少し遅くなりましたが、
各大学の大学駅伝2019-2020シーズンの振り返りと、卒業生の特集を行っていきます。
エース間に合わず大苦戦も…懸命の継走は次につながるか法政大学
ページコンテンツ
佐藤・青木・坪井選手と強い4年生が3人もいて、いい位置を狙える…というのが前半戦の前評判でしたが、なんと佐藤・坪井選手が怪我などで、2人も欠いて戦わなくてはなりませんでした。
10位法政大学2:14:20
1区(8.0㎞)14位鎌田航生②24分47秒[14]1分40秒差
2区(5.8㎞)10位田辺佑典③17分06秒[11]1分15秒差
3区(8.5㎞)7位青木涼真④24分20秒[8]1分30秒差
4区(6.2㎞)15位人見昂誠②18分42秒[11]2分42秒差
5区(6.4㎞)10位清家 陸②18分54秒[11]3分33秒差
6区(10.2㎞)8位河田太一平①30分31秒[10]4分22秒差
3区青木選手を軸に、成長中の若手や新戦力候補を起用した出雲駅伝。1区エース級のタイムを出したばかりの鎌田選手に注目が集まりましたが、この時は急なペース変化に対応しきれず区間14位。混戦ですがやや出遅れます。
2区から4区は3障組。2区田辺選手が3つ順位を上げ総合11位へ。3区エース青木選手がさすがの安定した走り。3つ順位を上げて8位にまで進出。出遅れを取り戻してきます。ただ、4区人見選手が波に乗れず苦しい走り。区間15位と失速し、関東最下位の11位に落としてしまいます。
5区6区も初駅伝選手でしたがここは健闘。清家選手が前が見える位置をキープする区間10位。そしてアンカー大抜擢されたルーキー河田選手が区間8位の力走。一つ順位を上げて、関東最下位は脱出する総合10位でゴールしました。
11位法政大学5:20:14
1区(9.5㎞)13位久納 碧②28分18秒[13]0:29
2区(11.1㎞)8位鎌田航生②31分57秒[10]0:38
3区(11.9㎞)15位増田蒼馬④35分08秒[12]2:05
4区(11.8㎞)12位田辺佑典③35分02秒[12]3:00
5区(12.4㎞)12位清家 陸②37分40秒[12]3:31
6区(12.8㎞)16位岡原仁志④39分22秒[14]5:27
7区(17.6㎞)13位河田太一平①54分09秒[15]6:09
8区(19.7㎞)4位青木涼真④58分38秒[11]6:59
全日本駅伝は一部中堅どころの選手の復帰はありましたが、まだ万全ではない中、うまくやりくりしながら、2年連続のシード権を狙っていきました。
1区は初駅伝となる久納選手。区間13位ながらトップとの差は29秒差にとどめて、うまくまとめました。2区は2年連続鎌田選手。出雲の時からはしっかり修正して区間8位の力走で総合10位に浮上。流れを作ります。
ただ、久々の駅伝となった3区増田選手が区間15位失速し総合12位に。4区田辺5区清家選手も流れの中で区間12位。6区は力のある岡原選手ですが、本来の調子にはまだ戻っていなかったか。繋ぎの区間で区間16位と苦しい走り。総合14位。7区ルーキー河田選手頑張るももう一つ落として総合15位。シード権とは2分以上あり苦しくなります。
それを、アンカーに入ったエース青木選手が頑張ります。着実に順位を上げていき、58分38秒で区間4位の力走。ラストはシード権内の8位まで視界に入る位置まで追い上げての総合11位でのゴール。さすがの走りでした。ただ、収穫としては決して多くはなかったかなぁ…。
15位法政大学11:07:23(往路16位5:33:00、復路5:34:23)
1区19位久納 碧②65分20秒[19]4:07
2区18位鎌田航生②69分08秒[20]5:54
3区18位岡原仁志④64分52秒[20]10:35
4区8位河田太一平①62分34秒[18]11:18
5区4位青木涼真④71分06秒[16]11:44
6区15位坪井 慧④60分07秒[16]13:33
7区15位松澤拓弥④64分57秒[17]15:07
