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箱根駅伝2020予選会【展望&戦力分析③】~自力でボーダー突破候補!

第96回箱根駅伝2020予選会のエントリーが発表されました。

箱根駅伝2020予選会【出場校&14人エントリー一覧!10000mタイムも!】

10枠を43チームが争います。

その中で、特に箱根本戦で上位候補のチームは箱根本戦出場を目指せる20チームを詳しく紹介します。

ここでは、ボーダー校と言われている中で、主が比較的予選突破の可能性が高いと感じる5チーム

日本大学・明治大学・城西大学・上武大学・創価大学を紹介します。

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ページコンテンツ

箱根駅伝2020予選会【展望&戦力分析③】~自力でボーダー突破候補チーム

第96回箱根駅伝予選会公式サイト

日テレ箱根駅伝サイト

関東学生陸上競技連盟

ランキング
JOKER(10点)~60分19秒(20㎞換算:~57分10秒/84回:1位)

SSS(9点)60分20秒~60分59秒(20㎞換算:57分11秒~57分49秒/95回:1位、94回:1-2位、93回:なし)

SS(8点)61分00秒~61分39秒以内(20㎞換算:57分50秒~58分27秒/95回:2位、94回:3位、93回:1-2位)

S(7点)61分40秒~62分19秒(20㎞換算:58分28秒~59分05秒/95回:3-8位、94回:4-5位、93回:3-4位)

A(6点)62分20秒~62分59秒(20㎞換算:59分06秒~59分43秒/95回:9-15位、94回:6-11位、93回:5-8位)

B(5点)63分00秒~63分39秒(20㎞換算:59分44秒~60分21秒/95回:16-43位、94回:12-32位、93回:9-17位)

C(4点)63分40秒~64分19秒(20㎞換算:60分22秒~60分59秒/95回:44-79位、94回:33-80位、93回:18-53位)

D(3点)64分20秒~64分59秒(20㎞換算:61分00秒~61分37秒/95回:80-129位、94回:81-148位、93回:54-97位)

E(2点)65分00秒~65分39秒(20㎞換算:61分38秒~62分15秒/95回:130-180位、94回:149-196位、93回:98-138位)

F(1点)65分40秒~66分19秒(20㎞換算:62分16秒~62分53秒/95回:181-222位、94回:197-228位、93回:139-177位)

G(0点)66分20秒~66分59秒(20㎞換算:62分54秒~63分30秒/95回:223-248位、94回:229-265位、93回:178-214位)

参考:過去3年間(95回、94回、93回)
トップ通過:54点、35点、39点
10位通過:31点、27点、33点

上記の得点で、ここ最近のトップ通過やボーダーの合計得点を算出。タイムなので気象条件で変化はするものの、30点以上は通過にほしいところとなります。

以下、戦力分析となります。

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[前回14位]日本大学

【過去3年間の成績】
95回関東IC枠で出場権獲得⇒箱根駅伝14位
94回予選11位(ボーダーまで1分31秒差)
93回予選10位⇒箱根駅伝19位

S(7点)61分40秒~62分19秒(20㎞換算:58分28秒~59分05秒/95回:3-8位、94回:4-5位、93回:3-4位)
チャールズドゥング①28分12秒34

C(4点)63分40秒~64分19秒(20㎞換算:60分22秒~60分59秒/95回:44-79位、94回:33-80位、93回:18-53位)
横山 徹③29分14秒10≪19:箱1区17位、18:全1区7位≫
武田悠太郎③29分20秒52≪19:箱4区8位、18:全2区12位、17:予119位≫

D(3点)64分20秒~64分59秒(20㎞換算:61分00秒~61分37秒/95回:80-129位、94回:81-148位、93回:54-97位)
野田啓太③29分13秒51≪19:箱3区20位、18:全3区17位、17:予168位≫
小林陸大③29分55秒92
八木志樹①29分41秒85≪19:全国1区6位、18:高校1区8位、国体5千10位≫
松木之衣④30分14秒16≪19:箱8区11位、18:全5区18位、17:予110位、16:全7区14位≫

