【結果】第290回日本体育大学長距離競技会(2021年9月19日20日)【大学駅伝チーム別まとめ】

秋シーズン記録会開幕ですね!

2021年(令和3年)9月20日(日)21日(月)に
第290回日本体育大学長距離競技会が行われます。

コロナ禍もあり、今年度は比較的小規模の大会を、多く開催することになっているようですね10月の一周目に291回が行われる模様)。

なお、1日目に男子5000mが行われ、2日目に男子10000m他の種目となっていますので、ご注意を。

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【男子長距離結果】第290回日本体育大学長距離競技会

日本体育体育大学陸上競技部【公式サイト】

第290回日体大長距離競技会【要項】

第290回日体大長距離競技会【競技日程・エントリー】

【日程】男子長距離抜粋
19日(日)
15時00分:男子5000m1組~4組
16時20分:男子5000m5組~7組
17時20分:男子5000m8組9組
17時56分:男子5000m10組
18時14分:男子5000m11組
18時32分:男子5000m12組
18時50分:男子5000m13組

20日(月)

14時40分:男子1500m1組~3組
16時00分:男子10000m1組
16時40分:男子10000m2組
18時40分:男子10000m3組

19日は男子5000mのみ
20日は男子800m、女子800m、3000m、5000mがあります

TOP・実業団結果まとめ

正式全結果

男子5000m11組

男子5000m12組

男子5000m13組

 13分20秒台の争いで留学生。その次13分40秒台で日本人の争いでした。トヨタ紡織大池、ヤクルト荻久保、Honda川瀬選手らスピードある実業団選手が記録を出しています。それを大学2年生のランナーが食い込んでいます。これが大きな収穫ですね。大学生はまたコメントします。

男子10000m3組

大学駅伝チーム別まとめ

自己ベスト選手⇒★

箱根駅伝シード校

駒澤大学
5000m
13組
安原太陽②13分43秒65★
円 健介③13分48秒67★
蓮沼直希④13分49秒49★

 5000m最終組に駒澤大の新戦力候補が出場。3選手とも13分50秒を切るというハイレベルな記録!本当に駒大の育成が凄いですね。

 夏前にも注目を浴びていた安原選手が、いよいよ本格化してくる13分43秒。また、1500mが得意なスピードランナー蓮沼選手も5000mで10秒ほど更新!4年生の選手層は薄いのでうれしい成長。

 さらに地道に記録を縮めてきた円選手が13分48びょいうの好記録!出雲駅伝エントリー締め切り前に、なんと13分50秒切が10名揃ってしまいました。大八木監督はどう判断されたか。

東海大学
5000m
10組
吉富裕太④14分14秒64★
金澤有真③14分16秒49★
永洞和希②14分16秒60★
折口雄紀②14分19秒62
丸山真孝②14分24秒76
12組
松崎健悟④15分06秒8

 東海大も出雲駅伝や全日本大学駅伝のメンバー入りを狙うようなランナーが出場しています。ここにきて吉富・金澤選手と上級生の選手が自己ベスト!一ついい刺激になりますね。

順天堂大学
男子5000m
13組
石井一希②13分46秒94★
原田凌輔④13分57秒51★
小島優作④14分01秒86

 2年生主力石井選手は、記録会に出場したのですよね。13分46秒とさすがの自己ベスト!夏も順調に過ごせたようで何より。出雲駅伝は何区になるか。

 びっくりしたのが、前日に日本インカレ1500mで予選・決勝とは知った原田・小島選手が連戦で5000mにトライ!出雲メンバーを狙う原田選手が13分57秒ベスト。疲労が心配も、凄い気迫ですね!

帝京大学
5000m
10組
安村晴樹④14分14秒82★
岩本拓真①14分32秒14★
中野大地③14分38秒88
11組
近田達矢②14分31秒28
藤尾壮紀③15分09秒35
13組
橋本尚斗④13分52秒58★
西脇翔太②13分56秒71★
中村風馬④13分58秒45
森田瑛介④14分05秒52
福島渉太①14分31秒71

 帝京大は主力~主力候補と多く出場してきましたね。10組では、3000m障害で記録を出してから、走力をぐっと上げてきた安村選手が14分14秒ベスト。長い距離が楽しみになります。

 最終組では主力が多く出場しています。4年生は橋本選手が13分52秒好記録でベスト、中村・森田選手もまずまず。そして新戦力の西脇選手が初13分台!出雲は種層メンバー候補にも挙がりそう。

