【結果】東京マラソン(2022年3月6日)【2021延期分】

2022年3月6日(日)に、
延期していた東京マラソン2021が行われます。

ややこしいですが、あくまで2021年分になります。

 今回は、市民の部も走れるということで、久々の大型開催のマラソンになります!

 日本記録保持者の富士通鈴木健吾選手や、そのほか男女とも世界記録保持者など多くの有力ランナーが出走するみたいですね。

 レースの詳細と、結果、駅伝ファンとしてのコメントを記載します。

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【結果】東京マラソン(2022年3月6日)

MGC出場権獲得条件
✅1位~3位:2時間10分00秒以内
✅4位~6位:2時間9分00秒以内
✅2時間8分00秒以内、何人でも
✅対象レース:2時間10分00秒平均
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男子レース詳細

スタート:すぐ留学生と、大集団と差が分かれていく
1㎞:2分50秒、PM設定2分54秒より早いタイムで通過

3㎞:8分36秒で通過(250-301-245)
 後方、256-308-250で3㎞ PM村山選手がペースをあげにかかる

5㎞:14分16秒で通過。なお、世界記録が14分24秒、
  下りとはいえ、現時点で世界記録より早いペース
  第2集団は14分48秒 こちらは日本記録14分53秒より早いペースとなっています

9㎞:世界記録より15秒早いペース(6km~9km 253-249-254-254)
10km:28分37秒(1417-1420) 世界記録より24秒早いペース
  日本人を含む集団は29分42秒前後で通過

10.5km:先頭集団がコースを間違えるアクシデント、白バイが間違えていた?
10.59㎞:先頭集団と、日本人を含む集団との差が58秒差

13.2㎞日本橋通過

14㎞:日本人を含む集団は、2分56秒にあがり縦長になる場面もあったが、また大集団へ
15㎞:先頭は43分15秒で通過 世界記録43分38秒より23秒早いタイムで通過
  日本人を含む集団は、44分31秒で通過 日本記録44分32秒より1秒早いペース
  給水で、Honda田口選手らが前の方で通過

16.5㎞:日本人含む集団、上位はHonda土方、トヨタ紡織聞谷、三菱重工井上、富士通鈴木選手ら
18㎞:日本人含む集団、PMがやや前に出て、鈴木健吾選手がついていく展開

20㎞:先頭は57分53秒で通過
  日本人集団59分21秒で通過 日本記録と全く同じ
  少し出ているPM+鈴木選手に、GMO下田選手と帝京大細谷選手もつこうとしている

ハーフ:先頭集団1時間1分03秒 世界記録より3秒早いペースに
   日本人含む集団1時間2分33秒 日本記録より3秒早いペース
   PMの横に鈴木選手、後ろにGMO吉田・井上選手がつく 後方はヤクルト高久選手ら

22㎞:日本人含む集団は、PMと後方集団に分かれてきた
  PMに鈴木・吉田・井上・GMO林選手 後方に高久・土方選手ら5名ほど さらに後ろ集団

23㎞:PM山学オニエゴ選手に、海外選手1名鈴木・吉田・井上・林選手 後方は8秒差

23.95㎞折り返し:トップと2位集団1分37秒。後方1分47秒以降
24.2㎞:先頭集団、エチオピアのゲレメイ選手が棄権 PMも2人脱落
25㎞:先頭集団は、PM1名、ついているのは4名
   1時間12分26秒で通過 世界記録より2秒遅れるペース

25㎞:日本人含む集団もPMがやめる
   鈴木選手が単独先頭で通過1時間13分59秒 自身の日本記録より10秒早い
   3秒差で吉田選手、8秒差で海外選手・井上・林3選手

26.8㎞:世界記録保持者キプチョゲ選手が、PMの前に出てくる
   コリル・トラ選手が遅れていく キプチョゲ選手と2名で先頭

27㎞:鈴木選手が、海外選手を一人捉えて順位を上げる 1㎞2分55秒ペースにアップ
  後方は海外選手と吉田選手、林選手は少し後退

29㎞:キプチョゲ選手が1㎞2分50秒ペースにアップ つくのはキプルト選手
30㎞:1時間26分51秒 世界記録より6秒遅れ ペースを戻してくる
  5位鈴木・キタタ選手は1時間28分42秒 自身の記録より17秒上回るペース
  吉田・林選手を挟み、後方集団は帝京細谷選手が引っ張る大集団1時間29分42秒通過

