新年度になりましたね。少しずつですが、当サイトでも、関東大学長距離各チームの2021年度のメンバーの紹介と実績、簡単な戦力分析を行いたいと思います。もちろん、新入生も紹介していきます。
続いて、下級生にスーパーエース級が勢ぞろい、もう一度黄金時代突入へ青山学院大学
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前年度の大学駅伝は全日本・箱根ともに4位に。全日本は途中で2度トップに立ちながらもアンカー勝負で敗れ去った。箱根は当時の主将ら往路メンバーが故障から外れてしまい、優勝争いに絡めませんでした。
また、全体的にやや選手の出来不出来に差があったように思いました。コロナ禍で、青学大が築き上げたメソッドが通用しなかった面もあったかもしれません。
今年はまた挑戦者として挑む年。選手層はもともと厚いですが、ルーキーが今は一番目立っているかも??若い主力選手の勢いに上級生が負けじと食らいつければ、すぐに優勝戦線復帰も見えてきます。
※持ちタイムは4月16日地点
湯原慶吾④28分44秒99≪21:箱3区14位、20:全1区10位、箱10区5位、19:全1区7位、出1区7位≫
飯田貴之④28分49秒45≪21:箱9区2位、20:箱5区2位、19:全8区7位、箱8区2位≫
髙橋勇輝④28分58秒28≪21:箱6区3位≫
市川唯人④29分22秒35
渡辺大地④29分25秒88
石鍋颯一④29分36秒91
能島 翼④29分37秒23
最終学年が意外と目立っていないかもしれませんね。その中で長距離ロードになると大きく+αがでる飯田主将が安定しています。
3年連続箱根駅伝に出走し、8区2位・5区2位・9区2位とすべて区間2位で走り切っています。タフな区間で光る存在です。
さらに今年の箱根路山下りでデビューした髙橋選手が各記録会でも安定しています。スピードのある湯原選手が最終学年でもうひと伸びできるかどうか。
意外と選手層が薄いですが、留年してもう一年挑戦することとなった市川選手など、まだ能力が開花していないのではと思う選手もいます。学生チームいろいろな役割がありますが、走りというところも引っ張りたいです。
近藤幸太郎③28分10秒50≪21:箱7区3位、20:全2区13位≫
岸本大紀③28分32秒33≪20:箱2区5位、19:全2区5位、出2区1位≫
中村唯翔③28分45秒92≪21:箱2区14位、20:全3区3位≫
関口雄大③28分56秒09
中倉啓敦③28分56秒13≪21:箱10区4位≫
目片将大③28分57秒61
脇田幸太朗③29分03秒66
横田俊吾③29分03秒99
大澤佑介③29分07秒82
宮坂大器③29分10秒82
西久保遼③29分16秒48
西川魁星③29分19秒14
畦地貴斗③29分55秒77
保手濱涼介③30分38秒52
もともと青学大史上一番のスカウトが出来た世代です。足並みが揃っていなかった時期もありますが、持ちタイムを見るとワクワクしますね。本格化するのはこれからかなと。
ここにきて一気に伸びてきているのが近藤選手。駅伝デビューの全日本が苦しい走りでしたが、そこからぐっと大会の成績が良くなっています。1万mの持ちタイムは28分10秒!一気に学内ダントツトップに上がりました。次の主要大会の成績が気になります。
それから、今年の箱根駅伝を走っている中村・中倉選手、ようやく試合復帰できたエース候補の岸本選手が実績面では続きますね。
そのほか、1万m28分50秒台~29分10秒ほどに大勢のランナーが揃っています。秋口の故障がなければおそらく走っていた宮坂選手に、上りの候補にあがった脇田選手、
さらにスピードのある関口・目片・横田・大澤選手らもう一つきっかけがあれば一気にレギュラーに上がってくるだろう選手が多くいます。
また高校時代5千m15分台から挑戦の保手濱選手も無事関門を突破。彼の成長も大いにチームを沸かせるはずです。
佐藤一世②28分54秒66≪21:箱4区4位、20:全5区1位≫
