そろそろ箱根駅伝2023の余韻が冷めつつありますかね。
レース内容をもう一度じっくりと振り返ってみたいと思います。
続いて華のエース区間2区
中大吉居・駒大田澤・青学近藤選手の、
三つ巴の頂上決戦で、駅伝ファンは大いに盛り上がったのではないでしょうか。
箱根駅伝名シーンに刻まれること、間違いなしの争いでした。
勿論、この記事では、
定点間別で、細かく分析していきます。
Youtubeで
2㎞、6㎞、10㎞、22㎞地点での
動画も見つけましたので、そのあたり動きも確認してみます。
ページコンテンツ
まずは出走者を持ちタイムと、過去の実績とともに見てみます。
トップを走る明大は小澤選手。秋口に故障はあったものの、ロード巧者で前回下位で4区8位好走。その後方9秒差で、前回区間賞駒大エース田澤選手、コロナ明けというのは走り終わった後に知ったことなので、これは大きく駒大に流れが行くと思われました。
少し空いて、秒差で青学近藤順大三浦選手ら実力者に、留学生の創価ムルワ山学ムルア選手、4年目に力を伸ばした法大内田選手に、さらに当日変更びっくり2区に入った1区区間記録保持者の中大吉居選手がどんな走りをするか。
今回は上位で襷を受けた日体藤本選手に、ついに2区登場の東国大丹所選手、さらに1年生ながら2区を任された城西斎藤選手もこの位置、ここから追う國學平林選手も気になるところ。
少し遅れたところからも留学生国士カマウ選手に大東ワンジル選手、挟まれた早大石塚選手が難しい位置。遅れた注目校では、東洋石田選手が17番目、東海石原選手が19番目のスタート、追い上げも気になりました。
レース展開
0.8㎞:2位駒大田澤選手に、3位中大吉居選手が追いついてくる
1.0㎞:田澤選手2分46秒通過も、吉居選手が9秒差を追いついてくる
1.5㎞法大内田・順大三浦並走、後ろに山学創価青学日体、東国連合
1.8㎞:4位順大三浦・法大内田選手に、6位創価ムルワ山学ムルア選手が襲い掛かる すぐ後ろに日体藤本・青学近藤、少し離れて麗澤工藤・東国丹所選手ら
その後ろ、城西斎藤国学平林選手、大東ワンジル国士カマウ、早大石塚選手か
2.0km下野谷町入口
①小澤(明大)
②田澤(駒大)吉居(中大)
④ムルア(山学)ムルワ(創価)三浦(順大)内田(法大)
⑧藤本(日体)近藤(青学)
⑩丹所(東国)工藤(麗澤)
⑪平林(國學)斎藤(城西)
⑬ワンジル(大東)カマウ(国士)
⑮石塚(早大)
⑯西脇(帝京)石田(東洋)
⑱石原(東海)國安(立大)
⑳ダンカン(専大)
2.2㎞:中大吉居選手が単独2位浮上、駒大田澤選手を突き放していく 前の明大小澤選手も射程圏内
3.2㎞:中大吉居選手が、明大小澤選手を捉えて先頭に。15m程後方に3位駒大田澤選手 4位は創価山学順大法政 8位青学 9位東国大日体大 10位城西國學国士大東
4㎞:中大吉居選手に明大小澤選手がついていく展開。20m差で駒大
4位集団は山学ムルア創価ムルワ順大三浦、7位法大内田選手遅れる 8位青学近藤選手はさみ、9位日体藤本東国丹所
10位に國學平林城西斎藤、12位大東ワンジル 連合麗澤工藤
4.3㎞:9位日体東国に、國學平林城西斎藤選手が加わる
5㎞:吉居選手13分53秒で通過。ここで吉居選手が単独先頭に立とうとするが小澤選手追いつく、3位田澤選手が30mほどの差
