新年度ももう前半戦が終了しました。各大学ある程度の収穫と課題があったのではないでしょうか。当サイトでも、関東大学長距離各チームの2022年度のメンバーの紹介と実績、簡単な戦力分析を行いたいと思います。もちろん、新入生も紹介していきます。
続いて、留学生加入を起爆剤!4年ぶり本戦復帰へ上武大学です。
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95回記念大会を最後に、ここ3年間箱根本戦出場を逃している上武大。前回は、直前の1万m記録会で自己ベストが続出したものの、予選14位。ボーダーには届かなかった。連合に、現主将の村上選手が選ばれ4区出走。唯一の経験者となっています。
そんな上武大に、大きなニュースが入りました。札幌山の手高校の留学生パトリック選手が、上武大へ進学することになりました。上武大も、ついに留学生導入に踏み切りました。徐々に多くのチームが、切り札として起用してきていたところでした。
パトリック選手も、期待にたがわぬ走りを見せていて、関東IC入賞、直近では士別ハーフでいきなり好記録をマークしています。全日本予選では目立っていませんでしたが、やはり箱根予選にかけているか。4年ぶり出場を目指す上武大のメンバーをまとめてみます。
※持ちタイムは8月1日地点
※関東ICは2部
村上航太④28分38秒47/13分54秒76
≪22:全予4組38位、関東IC5千m決勝、箱4区15位参、21:予24位、20:予14位(連合選出)、19:予148位≫
鉄川 歩④29分28秒12/14分27秒74
上本青空④29分37秒83/14分37秒56
≪22:全予2組21位、21:予243位≫
石田竜也④29分42秒32/14分13秒50≪21:予165位≫
阿部爽真④29分46秒09/14分37秒94
山口星大④30分41秒09/14分32秒57
後閑将太④30分51秒01/14分42秒56≪22:関東IC3障8位≫
まずはエースの村上選手が中心です。怪我もありながら、箱根予選2年連続で好走し、箱根本戦唯一の経験者です。今期は、関東IC等で一時引っ張るレースなどもあり、積極的にレースを進めていることが多いです。なんとか彼に、チームで襷を繋いでほしいという駅伝ファン多いのではないでしょうか。
他の4年生は少し差がありますが、前回予選経験者石田・上本選手が前半シーズンは目立ちましたね。石田選手は私立6大学で14分13秒だしています。また上本選手が全日予選2組21位健闘後、士別ハーフ64分台。少しでも自信がついたか。
また、3障では後閑選手が8分56秒の好タイムで関東IC8位入賞!上武大も3障専門に頑張る選手がちょくちょくいますよね。
これに一度トラックで好走経験のある鉄川選手、今年5月に1万m30分08秒で走っている副主将阿部選手など、夏を超えて上がってくる選手がどれだけいるか、ですね。
青山 澪③29分13秒29/14分20秒49
≪22:全予3組37位、関東IC1万、21:予183位、20:予203位≫
額賀稜平③29分13秒47/14分13秒80
上田陽向③29分47秒97/14分28秒87≪22:関東IC3障11位、21:予417位≫
芝 大輔③29分48秒91/14分33秒90
山林レオ③29分57秒07/14分16秒14≪22:関東IC1500m≫
櫻内新也③30分08秒38/14分51秒90
小見山敦成③30分12秒94/14分32秒74
千原憂晟③30分19秒31/14分25秒47
太田蓮斗③30分20秒86/14分33秒19
大沼享尭③30分21秒49/14分25秒00
諏訪大樹③30分22秒44/14分34秒76
楢﨑隼人③30分30秒39/14分38秒01
飯吉拓斗③30分46秒11/14分42秒69
米林悠斗③30分58秒92/14分25秒98
菅原美紀③5千14分33秒73
中野清正③5千14分37秒65
京谷晃生③5千14分45秒90
3年生の夏の出来で総合力が大きく変わってくると思います。1万m29分台が5名いて、30分前半も結構な人数がいます。
この中でエース格は青山選手になりますかね。1万m29分13秒を持っていて、前回の箱根予選も、183位まずまず走っています。今年は主要大会で揉まれていますが、どこまで伸びるか。
関東ICでは上田選手が3障で決勝に進出し11位の結果を残しています。山林選手も関東IC1500mに出場していますし、一度トラックで結果を出している額賀選手もいますので、スピードある選手も何人かいますね。夏に総合力がどこまでつくか。
他、芝選手らになりますかね。頭数は非常に多いので、秋にレギュラー加わってくる選手も出てくるかもしれません。
海村 蓮②29分25秒11/13分56秒84
≪22:全予3組11位、関東IC5千、21:予287位≫
岩田楽也②29分52秒93/14分31秒29
≪22:全予2組32位、関東IChalf≫
鍋野涼雅②30分43秒39/14分37秒26
後藤大志②30分56秒45/14分43秒75
詫間 僚②14分33秒64
辻本幸翼②14分37秒07
吉田祐貴②14分37秒91
丹井遥斗②14分42秒27
2年生からもレギュラーと言える選手がでてきていますね。トラックのタイムは海村選手になりますね。早くも5千m13分台を出して、関東IC5千mにも出場。全日本予選でも3組11位と大健闘しています。
その海村選手を、日本学生ハーフで上回り、64分台を出しているのが岩田選手。関東ICハーフにも出走し、全日本予選にも出場しています。この2人がさらに戦力になるかどうか。
あとは、これからというところですが、4月日体大で詫間・鍋野選手あたりが5千mベストを出しています。夏を空けてどこまで走力伸ばしているかですかね。
※5000mベストは、4月1日時点にしています。
まずはパトリック選手が話題になりましたね。関東ICでは最後まで優勝争いに加わった上で3位入賞!高い素質を見せてくれました。全日予選は少し息切れも、士別ハーフで61分06秒好記録!やはり、早い段階からロードの練習をしていますかね。箱根予選でどこまで貯金できるか今からの楽しみ。
日本人は竹野選手ら、5千m14分30秒台自己ベストの選手らずらり。このあたりは、じっくり育成したいところ。その中で、前原・関本選手が、早くも全日本予選1組に登場しています。結果は苦しいものでしたが、今後の粘りに繋がっていけば。
あとは、関東IC3障に選ばれている北選手あたりが、春目立ったところですかね。まずは1度目の合宿でどこまで上がってくるかですかね。
上武大パトリック選手が、早速やってくれそうですね。高校時代から高い走力を誇っていましたが、ハーフマラソンにも既にがっつり対応しています。この夏で、箱根予選15㎞以降のアップダウンに対応する脚ができれば、61分前後十分可能です。チームに大きな勇気をもたらすはず。
日本人は、村上選手が現状抜けている状態ですね。2年連続個人順位20位前後にまとめている力があります。これにトラックでは3年青山選手、2年海村選手が、ロードでは4年上本選手に、2年岩田選手が上がりかけている印象ですかね。
前回の卒業生がやや多いので、選手層面はやや不安がありますが、上武大は育成で上級生になって力を付ける選手が多い伝統があります。頭数で言えば3年生が非常に多くなっていますので、このあたり総合力押し上げてくれれば、チャンスが出てくるのかなと思います。
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