 また、春先に14分09秒を出してびっくりさせた福島選手も久々に出場しています。出雲は分かりませんが、早いうちにどこかで起用してほしい選手であります。

10000m
2組
日高拓夢②29分46秒18★
元永好多朗③30分24秒74
3組
小野隆一朗②28分50秒22★
寺嶌渓一④28分59秒66★
小林大晟①29分13秒22★
遠藤大地④29分24秒01

 選手によっては長い距離の1万mに挑戦。1年生もいますね。2組では、2年日高選手が初の29分台好走。これまでは、実績は少なかった選手。次のレースに注目です。

 3組は主力が2名小野・寺嶌選手が28分台。小野選手に本格化の兆しが出てきたのは良かった。寺嶌選手は今年の箱根出場から本当に伸びた印象です。

 またルーキー小林選手が上昇気配の29分13秒の自己ベスト!高校時代から29分台で走っていましたが、いい結果です。

 遠藤選手は、なんとも言えませんが、出雲駅伝をどうするか…でしょうか。

國學院大學
5000m
10組
松下祐介②14分22秒21★
11組
沼井悠斗①14分12秒23★
瀬尾秀介②14分14秒85★
鈴木景仁②14分44秒40
13組
島崎慎愛④13分50秒20★
石川航平④14分06秒83★
川崎康生③14分08秒59★

10000m
2組
松延大誠④29分45秒65★
西田琉唯③29分49秒55
原 拓巨④29分59秒51
3組
坂本健悟③29分09秒74★
阿久津佑介③29分27秒22★
相澤龍明④29分40秒95

 5000mは、10組11組では主力以外の選手が出走。10組で2年松下選手が14分22秒ベストを出すと、11組では1年生沼井選手が14分12秒力走!2年妹尾選手も14分14秒ベストで、新戦力候補に名乗りを上げました。

 13組の主力組がこれに刺激を受けましたかね。島崎選手はさすが13分50秒ベスト!さらに駅伝未出走の石川・川崎選手が14分一桁の力走!出雲メンバー候補となりましたね。

 1万mは上級生中心に出走。3年生坂本選手が29分09秒を出したのが、今回一番の収穫。出雲は分かりませんが、全日本駅伝でのデビューもあるかどうか!?

 そのほかの選手もおおよそベストやベストに近い成績。最後までメンバー争いは分かりません!

東京国際大学
5000m
10組
川畑昇大②14分26秒91
渡邉正紀④14分45秒73
11組
三浦瞭太郎④14分14秒06★
松尾凌和③14分18秒51★
岡 剛史①14分43秒45
楠木悠人①14分50秒14
小松兼梧①14分52秒70
12組
山谷昌也③13分49秒47★
村松敬哲②13分54秒79★
宗像 聖③13分57秒22★
堀畑佳吾③14分02秒61
冨永昌輝①14分03秒54★
生田琉海②14分04秒82★
佐藤榛紀①14分06秒20
野澤巧理④14分07秒89★
古旗朝輝①14分43秒10

 東国大は日本インカレとこの日体大記録会で大収穫でしたね!11組で4年三浦選手が14分14秒懸命の自己ベストを出すと、12組で主力勢が快進撃!

 エース候補と言われ続けていた山谷選手が13分49秒躍進で本格化の兆し。宗像・堀畑選手も13分57秒と14分02秒と安定していますね。

 さらに2年村松選手が躍進の13分54秒!一気に出雲出走メンバーに名乗りを上げました。全日本予選出走の1年冨永選手も14分03秒。やはり力があります。

 他にも生田・佐藤・野澤選手が14分一桁で並べてきました。佐藤選手のように高校時代に13分50秒を出した選手、ロード型と思われる4年野澤選手など色んな選手がいますね。みんな結果を出したのが凄い。

 駅伝シーズンに向けてかなり士気が高まったのではないでしょうか。

箱根駅伝予選出場校

中央大学
5000m
13組
中野翔太②13分45秒19★

 箱根駅伝予選出走すると思われる中野選手が、5000mに出場してきましたね。しっかりと自己ベストとなる13分45秒、ここまでは順調です!