6.1㎞ 神奈川新町駅
①吉居(中大)小澤(明大)
③0:10田澤(駒大)
④0:20ムルア(山学)ムルワ(創価)三浦(順大)
⑦0:22内田(法大)近藤(青学)
⑨0:35ワンジル(大東)
⑩0:36平林(國學)
⑪0:40藤本(日体)丹所(東国)斎藤(城西)
⑭0:55カマウ(国士)
(15)1:00工藤(麗澤)
⑮1:06石塚(早大)
⑯1:15石原(東海)
⑰1:29西脇(帝京)石田(東洋)
⑲1:48國安(立大)
⑳2:27ダンカン(専大)
6.7㎞:4位山学ムルア創価ムルワ選手、順大三浦選手が単独6位へ後退、7位に青学近藤、8位法大内田選手が秒差で続く
7.1㎞:吉居選手ついに単独先頭、2位明大小澤選手が5m差、アームウオーマーを投げ捨てる
吉居選手、3㎞から2:46、2:47、2:53、2:49
7.8㎞:6位順大三浦選手に、青学近藤選手が1秒差に迫る
猛然と突っ込んだ中大吉居選手が一気にトップへ
さて、駒大田澤選手があっという間に追いついて…かと思いきや、突っ込んできたのは中大吉居選手。1㎞で追いついてきた。田澤選手の最初の1㎞は、2分46秒なので、2分37秒で吉居選手は入っている計算になる。
そのまま吉居選手が前に行くと、2.2㎞地点で田澤選手を突き放して単独2位に!日本人につき放される田澤選手は、大学駅伝で初めて見た気もする。吉居選手は4㎞で明大小澤選手を捉えると、5㎞13分53秒のタイム!前回の箱根1区も14分少しだったからさらに早い。30m程の差で続く田澤選手も、計算上14分10秒を切っている。田澤選手も、ここまでは至って快調に飛ばしている計算だった。
7㎞でついに単独先頭に立つと、横浜駅前定点を22分50秒の超ハイペース。日本人記録以上、区間最高記録未満のハイペースだ。ちょうど、小澤選手に追いついた田澤選手が9秒差で続き、23分08秒。昨年23分02秒よりも少し遅いのが気になるところも、この時点では調子を落としているのか、前回の経験で抑えているのか判断つかなかった。
とはいえ、吉居選手が、あっという間に田澤選手を交わしての単独先頭には、驚く展開。このあたり、駅伝ファンが固唾をのんで見守った展開だ。
無理につかなかった青学近藤選手
その吉居選手の2秒後方で襷を受けたのは、青学近藤選手。これには付かず、4位争いの後方に控える形。創価ムルワ山学ムルア選手、さらに順大三浦法大内田選手も無理には追わない、4秒後方で襷を受けた日体大藤本選手と一緒に8位タイを走行しているのが2㎞地点。
その後、藤本選手が落ちて単独8位走行。そして法大内田選手が前から落ちてきて、単独7位走行。6㎞の地点で内田選手と並走。直に突き放して単独7位に上がると、横浜駅前では留学生につけなくなった順大三浦選手を捉えて6位タイとなったところ。
とはいえ、前回も最初の5㎞は集団で走っていて、ほぼ同時スタートだった田澤選手に付かなかった。なお、横浜駅前定点のタイムは23分10秒、前回の23分29秒よりもかなり短縮してきている。最初の2㎞で逃して、定点間2位で通過している留学生2名にも4秒差でつけて、じわじわ温めている形だ。
大東ワンジル選手が7人抜き、石原選手が定点間3位、最下位はまさかの…