8区18位中園慎太郎①68分15秒[17]18:57
9区7位清家 陸②69分51秒[15]20:35
10区12位増田蒼馬④71分12秒[15]22:00
16人のエントリーにまず注目が集まりました。欠場が続いた主力では、坪井選手はギリギリ間に合いそうだとの情報、しかし関東インカレ5千1万日本人トップ、エース区間2区での走りが楽しみだった佐藤選手は体調不良などもあり、残念ながら最後の箱根は見送るとのこと。その中で、4年連続シード権獲得の道を探る戦いでした。
1区久納選手…全日本駅伝に引き続き1区を担当。しかし、全日本の時は違い、本人のベストタイムより遥かに上回るペースに、早い段階でたまらず後退。その後、その前に落ちていた選手に交わされ、ずるずる下がってしまったのが痛かった。18位と差がある総合19位での中継になりました。
2区鎌田選手…急成長の鎌田選手を2区に。中継直後に、力がある留学生の選手に交わされ最下位に。その後はしっかりとペースを刻み、69分少しでまとめるも前の背中は遠かった。最下位のまま中継所に飛び込みました。個人的には69分08秒でまとめても区間18位の高速化にも驚きました。
3区岡原選手…2年連続3区の岡原選手に追い上げを託します。ただ、昨年ほどの調子ではなかった中での高速化。64分台にまとめたものの、区間18位にとどまり、最下位は変わらず。苦戦はあり得るとの予想でしたが、まさかこの時点で最下位とは思わなかったですね…。
4区河田選手…ルーキーながら長い距離に自信をもって、4区か9区と希望していた河田選手。往路準エース区間4区を任されます。とはいえ、最下位から走り出すのは、ちょっと苦しいのではと思われました。
それが、序盤から1㎞3分をしっかり切っていくペースをキープ。徐々に前が近づいてきて、波に乗れなかった神大・筑波の走者を交わしていき、総合18位へ。個人でも62分半ばの区間8位の好走。法大としては、待望のエース候補の登場。山登りに大砲がいる中、いい流れで山へ繋げます。
5区青木選手…その大砲青木選手。3年連続の山登り、2年時には区間賞を獲得しています。平地の走力もついた中、過去最速の71分06秒で走破。全体でも区間4位でまとめます。まとめ上げますが…それでも2つ順位を上げるのにとどまり、往路16位で倒れ込むようにゴール。今回は一度後退すると追い上げるのに本当に苦労する高速化でした。
6区坪井選手…気持ちを切り替えて復路スタート。前回法大記録を作った坪井選手が何とか間に合い2度目の山下りへ。ただ、前回程の走りとはならず、1分半ほど遅い60分07秒。しかも、これで見た目20番目のスタートとなってしまうのですから、今回の高速化は本当に怖いです。
7区松澤選手…この選手が久々に見れたのはうれしかったですね。2大会前準エース区間4区担当、それ以来の大学駅伝です。難しいレース展開の中、ラスト3㎞をしっかりまとめあげて64分台に。総合17位に落としますが、前はしっかり見えている位置です。
8区中園選手…秋から好調だったルーキーですね。前に見えていたランナーめがけて思い切って突っ込ましたが、遊行寺坂を前に息切れしてしましましたかね。再び見た目20番目でのリレーとなりました。
9区清家選手…繰り上げスタートがちらつく位置でしたが、非常に頼もしい走りでしたね。区間中位付近でしっかりリズムを刻み、失速していたチームを確実に交わしていきました。
区間7位の好走で69分台の好タイムで区間7位!見た目は20番から17番へ、総合は17位から15位へ浮上しました。
10区増田選手…前回もアンカーエントリーも当日変更で走れず、その悔しさを持った1年間、63分台のハーフを持って箱根出走となりました。一定のペースを刻むと、ラスト3㎞で大幅ペースアップ。区間12位にまとまあげ、総合15位でのフィニッシュとなりました。
3年連続シード権を獲得していた法政大ですが、今年は序盤から下位に沈み、シード権争いにも絡めませんでした。坪田監督は「少し空気が緩んでいたかも」とのこと。ただ、個人タイムはそこまで悪くないので、もうこれまでの常識が通用しない…のかもしれませんね。