E(2点)65分00秒~65分39秒(20㎞換算:61分38秒~62分15秒/95回:130-180位、94回:149-196位、93回:98-138位)
樋口翔太①29分21秒62≪19:全国1区35位、18:国体5千11位、IH1500m2位≫
金子智哉④30分13秒23≪19:箱10区17位、17:予195位、16:予220位≫
小野修平①30分20秒61
廣田全規④30分20秒80

F(1点)65分40秒~66分19秒(20㎞換算:62分16秒~62分53秒/95回:181-222位、94回:197-228位、93回:139-177位)
若山 岳①30分28秒10≪19:全国5区33位、18:高校3区23位≫
橋口大希②30分29秒74
大倉真亜玖②31分17秒75

10000m上位10名平均⑦29分34秒7

主なエントリー漏れ:阿部 涼④29分38秒52、鈴木康平②29分42秒18

上位10人得点:33点(昨年–点)

参考:過去3年間(95回、94回、93回)
トップ通過:54点、35点、39点
10位通過:31点、27点、33点

特徴①予選より実践型のチーム、一部長距離型のチームが外れたが…

 前々回は予選落ちしながらも、前回は関東インカレ枠という特殊な形で本戦へ出場。全体的に粘った区間も多く総合14位は健闘したという見方が大勢だろう。予選より実践型のチームという印象です。

 だからこそ、予選でできる限り主力にエントリー漏れがないことが大事になってくるところだが、一部長距離タイプの選手が外れてしまったのがちょっと気になるところ。ここ最近、予選が接戦&高速化していく中、確実に計算できる選手が欠けてしまったのは、気がかりなところ。

 実業団上がりの1年生ドゥング選手がおそらくは61分台で稼ぐことは、おそらく計算していると思いますが、その上で他の選手がどこまで他校の上位陣に食らいついていけるかが大事になりそうです。

特徴②武田選手ら3年生を中心にどこまで上位へ

 その中、中心となるのは3年生の世代になりそうです。前回往路を経験し、健闘している武田・横山選手がまず中心。特に武田選手の4区8位はかなり粘った中の走り。長い距離をイーブンペースで押していけますし、アップダウンもいける選手です。

 横山選手は1区が得意。競り合いに強いというのは、予選での自チームでも他校の集団でも付けるということで+αが期待できます。

 また楽しみなのは小林選手。2年時の春、記録会で周回ミスで1万m29分台を出したが、半年後本当に29分台をマーク。全日本予選にも出場して、大変健闘していました。この予選でも積み上げてきたものを出してくれるはず。

 ある種ポイントになるのが野田選手。1万mの持ちタイムはチーム2番手ですが、どうもロードはあまり得意ではないようです。今年の箱根3区も緊急出場とはいえ、3区20位は悔しい成績だ。全日本予選は3組で健闘していたので、何とかロードでもつなげてほしいところです。

特徴③ドゥング・樋口選手ら1年生と叩き上げ4年生の粘りは

 さて、注目なのは1年生が多くエントリーされていることですかね。日大はここのところスカウト好調ですが、例年より早い段階で力をつけてきていますかね。高校時代の実績は八木選手が最もあり、全国的な駅伝で1区区間一桁をマークしています。夏前に29分台をマークした実力はいかに?

 びっくりなのは樋口選手。1500mを中心に競技をしていましたが、先日は1万m29分20秒台。しかも後半の5千mの方がラップがいいネガティブスプリットだったとか。大化けもあるでしょうか。他、若山選手や大学に入ってから伸びている小野選手も期待。

 あとは4年生がどこまで固まるか。復路でいい味を出す松木・金子選手が、高速化の予選でどうまとめてくるか。さらに4年目に伸びて全日本予選出走を果たした廣田選手。彼らの粘りの走りは8番手~10番手あたりまとめてくるのに大きなカギになりそう。

 本戦に向けては、1区3区4区8区10区の選手が残っていて、2区留学生の選手は入れ替わる。今回はずれてますが5区6区9区の選手もいます。その中で新戦力も出てきています。総合力はついてきていますので、予選からしっかり生かしていければいいですね。