後方は、順位が乱高下する中、大きく順位を上げていたのが大東ワンジル選手。15位でタスキを受けて、すぐに早大を抜くと、国士大カマウ選手も交わして、さらに前の東国丹所・日体藤本・城西斎藤選手の3名、さらに落ちてきた連合の麗澤工藤選手、さらに國學院大の実力者平林選手を交わして総合9位まで浮上。
どちらかというと、序盤を抑えて入ると好走する選手なのですが、当日変更箱根2区で、気持ちが高ぶっているか、この面子の中ではぶっ飛ばして入っている印象。青学近藤選手と同じく区間6位タイでここまできている。
その下、15番くらいになるとやはり流れの中での走り。早大石塚選手は両留学生に行かれる中、自分のペース保っていた…と思いきや、自分の思っているペースより遅い感覚に見舞われていたようだ。このあたりまではちょっと不安だった。
これに物凄い勢いで追いついてきた選手がいる。19番目スタートだった東海石原選手が
、立大・東洋・専大をあっという間に交わして、中継所で44秒前だった早大に追いついていた。テレビでは、大きく注目されてなかったが、この時点で吉居・ムルア選手に次いで、区間3位。全日本3区区間賞のエースの力が、楽しみだ。
逆に抜かれた東洋石田選手が気がかり。一旦は、10秒前にいた帝京西脇選手に追いつくも、徐々に離れていき、総合18位通過。なんとこの時点で区間最下位。いくらなんでも…と思ったら、10日前に体調不良に。それでも、代わりを走る選手がいないということで、2区出走に。とはいえ、ちょっときつそうな表情だった。
レース展開
8.6㎞2位駒大田澤選手浮上、3位に明大富田選手
9.3㎞青学近藤選手が、山学創価の留学生に追いつき4位争いへ、三浦選手は後退
10㎞中大吉居28分00秒、駒大田澤選手28分20秒で通過
10.4㎞:明大小澤選手を、創価ムルワ山学ムルア選手が捉えて抜いていく 青学近藤選手も捉える
10.6㎞戸部駅付近
①吉居(中大)
②0:09田澤(駒大)
③0:22ムルワ(創価)ムルア(山学)近藤(青学)
⑥0:24小澤(明大)
⑦0:34三浦(順大)
⑧0:37内田(法大)
⑨1:00平林(國學)ワンジル(大東)
⑪1:14丹所(東国)斎藤(城西)藤本(日体)
⑭1:17カマウ(国士)
⑮1:29石原(東海)
⑯1:35石塚(早大)
(17)1:43工藤(麗澤)
⑰2:07西脇(帝京)
⑱2:31石田(東洋)
⑲2:33國安(立大)
⑳2:51ダンカン(専大)
11.3㎞:7位法大内田選手が順大三浦選手を捉えて7位争い
11.8㎞:1位中大、2位駒大との差が一気に詰まってくる 田澤選手はこの1㎞2分49秒
12.3㎞:駒大田澤選手ついに先頭に立つ!吉居選手はついていけず単独2位後退
12.45km保土ヶ谷橋
①田澤(駒大)
②0:04吉居(中大)
③0:20ムルワ(創価)ムルア(山学)近藤(青学)
⑥0:31小澤(明大)
⑦0:34内田(法大)
⑧0:35三浦(順大)
⑨1:01平林(國學)
⑩1:03ワンジル(大東)
⑪1:12カマウ(国士)
⑫1:18丹所(東国)藤本(日体)
⑭1:19斎藤(城西)
⑮1:27石原(東海)
⑯1:37石塚(早大)
(17)1:51工藤(麗澤)
⑰2:14西脇(帝京)
⑱2:37國安(立大)石田(東洋)
