離最後の種目5000mは、主力の3選手が出場。8位集団で最後まで3人の選手が残ってきわどく入賞を争いますが、新戦力西川選手の9位が最高でここは惜しくも得点ならず。箱根往路の久保田・入濱選手も続いて、対抗戦としてはまとめてますかね。このあたり、全日本予選に繋がっていくはずです。

日本体育大学

10000m
13位山崎 丞②29分03秒87
20位大森椋太④29分21秒47
22位二村昇太朗②29分28秒68

1500m
予選
1組1位高村比呂飛③3分50秒56 Q
1組9位内山俊一④3分53秒48
2組15位瀬戸雅史①4分01秒59
決勝
🥇高村比呂飛③3分47秒85 +8点

ハーフマラソン
5位浦上和樹②63分21秒 +4点
7位山口 廉③63分33秒 +2点
27位高濵大志④67分22秒

3000m障害
1組7位分須尊紀③9分01秒85
1組9位富永椋太③9分06秒63
2組12位西坂 侑②9分24秒89

5000m
19位漆畑徳輝④14分16秒29
27位平島龍斗②14分26秒44
29位溝上賢伸③14分34秒51

 日体大は、まず優勝候補に挙がっていた選手がいたのですよね。1500mの高村選手、前年2位、個人選手権で優勝するなど、一番の実力者という認識でした。プレッシャーもあったかと思いますが、その中で、対抗戦でも勝ち切ったのは素晴らしいですね!次は日本選手権でさらに上の舞台で戦う姿が楽しみ。そういえば、この種目日体大入賞者結構多く、比較的強化が得意な印象も…?

 このほかの種目が、箱根駅伝を目指している選手の出場になりましたが、びっくり!主力選手が出ていなかったハーブマラソンでW入賞!浦上選手が5位、山口選手が7位に入ました。タイム的にもアップダウンがある中で、1㎞3分を刻むことができていましたので、かなり力つけていますよね。箱根予選以降に向けての新戦力です。

 他の種目は惜しくも届かなかったですかね。新エースとなった山崎選手は1万mで13位。29分一桁なので、次にはつながるかな。大森・二村選手も自分のペースで走れ切れたでしょうか。不調が続いていた分須選手は、3000m障害で予選落ち。とはいえ、9分01秒まであげてきていたので、あともう少しでしたでしょうか。

 5000mは主将の漆畑選手が出場。序盤はかなり前の方で、積極的にレースを進めていたのが印象的でした。最終的に19位でしたが、挑戦はできましたかね。前回箱根予選好走の平島選手も復活、溝上選手は序盤に靴が脱げるアクシデントがありましたが、走り切っています。全日本予選に出るメンバーも多いと思いますが、崩れず走り切れているのは、いいのかなと思います。

国士舘大学

10000m
29位山本龍神④29分55秒03
DNS瀬川②

1500m
1組10位勝部愛大②3分56秒25

ハーフマラソン
6位ピーター カマウ③63分25秒 +3点
24位川勝悠雅②66分12秒
33位生田目惇③69分24秒

3000m障害
予選
1組4位安達京摩④8分59秒23 Q
2組11位江上天晴①9分17秒10
2組16位佐藤佑紀①9分30秒34
決勝
5位安達京摩④8分51秒71 +4点

5000m
21位中島弘太③14分19秒38
36位富岡晃世②14分58秒07

 国士舘大は、エースのカマウ選手がハーフマラソンへ出場。序盤2番手争いをしていましたが、中盤少し順位を下げてしまいました。それでも、粘って6位入賞しているのは、カマウ選手の粘りなのかなと感じました。また、2年ぶりに復活した安達選手が、3000m障害で順調に予選を突破すると、決勝は8分51秒のタイムで5位!この2人で7得点を挙げることができましたね。

 そのほか、日本人の主力選手はもう少しでしたかね。1万m山本龍選手は30分を切るところ、ハーフマラソン川勝選手、5千m中島選手と入賞ラインには届きませんでした。全日本予選は、昨年に引き続き、通過するチャンスはありますので、ここから態勢を整えたいところです。

日本大学

10000m
10位下尾悠真④28分50秒15★
23位安藤風羽③29分40秒47
DNSJ.キプケイメ①

1500m
1組DNS大野③
2組13位山口聡太①4分00秒29

ハーフマラソン
20位大仲竜平②65分34秒
29位久保昇陽④68分14秒
34位冨田悠晟②69分34秒

3000m障害
1組10位山室陽太①9分11秒20
2組6位山口月暉②8分52秒48 q
決勝
7位山口月暉②8分52秒58 +2点

5000m
32位古川楓馬②14分43秒25
DNSキプケメイ①
DNS山口彰①

 日本大は、3000m障害で得点することができましたね。8分52秒の好タイムで、見事に7位入賞!得点はこれが唯一になりましたが、一つ明るいニュースです。

 他の種目は、新留学生のキプケメイ選手が欠場したこともあって、得点とはなりませんでしたが、1万m健闘。下尾選手が28分50秒の自己ベストで10位に食い込みました!昨年は5千mで奮闘していましたが、1万mでも結果を出しました。安藤選手もまずまず粘ったかな?あと新戦力の選手は、もう少しという成績。新監督も決まりましたし、全日本予選に向けて士気上がっていければ。

筑波大学

10000m
24位小山洋生②29分41秒98
27位平山大雅④29分50秒34

1500m
1組15位小牧直登②4分00秒00
2組9位吉田海渡③3分58秒13
2組11位藤原潤乃佑④3分59秒72

ハーフマラソン
10位皆川和範④64分07秒
21位塚田萌成④65分41秒
31位古川幸治③68分50秒

3000m障害
1組DNS伊佐①
2組8位鍔 颯人②9分10秒11

5000m
34位吉田海渡③14分53秒57
35位平山大雅④14分57秒62

 筑波大は、入賞はなりませんでしたが、各種目で健闘ありましたね。ハーフマラソンは、エース格の皆川選手が10位と健闘。1万mは新戦力2年小山選手がまずまず健闘、平山選手は5千m1万m2種目駆け抜けましたね。全日本予選は出場が難しくなっていますので、箱根予選に合わせに行くか。

慶應義塾大学

10000m
26位木村有希③29分45秒27
DNS安田②

1500m
1組16位野田大晴①4分01秒62

ハーフマラソン
DNS田島③

3000m障害
1組14位黒澤瑛紀④9分24秒65
2組17位鈴木太陽②9分35秒95

5000m
23位木村有希③14分21秒99
30位安倍立矩③14分40秒86
DNS安田②

 5千m・1万mどちらにも出場したエース格木村選手が奮闘、1万m29分45秒、5千m14分21秒はまずまずまとめたのではないでしょうか。欠場した田島選手や安田選手の状態が気になります。


hakonankit

箱根駅伝の魅力に3歳の頃から取りつかれ、今や全日本大学駅伝や出雲駅伝を含めた大学駅伝、その予選会。大学長距離界がとても大好きな人間です。ブログでは10年以上にわたり、追いかけています。