[前回17位]明治大学

【過去3年間の成績】
95回予選5位10:41:06
94回予選13位10:13:05(ボーダーまで2分31秒)
93回予選2位10:08:17⇒箱根駅伝18位

A(6点)62分20秒~62分59秒(20㎞換算:59分06秒~59分43秒/95回:9-15位、94回:6-11位、93回:5-8位)
鈴木聖人②28分55秒84≪19:箱1区13位、18:全1区14位、予49位≫

B(5点)63分00秒~63分39秒(20㎞換算:59分44秒~60分21秒/95回:16-43位、94回:12-32位、93回:9-17位)
小袖英人③28分52秒49≪19:箱7区18位、18:全4区9位、予46位、17:予223位≫

C(4点)63分40秒~64分19秒(20㎞換算:60分22秒~60分59秒/95回:44-79位、94回:33-80位、93回:18-53位)
村上純大③28分58秒16≪19:箱9区10位、18:全5区6位、予118位≫
前田舜平③29分03秒35≪19:箱6区8位、17:予210位≫

D(3点)64分20秒~64分59秒(20㎞換算:61分00秒~61分37秒/95回:80-129位、94回:81-148位、93回:54-97位)
三輪軌道④28分53秒36≪19:箱4区7位、18:全3区6位、予59位、17:予DNF、箱3区13位、16:全3区11位、予69位≫
手嶋杏丞②29分45秒15
櫛田佳希①30分04秒49≪18:高校1区10位、国体5千5位、IH1500m16位≫
岸 哲也④30分09秒14

E(2点)65分00秒~65分39秒(20㎞換算:61分38秒~62分15秒/95回:130-180位、94回:149-196位、93回:98-138位)
河村一輝④29分46秒34
長倉奨美③29分49秒08
小澤大輝①29分50秒34≪19:全国1区10位、18:高校1区14位≫
樋口大介③29分55秒38≪17:予199位≫
金橋佳佑②29分56秒75
大保海士③30分10秒79≪17:全5区13位、予117位≫

10000m上位10名平均②29分22秒9

主なエントリー漏れ:阿部弘輝④27分56秒45、中島大就④28分37秒35、佐々木大輔④28分58秒25、斉藤寛明④29分21秒48、酒井耀史③29分30秒90、加藤大誠①29分49秒48

上位10人得点:35点(昨年37点)

参考:過去3年間(95回、94回、93回)
トップ通過:54点、35点、39点
10位通過:31点、27点、33点

特徴①阿部選手をはじめ、ほとんどの主力4年生がエントリー漏れ

 エントリーを見て一番衝撃が走ったのは明治大でしょう。大エース阿部選手をはじめ4年生の主力・中堅選手がほとんど外れてしまいました。明大はここ数年4年生が苦戦することが多いですが、ここまで外れてしまうのは…。

 主力では唯一三輪選手が入りましたが、先日の記録会でチーム下位で決して本調子ではない。あとは学生ハーフで65分少しで走った岸選手。1500m専門で長い距離も挑戦している河村選手ということで、大きく稼ぐことはやや難しいでしょうか。

 それでも10000mの持ちタイム2位というのはさすがですが、どこまで力を出せるか。2年前の悪夢の予選落ちもチラつく状況にも見えますが…。昨年はうまく対策して、後半あがっての5位通過。今年も似たような作戦になりますか。

特徴②鈴木・小袖選手らスピードランナーの稼ぎはどこまで

 とにかくまずは主力選手数名がしっかりと63分半前後、あわよくば62分台を出していければ。一番上位に行く可能性が高いのが2年鈴木でしょう。昨年度は全日本・箱根どちらも1区大役を任され期待は高い。アップダウンもいけるということで、63分切りまでいけるか。

 続いてスピード抜群の3年生の選手。トラックではチームのエース級の小袖選手、昨年予選でも46位でまとめていますので上積みはあるはず。全日本予選ともに3組を務めた前田・村上選手も十分上位候補。

 前田選手は、昨年故障明けの中上尾ハーフ64分20秒。故障が減ってきた今年ぐっと短縮できるはず。村上選手は昨年予選116位でしたが、その後に覚醒しています。かなり縮めてくるはずです。