⑳2:58ダンカン(専大)
参考動画
12.7㎞:法大内田選手が、順大三浦選手の前に出て7位浮上
13㎞
①田澤(駒大)
②0:07吉居(中大)
③0:22ムルワ(創価)ムルア(山学)近藤(青学)
⑥0:33小澤(明大)
⑦0:34内田(法大)
⑧0:36三浦(順大)
⑨1:02平林(國學)
⑩1:08ワンジル(大東)
⑪1:13カマウ(国士)
⑫1:19丹所(東国)藤本(日体)
⑭1:21斎藤(城西)
⑮1:30石原(東海)
⑯1:40石塚(早大)
(17)1:55工藤(麗澤)
⑰2:17西脇(帝京)
⑱2:41國安(立大)石田(東洋)
⑳3:02ダンカン(専大)
13㎞過ぎ?:青学近藤選手が単独3位に浮上!4位山学創価が後退、さらに2位中大吉居選手の距離が一気に縮まってくる
14㎞:駒大田澤39分54秒で通過。もう2位中大は100m以上離れたか
14.3㎞:青学近藤選手が2位浮上、中大吉居選手は下を俯く表情ながらついていく
14.7㎞
①田澤(駒大)
②0:21近藤(青学)吉居(中大)
④0:31ムルワ(創価)ムルア(山学)
⑥0:46内田(法大)
⑦0:48小澤(明大)
⑧0:52三浦(順大)
⑨1:11平林(國學)
⑩1:25カマウ(国士)
⑪1:30丹所(東国)
⑫1:32藤本(日体)
⑬1:36斎藤(城西)
⑭1:42石原(東海)
⑮1:49石塚(早大)
⑯1:50ワンジル(大東)
(17)2:16工藤(麗澤)
⑰2:35西脇(帝京)
⑱3:02國安(立大)
⑲3:06石田(東洋)
⑳3:21ダンカン(専大)
15㎞:田澤選手42分58秒で通過、険しい表情、日差しもかなり出てきている
1位田澤(駒大)20分12秒<1>43分20秒①
2位近藤(青学)20分18秒<2>43分28秒②0:19
5位吉居(中大)20分40秒<3>43分30秒②0:19
3位ムルア(山学)20分35秒<4>43分39秒④0:32
3位ムルワ(創価)20分35秒<5>43分42秒④0:32
5位内田(法大)20分40秒<7>44分00秒⑥0:47
15位小澤(明大)21分07秒<10>44分22秒⑦0:54
11位三浦(順大)20分55秒<8>44分06秒⑧0:56
9位平林(國學)20分46秒<9>44分08秒⑨1:11
7位カマウ(国士)20分44秒<11>44分24秒⑩1:28
12位丹所(東国)20分59秒<12>44分36秒⑪1:32
13位藤本(日体)21分04秒<15>44分42秒⑫1:37
13位斎藤(城西)21分04秒<12>44分36秒⑫1:37
7位石原(東海)20分44秒<6>43分49秒⑭1:43
10位石塚(早大)20分51秒<14>44分40秒⑮1:50
21位ワンジル(大東)21分43秒<16>44分53秒⑯2:04
19位工藤(麗澤)21分25秒(20)45分35秒(17)2:21
17位西脇(帝京)21分17秒<19>45分23秒⑰2:40
18位國安(立大)21分21秒<18>45分15秒⑱3:07
20位石田(東洋)21分38秒<20>45分45秒⑲3:11
16位ダンカン(専大)21分14秒<17>45分08秒⑳3:24
本命・駒大田澤選手が一気に先頭に!吉居選手は失速気味…だったが??
