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今年度から、春の時期は、男子実業団駅伝チームの紹介をしていこうと思います。
勿論、箱根駅伝ランナーが多く所属しているから、というのもありますが、
昨今、実業団駅伝チームを閉鎖する企業さんが多くなってきています。
企業運営上仕方がないのですが、陸上長距離ファンとして何かできることはないかと思ったのが、現時点の実業団チームのまとめです。
続いて、コニカミノルタです。
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参照サイト:コニカミノルタ陸上競技部
■第63回東日本実業団陸上競技選手権大会
10000m
星 岳28分37秒27
蜂須賀源28分51秒16
5000m
ドミニク ランガット13分40秒91
米満 怜13分41秒56
名取燎太13分49秒81
大山憲明14分13秒28
■第105回日本陸上競技選手権大会(兼 東京2020五輪代表選考会)
12位名取燎太28分12秒62
■第69回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会
5000m
ドミニク ランガット13分27秒60 2021/09/26第69回全日本実業団対抗陸上競技選手権大会
日本選手権には、ルーキーの名取選手が活躍していました。28分12秒の好タイムを出して12位に食い込みました。東海大時代、もっと言えば佐久長聖時代から活躍していましたが野で、ここはさすが!
あとは東日本実業団で、1万m28分台で走っている星・蜂須賀選手や、5千m13分41秒の米満選手と言った、ここのところ安定している印象があった選手は、やっぱり走っているなぁと感じました。
■第62回東日本実業団対抗駅伝競走大会
10位3時間43分56秒
1区(13.4㎞)10位米満 怜39分48秒 10位通過
2区(8.4km)3位ジェームス ナオキ23分10秒 5位通過
3区(16.8km)10位星 岳49分09秒 9位通過
4区(8.4km)13位名取燎太24分42秒 9位通過
5区(8.4km)14位相沢悠斗25分10秒 11位通過
6区(8.4km)13位伊勢翔吾24分54秒 11位通過
7区(12.6km)4位大山憲明37分03秒 10位通過
予選はちょっと危なかったのですよね。序盤の難しいところは、米満・ナオキ・星選手が凌いで、上位と差がない9位でした。でしたが、4区以降に落ち込みました。連続で区間13位~14位が続いて、ボーダーの12位が、近づいてきていました。
これを、アンカー爆発力のある大山選手が救いました。区間4位の好走で、ボーダーを突き放し10位で通過。とはいえ、苦戦してしまった感はありますかね。
■第66回全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)
21位4時間59分15秒
1区(12.3km)17位名取燎太35分04秒 17位通過
2区(8.3km)9位ジェームス ナオキ22分34秒 8位通過
3区(13.6km)30位米満 怜38分56秒 21位通過
4区(22.4km)15位星 岳65分33秒 21位通過
5区(15.8km)28位大山憲明50分00秒 22位通過
6区(12.1km)27位伊勢翔吾38分19秒 23位通過
7区(15.5km)22位西池 和人48分49秒 21位通過
迎えた本番、1区は何とか復調してきた名取選手が区間17位でリレー、2区ジェームス選手が区間9位の好走で8位に順位を上げましたが、ここが一番目立ったところになりました。
3区主力米満選手を投入しましたが、スピード展開に乗り切れず区間30位。21位まで落としました。4区はのちにマラソン2時間7分台を出す星選手が区間15位で走りますが、順位を上げられず。アンカー西池選手が懸命に順位を上げ、21位でゴール。これが現状のチームの力でした。
■第50回全日本実業団ハーフマラソン大会
相沢悠斗64分26秒
菊地賢人65分45秒
我那覇和真65分58秒
1500m
大山憲明3分46秒79 2021/04/24日本体育大学記録会
3000m
名取燎太8分01秒77 2021/04/03東京陸協ミドルディスタンスチャレンジ