ここ4年間とその1年前のチーム記録
高3:箱根19位、箱根予選7位、全日予選10位
大1:箱根8位、箱根予選4位、全日予選14位
大2:箱根6位、全日本10位、出雲DNF、全日予選15位
大3:箱根6位、全日本7位、出雲12位、全日予選1位
大4:箱根16位、全日本11位、出雲10位
それでも今の4年生が入学した年に久々にシード権を獲得。それから3年連続シード権、全日本駅伝での初シード権獲得もありました。法政大の大学駅伝史上名前を刻んだ世代なのは確かです。
佐藤敏也13分38秒22/28分35秒98/62分56秒
高3:14分27秒32/高校4区18位
大1:箱根6区3位、箱根予選補欠、全日予選2組27位
大2:箱根6区3位、全日本3区2位、全日予選4組25位、関東IC1万m17位
大3:箱根1区5位、全日本3区8位、出雲補欠、日本IC1万12位、関東IChalf14位
大4:関東IC5千4位1万3位
進路:トヨタ自動車
一番の大エースになったのは佐藤選手ですね。4年生春の関東インカレ5千1万日本人トップは衝撃的でした。
高校時代は14分27秒、高校駅伝4区18位は中堅どころだったのですよね。大学1年の箱根6区が衝撃的でしたが、実はその前に全日本予選2組に出場。2組27位と踏ん張っています。
山下りは、練習では適性がある選手が見つからず、坪田監督から「61分くらいで繋いでくれれば」と送り出されたとのこと。それがいきなり58分台で駆け降りるのですからびっくり。4年ぶりシード権確保に大きく貢献します。翌年も区間3位。同級生と合わさって、山は法大が制しています。
他主要大会の結果も伴っていきますが、長距離ロードの強さもキラリ。1年時箱根後のハーフで62分台、2年時の熊日30㎞でも90分台で走破しています。駅伝の平地区間も2年全日本3区2位、そして難しいレースになった3年箱根1区も区間5位。平地のエース区間を走れる下地ができてきていました。
そして4年時の関東インカレの日本人トップに繋がりますね。留学生相手にも食らいついてのことでしたので相当実力が上がっていました。夏前には5000m13分38秒の自己ベスト。総合力が上がり、いざ箱根2区を楽しみにしていました。
しかし、体調不良などもあり、出雲全日本エントリーなし、最後の箱根も…エントリーされることはありませんでした。本人が一番悔しいでしょうが、強豪トヨタ自動車の内定も勝ち取っています。しっかり走れるよう準備を進めているでしょう。
青木涼真13分59秒30/28分59秒52/64分12秒/3障8分32秒51
高3:14分31秒99/IH3障8位
大1:箱根8区9位、全日予選3組22位、関東IC3障6位
大2:箱根5区1位、全日本4区11位、出雲3区4位、日本IC3障4位、全日予選3組16位、関東IC3障1位
大3:箱根5区3位、全日本1区5位、関東IC3障1位
大4:箱根5区4位、全日本8区4位、出雲3区7位、日本選手権3障3位、関東IC3障2位
進路:Honda
青木選手は3000m障害に山登り、そして平地の走力も非常に高い、非常にハイスペックの持ち主でした。
高校時代も3000m障害には取り組んでいてインターハイで8位入賞。インカレにも力を入れている法政大でさらにその素質を開花。1年目で6位入賞を果たすと、2年目は1位、3年目は連覇達成。4年目は最後まで争った末2位になりましたが、このあとの日本選手権でも3位に入る活躍。その後の大会で8分32秒までベストを伸ばし、走力がついているところを見せました。
この脚力はトラックや山登りにも活きました。トラックでは全日本予選で、1年目いきなり3組で登場。組22位で踏ん張ると2年目は同じ3組で16位と頑張ります。記録も試合出場が少ない中で5千13分台&1万28分台を達成しています。