レースが動いたのが、10㎞を過ぎてから。吉居選手が10㎞28分00秒は、前回1区と同じペース。田澤選手28分20秒は前年とほぼ同じ。その差10秒くらいで変わらなかったのだが、11㎞過ぎ急激に詰まってくる。10-11㎞2分49秒でカバーして、ここにきてペースアップ。
12.3㎞田澤選手が一気に先頭に立った。このあたりは、やはり3年連続2区の、コースを知る強みでしょうか。少し疲れが出てくるところで、勝負をかけてきた形。吉居選手は付くことができず後退。やや苦しそうな形に。
CMを挟んで、14㎞では田澤選手から、吉居選手が100mも離れる。逆に、後ろが元気になり、ついに青学近藤選手がギアチェンジ。9㎞過ぎに、山学ムルア創価ムルワ選手の並走の真後ろに付けると、13.5㎞付近でスパート!留学生を引き離すと、
14.3㎞で一気に中大吉居選手を抜き去り総合2位に。吉居選手は下を俯くなど苦しい表情を浮かべていたものの、これには食らいつく。近藤・吉居選手は、同じランニングクラブ出身の同郷。近藤選手が付くよう促していたのだ。吉居選手も”これが無ければ終わってた”といった場面だ。
権太坂の定点では、田澤選手と近藤・吉居選手が19秒差。定点間で見ると、田澤選手が20分12秒で全体のトップの走り。区間記録にも近い走り。続いて近藤選手が20分18秒で2番目の走り。やっぱりこの2人が強いのか、そして、駒大のペースになっているのかと、この時点では思われました。
法大内田&国士カマウ選手のビルドアップ
3位争い山学ムルア創価ムルワ選手の後方、細かい順位変動が起きる。この定点間で元気なのが、法大内田選手。3位争いから、徐々に後退し、一旦総合8位に落としたものの、11.3㎞で順大三浦選手を捉え、12.5㎞を過ぎて引き離していき単独7位へ。さらに、権太坂の上り坂で明大を捉えて6位に浮上。この定点間5位の20分40秒!法大歴代のスピードランナーが、ギアを上げてきている。
抜かれた、明大小澤・順大三浦選手がちょっと元気ないか。小澤選手は、首位を明け渡しあたりから急速にペースダウン。苦しそうな表情になっている。三浦選手は、やはり今年はロードがうまくいかず、特に上りの部分で下がったか。
続いて、単独9位走行の國學平林選手を挟んで、10位に国士大カマウ選手が浮上。13位でタスキを受けて、横浜駅前では14位。定点間も15位で徐々に離されているなぁ…と思っていたら、10㎞付近から前に急接近。12㎞で一気に、東国丹所・日体藤本・城西斎藤選手を交わして11位、さらに落ちてきた大東ワンジル選手を交わして10位まで浮上。定点間は7番目のタイムだ。
真ん中くらいのタイムで推移しているのが、東国丹所選手と日体藤本選手。両者とも絶好調ではないものの、競り合いながらペースをキープ。これに城西大1年生斎藤選手がつく形。遅れかけていたが、権太坂の上りで粘っていた。なお、定点前で丹所選手が仕掛けて、単独11位に浮上している。
大東ワンジル選手、12㎞過ぎまで9位争い展開も…
ここから、さらに遅れてしまったのが、大東ワンジル選手。東海石原・早大石塚選手にも抜かれて、権太坂を総合16位で通過。13㎞手前まで、9位國學平林選手と競っていたのですが、
そこからの2.5㎞で一気に1分近く引き離された形。疲れが来たところで、本格的な権太坂の上りにかかり、打ち上がってしまった…のだろうか??身体が反ってしまっていて、前への推進力が失っている形。これは…1年時のムラあった時の、ワンジル選手だろうか??
後方では、東洋石田選手がやはりペースを上げられず、立大國安選手に交わされ19位。後ろ、ややもがきながら走っている専大ダンカン選手の方が少しペースは早い。酒井監督が「最下位の景色を見た」と話していた場面は、どうやら直後。ここまで苦しむとは…というのが酒井監督の胸中だったでしょうか。
レース展開
16.5㎞:東海石原選手苦しそうな表情ながら、日体藤本・城西斎藤選手を交わして、7人抜いて12位争いへ 城西斎藤選手がついていけないか
17㎞付近?