星 岳8分04秒51 2021/04/03東京陸協ミドルディスタンスチャレンジ
大山憲明8分05秒32 2021/04/03東京陸協ミドルディスタンスチャレンジ
菊地賢人8分19秒69 2021/04/03東京陸協ミドルディスタンスチャレンジ
坪井 慧8分22秒81 2021/04/03東京陸協ミドルディスタンスチャレンジ
年の初めに、短めの距離に挑戦しているのですよね。名取選手が、8分01秒77とかなりの好記録!星選手も続きました。両者とも箱根2区などロードのイメージが強いのですが、スピード持久力はやはり高いものがある、ということですかね。スピードは大山選手もしっかり磨いていました。
5000m
ジェームス ナオキ13分19秒92 2021/07/17ホクレンディスタンス千歳大会
(ジェームス ナオキ13分24秒62 2021/11/14日本体育大学記録会)
ドミニク ランガット13分27秒10 2021/07/10ホクレンディスタンス網走大会
(ジェームス ナオキ13分27秒15 2021/07/03ホクレンディスタンス士別大会)
(ドミニク ランガット13分31秒94 2021/07/17ホクレンディスタンス千歳大会)
(ドミニク ランガット13分39秒37 2021/11/14日本体育大学記録会)
(米満 怜13分41秒56 2021/05/16第63回東日本実業団陸上競技選手権大会)
米満 怜13分42秒16 2021/06/06日本体育大学記録会
名取燎太13分44秒39 2021/04/25日本体育大学記録会
(名取燎太13分49秒06 2021/06/06日本体育大学記録会)
西池和人13分51秒55 2021/12/05日本体育大学記録会
蜂須賀源13分55秒93 2021/05/09日本体育大学記録会
大山憲明14分08秒70 2021/04/25日本体育大学記録会
坪井 慧14分16秒65 2021/04/25日本体育大学記録会
福田兼士14分17秒54 2021/07/03ホクレンディスタンス士別大会
濱川 駿14分23秒31 2021/06/06日本体育大学記録会
我那覇和真14分23秒36 2021/06/19東海大学記録会
相沢悠斗14分34秒09 2021/11/14日本体育大学記録会
留学生では、ジェームス選手が安定感非常に高かったですね。ホクレンで13分27秒・13分19秒と揃えて、駅伝後の大会でも13分24秒を出していました。これで短めのロードだとさらにいい走りができるみたいなので、欠かせないですね。
全体的には春に何度も出場していて、米満・名取選手が複数回13分40秒台を記録、非常に安定していました。また、年末には西池選手が状態を上げてきて13分51秒を記録、駅伝メンバーに間に合いました。
10000m
ジェームス ナオキ27分28秒49 2021/11/27八王子ロングディスタンス
(ジェームス ナオキ27分35秒59 2021/07/10ホクレンディスタンス網走大会)
(ジェームス ナオキ27分55秒96 2021/06/05日本体育大学記録会)
ドミニク ランガット27分57秒03 2021/11/27八王子ロングディスタンス
名取燎太28分12秒62 2021/05/05第105回日本陸上競技選手権大会
星 岳28分14秒12 2021/11/27八王子ロングディスタンス
米満 怜28分19秒46 2021/11/27八王子ロングディスタンス
蜂須賀源28分34秒85 2021/07/07ホクレンディスタンス深川大会
大山憲明28分47秒55 2021/11/27八王子ロングディスタンス
坪井 慧28分56秒85 2021/12/04日本体育大学記録会
福田兼士29分10秒11 2021/09/19日本体育大学記録会
伊勢翔吾29分12秒92 2021/12/04日本体育大学記録会
相沢悠斗29分44秒64 2021/12/04日本体育大学記録会
1万mもジェームス選手が良かったですね。3本27分台で揃えて、仕上げの八王子では27分28秒を出していました。これから暫くエースとして駅伝引っ張って行けそうですね。
日本人は、日本選手権の名取選手の28分12秒が最高、秋以降は不調になっていましたが、また上がってくるでしょう。八王子では、エース星選手に米満選手が28分14秒・19秒とまずまず好タイム。仕上げは良かったですね。