32㎞:キプチョゲ・キプルト選手1時間32分39秒 やや牽制気味?
33㎞:鈴木選手単独4位走行 銀座4丁目で先頭と2分02秒差
34㎞:日本人4位に、JR東日本其田・SG湯澤選手 後方聞谷選手ら集団

35㎞:キプチョゲ&キプルト選手、1時間41分29秒 2時間2分台ペースはキープ
35㎞:4位鈴木選手が2分05秒差で通過

36.5㎞:キプチョゲ選手が単独先頭! キプルト選手を突き放す
   この1㎞2分53秒 またペースが上がってきた
37.5㎞:日本人2位吉田選手キープ 15秒程で湯澤・其田選手 その後方に林選手
   後ろ6人の集団に土方選手ら 井上選手は少し後退気味

38㎞:鈴木選手のLAPが3分04秒、ストライドが伸びなくなってきた
39㎞:次の1㎞3分01秒、何とか持ちこたえている

40㎞:キプチョゲ選手、1時間56分02秒で通過 2位アモス13秒差、3位トラ1分32秒差
  4位鈴木選手1時間58分42秒 日本記録より2秒遅れるペース この1㎞3分06秒

ゴール:2時間2分40秒(速報) 世界歴代3位相当!2位アモス選手2時間3分13秒ほど
  3位トラ選手2時間4分14秒、4位鈴木選手2時間5分28秒 日本歴代2位でフィニッシュ。
  ゴール後、涙を流す姿が。

上位男子結果

1位E.キプチョゲ(ケニア)2時間2分40秒 世界歴代3位パフォーマンス
2位A.キプルト(ケニア)2時間3分13秒
3位T.トラ(エチオピア)2時間4分14秒
4位鈴木健吾(富士通)2時間5分28秒 日本歴代2位パフォーマンス
5位S.キタタ(エチオピア)2時間6分12秒
6位L.コリル(ケニア)2時間6分37秒
7位其田健也(JR東日本)2時間7分23秒
8位湯澤 舜(SGホールディングス)2時間7分31秒

9位聞谷賢人(トヨタ紡織)2時間7分55秒
10位マイケル ギザエ(スズキAC)2時間7分55秒
11位土方英和(Honda)2時間8分02秒
12位J.コリル(ケニア)2時間8分04秒
13位佐藤悠基(SGホールディングス)2時間8分17秒
以上、✨MGC出場権獲得✨

14位林 奎介(GMO)2時間8分21秒
15位堀尾謙介(トヨタ)2時間8分25秒
16位河合代二(トーエネック)2時間8分31秒

17位井上大仁(三菱重工)2時間8分33秒
18位定方俊樹(三菱重工)2時間8分33秒✨ワイルドカードMGC出場✨
19位下田裕太(GMO)2時間8分35秒
20位久保和馬(西鉄)2時間8分48秒
21位冨安 央(ラフィネ)2時間08分55秒
22位小山直城(Honda)2時間8分59秒
23位細谷翔馬④(帝京大)2時間9分18秒 日本人学生歴代3位
24位吉田祐也(GMO)2時間9分20秒

25位田口雅也(Honda)2時間9分27秒✨ワイルドカードMGC出場✨
26位足羽純実(Honda)2時間9分41秒
27位松尾淳之介(NTT西日本)2時間9分48秒
28位監物稔浩(NTT西日本)2時間10分29秒
29位作田直也(JR東日本)2時間10分43秒
30位大津顕杜(トヨタ自動車九州)2時間10分45秒
31位小森稜太(NTN)2時間10分48秒
32位上門大祐(大塚製薬)2時間10分57秒

33位秋山清仁(愛知製鋼)2時間10分58秒
34位高久 龍(ヤクルト)2時間11分01秒
35位田中飛鳥(RUNLIFE)2時間11分09秒
36位松本 稜(トヨタ自動車)2時間11分23秒
37位松尾良一(旭化成)2時間11分49秒
38位設楽啓太(日立物流)2時間12分29秒
39位宮川慎太郎(警視庁)2時間12分38秒
40位宮脇千博(トヨタ)2時間12分41秒

41位山田 学(スズキ)2時間13分02秒
42位大崎 遼(東京陸協)2時間13分19秒
43位有村優樹(旭化成)2時間13分30秒
44位作田将希(JR東日本)2時間13分34秒
45位田中佳祐(富士通)2時間13分41秒
46位熊橋弘将(山陽特殊製鋼)2時間13分41秒
47位朝賀勇也(高田自衛隊)2時間13分41秒
48位渡邉利典(GMO)2時間14分01秒