①田澤(駒大)
②0:18近藤(青学)吉居(中大)
④0:40ムルア(山学)ムルワ(創価)
⑥0:58内田(法大)
⑦1:03三浦(順大)
⑧1:07小澤(明大)
⑨1:14平林(國學)
⑩1:28カマウ(国士)
⑪1:33丹所(東国)
⑫1:41石原(東海)藤本(日体)
⑭1:44斎藤(城西)
⑮1:57石塚(早大)
(16)2:31工藤(麗澤)
⑯2:33ワンジル(大東)
⑰2:46西脇(帝京)
⑱3:27國安(立大)ダンカン(専大)
⑳3:28石田(東洋)
18㎞:駒大田澤選手51分23秒、この1㎞2分53秒。100mほどの差で、青学近藤・中大吉居選手もついていく
18㎞:國學平林選手が、順大三浦選手を交わして、7位に浮上。前法大内田選手の姿が見える
19.3㎞:中大吉居選手が仕掛けて前に出る、ですが近藤選手が歩道側から再び横に。鍔迫り合いになっている
19.6㎞:1位駒大、2位青学中大の差が10秒差 区間賞争いは近藤選手浮上か
20.7㎞:1位駒大田澤選手懸命に走るも、2位青学中大の差が5秒に
21㎞:2位中大吉居選手が浮上、近藤選手を5m突き放す
藤原監督「お前は世界に行くんだぞ!ここで負けてどうする!」
21.5㎞:1位駒大田澤、2位中大吉居、3位青学近藤、10mほどの差で等間隔
22㎞戸塚町歩道橋
①田澤(駒大)
②0:04吉居(中大)
③0:08近藤(青学)
④1:02ムルワ(創価)ムルア(山学)
⑥1:21内田(法大)
⑦1:22平林(國學)
⑧1:43カマウ(国士)三浦(順大)
⑩1:54石原(東海)丹所(東国)藤本(日体)
⑬1:57小澤(明大)
⑭2:08石塚(早大)
⑮2:24斎藤(城西)
⑯3:14西脇(帝京)
(17)3:25工藤(麗澤)
⑰4:10ダンカン(専大)
⑱4:15石田(東洋)國安(明大)
⑳4:38ワンジル(大東)
あと1㎞:2時間6分15秒で通過 3秒の間隔で吉居・近藤
22.3㎞:駒大大八木監督が大きな声をかけるも、中大吉居選手が切り替えて3m差へ 近藤選手もついてくる
22.7km:1位駒大2位中大の差が開く、青学近藤選手が追いつくか
直前、吉居選手がもうスパート トップに!
最後の1㎞吉居・近藤選手3分06秒、田澤選手3分12秒
1位吉居(中大)22分52秒<1>66分22秒①
3位田澤(駒大)23分14秒<3>66分34秒②0:03
2位近藤(青学)22分55秒<2>66分23秒③0:04
10位ムルア(山学)23分41秒<5>67分20秒④1:03
11位ムルワ(創価)23分45秒<6>67分27秒⑤1:07
5位平林(國學)23分24秒<7>67分32秒⑥1:24
13位内田(法大)23分52秒<8>67分52秒⑦1:29
9位カマウ(国士)23分30秒<9>67分54秒⑧1:47
15位三浦(順大)24分04秒<12>68分10秒⑨1:50
8位丹所(東国)23分29秒<10>68分05秒⑩1:51
4位石原(東海)23分20秒<4>67分09秒⑪1:52
7位藤本(日体)23分28秒<12>68分10秒⑫1:55
18位小澤(明大)24分20秒<14>68分42秒⑬2:03
6位石塚(早大)23分25秒<10>68分05秒⑭2:04
16位斎藤(城西)24分08秒<15>68分44秒⑮2:35
12位西脇(帝京)23分49秒<17>69分12秒⑯3:19
20位工藤(麗澤)24分31秒(20)70分06秒(17)3:42
14位ダンカン(専大)23分56秒<16>69分04秒⑰4:10
19位國安(立大)24分22秒<18>69分37秒⑱4:18
17位石田(東洋)24分19秒<19>70分04秒⑲4:20
21位ワンジル(大東)26分41秒<20>71分34秒⑳5:35
