15箱根7位 15出雲13位、16箱根12位、16予選12位
城西大学~2016年度卒業生&2017年度に向けて
2016年度主な卒業生
菊地聡之29分08秒49≪16:予19位、箱2区7位、15:箱5区9位、14:全3区4位、予64位、箱6区6位≫⇒SUBARU
松村陣之助28分56秒24≪16:予136位、箱8区16位、15:出1区11位、箱1区16位、14:全5区7位、箱4区15位≫⇒JFEスチール
佐藤穏空30分07秒43≪16:予286位、箱6区16位≫
廣瀬秀宣30分19秒50…3年時全日本予選メンバー
(高橋一生≪16:箱3区9位、15:出2区11位≫)
1年時から箱根に出走している選手が2人いますが、4年案チームを引っ張り続けた選手と言えば菊地選手ですね。1年時の春に1万30分04秒、秋に1万29分47秒を出すと箱根のメンバーに入ります。山下りを任され区間6位の好走、チームが下位に沈む中、光る走りをしました。2年時になって平地のロードでも結果を出し始めると、全日本は3区4位、2回目の箱根は山登りに。8位で襷を受けしっかり順位をキープ。シード権獲得に貢献します。直後の学生ハーフで62分台をマーク、一気に主力となってきました。
そんな中、3年生は前半シーズンは故障で棒に振ります。出雲も姿を見せず苦しいのかなと思いましたが、学連記録会で1万29分08秒を出し一気に上昇、レース3戦目で箱根2区を任され区間7位と踏ん張ります。重要区間も多かった中、4回駅伝を走って全て区間一桁だったのは城西大にとってとても大きかったのではないでしょうか。4年生はホクレンで28分台を出すなど充実の一途、予選も個人19位で走りますが、駅伝で姿を見ることはできませんでした。まだ駅伝を中心に伸びを見たい選手です。
松村選手はロードを中心にとても期待が高かった選手だったと思います。1年の秋に1万29分31秒を出し調子を上げてくると1年目の箱根も4区を走っています。2年目は全日本予選3組で登場し通過に貢献すると、箱根予選は欠場しますが、全日本は5区7位と好走。直後1万29分03秒を出し、箱根は1区に抜擢されます。難しい状況の中、前が見える位置に襷を渡します。そのあとの時期が大学時代で一番良かったですね。学生ハーフ62分台、5千13分50秒、全日本予選4組上位と急成長。主力となりました。ただ、そこからは苦しく、箱根は8区16位と失速、4年目は中々調子を上げることはできませんでした。素質は高いはずですので、これからの活躍に期待ですね。
その他の選手としては佐藤選手の名前が上がりますね。2年学生ハーフで64分台を出すと、3年全日本予選2組で上位、力を付けてきたことを示します。箱根も名を連ねて山下りで出走しています。ここから伸び悩んだのが惜しまれるところです。他の選手は台頭に苦しみましたが、廣瀬選手が1度全日本予選のメンバーに入ったことがありました。
忘れてはいけないのが高橋選手。1万29分17秒・都道府県5区2位の実績をもって入部。5月に5千14分01秒を出しますが、全日本予選は1組37位と失速、そこから故障などで長いトンネルに入ってしまいます。それでも2年時に上尾ハーフ64分02秒を出し、その後の記録会はうまくいかなかったものの3年時に駅伝デビュー。出雲は苦しみますが、箱根で3区9位と気を吐いたのは盛り上がりましたね。この時の調整は見事でした。その後は故障が続き自ら退部。大学陸上は苦しいことが多かったと思いますが、今後の人生はしっかり歩んでいってほしいものです。
2017年度新チームの戦力分析
【新4年生以下1万ベスト10】
中島公平③28分51秒95≪16:予103位≫
西嶋雄伸②29分10秒30≪16:予396位≫
中舎優也④29分16秒95≪2年:箱5区16位、出4区11位≫
酒井雅喜④29分19秒70≪2年:箱4区10位、出3区13位≫
菅 真大④29分22秒01≪16:予94位、箱9区11位、15:出6区11位、箱9区15位、14:全8区21位、予82位≫
服部潤哉③29分26秒39≪16:予214位≫
山本竜也④29分27秒60≪16:予82位、箱7区17位≫
金子元気③29分33秒35≪17:箱8区14位相当、16:予26位≫
大石 巧③29分37秒59≪16:予100位≫
中谷貴弘②29分40秒07
在校生1万上位10人平均11位29分22秒5
【その他、有力在校生】
中原佑仁②29分47秒48
峐下拓斗③29分50秒06≪16:予184位≫
大久保泰貴④29分55秒16
鈴木勝彦③30分02秒92
吉川幸紀②30分03秒64
荻久保寛也②30分45秒60≪16:予188位≫
宮沢真太②half64分35秒
【新入生】
菅原伊織①14分07秒94≪17:都1区21位、16:高1区4位≫
梶川由稀①14分31秒92≪17:都5区24位≫
竹林宏斗①14分34秒79≪17:都4区20位、16:高7区3位、IH3障9位≫
雲井崚太①14分36秒93≪16:高2区40位≫
菊地駿弥①14分43秒28
新入生5千上位5人平均15位14分30秒9
予選敗退後、トラックで若手が自己ベストを大きく更新していますね。新3年中島選手が28分台、新2年の西嶋選手が急成長で29分10秒をマークしました。ロードでは予選26位から連合で出走した金子選手は勿論、最近は服部選手が急成長していて、ハーフで連続して結果を出しています。他にも大石・中谷・中原・峐下選手らが成長中、中堅候補に名乗りを上げています。
ただ、若いチームがゆえに全体的に粗削りで成績が安定していないかなという印象があります。新4年があまり元気ではないのもありますかね。昨年シーズン通して試合でれなかった酒井・中舎選手は試合復帰していますしこれからか。箱根を経験している菅・山本選手が上がってきてほしいですね。彼らが主力となってくれればチームも締まってくるはずです。
1年生は高校駅伝1区4位と成績を残している菅原選手が来てくれるのがいいですね。最初から戦力になってくれそうです。あとは持ちタイムは目立ちませんが、城西大の育成力でどこまであがってこれるか。全体としては持ちタイムは上がっていますが、全日本予選・箱根予選、ムラがあるということで共に不透明な印象です。昨年の箱根予選落ちの悔しさを少しずつでも形にしていきたい。