特徴③櫛田選手ら新戦力、大保選手らかつての経験者は

 さて、ここから1万mの持ちタイムや実績的にはガラッと開くのですよね。夏に力をつけている選手がいれば勿論いいですが、あとは64分半前後でしっかりゴールできる選手が何人いるかというところでしょうか。

 ハーフ64分台の持ちタイムを持ち、夏以降調子が良かったという手嶋選手、高校時代実績あって大学に入っても順調に来ている櫛田選手、さらに2大会前に予選経験して復調傾向にある3年大保・樋口選手が引っ張れるか。

 あとは直近1万m29分台の3年長倉1年小澤選手、学生ハーフを経験している3年金橋選手らはしっかり食らいつけるかどうかというところでしょうか。選手層は2大会前よりもぐっとあがっていますし、作戦もうまく立てるのかなと思います。

 阿部選手に関しては、練習は開始しているとのこと。しっかり箱根切符を決めて、本戦までに4年生の復帰を待ちたい。

[前回20位]城西大学

【過去3年間の成績】
95回箱根駅伝20位
94回予選8位10:08:50⇒箱根駅伝7位(シード権)
93回予選12位10:19:10(ボーダーまで2分53秒)

S(7点)61分40秒~62分19秒(20㎞換算:58分28秒~59分05秒/95回:3-8位、94回:4-5位、93回:3-4位)
荻久保寛也④28分37秒66≪18:全2区1位、出1区3位、箱10区9位、17:予115位、16:予188位≫

A(6点)62分20秒~62分59秒(20㎞換算:59分06秒~59分43秒/95回:9-15位、94回:6-11位、93回:5-8位)
菊地駿弥③28分47秒75≪18:箱6区17位≫

C(4点)63分40秒~64分19秒(20㎞換算:60分22秒~60分59秒/95回:44-79位、94回:33-80位、93回:18-53位)
菅原伊織③29分16秒50
大里凌央③29分28秒67≪19:箱10区4位、18:全3区12位≫
西嶋雄伸④29分38秒27≪19:箱4区15位、18:全1区16位、出2区12位、箱1区18位、17:全2区18位、予37位、16:予396位≫

D(3点)64分20秒~64分59秒(20㎞換算:61分00秒~61分37秒/95回:80-129位、94回:81-148位、93回:54-97位)
中原佑仁④29分33秒40≪19:箱9区15位、18:全5区12位、箱9区15位、17:全7区10位、予94位≫
松尾鴻雅②29分39秒53≪19:箱6区21位≫
宮沢真太④29分45秒12

E(2点)65分00秒~65分39秒(20㎞換算:61分38秒~62分15秒/95回:130-180位、94回:149-196位、93回:98-138位)
雲井崚太③29分48秒13≪19:箱7区22位≫
野上亮祐③30分00秒58
田部雄作③30分06秒87

F(1点)65分40秒~66分19秒(20㎞換算:62分16秒~62分53秒/95回:181-222位、94回:197-228位、93回:139-177位)
志賀颯太③30分09秒78
北村歩夢②30分14秒57
熊谷 奨①30分31秒95

主なエントリー漏れ:藤井正斗①29分36秒87

上位10人得点:38点(昨年–点)

参考:過去3年間(95回、94回、93回)
トップ通過:54点、35点、39点
10位通過:31点、27点、33点

特徴①ほぼ万全エントリー、荻久保&菊地選手の稼ぎは

 この頁で紹介するチームとしては、一番実力があるチームで、ここまではエントリー漏れもほとんどなく順調です。しいて言えば、やや選手層が薄めということと、チーム全体的に安定感がどのくらいなのかということ。

 エースと言える選手は2名。まずは荻久保選手。昨年の今頃、一気に記録を伸ばしてきて、駅伝でもエース区間で他校の選手とやりあっています。その後暫く故障しましたが、春トラックシーズンに復帰。今まで以上の成績を残しています。長距離ロードは覚醒後初ですが、62分前半以内は十分ターゲットにできる実力です。

 続くのは、3年菊地選手。1年時に山下りを経験して以降、姿を見せない時期もありましたが、学生ハーフ63分台で復帰。その後も上り調子で夏前に1万28分台をマーク。実力を出して来たら63分きりは十分にできる潜在能力があります。この2人が健在なら安心して戦えそうです。