志貴勇斗②29分01秒62
鈴木竜太朗②29分47秒15
小原 響②29分51秒46
松並昴勢②30分15秒38
山内健登②30分34秒03≪20:全6区9位≫
多田奏太②30分48秒66
倉本玄太②5千14分08秒39
佐々木塁②5千14分19秒96
一気にエース格まで駆け上がりそうなのが佐藤選手。全日本駅伝5区での快走が記憶に新しいですが、難しい展開だった箱根4区4区ももっと評価されるべきかと。駅伝で+αが出る選手なのは間違いなさそうですが、まずは2年目のトラックでの飛躍が楽しみ。
そのほかのランナーは試合出場機会も少なかったこともあり、まだ目立っていませんでした。その中で、先日小原選手が3000m障害で8分40秒台前半の好記録!青学大珍しいジャンパーに注目。
他では、全日本駅伝エントリーの山内・志貴選手ら、まだまだこれからというところ。もう少し大会も開催されるだろう今季、飛躍する選手はだれになるのか気になりますね。
鶴川正也①13分45秒28≪20:高1区1位≫
野村昭夢①13分48秒83、29分39秒23
太田蒼生①13分55秒74、29分12秒09≪20:高1区10位≫
若林宏樹①13分58秒77≪20:高1区3位≫
田中悠登①14分07秒10≪20:高1区13位≫
上位5名平均:1位13分55秒1
白石光星①14分12秒04
喜多村慧①14分13秒35≪20:高1区8位≫
内田杜和①14分19秒11
片山宗哉①14分28秒40
中村颯汰①14分34秒15
徳丸涼大①14分35秒55
片桐悠人①14分54秒54
横田知己①15分41秒77
※鶴川13分43秒96、若林13分41秒32に更新
コロナ禍で中々選手を見極めるのが難しい中、原監督が彗眼を見せたのがスカウト。高校駅伝エース区間1区で1位の津鶴川選手を初め、区間3位の若林選手、8位の喜多村選手、10位の太田選手と、駅伝で活躍した選手が多く入学。
しかも夏前記録会が開催される前には、入学が固まっているだろう、ここはバッチリと決めてきましたね。このほかにも13分48秒を持つ野村選手がいます。
入学前から、鶴川選手が箱根で1区、若林選手が5区という話が上がっていましたが、その2人が金栗記念でいきなり13分40秒台前半の自己ベスト!もうチームの主力格になっています。今年の1年も凄い…!
このほか白石選手ら14分台前半の走力を持つ選手の入部が多い中、なぜか15分40秒の持ちタイムで青学大長距離ブロック入学を決意した横田選手は、どうやらプロゴルファー横田真一選手の息子さんらしい…?
青学大は、2年の12月までに関東IC2部5000mB標準
(14分30秒?)を切らなければ強制引退となります。常識的に考えると、箱根どころか部に残るだけでもかなりの難易度になりますが、このあたりの挑戦桃見守りたいです。
・エース候補ぞろいの新入生
・近藤選手らいよいよ本格化か3年生
・佐藤選手ら2年生の今期の飛躍
・飯田主将らのポイントでのまとめは
とにかく今は、新入生の活躍が非常に目立ちますよね。鶴川・若林選手が一気に主力化してきてチームを活性化しています。そのほかの村選手ら新入生の突き上げが激しいです。
3年・2年も上がってきています。3年生は足並みが揃わない時期もありましたが、近藤・中村・岸本選手ら持ちタイムが短縮してきたランナーも増えた中、他校のエースと戦える強さをつけた選手がどれだけ現れるか。
2年生は佐藤選手が本格化し始めています。エースと戦うというこでは、佐藤選手が今のチームでは一番かな?この世代は佐藤選手以外は差があるので、今期の台頭が待たれます。
4年生が意外と選手層が薄いですが、飯田・湯原・髙橋選手らポイントでしっかりといい走りをしたい。
前年度は、エース区間や往路でうまくいきませんでした。このあたり走れる選手が出てくれば、復路優勝する分厚い選手層を誇ります。一気にまた優勝戦線に名乗りを上げること間違いないでしょう。
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