出雲駅伝2021【青山学院大学】戦力分析&区間エントリー予想

まもなく、大学駅伝2021-2022シーズン到来ですね!

コロナ禍であることは、昨シーズンから変わりませんが、ひとまず緊急事態宣言が解除され、幸運なことに、大学駅伝界はいい出足となりそうです。

最初の三大駅伝である出雲駅伝2021のエントリーが締め切られました。
公式ホームページでのメンバー発表は、まだですが、いくつかのチームがSNSなどを通して発表しています。

その次、青山学院大学出雲駅伝2021区間エントリー予想から開始していきます。

今年も豊富な選手層を誇り、優勝候補の一角にあげられる強豪校です。現時点では、必ずしも本命視されていないチャレンジャーの立場。ですが、こういう時の方が怖かったりします。

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出雲駅伝2021【青山学院大学】戦力分析&区間エントリー予想

エントリーは10人となります。
なお出雲駅伝2021前日に、出走メンバー6名・補欠2名に絞られます。

エントリーメンバーと戦力分析

エントリーメンバー
出:出雲駅伝、全:全日本駅伝、箱:箱根駅伝、都:都道府県対抗駅伝、高:高校駅伝

髙橋勇輝④13分54秒72/28分58秒28≪21:箱6区3位≫
飯田貴之④13分55秒83/28分49秒45≪21:箱9区2位、20:箱5区2位、19:全8区7位、箱8区2位≫

近藤幸太郎③13分34秒88/28分10秒50≪21:箱7区3位、20:全2区13位≫
横田俊吾③13分54秒85/29分03秒99
中倉啓敦③13分55秒29/28分56秒13≪21:箱10区4位≫
目片将大③13分56秒13/28分57秒61
西久保遼③13分59秒18/28分21秒52

佐藤一世②13分49秒74/28分50秒56≪21:箱4区4位、20:全5区1位≫
山内健登②13分50秒43≪20:全6区9位≫

若林宏樹①13分41秒32≪20:高1区3位≫

 3年生近藤選手と2年佐藤選手が柱になりつつあるんですよね。原監督は「みんな早いんだけど、強い選手が出てきてほしい」と話されていました。5000m13分台21名いながらも、駅伝で一気に流れを引き寄せる強いランナーの出現を願っていました。

 そんな中、3年近藤選手がここ半年で躍進。春先に1万m28分10秒のベストを出すと、先日の日本インカレは5000mでは見事に優勝!他校のエースと戦えるようになりつつあります。

 2年佐藤選手は、記録も持っていますが、それ以上に駅伝でしっかり自分の力を出し切ることに長けていると感じるランナー。1年時は全日本・箱根ともに冷静に走っていました。

 今後の期待としては、1年生若林選手。高校時代から活躍していて、日本インカレでも積極的な走りをしていました。起用は間違いなくあるといっていいでしょう。

 そのあとが横一線ですね。4年生では今年の箱根6区山下りで安定したスピードを見せた高橋選手、
長距離ロード型ながら、トラック5000mも13分台を出した飯田主将。

 3年生では、目片選手も一気に候補に。夏合宿の上りの練習で目立ち、先日の5千mでも13分台を出していました。

 他にも、前回箱根出走の中倉選手、関東インカレハーフ優勝の西久保選手、持ちタイムとしては彼らを上回る横田選手。2年生からは前回全日本出走の山内選手も選出されました。

 全員13分50秒台の5000mベストを持っています。区間オーダーを予想する側としては非常に難解ですね!

区間オーダー予想

 んー、ここは安泰と言える区間がないのですよね。前半型にするか、バランス型にするか…原監督がどこのチームをマークするかでも変わってきそうです。

区間エントリー予想

1区(8.0㎞)近藤幸太郎③
2区(5.8㎞)髙橋勇輝④
3区(8.5㎞)佐藤一世②
4区(6.2㎞)若林宏樹①
5区(6.4㎞)目片将大③
6区(10.2㎞)飯田貴之④

 ひとまず前半に集中させるオーダーにしました。駒大らと最初からしっかり絡んでいって流れに乗っていかない限りは勝機は見えないと思いました。

1区近藤選手…できるだけ先頭付近に立つために。、エース格の近藤選手を早い段階で投入するのではと考えています。日本インカレでは序盤から好位置につけて優勝。この冷静さを出雲1区でも見せれば。

2区髙橋選手…ここはちょっと意外な予想かもしれないですかね。最短区間ですが、だからこそ大事に行きたいので4年生髙橋選手。青学比較的得意な区間ですが果たして?

3区佐藤選手…駅伝でしっかり走れる佐藤選手を3区に。ある程度の流れはこの区間で決まると思いますので、トップ付近の流れにのせていきたいところです。

4区若林選手…選手層は厚い青学大。4区と5区の繋ぎ区間で抜け出すチャンスがあればと思っています。ここでルーキー若林選手。5千m13分41秒の走力は魅力的。繋ぎの4区で思い切り爆発してくれれば。

5区目片選手…ここで秘密兵器登場。三大駅伝や主要大会経験はありませんが、記録会で何度も好走している目片選手をデビュー。アップダウンもあったと思うこのコースで好走なるか。

6区飯田選手…前半にスピードのある主力を起用していますので、残りのメンバーでは飯田主将でしょうか。持久力ではチームトップレベル。スピードも徐々についたところ対応できるでしょうか。

 繋ぎ区間は他にも横田・西久保選手と未出走の選手を起用したいし、本当は3区や6区に近藤・佐藤選手を残したいのですが…どうでしょうか。

まとめ

・近藤&佐藤選手をどこに配置するか

・過去の傾向では”駅伝男”2区配置で優位に

・1区を凌いで後半に固めるのもあり

 前半型にするか、バランス型にするか。1区にエース格を置いて優位にレースを進めて、優勝争いを確実に行うのもありですし、

 距離の長い3区と6区にエース格を置いて、1区は若手で凌ぐことも考えられますね(過去は梶谷・鈴木選手で凌いだこともあり)。

 それから2区は田村・岸本選手ら駅伝男を置いて区間賞を獲得し、3区に向けて弾みをつけたこともあります。今の青学大から、そういう選手が出てくるかどうか。

 珍しく優勝候補の一角扱いで、本命視ではない今回の青学大ですが、チャレンジャー精神で臨んだ時こそ、予想以上の結果を出すチームでもあります。今年も楽しみです。


hakonankit

箱根駅伝の魅力に3歳の頃から取りつかれ、今や全日本大学駅伝や出雲駅伝を含めた大学駅伝、その予選会。大学長距離界がとても大好きな人間です。ブログでは10年以上にわたり、追いかけています。