特徴②大里選手らそれぞれ特徴のある中堅ランナー

 固める中堅選手は、いろんなタイプの選手がいますね。前回の箱根前からぐっとタイムが上がってきた3年大里選手は期待の選手、箱根で苦しい流れの中、区間4位で評価が高騰しましたが、また上位で勝負できるか。

 またスピードランナーではありながらも、ハーフやアップダウンもこなせる4年西嶋選手も、勝負所でキーになってくるでしょうか。これに前半戦トラックで主力波のタイムを出していた3年菅原選手のロードの成績は楽しみ。

 堅実さが売りの4年中原・宮沢選手もしっかり力を出し切るだろう。こう見ると様々な選手がいるのはいいですね。何人かは確実に好走してくれるのではと思うからです。しっかりと調整できればと思ってます。

特徴③ハーフで1度好記録、松尾選手らのまとめは

 あとは3年生ですね。松尾・雲井選手ら、箱根前に好成績をあげて出走メンバー入りするも、本番では大苦戦をしてしまった選手らがどこまで実力がついているか。野上選手もほぼ同じくらいの成績ですかね。

 これに学生ハーフで66分前後で走り切っている3年田部・志賀選手あたりのまとめも間違いなく大事になってきますね。選手層が不安と言ったのはこのあたりなのですが、学生ハーフで似たコースを経験している選手がエントリーは入れたのは良かったところ。

 これに9月一関ハーフで粘った2年北村・1年熊谷選手も出走があるかどうか。主力・中堅・10番点前後とそれぞれポイントになる選手はいます。しっかりとまとめる走りをして、通過切符を得たい。

[前回22位]上武大学

【過去3年間の成績】
95回予選11位10:46:51⇒箱根駅伝22位
94回予選9位10:09:42⇒箱根駅伝20位
93回予選6位10:12:12⇒箱根駅伝15位

B(5点)63分00秒~63分39秒(20㎞換算:59分44秒~60分21秒/95回:16-43位、94回:12-32位、93回:9-17位)
佐々木守④29分37秒11≪19:箱6区22位、18:予87位、箱10区12位、17:予144位≫

C(4点)63分40秒~64分19秒(20㎞換算:60分22秒~60分59秒/95回:44-79位、94回:33-80位、93回:18-53位)
坂本貫登③29分25秒99≪19:箱7区21位≫
岩崎大洋③29分50秒21≪19:箱8区22位、18:予83位≫
橋立 旋④30分17秒20≪19:箱5区19位、18:予117位、17:予61位、箱7区17位、16:予132位≫

D(3点)64分20秒~64分59秒(20㎞換算:61分00秒~61分37秒/95回:80-129位、94回:81-148位、93回:54-97位)
齋藤 優④29分33秒79≪19:箱1区20位≫
松倉頼人③29分47秒30
野上 蓮④29分53秒76

E(2点)65分00秒~65分39秒(20㎞換算:61分38秒~62分15秒/95回:130-180位、94回:149-196位、93回:98-138位)
西村 暉②29分48秒21≪18:予229位≫
武田貫誠④29分54秒32

F(1点)65分40秒~66分19秒(20㎞換算:62分16秒~62分53秒/95回:181-222位、94回:197-228位、93回:139-177位)
小澤健太郎②30分11秒06
渡辺一輝②30分16秒20
村上航太①30分30秒87
源川竜也②30分39秒49
内藤宗昌②31分20秒90

主なエントリー漏れ:鴨川源太④29分45秒71、川原 巧④29分55秒20

上位10人得点:31点(昨年29点)

参考:過去3年間(95回、94回、93回)
トップ通過:54点、35点、39点
10位通過:31点、27点、33点

特徴①4年佐々木・3年坂本選手ら、稼ぎどころはしっかりエントリー

 毎年落ちると言われながらも、きわどく突破し続ける上武大。昨年は高速化には乗れなかったものの、15㎞から切り替えて、増枠分を勝ち取って連続して、箱根駅伝の出場権を獲得しました。