49位濱崎達規(なんじぃAC)2時間14分13秒
50位菊地賢人(コニカミノルタ)2時間14分58秒
51位熊谷拓馬(住友電工)2時間15分15秒
52位D.M.キトニー(カネボウ)2時間15分19秒
53位橋本隆光(小森コーポレーション)2時間15分29秒
54位湯浅 仁②(中央大)2時間15分33秒
55位荻久保寛也(ヤクルト)2時間15分43秒
56位細森大輔(YKK)2時間15分44秒

57位片西 景(JR東日本)2時間15分53秒
58位津田将希④(順天堂大)2時間15分56秒
59位開上知弘(金沢市役所)2時間16分13秒
60位牛山純一(CITY RUNNER)2時間16分31秒
61位山口純平(ELDORESO)2時間16分31秒
62位澁川裕二(前橋市陸協)2時間16分40秒
63位中澤雄大③(中央大)2時間16分56秒
64位柴田拓真(小森コーポレーション)2時間16分57秒

65位門出康孝(TEAMITO)2時間17分07秒
66位辻川 諒(千葉陸協)2時間17分28秒
67位甲斐大貴(ラフィネ)2時間17分34秒
68位瀬口啓太(兵庫ハンモックAC)2時間17分35秒
69位齋藤真也(天童東村山陸協)2時間17分49秒
70位児玉雄介(サーチファームジャパンRC)2時間18分09秒
71位岡山春紀(コモディイイダ)2時間18分20秒
72位高橋幸二(オキ・ホールディングス)2時間18分23秒

73位渡邉清紘(NDソフト)2時間18分31秒
74位齋藤拓也(日税ビジネス)2時間18分40秒
75位松井俊介(松戸市陸協)2時間18分41秒
76位吉村大輝(旭化成)2時間18分52秒
77位大橋(小平市陸協)2時間18分55秒
78位森 貴樹(モントブラン)2時間19分13秒
79位行場竹彦(鳩印G&T川崎)2時間19分18秒
80位原田 拓(FROG)2時間19分20秒

81位井上直紀(クラブR2西日本)2時間19分24秒
82位川内鮮輝(Jaybird)2時間19分28秒
83位森川翔平(山陽特殊製鋼)2時間19分37秒
84位土橋晋也(アスリーツ・ラボ)2時間19分45秒
85位秋山太陽(森ビル)2時間19分57秒
86位曽宮 道(見次クラブ)2時間19分57秒
以上、2時間20分00秒以内

世界記録保持者、37歳キプチョゲ選手貫録の優勝
 本当に強豪勢が揃っていたのですよね。男女ともに世界記録保持者が参加していた今回の東京マラソン。男子は2時間1分38秒の世界記録及び、非公認ながら2時間を切ったこともある、37歳キプチョゲ選手が参戦。東京五輪もしっかり金メダル、日本は2度目のレースでした。

 序盤は下り坂ということもあり、1㎞2分50秒ほどの世界記録を超えるペースで推移。10.5㎞ほどでコースの誘導ミスがあり、15秒程ロスするアクシデントがありましたが、動じることなく対応します。

 ペースメーカーも、他2時間3分4分台の自己ベストを持つ選手が、途中棄権するくらいのハイペースでしたが、一人精密機械のように、ピッチを刻んでいくキプチョゲ選手。 27㎞手前では、ペースメーカーを置き去りにして、キプルト選手とのマッチレースに。

 そして、36.5㎞でペースアップし、キプルト選手を突き放してついに単独先頭に。その時の1㎞は2分53秒。あれだけのペースで走りながら、ここでさらにあげることができるのですから、本当に強いですね。

 そのまま2時間2分40秒の、日本国内最高記録&パフォーマンス世界歴代3位となるタイムでゴールしました。やはり別格ですね。インタビューでも、とても落ち着いた言葉選び、コース間違えについては全く触れないようにする配慮も。

 さらに、解説の大迫傑選手の「どうやったら長くコンスタントに結果が出せる選手になれるか?」では金言が飛び出しましたね。

 プロフェショナルであること。競技を愛すること。どこから来たのか、どこに行くのか、それを自覚して、自分を律して毎日走る。そしてインスピレーションを与え続ける

 競技面ということだけでなく、もっと根本的なこをさらりと話しておられるのが凄く印象的ですね。死生観からの覚悟かな…なんて上っ面な解釈をしながら、何度も反芻してしまいました。また、走っている姿を見たいですね。

日本記録保持者・富士通鈴木選手は貫録の2時間5分台
 今回は、前年のびわ湖毎日マラソンで、2時間4分台の日本新記録をマークした鈴木選手も参戦していました。その時ほど、調子は良くなかったそうですが、それでも参戦したところ、並々ならぬ覚悟がありました。