山登りは区間順位的には初挑戦の2年時の区間賞が最高記録。ごぼう抜きで連続シード権確保に大きく貢献しています。3年目4年目も区間順位は3位4位ながらタイムは短縮しています。着実に成長しています。
そして、平地の走力&主要大会への調整も青木選手の特徴でした。1年時箱根8区出走はちょっとびっくりでしたが区間9位。上りの適性はこの時からあったかな?2年時の出雲3区4位は周囲驚きの調整。3年時の全日本は1区予想外でしたが5位にまとめています。
4年時出雲3区は周囲の区間新祭りの中区間7位。そして全日本アンカーは大きくシード権亜ラインを追い上げての区間4位。最後の箱根が下位でタスキをもらったのが残念でしたが、開花するのはこれから。Hondaでどんな競技人生を送るでしょうか。
岡原仁志14分09秒07/29分09秒16/63分52秒
高3:14分30秒65
大1:予選307位
大2:箱根7区11位、全日本7区12位
大3:箱根3区14位、全日本4区5位、出雲2区11位、関東IC5千18位
大4:箱根3区18位、全日本6区16位、関東IC5千18位
進路:競技継続
岡原選手は1年の箱根予選のメンバーに選ばれた一人だったのですよね。育成枠として出場、この時は307位と結果は出せませんでした。
それでも少しずつ結果を残していき、2年時全日本駅伝7区で駅伝デビュー。箱根も続けて7区出走。4区5区6区7区と同級生リレーの最後を飾るところ。総合3位の背中を必死に追いかけていたのが印象に残っています。
3年時には、関東インカレ5千mの出走メンバーに選ばれるなど、主力の一角に選ばれます。三大駅伝には3つとも出走、全日本4区5位の好成績がありますね。シード権に向けて流れを作りました。ただ、箱根は3区14位。設定よりも1分悪く、坪田監督からは、目標の5位を逃した遠因となったと厳しく指摘を受けました。
迎えた最終学年、4年生主力として引っ張りましたが、故障気味で調子が上がり切りませんでした。全日本は繋ぎ6区で区間16位と苦しい結果。箱根は2年連続3区でしたが、まさかの最下位でタスキを受け、区間18位の結果。実業団で才能開花といきたいです。
坪井 慧14分12秒82/29分45秒08/63分25秒
高3:14分16秒71/都道府県1区27位、IH1500m16位
大1:箱根補欠、関東IC1500m
大2:箱根補欠
大3:箱根6区4位、全日本補欠、出雲5区4位
大4:箱根6区15位、全日本補欠、出雲補欠、関東IChalf9位
進路:コニカミノルタ
高校時代の5000mベスト14分16秒はこの世代最速。そして1500mでインターハイ決勝の実績もありました。関東インカレ1500mにも1年時出場しています。
長い距離への対応も速く1年時には1万m29分台は出しているのですよね。それ以上に山下りの適性もあったようで、1年時から箱根エントリー。同学年の佐藤選手の陰に隠れますが、2年連続箱根エントリーします。
自身の走力も上がってきた3年時。ついに駅伝デビュー!出雲で5区区間4位の好成績を残します。その後、箱根でついに山下りでデビュー。58分30秒で、佐藤選手を超えて法大記録をマーク。法大の2年連続総合6位に大きく貢献します。
その後青梅マラソン30㎞でペース設定を無視して上位入賞したのも大きな話題に。次期エースの一人として評価を大きく上げます。
最終学年は関東インカレハーフ9位の成績を残しますが、夏に故障。出雲・全日本は調子を上げきれず走れませんでした。箱根は経験のある6区山下りになりますが、前年のような走りはできず、区間15位の悔しい走りとなりました。強豪、コニカミノルタにて再起を図ります。
増田蒼馬14分07秒26/29分30秒01/63分10秒
高3:14分25秒75
大1:
大2:箱根補欠、全日本補欠、出雲補欠、関東IC1500m
大3:箱根補欠、全日本補欠、出雲6区15位
大4:箱根10区12位、全日本3区15位、出雲補欠、関東IChalf19位
大学2年になってぐっと伸びてきたのが増田選手ですね。関東インカレ1500mに出場できるほどのスピードをつけると、その後三大駅伝のエントリーに入ります。ただ、この時は補欠どまりでした。