 今年も非常にきわどいところにいますが、通過してもおかしくないくらいの戦力は整えてきました。昨年より63分台で上位に入れそうな選手は多いのですよね。まずは4年佐々木選手がいますね。全日本予選は流れを作るために1組に入りさすがに上位。箱根予選も大きくベストを更新できそうでしょうか。

 さらに3年生2人が面白い。特に長い距離に強い坂本選手が、先日記録会で29分25秒の大幅ベスト。上武大の選手はトラック1万m29分30秒が中々突破できませんでした。ある程度のスピードまでならいけるのは+。同学年の岩崎選手も少しずつベストを更新していて、昨年の83位64分22秒から、さらに短縮できるはずだ。

特徴②橋立選手ら中堅選手、スピードランナーもはまれば

 これに64分少しでは確実にまとめてきそうなのが、出場すれば4年連続出走となる橋立選手。ロードで覚醒する選手で、予選に欠かせない人材です。上武大は集団走の作戦がうまいですが、橋立選手らが中心になるでしょうか。

 また上武大にしては珍しくトラック型の選手もいます。昨年の関東IC1500m入賞から一気に台頭してきた4年斎藤選手。箱根1区が初長距離になりましたが、その経験を生かして予選もうまく走れるか。松倉選手も、比較的上武の中ではトラックのタイムがいいほう。彼らがうまく流れれば層が厚くなります。

特徴③新戦力台頭、初予選の4年生ら集団層まとめあげたい

 あとは新戦力の選手を集団走でうまく力を引き出せるかどうか。昨年予選経験している2年西村選手が直近29分台、また小澤・渡辺選手が急成長中。1年村上選手もまずまず順調ですかね。

 このあたりをまとめるのにキーになるのは、4年野上・武田選手。日本学生ハーフで65分少しで完走。その彼らが直近で1万m29分台を記録していて調子が非常に上がってきています。65分切りあたりで引っ張り切れれば、昨年よりも10番手前後が上がってくるはずです。

 上位10名の点数的にはギリギリのラインですが、ここ次第ではぐっとタイムの短縮が可能。今年も”しぶとさ”を大いに発揮して、連続出場を続けたいところです。

[前回予選15位]創価大学

【過去3年間の成績】
95回予選15位10:50:39(ボーダーまで4分12秒差)
94回予選12位10:13:04(ボーダーまで2分30秒差)
93回予選3位10:10:09⇒箱根駅伝12位

S(7点)61分40秒~62分19秒(20㎞換算:58分28秒~59分05秒/95回:3-8位、94回:4-5位、93回:3-4位)
ムソニ ムイル④28分21秒46≪17:予5位、箱2区4位、16:予4位≫

B(5点)63分00秒~63分39秒(20㎞換算:59分44秒~60分21秒/95回:16-43位、94回:12-32位、93回:9-17位)
米満 怜④29分14秒47≪18:予63位、17:箱8区3位≫

C(4点)63分40秒~64分19秒(20㎞換算:60分22秒~60分59秒/95回:44-79位、94回:33-80位、93回:18-53位)
嶋津雄大②29分22秒99
鈴木大海③29分38秒53≪19:箱3区20位相当、18:予54位、17:予156位≫
福田悠一③29分46秒24≪17:予190位≫

D(3点)64分20秒~64分59秒(20㎞換算:61分00秒~61分37秒/95回:80-129位、94回:81-148位、93回:54-97位)
石津佳晃③29分36秒90≪18:予137位≫
上田結也④29分39秒48≪18:予94位、17:予230位≫
葛西 潤①29分45秒15≪19:全国5区2位、18:高校1区7位≫
永井大育②30分15秒79≪18:予278位≫

E(2点)65分00秒~65分39秒(20㎞換算:61分38秒~62分15秒/95回:130-180位、94回:149-196位、93回:98-138位)
鈴木ニムラ④29分51秒29
築舘陽介④29分54秒26≪18:予145位、17:予202位、16:予88位≫

F(1点)65分40秒~66分19秒(20㎞換算:62分16秒~62分53秒/95回:181-222位、94回:197-228位、93回:139-177位)
大澤智樹③30分17秒36