 約2分58秒ほどのペースでペースメーカーが刻んでいき、ハーフマラソンは62分33秒と日本記録より3秒ほど早いペース。その後、鈴木選手がペースメーカーと話し合い、ペースアップ。25㎞で早くも、日本人単独先頭に立った。30㎞では、日本記録よりも17秒も早かった。

 ただ、日本記録の時は、35㎞まで脚を溜め、それ以降2分55秒ペースで押し切ったれース。単独走の中、さすがに35㎞からは1㎞3分をやや超えるペースとなっていきました。それでも他の日本人ランナーは全く寄せ付けないところ、本当に一人抜けていました。

 結果、セカンドベストであり、日本歴代2位パフォーマンスとなる2時間5分28秒でゴール。その後は、プレッシャーから解放された涙も。ずっと、注目され続けて辛かった面も相当数にあったそうですね。そんな中でした。

 世界との差も感じながらも、キプチョゲ選手から2分48秒差は、ここ数年の日本人との差を考えると踏ん張ったのかなと思います。少しずつでも差を詰めていければいいなと感じます。

今回も6名MGC出場権!其田・湯澤選手、そして…佐藤悠基選手も
 鈴木選手から2分離れて2時間7分半ば~8分台前半となりましたが、今回も6名がMGC出場権を獲得しました。37.5㎞で、GMO吉田選手、続いてSG湯澤・JR東日本其田選手、その後に、GMO林選手が単独、Honda土方選手ら数人、さらにその後ろ三菱重工井上選手となっていました。

 その後、大きく展開が変わっていました。日本人2番手グループにJR東日本・SG湯澤選手が浮上。それぞれ2時間7分23秒・2時間7分31秒でゴール。続いて、実力者トヨタ紡織聞谷選手がゴール。そういえば、この前も順大OB藤曲選手が奮闘していました。最近の順大OBがマラソンで頑張ってます。

 ここから混戦、昨年びわ湖毎日で日本人2位2時間6分台だったHonda土方選手が2時間8分02秒で日本人5番手。少しタイムが落ちましたが、”再現性”に課題がある日本マラソン界の高速化の中、結果を残しました。

 最後の6番手争いは15秒以内に4選手入るという大混戦でしたが、勝ち切ったのはなんとSGホールディングス佐藤悠基選手!30代半ばになってから、またパワーアップしてきていますよね。最後の争いで勝ち切ってくるところ、さすがトラックの日本王者でもあります。

 4秒差で一時はブレイクしかけたGMO林選手、前回のMGC出走している堀尾・河合選手、さらに三菱重工マラソン部の井上選手が続いています。彼らもマラソン実績は高いのですが…また次年度チャレンジですね。

ワイルドカード田口・定方選手も!

 追記:三菱重工定方選手とHonda田口選手も、対象2レース2時間10分以内平均をクリアして、MGC出場権獲得していますね!

定方俊樹⇒21福岡2時間10分31秒 22東京2時間8分33秒
田口雅也⇒21福岡2時間9分35秒 22田口2時間9分27秒

 12月福岡からの連戦でしたが、しっかりまとめきったのは良かったですね。まだMGCからは時間がありますので、一旦体を休めてから、もう一度身体を作り直すことができます。今後が楽しみですね。

女子レース詳細

5㎞:新谷・一山選手が先頭から6秒遅れて通過。東京五輪2位の選手も
10㎞:コスゲイ選手32分14秒、6位集団新谷・一山選手34秒、10位加世田選手1分31秒差

15㎞:コスゲイ選手48分21秒通過 2時間16分台を狙えるペース
  6位争い新谷・一山56秒差、10位加世田選手2分30秒差

20㎞:世界記録保持者コスゲイ選手1時間4分35秒通過 5名先頭集団
  6位集団3名に新谷・一山選手1分18秒差

25㎞:一山・新谷選手が、1時間22分24秒 このままいくと2時間19分台日本記録ペース

30㎞:6位で一山・新谷選手が並んで1時間39分04秒で通過
   日本記録1時間38分48秒より16秒遅いだけのペース

 なお世界選手権派遣標準は、2時間23分18秒 はるかに上回るペース

39㎞:一山・新谷選手ずっと並走 2時間20分台は狙えるペース
40㎞:一山選手がスパート 日本人先頭へ

ゴール:コスゲイ選手2時間16分02秒 日本国内最高記録で優勝
  2位3位は2時間18分台でフィニッシュ。
  6位一山選手は2時間21分02秒 7位新谷選手2時間21分17秒でゴール

