新年度…も前半戦が終わりに近づきましたね。当サイトでも、関東大学長距離各チームの2021年度のメンバーの紹介と実績、簡単な戦力分析を再開していきたいと思います。もちろん、新入生も紹介していきます。
続いて、前回の7年ぶり箱根路を繋げるか!初の留学生加入も追い風に!専修大学です。
※新入生の5000m上位5名ベスト順
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昨年度は、7年ぶり箱根駅伝予選通過!最後の枠の10位を死守しました。予想していた駅伝ファンもほとんどいない状態で、多くの人が驚き、そして伝統の「S」のユニフォームの復帰を喜びました。
ただ、最下位通過の上に、故障者が複数人出てしまった本戦は厳しい戦いに。往路はダントツの最下位、復路は鶴見中継所で繰り上げスタート。アンカーが頑張り、復路最下位は免れていたものの、総合はやはり最下位。連続での箱根路は苦しいかもと思われました。
そんな中、ビッグニュース。専修大として、初めて留学生を迎え入れて、2021年度のシーズンを戦うことに!全日本予選では、エントリー期日直前に、逆転で出場。他校と貴重な対抗戦の機会を得ました。連続出場に向けて今一度メンバー整理をします。
※ベスト記録は、2021年8月15日現在
横山佑羽④29分32秒06≪20:予387位、19:予213位≫
服部友太④29分38秒68≪21:箱10区14位≫
金久保遥④29分39秒68≪21:箱3区20位、20:予99位≫
南美空翔④29分52秒16≪20:予91位、19:予139位、18:予207位≫
佐々木詩音④29分59秒37≪20:予173位、19:予173位≫
江口達宗④30分00秒68
岩間 暁④30分03秒21
根来佑有④30分03秒67
源馬巧巳④30分42秒13
林田快豪④30分47秒13
佐々木飛鳥④30分56秒58
1万m29分台が5名いて、それぞれ主要大会に何度も出場していますし、彼らがまず中心になっていきそうです。
今年1番活躍しているのが横山選手。過去2度予選に出場していて、箱根6区候補にも挙がりました(本戦はエントリーならず)。今年1万m29分32秒をマーク。関東IC2部ハーフ20位まずまずで、今年こそロードでも戦力になるでしょうか。
そのほかでは、2年連続予選100位台後半で走っている佐々木詩選手も関東ICハーフで安定感あるところを見せました。また、箱根アンカーで頑張った服部選手や、1万m30分00秒の江口選手も、全日本予選エントリーしていた。
前回予選で二けた順位の99位に入った金久保選手や、3年連続箱根予選で好走をしている南選手が回復してくれれば、秋シーズンに向けて心強くなる。
成島航己③29分32秒59≪21:箱7区20位、20:予130位≫
高瀬 桂③29分45秒82≪21:箱1区19位、20:予61位≫
国増治貴③29分45秒96≪21:箱4区20位、20:予105位、19:予241位≫
吉岡拓哉③29分53秒92≪20:予259位≫
松本 薫③29分53秒97
足立龍星③30分00秒49
冨永裕憂③30分14秒31
増田悠希③30分34秒39
寺井 望③30分38秒45
南 里樹③30分38秒55≪21:箱6区16位≫
安達勇人③
この世代は、今年の箱根駅伝に4名が出走しています。これから中心になっていく世代です。関東ICでは、箱根駅伝で7区を出走していた成島選手が抜擢。高速レースの中、29分台で踏ん張っています。持ちタイムも29分32秒はチーム内でも上位です。
全日本予選では、箱根駅伝で4区を走った国増選手が2組17位とまずまずの成績を残しています。また、箱根予選を出走していた吉岡選手も全日本予選3組抜擢されています。結果は苦しかったですが、複数首相大会を経験できました。
昨年の関東IC5000mで優勝し、箱根1区を任された高瀬選手がレースから遠ざかっているのが気になりますが、秋までに回復するか。ここは非常に気になるところ。前回予選61位の走力があります。
副主将を務めている松本選手や、足立選手は主力とベストは変わらないですが、ここから伸びるか。3000mでは安達選手も8分22秒まずまずでした。
他、今年の箱根駅伝で、6区山下り抜擢となった南選手も、本戦に出場できれば、また姿を見れるかもしれません。
水谷勇登②29分38秒83≪21:箱8区18位、20:予217位≫
木村暁仁②29分46秒47≪20:予44位≫
山村啓仁②29分54秒93
粟江倫太郎②30分00秒35
田島洸樹②30分05秒10
野下稜平②30分13秒02≪21:箱5区20位≫
中山敦貴②30分46秒59
岡山鷹士②30分51秒18
昨年は、木村選手が大いに話題になった世代ですが、他の選手も少しずつ伸びてきています。その木村選手は、箱根前の故障は癒えて、6月頭に暑かった中、29分46秒のベストをマーク。全日本予選は最終組を走りました。前回の箱根予選44位から、どこまであがるか。
箱根駅伝は2名が抜擢。5区山登り驚きの出走となった野下選手は、2年になってから力を伸ばしてきています。全日本予選では、1組22位30分01秒の自己ベスト。この大会の大きな収穫の一つでした。
水谷選手は、箱根予選にも出場。その後1万m29分38秒と大幅ベストを出して箱根8区に出場しています。その勢いが戻ってくれば、予選ではさらにパワーアップできているはずです。
そのほか、山村・粟江・田島選手が1万m30分前後を一度マークしています。夏を超えて伸びる選手はだれになるのか。3000m8分22秒をマークした中山選手にも注目です。
※新入生5000mベストは4月1日時点にしています。
話題になったダンカン選手は、高校時代から本当に話題になっていましたね。高校駅伝3区2位のロード成績に、トラック5000m13分39秒のスピードは脅威です。
関東IC5000m9位、全日本予選4組では28分57秒自己ベストながらも11位の成績は、まだ物足りなく思ってしまうほど。大学にも慣れてくるだろう秋以降の飛躍に期待。
そして、春シーズンは、主要大会デビューする1年生が多かったのですよね。関東ICには、1500mで千代島選手、3000m障害で長谷川選手が出場し、実績を積んでいます。
さらに千代島選手は、全日本予選1万m連闘!さすがに打ちのめされましたが、将来期待の選手です。全日本予選では辻選手も経験。チーム事情もあったかもしれませんが、今後上がるか。このほかでは、持ちタイムのいい中島選手にも期待です。
下級生の大砲に、じっくり鍛えられた上級生が粘っていけるか…ですね。ダンカン選手は夏合宿をしっかりこなせれば、62分台前半以内は十分可能で、前回の予選にはいなかった大砲になります。
そして2年木村選手も、順調にレースに参加できるようになり、今後の飛躍に期待。3年生は成島・国増選手が伸び始めています。4年生は、前回予選では力になれなかった横山・服部選手らが面白い存在になっています。
一方、前回予選で力になった中では、4年南、3年高瀬・金久保選手あたりが、前半シーズンはやや苦しんでいた印象です。彼らが戻ってくると一気に戦力に厚みが増してきます。
こう見ると、主力が全員戻ってくれば、十分に連続出場が現実味を帯びてきますかね。今年の箱根予選も、前回と同じ駐屯地の周回コースと決まりました。
前回対応しきれなかったライバル校が強くなってくるので、簡単な戦いではないですが、専修大のチーム力も確実に高くなっています。常連校へ戻る起点としたい。
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