G(0点)66分20秒~66分59秒(20㎞換算:62分54秒~63分30秒/95回:223-248位、94回:229-265位、93回:178-214位)
新家裕太郎①31分18秒92

S(7点)相当
フィリップ ムルワ①28分38秒32
主なエントリー漏れ:なし

上位10人得点:38点(昨年23点)

参考:過去3年間(95回、94回、93回)
トップ通過:54点、35点、39点
10位通過:31点、27点、33点

特徴①ムイル・米満選手ら主力絶好調の中、エントリー漏れなし

 前回不出場では唯一この頁ですね。3大会前、当時1年だったムイル・米満選手らの好走もあり、往路一桁ターン、総合12位と躍進。これから常連校の間に割って入るかと思われましたが、よもやの連続敗退。2大会前は高速レースに乗り遅れ、前回大会はムイル選手が故障欠場、勝負をかけて突っ込んで入ったが持たなかった。

 2人が4年生になった今年、何としてでも復帰したいところだが、夏を超えてみる限りは順調な仕上がりだ。今年春にレース復帰したムイル選手は1万m28分台を出せるまで回復。先日の記録会では元気にPMしていた。なお、新たに迎えた留学生ムルワ選手もほぼ同等のタイムを出していて、いい刺激を受けているはずです。

 また、米満選手が充実。健闘の関東IC後、少し調子を落とした時期もありましたが、直近1万mでは、ベストから2秒遅れるだけのタイムで走りきり調子は上がってきています。さらにロードになると+αが出る選手。彼ら2人が万全の状態で上位に入れれば、タイムの稼ぎだけでなく、安心して戦える効果が出るはずです。

特徴②上田・鈴木選手ら中堅選手ら順調にエントリー

 中堅選手も充実。長い距離に定評のある4年上田選手は直近29分台。前回の64分31秒からの上積みは期待できそうな感じ。また2大会前出走の福田選手が調子を戻してきて、全日本予選は最終組出走、直近も29分台ベスト。ぐっとベストを短縮できるはず。

 前回予選137位と粘った3年石津選手は、直近で29分36秒の大幅自己ベスト。今年は二桁順位は狙っていける。ルーキーも頼もしい選手が入部、即戦力と言われた葛西選手は、全日本予選3組で健闘、しかも昨シーズンはロードシーズンに大活躍。ハーフにも対応してくるでしょうか。

 唯一、前回チームトップで学生連合で箱根駅伝に出走した3年鈴木選手が、全日本予選以降、調子が上がり切っていないのが不安ですが、粘りの走りに期待したい。稼いで、二桁順位に入ってこれそうな選手は結構いそうだ。

特徴③学生ハーフ65分台の2年生の選手らの伸び幅は

 ここに2年生の選手がどれだけ入れるか。学生ハーフで65分台を記録した嶋津・永井選手がどこまでタイムを縮めるか。直近では嶋津選手が1万m29分22秒で大幅ベスト、面白い存在だ。永井選手もコース経験者としてうまくまとめていきたい。

 忘れてはいけないのは築館主将。箱根予選は走れば4年連続出走、ロードになると覚醒するタイプですが、どこまでまとめてくるか。直近29分台で最初で最後のチャンスを掴んだ鈴木選手とともに、チームの順位を引き上げたい。

 どちらかというと耐久レースの方が強いタイプのチームですが、どうやら気象条件は良く、高速レースになってきそう。そういう中でも戦える力がついているかどうか。再度勢いを取り戻してきたところ、3年ぶりの予選突破といきたい。

コメント

  1. おーちゃん より:

    創価大学OBです。
    ムイルは、7月22日のホクレン網走で27:57.10で走っています。
    また、嶋津は4月28日の「ぎふ清流ハーフマラソン」で1:04:16で走っています。その後、一度調子を崩した後、ホクレン千歳5000mで覚醒、9月28日の法政大学競技会で10000mのベスト更新していますので、少し期待しています。
    今回、主力選手が全員出場し、鈴木大海を除き、まずまずの調子と、これまでで一番いいチーム状態です。これで予選会突破出来ないなら、当分、無理ですので、今回は是非、結果を出して欲しいものです!