この争いが、先頭から大きく見え始めて、19.6㎞地点で10秒差、20.7㎞地点で5秒差に縮まってきた。ちなみにこの時点で区間トップは青学近藤選手に。田澤選手が、昨年程活ききれていないような感じ。なんとなく好調ではないんだなぁと、駅伝ファン一同思い始めてきた。
そして21㎞で吉居選手が、スパート!近藤青学選手を突き放して単独2位へ。藤原監督の「お前は世界に行くんだぞ!こんなところで負けるわけにはいかない!」の檄に、力を得た。一気に田澤選手に詰め寄ろうとする。
とはいえ、田澤選手ももがきながら粘る。5秒差になってから中々縮まらない。あと1㎞のところで3秒差の間隔で田澤・吉居・近藤選手の僅差での争い、固唾をのんで見守った駅伝ファンは見守っていた。
22.3㎞2位吉居選手が切り替え、一気に1秒差で詰める。だが、田澤選手が追いつかせない。限界を超えているがエースとしての意地だ。22.7㎞で、また田澤-吉居選手の差が開いた。むしろここにきて、3位近藤選手が仕掛けて、じりじり詰め寄ってくる。
中継所直前で、近藤選手が吉居選手を交わして、2位に浮上…したのは一瞬だった。残り100mから、吉居選手がもう一度爆発的なスパート。近藤選手を追い抜くと、今度こそ田澤選手に襲い掛かった。
このスプリントには、ついに田澤選手も屈っして2位へ。まさか、まさか吉居選手が首位を奪い返してトップ中継!そして、近藤選手が田澤選手に並びかけたところで2位3位タイム差なし。トップとの差は3秒。そして…区間賞は中大吉居選手!近藤選手は1秒差の2位、ただ田澤選手に初めて区間タイムで勝った。
吉居選手2区は、実は1年間かけて準備していたそうですが、まさか2区でも区間賞とは…。近藤選手も、本当に強いところを見せました。田澤選手は、12月上旬に新型コロナ感染して、ギリギリの状態での出場。それでも、負けてなお強しと言う印象。箱根駅伝歴史以上に残る三つ巴の戦いとなった。
山学ムルア選手が留学生争い制する!
スタート直後から、山学ムルア選手と創価ムルワ選手の4年生の留学生同士の対決が上位争いで展開されていた。創価ムルワ選手は3年連続華の2区、出雲駅伝でも3区区間新を出すなど、駅伝でおなじみの選手。
一方、山学ムルア選手は4年生の箱根で初出場だった。チームが箱根に出場できなかったり、同チームの留学生の争いに勝てなかったりで出番がなかった。今年も、箱根予選では1年生の同チーム下級生に出場機会を奪われていた。
もし、出場できなかったら、山学大の留学生史上初めて、大学駅伝を走らず卒業…という不名誉な記録がつくところだったが奮起。1万m27分台を出して上尾ハーフ61分少しで優勝して、最後の箱根を勝ち取った。
最後の、叩き合いも制して、総合4位でリレー。個人としても67分20秒の区間5位でタイムを稼いで、次に託す。創価ムルワ選手も、3年間67分前半でまとめて、大役を今回も果たしました。山学・創価とも次走者が勢いを付けられるかが大事だ。
東海石原選手が9人抜き!國學平林&早大石塚選手が見事なビルドアップ
続いてやってきたのは、なんと國學院平林選手!13位でタスキを受けて、権太坂までにじわじわ順位を上げて単独9位だった。そこから、18㎞までに順大三浦・明大小澤選手を交わして、7位に浮上すると、
最後の1㎞の上り坂で、法大内田選手を一気に交わして単独6位に浮上!最後の定点間は5番目にいいタイムで駆け上がり、67分32秒の区間7位。今回は12月に怪我離脱もあったのですが、やはり後半のアップダウンから強かった。山登り5区の噂も立ちましたが、あと2年走る機会あるのかどうか??続いて、7位中継の法大内田選手も、脚が万全の状態ではなかったそうですが、68分を切って区間8位で走り切った。
8位からが混戦で、最後に国士カマウ選手が、順大三浦選手を交わして9位に浮上。うまくまとめてみた。三浦選手は今回は少し苦しみ68分10秒。とはいえ、順大としては前回よりかなり上位だ。秒差で、東国丹所選手が10位、最後の箱根念願の2区、渾身の走りでした!