上位女子結果

1位B.コスゲイ(ケニア)2時間16分02秒
2位A.ベケラ(エチオピア)2時間17分58秒
3位G.ゲブレスラシェ(エチオピア)2時間18分18秒
4位A.タヌイ(ケニア)2時間18分42秒
5位H.ゲブレキダン(エチオピア)2時間19分10秒
6位一山麻緒(ワコール)2時間21分02秒
7位新谷仁美(積水化学)2時間21分17秒

森田香織(パナソニック)2時間27分38秒
以上、✨MGC出場権獲得✨
加世田梨花(ダイハツ)2時間28分29秒
下門美春(埼玉医科大G)2時間29分20秒
兼重志帆(GRlab)2時間29分26秒

 女子選手は詳しくないので簡単にまとめます。女子も2時間14分04秒の世界記録を持っている、ケニアのコスゲイ選手が見事に優勝です。テレビであまり映っていませんでしたが、5選手による優勝争い。

 途中まで集団でしたが、しっかりと突き放しての優勝。2時間16分02秒と、こちらも今の日本女子マラソン界では考えられない好タイムで優勝。女子もどんどんレベルが上がっていますね。

 そんな中、東京五輪8位入賞の一山選手、さらにトラック1万m東京五輪出場の新谷選手が出場!2時間19分日本記録を狙えるペースで2人並走していたのは日本ファン沸いたのではないでしょうか。

 一山は、現役日本人最速さすがの走り。2時間21分02秒の好タイムで優勝。高いレベルで安定していますね。

 新谷選手は、実は第1回大会の優勝者でもあるのですが、トラックに絞っていることもあり13年ぶりの参戦。「なにも面白さが分からなかった」と話しつつ、2時間21分台で走り切ってしまうところはさすがの実力者でした。

大学生結果まとめ

細谷翔馬④(帝京大)2時間9分18秒 学生歴代3位
湯浅 仁②(中央大)2時間15分33秒
津田将希④(順天堂大)2時間15分56秒
中澤雄大③(中央大)2時間16分56秒
坂田陽朗③(立正大)2時間28分36秒

 大学生も参戦、大いに目立っていたのは、帝京大細谷選手。第2集団にずっとついていく走り。20㎞付近では一時集団の前に出てくる場面もありました!

 終盤も、集団から大きく落ちることもなく、なんと2時間9分18秒の学生歴代3位の好タイム!公務員としては走り続けるものの、実業団には進まないのですが…これは2年連続5区区間賞の選手ですね。

 また、中央大や順大など伝統校からのも出場。2年生ながら出場した湯浅選手が2時間15分33秒とまずまずのタイム。箱根9区であれだけの走りをするのには、やはり理由があるのですね。

 8区で区間賞と区間3位となった順大津田・中大中澤選手もその後まもなくゴールできたようです。このあたりは、やはり実力者なんだなと感じます。

同一レース夫婦合計タイム

鈴木健吾2時間5分28秒
一山真緒2時間21分02秒
合計4時間26分30秒

ギネス記録更新!!

 そして、なんととある部門で日本人が世界一となったようです。夫婦の、同一レースでフルマラソン合計記録において、鈴木健吾・一山真緒夫妻の、今回の合計タイムがギネス記録にあたるということです!

 もともと試合前も意識していたそうで、先にゴールした鈴木選手も、レース後、画面にくぎ付け。鈴木選手のタイムにより、一山選手は2時間21分半以内でフィニッシュする必要がありました。(元々のレベルも高いですね)

 最終的に見事に達成して、2人喜び合っていたのは、なんだかほっこりしました。見事、世界最速の夫婦となりました。

追記:THE TEN【10000m結果】

 アメリカでトラックレースが行われたようですね。フィッシャー選手の26分33秒をはじめ、好記録が続出していたようです。このあたりも、まだまだ世界との差を感じる種目です。

 そこに日本人で、SUBARU清水選手と中央大吉居選手が出場しました。清水選手が自己ベストを更新する27分31秒の好タイムでゴール!八王子27分台・NY駅伝4区と爆発的な走りをしていましたが、さらに快走!標準にはあと少しでしたが、また少し結果が出ました。


hakonankit

箱根駅伝の魅力に3歳の頃から取りつかれ、今や全日本大学駅伝や出雲駅伝を含めた大学駅伝、その予選会。大学長距離界がとても大好きな人間です。ブログでは10年以上にわたり、追いかけています。