朝起きたら嬉しいニュースが飛び込んできましたね!
 
 

29.4.17 ボストンマラソン

1位Geoffrey Kirui(ケニア)2:09:37

2位Galen Rupp(アメリカ)2:09:58
3位大迫 傑(オレゴンP)2:10:28

 
大迫選手のラップ
5km15分25秒
10km15分04秒
15km15分16秒
20km15分32秒
(half64分36秒)
25km15分45秒
30km16分02秒
35km15分30秒
40km15分07秒
FINISH6分51秒
 
気温26度
全体的に下り坂ですが、35㎞過ぎに急な上り坂あり
 ボストンマラソンで3千・5千日本記録保持者の大迫選手がフルマラソンに初挑戦!17年世界選手権はトラックでと明言している中、この時期に挑戦するだけでも驚きました。この時、丸亀―フもラスト3㎞が思うように伸びなかったこともあり、2時間15分以上かかっても特別不思議ではないとか思ってました。しかし、それは大変失礼な予想でした。
 
瀬古利彦さん以来30年ぶり日本人表彰台の3位!
PMなし、35㎞以降も走りのリズム崩れず、トップと50秒差!
気温26度で2時間10分28秒!…暑さの耐性あり!
 PMがおらず、ややペースの変動がある中、30㎞まで7人の先頭集団の中に入り続けると、そこからは徐々に遅れますが、35㎞までに3位浮上。そこからもしっかりとした足取りで1㎞3分少しのペースをキープ。キルイ・ラップ選手と格上と思われた選手の背中が見える中、ゴール。なんと2時間10分28秒の好タイム!しかも気温26度で条件が悪いのですが、それもあまり感じさせませんでした。
 
 事前の情報からすると、高地合宿もして多少は準備しています。練習でも35㎞までが最長だったそうです(とはいえ、こちらの記事ではトレイル30㎞を約90分でこなす練習をよくこなしているとはあります。。。質は本当に積んでいますhttp://mag.onyourmark.jp/2017/04/osakosuguru-3/102181)。ただ、準備期間はそれほど長くはなかったはずです。
 
 そんな中、世界の強豪相手に完全に勝負し、一般的にマラソンの壁と言われている35㎞以降もそれを感じさせない走り(コースが下っている部分なのか分からないのですが、落ち込みが全く無かったとは言えます)、しかも暑さも大丈夫そう…(全然強いイメージはなかったのですが、そういえば、夏に行われていたユニバ1万で金メダル獲得者なんですよね。やっぱり元から暑さは特別苦にしないのかも)本当に凄いポテンシャルを持っていますね!
 
 まだ今後の動向は分かりませんが、今回の大迫選手の嬉しそうな表情がとても印象的でした(珍しい)。コーチは「トラックもやるが、マラソンで五輪に挑戦できるめどが立った。どこかで優勝させたい」大迫選手本人もレース後に「マラソンの適性はあると思う。ポジティブに向き合っていきたい」とコメント。
 
 もし東京オリンピックをマラソンで挑戦するなら、男子日本長距離界の希望の星となりうるかもしれません!…が、とにかくは始まったばかりの2017年シーズンを引き続き応援していきます!
hakonankit

箱根駅伝の魅力に3歳の頃から取りつかれ、今や全日本大学駅伝や出雲駅伝を含めた大学駅伝、その予選会。大学長距離界がとても大好きな人間です。ブログでは10年以上にわたり、追いかけています。