日本体育大学
5000m
10組
田中槙梧②14分18秒81★
大内宏樹④14分24秒98
高濵大志②14分32秒49
中津川亮②14分56秒27
11組
分須尊紀①13分59秒10★
溝上賢伸①14分14秒78★
加藤広之④14分20秒45
大森椋太②14分21秒08★
吉冨純也②14分22秒30
西槇駿祐①14分58秒48
12組
漆畑徳輝②13分52秒77★
佐藤慎巴④13分55秒79★
九嶋大雅③14分04秒25★
水金大亮②14分52秒08

 日体大も5000mでまとめてきましたね。どちからというと予選のメンバーを狙う感じでしょうか。

 11組で関東インカレ3000m障害で健闘した分須選手が13分台!やはりスピードがあります。同じ1年の溝上選手もベストを出しています。

 12組は2年漆畑選手が大幅ベストとなる13分52秒!数か月単位で確実に走力を上げていますね。また、日本インカレ1500m出場の佐藤選手も13分55秒とやはり調子いいです。

 九嶋選手もしっかりまとめてきていますし、日体大チームとして順調なように見えます。

拓殖大学
10000m
2組
富永悠生①31分16秒08
3組
ジョセフ ラジニ③27分25秒65★
小山晴空①29分09秒01★
富永匠海①29分20秒06★
佐々木虎太郎③29分45秒06

 とんでもない記録が出てしまいました。1万m出場したラジニ選手が、27分25秒!多くの選手が秒差に迫っていた山学大モグス選手の日本学生記録が更新されました!

 箱根2区の水準も上がってきていましたし、時間の問題かなと思っていましたが、やはり1年時にいきなり66分前半を出していた拓大ラジニ選手でした。春の不振は、タメだったのかも??箱根予選でも注目です。

 そして…1年生で小山・富永選手が29分09秒と29分20秒とかなりの高水準での大幅ベスト!これ拓殖大もかなり仕上がってきていますね。

法政大学
10000m
1組
山本恭澄③29分56秒55★
久納 碧④30分13秒89
武田和馬①30分17秒88★
小茂田勁志①30分39秒22
2組
内田隼太③28分58秒65★
鎌田航生④29分09秒29
小泉 樹①29分13秒48★
河田太一平③29分13秒94
稲毛祟斗②29分14秒14★
川上有生③29分24秒57
中園慎太郎③29分24秒58★
細迫海気②29分24秒60★
守角 隼④29分25秒18★
宗像直輝②29分25秒43★
松本康汰③29分52秒05
清家 陸④30分16秒64
松永 怜②31分00秒66
中光 捷④31分36秒08

 珍しく法政大が主力も交えて大量に出場してきました。まあ、さすがに主力の鎌田・河田選手あたりは29分10秒前後で抑えていますが…。

 1組では山本選手が29分台、1年生武田選手が30分17秒、そして久納選手の久々の復活がありました。

 2組は、3年内田選手が嬉しい28分台!早くから主力候補として期待されながらも、怪我に泣き続けていた選手。ついに飛躍なるでしょうか。

 さらに1年生らしからぬ安定感があった小泉選手が29分13秒、ロードに強いと噂の稲毛・細迫選手も大幅ベスト。さらに3000m障害の強い中園選手も29分20秒台。

 これまた久々復活の4年守角選手が29分25秒。アベレージが上がってきた宗像選手までが29分20秒台でしっかり走り切りました。ここまでは仕上がってきている印象ですね。今回遅れた主力の清家・松本選手が、上がってくるといいですね。

専修大
5000m
4組
安達勇人③14分52秒81

非強化・関東地区以外

東京大
5000m7組
久田淳司④14分26秒78
東京理科大
5000m7組
森田雄貴④14分56秒59
10000m1組
丸山翔太郎④31分43秒68

 東京大久田選手が14分26秒!彼も学生連合での箱根駅伝出走を狙える選手。さてどうか。

大阪経済大
5000m
7組
杉本 翔③14分46秒19★
杉本平汰②14分50秒95★
8組
片山 蓮③14分32秒59★
藤原亮太④14分42秒66★

 全日本駅伝出場を決めた大阪経済大の主力選手が出場。片山・藤原選手を初め、自己ベストが出たのは良かったですね。

第一工科大
5組
松本陸生①15分08秒75
6組
谷口一希②14分54秒04

 第一工科大は、出雲駅伝選考をかけての出場でした。ただ、今回は届きませんでした。全日本駅伝にすべてをかけにいきます。


hakonankit

箱根駅伝の魅力に3歳の頃から取りつかれ、今や全日本大学駅伝や出雲駅伝を含めた大学駅伝、その予選会。大学長距離界がとても大好きな人間です。ブログでは10年以上にわたり、追いかけています。