新年度になりましたね。少しずつですが、当サイトでも、関東大学長距離各チームの2021年度のメンバーの紹介と実績、簡単な戦力分析を行いたいと思います。もちろん、新入生も紹介していきます。
今年の箱根駅伝で浮上の兆し!今年度こそ本当に上位校崩しを!神奈川大学です。
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今年のびわ湖マラソンで日本新記録を出した鈴木選手が2区区間賞を獲得した2017年の第93回大会を除いて、ずっとシード権が獲れない成績が続いている神奈川大。ほとんどが、序盤区間もしくは山までにブレーキ区間が出てしまい、復路スタート時にはシード権が厳しい状況になっていました。
今年の大会はシード権こそ取れなかったものの、往路順位は8位で折り返す大健闘!復路はさすがに上位常連校の追い上げにあったものの、7区終盤まで10位以内、9区序盤までシード権内が見える位置で戦い、総合12位。下級生の健闘区間もありました。
戦える態勢を整えつつある中、今年は一つ勝負の年。今年の箱根駅伝の経験者が、現4年生に5名、現2年生にも3名います。総合力アップ、上位崩しのチャンスを迎えています。
※記録は2021年5月17日現在
西方大珠④28分48秒28≪21:箱4区10位、20:予94位、箱1区12位≫
川口 慧④28分48秒33≪21:箱3区10位、20:予112位、箱7区8位、18:予102位≫
呑村大樹④29分02秒58≪21:箱1区4位、20:予17位≫
落合葵斗④29分04秒85≪21:箱7区17位≫
横澤清己④29分11秒49≪20:予113位≫
安田 響④29分23秒68≪21:箱8区11位、20:予133位、箱8区12位、19:予111位、箱8区15位≫
髙橋祐哉④29分44秒93
淵田凌一④30分34秒49
近藤聖人④31分32秒69
林田 聖④31分45秒87
4年生は戦力になっている選手が多いですね。トラックでも駅伝でもどちらも活躍しているのは西方選手。トラックは3障が非常に強く、また本人も強い希望がある模様。昨年はコロナ禍で10月開催となった関東インカレ3障と箱根予選の連戦をしています。
箱根駅伝では、スピード区間の1区でも、アップダウンが続く4区とタフな区間でも区間真ん中でまとめていて、調整力・対応力が高い選手です。
他にも往路で好走した選手がいます。今年の箱根でびっくりしたのが呑村選手。トラックでは早い段階で1万m29分前半台をマークしていましたが、怪我などもあり本格化したのは3年生から。それでいて、箱根予選でいきなりチームトップ。本戦では難しい展開となった1区で区間4位好走!往路8位の立役者となっています。
また川口選手は、2年時に1万m28分台を出すと、2年連続で箱根駅伝に出走。7区8位・3区10位といずれもしっかりとチームの流れを繋いでいます。往路でしっかり戦った経験がある選手が複数人4年生にいるのは頼もしいですね。
それから、箱根駅伝3年連続8区を走っている安田選手、その手前7区で初の主要大会となった落合選手で箱根経験者5名。さらに一般入試から、前回の箱根予選出走し113位、1万mも29分11秒まで短縮した横澤選手が6人目で控えています。この世代の最終学年には注目したいです。
島崎昇汰③29分01秒15
鈴木玲央③29分45秒25≪20:予103位≫
端羽 星③30分03秒19
古市佑太③30分43秒35≪20:予119位≫
有村祐亮③30分50秒77
中野翔太③31分30秒68
3年生の頭数が少ないですが、長い距離を中心に少しずつ台頭があります。1年時にハーフ63分台で走っている鈴木選手と、古市選手が前回箱根予選で主要大会を経験済み。本戦には手が届かなかったですが、予選で貴重な戦力です。
また1500m等スピード路線をいく島崎選手ですが、1万mでも29分01秒と対応力を見せています。彼は1年時全日本予選でも好走しています。トラックレースは彼が大きく引っ張っていくでしょう。
巻田理空②28分52秒97
宇津野篤②29分00秒44≪21:箱6区12位、20:予54位≫
小林政澄②29分17秒33
高橋銀河②29分21秒45≪21:箱9区20位、20:予50位≫
佐々木亮輔②29分28秒40≪21:箱10区2位、20:予68位≫
小林篤貴②29分58秒32
國本大生②30分06秒56
加藤聡太②30分17秒07
原 賢吾②30分22秒70
この世代が楽しみなのですよね。箱根予選&本戦では、宇津野・高橋・佐々木選手の3選手が、当時ルーキーながら出走しています。
予選は3選手とも中位でまとめ、本戦の成績はそれぞれ。宇津野選手は6区山下りで区間12位ながら、8位から6位と総合順位アップに成功。高橋選手は9区復路エース区間で区間最下位と苦味に。佐々木選手は区間2位激走で15位から12位と3人抜き。今後の期待値が高いのは3選手とも同じ、来年往路区間に回るのはだれか。
彼らを直近の記録会で上回ったのが、巻田選手。1万m28分台を今世代で初マーク、関東インカレが主要大会デビューとなります。どこまで通用するでしょうか。
他の選手もタイムを伸ばしていて、小林政選手が29分17秒、小林篤選手が29分58秒、國本選手が30分06秒…。この世代はぐんぐん伸びていきそうな予感がします!
※5000mの持ちタイムは2021年3月31日時点とします。
スカウトは頑張ってます。神大に初の13分台の走力を有しているランナーが入学します。奈良県の高校生として、初の13分台ランナーとなった中原選手が、神大に新しい風を届けます。まずは3分50秒の持ちタイムを持つ1500mで関東インカレデビューへ。
そのほかにも14分01秒のタイムを持つ園田選手、高校駅伝5区区間賞の実績を持つ小原選手あたりが即戦力候補。14分30秒前後の選手の入学も増えています。神大は堅実に、しかし着実に強化を進めています。
上位校に今度こそ切り込むチャンスですね。西方・呑村・川口選手と、当時の4年生の選手の作った流れもあったとはいえ、激しい往路で粘り倒した経験のある4年生が複数人、さらにタフな区間で力を発揮しそうな安田・横澤選手らもいます。
2年生はどんどん伸びてきていて、宇津野・髙橋・佐々木選手の箱根駅伝出走者に加えて、巻田選手が大幅に成長を見せていて、1万m28分台の実績をひっさげ関東インカレにトライします。
1年生は13分台の走力を有している中原選手に、園田選手らほぼ同等の背成績を持っているランナーが複数人入学。神大としては、過去最速のランナーたちの入部です。
3年生が、トラックのスピードが持ち味の島崎選手以外まだレギュラー争いに参加できる選手が少ないですが、箱根予選で貴重な戦力になりそうなロード型の選手が出てきていますね。
勿論、箱根予選はまだ行われていないので、その後の話にはなるのは重々帖地で…卒業生は2名ですが、エース区間2区と山登り5区の選手がいなくなっています。ここは駅伝の流れとしては痛いところ。この2区間で活躍できる選手が出てくれば、神大が浮上してきます。
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