そしてわずかな差で11位東海石原選手が中継!ブービーから、連合チームを含めて9人抜きでここまで上がってきた!権太坂の時点で苦しそうに見えたが、最後定点間4位またペースアップ!全体でも67分09秒の区間4位で、上位3名の次、留学生にも勝っての走り。
下りは苦手で3区希望していましたが、両角監督に「下りと思って走れ!」で、2区エース区間出走でしたが、まさにエースの走りでいた。
日体大藤本選手も、箱根予選出場できない状態から、急ピッチで進めて、そこから秒差の12位中継。そういえば、前年後方スタートだった順大三浦・日体藤本選手が、それぞれ前方でレースができたことは良かったことだ。チームとしてはここから。
この次まで落ちてしまったのが明大小澤選手。最後の定点間は苦しんだ。ロード巧者だが、秋口怪我があった中、途中中大吉居選手についたのも堪えたかもしれない。その1秒差猛然と突っ込んできたのが早大石塚選手。ラスト定点間は6位で見事に、まとめあげてきた。順位は変わらずも、一時単独走になったところから、前が点々としている状況に持ってきたのはナイスだった。
このあと、権太坂まで10位付近で頑張っていた、城西斎藤選手がここから30秒ほどの差。最後は苦しくなったが、夏もそれほど走り込みできてない中68分台。やはりこれからの選手だ。
ここからは少し遅れ、流れの中で懸命に粘って帝京西脇選手が16位、連合の麗澤工藤選手を挟んで、激しい17位争い。専大ダンカン選手が最下位から3人抜きで17位。18位立大國安選手、2秒差で17㎞付近で一時単独最下位を走行した東洋石田選手。今回は何とかタスキを繋ぐ状態だった。
そして、ここから1分半も遅れてしまった大東ワンジル選手。多分最後の1㎞は4分かかっているくらい。精魂尽き果たした形で、襷リレー。真名子監督「悪夢を見ているようだった」のところだ。
手に汗を握る展開とは、このことを言うのかと言うほど。必ずしも好調ではない中、懸命にトップで逃げる駒大田澤選手、同郷同士の青学近藤・中大吉居選手の両者が、じりじりと詰め寄っていく残り3㎞。
最後の最後、吉居選手の爆発力が効いて先頭中継&区間賞!近藤選手も区間タイムで初めて勝つ走り。とはいえ、好調ではない田澤選手を、2人束になってやっと倒せる、田澤選手もやっぱり田澤選手だった、凄い争いでした。優勝争いも、中大・駒大・青学に徐々に絞られつつあった。
上位は争いは大混戦。1区がいい位置だった山学・創価大が留学生の力で4位5位で中継。最初で最後の大学駅伝の山学ムルア選手の激走ももっと注目を集めてもいい場面だった。国士カマウ選手もナイス
そして、國學平林選手がやはりロードに強いところを見せて、13位から6位浮上、法大内田選手も概ね上位で粘り切った。好調ではなかった中、順大三浦・東国丹所・日体藤本選手もほとんど差なく中継、
これに東海大石原選手が割って入る追い上げ。上位3人には及ばずも区間4位でエースの走り。続いた明大・早大あたりまで、ひとまず上位の流れの中でのリレー。
苦戦してしまったのが、東洋大が1区に引き続き2区も苦戦。まだ17位争いだ。そして大東大ワンジル選手がブレーキ、15位から9位に猛追するも、中盤から急失速。4年ぶりの箱根路で洗礼を浴びる結果に…。
とはいえ、まだまだ、全体的に混戦の中で、3区に突入した。
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