3年時に1万m29分42秒をマークするとついに駅伝デビュー。出雲でいきなりアンカーのデビューでしたが、この時は中盤以降力負け。区間15位に沈みます。リベンジしたかったところですが、全日本補欠になると、箱根も10区から当日変更でした。
4年時は関東インカレハーフ出走メンバーに選ばれるなど、長い距離に磨きをかけます。初めて全日本駅伝を走りますが3区15位。箱根は走れるかどうかきわどいところに。残り僅かなアピールチャンスで、上尾ハーフ63分10秒と大アピール。因縁の箱根アンカーに。シード権は厳しくなった状況の中、懸命の力走区間12位で最終ランとなりました。
松澤拓弥14分20秒26/29分50秒06/65分00秒
高3:14分35秒90/高校7区42位
大1:
大2:箱根4区13位、全日本5区11位
大3:出雲補欠
大4:箱根7区15位
2年時に一気に伸びてきたのが松澤選手ですね。全日本駅伝5区でデビューすると、箱根はやや驚きの準エース区間4区でのデビュー戦。区間13位は踏ん張ったように思いますが、順位を落としたことに坪田監督は辛口。将来を期待されていたということなのでしょう。
ただ、3年出雲で補欠に入ったのを最後に、主要大会からは遠ざかります。試合には出てきましたが、2年時程の勢いとはいきませんでした。4年時前半は1万30分03秒をマークするなど懸命にアピール。
秋になって上尾ハーフ66分台とどうなのかなぁと思いましたが、最後の箱根には合わせてきました。7区出走。難しい位置で走り出した中、区間15位でまとめたのは4年生の意地でしょうか。もっと見たかった選手です。
佐々木虎一朗14分26秒47/29分29秒87/64分30秒
高3:14分34秒88/高校3区24位
大1:
大2:全日本補欠、出雲5区10位相当
大3:関東IC1万m
大4:箱根補欠、全日本補欠
佐々木選手は2年時に出雲駅伝メンバーに選ばれているのですよね。ところが直前の4区の選手がまさかの途中棄権。参考記録での区間10位相当の成績でした。今後の成績に期待でしたが、これが最後の駅伝出走に…。
3年時は関東インカレ1万m出走がありましたが、駅伝メンバーんみは選ばれず…。箱根エントリー後の記録会で1万m29分29秒の自己ベストを出します。
4年時秋もまずまずの調子をキープ。全日本のメンバー、そして初めて箱根のメンバーに選ばれますが、惜しくも出走はなりませんでした。
強矢涼太14分01秒12/30分00秒14/64分00秒
高3:14分40秒00
大1:予選217位
大2:出雲4区DNF
大3:箱根補欠
大4:
強矢選手にはリベンジしてほしかったですね。1年時の箱根予選のメンバーに選ばれて217位の成績。その後努力の甲斐もあって出雲駅伝4区の出走メンバーを勝ち取ります。
灼熱の中で行われた出雲駅伝。4区中盤、他校の主力と懸命に戦う強矢選手の姿が映りましたが、その後にアクシデント。中継所手前700mで熱中症で動けなくなり途中棄権。5区佐々木選手にタスキをつなぐことができませんでした。
そのリベンジを…となりましたが、その後は状態も上がり切らず中々メンバーに選ばれませんでした。それでも3年時の上尾ハーフで64分00秒の自己ベストをマーク。初めて、箱根のエントリーに入りました
最終学年に飛躍が期待されましたが、大きくアピールすることはできず。三大駅伝ともエントリーには選ばれませんでした。
田上鷹弥14分26秒65/29分38秒83/68分53秒
高3:14分28秒90
大1:
大2:
大3:
大4:
他、エントリーには入らなかった中での一番好記録の選手。田上選手は高校時代に14分28秒をマーク、1年時に14分26秒のベスト。1万mも早い段階で29分38秒の好記録をマークしています。
ただ、上級生になっても中々勢いある走りとならず。ロードは最終学年に走りますが68分53秒が最高成績。メンバー争いからはちょっと遠かったかなぁ…。