このほかでは、夏前までは主力の蜂須賀選手がしっかり28分台半ば、大山・坪井・福田選手らも駅伝のレギュラー争いを、しっかりと繰り広げていた印象です。
ハーフマラソン
我那覇和真63分57秒 2022/01/30大阪ハーフマラソン
相沢悠斗64分26秒 2022/02/13全日本実業団ハーフマラソン
(相沢悠斗64分46秒 2022/01/30大阪ハーフマラソン)
菊地賢人65分45秒 2022/02/13全日本実業団ハーフマラソン
(我那覇和真65分58秒 2022/02/13全日本実業団ハーフマラソン)
フルマラソン
MGC星 岳2時間7分31秒 2022/02/27大阪・びわ湖毎日マラソン統合大会
伊勢翔吾2時間11分32秒 2022/02/06第70回別府大分毎日マラソン
菊地賢人2時間14分58秒 2022/03/06東京マラソン
大山憲明2時間15分11秒 2022/02/06第70回別府大分毎日マラソン
谷川智浩2時間19分57秒 2022/02/06第70回別府大分毎日マラソン
ハーフマラソンは、NY駅伝出番のなかった我那覇・相沢選手が出走。我那覇選手の63分台がまずまず良かったですかね。
フルマラソンはなんといっても、大阪・びわ湖毎日マラソンで、初マラソン初優勝を飾った星選手!しかも、2時間7分31秒の初マラソン日本記録を樹立!他の選手が苦しくなる37㎞あたりから、じわじわとロングスパートをするところ、大学時代の恩師中野監督のいう「我慢する力」が際立ったシーンです。
MGC出場権も獲得し、今年のオレゴン世界陸上出場にも一気に繋がりました。まだ怖いもの知らずのまま、挑むというのも注目です。
谷川智浩(引退・スカウト兼コーチ)
菊地賢人(移籍⇒メイクス)
我那覇和真(移籍⇒ひらまつ病院)
西池和人(引退)
福田兼士(引退)
濱川 駿(引退)
多くの選手の出入りがありましたね。昨年からスカウト編成に携わっていた谷川選手が、びわ湖毎日マラソンで、選手として完全に区切りのレース。2時間20分は切る力は保持していました。これからは、コニカミノルタ復権へ、裏方として携わっていきます。
5人の選手が退部、うち力のある菊地・我那覇選手が移籍します。菊地選手は、ハーフマラソン歴代上位のタイムを出したことのある、ロードの鬼。今年から始動のメイクスで復活なるでしょうか。我那覇選手は、日清食品・コニカミノルタで競技をし、3つ目の実業団となるひまらつ病院で競技を続けます。
このほか、3選手は引退。高校時代から一線級で活躍していた西池選手は、ニューイヤー駅伝アンカーがラストラン。スピードの切れ味は本物の選手でした。その西池選手にあこがれていたという福田選手も区切り、帝京大卒の濱川選手もお疲れさまでした。
砂岡拓磨(城西大)
宮下隼人(東洋大)
川口 慧(神奈川大)
大学卒から、それぞれ色のあるランナーが入部しましたね。トラックの記録ということでは、城西大砂岡選手になりますね。5000m13分19秒は、現状日本人トップレベル付近の記録になります。箱根予選でも一発61分台の記録を出したことがあります。
駅伝は、チームが不出場だったこともあり、まだその能力は片鱗しか見せていませんが、紺が楽しみなのは間違いありません。スピードと言えば、神大川口選手も故障がちながら5千m13分台・1万m28分台の持ち主、これから本格開花でしょう!
箱根駅伝ファン一番馴染みがあるのは、宮下選手ですね。東洋大2年時に5区山登りで区間新記録をだして、以降は東洋大のエースとして走り続けました。平地ハーフマラソンの力もありますので、駅伝・マラソンで注目です。
最新ニュースとしては、やはり世界陸上マラソン代表の星選手でかね。まだ1か月半ありますが、現地で練習して、環境に対応して臨む選択をしたようですね。なお、パートナーとして宮下選手が同行するのは、東洋大ファンが注目するポイントかなぁ?
まずは悔いのない調整ができることを祈ります。
箱根駅伝ファンのための情報集
【箱根駅伝ファンのためのリンク集】
【【結果も!】2022年度箱根駅伝ファンのための競技会日程】
姉妹サイトより
【箱根駅伝アニメ:風が強く吹いている完走】
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