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【箱根駅伝】2016年度卒業生&2017年度に向けて~日本大学

 
 

16箱根11位、16予選10位、16全日本12位、17箱根19位

 

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日本大学~2016年度卒業生&2017年度に向けて

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2016年度主な卒業生

石川颯真28分43秒11≪17:箱1区16位、16:全1区4位、予7位、箱2区9位、15:全4区6位、予19位、箱2区19位、14:出6区、箱4区12位、13:全3区11位、予157位≫⇒カネボウ
清水目大貴29分34秒69
≪17:箱4区15位、16:全6区12位、予130位、箱4区16位≫
村田誠児30分07秒04≪16:予131位≫
畔柳 揮30分19秒13≪16:予174位≫⇒埼玉医科大学AC駅伝部
山崎和麻30分37秒11≪17:箱10区14位≫
上野 勇30分00秒62
サンベルクス
 なんといっても入学時の注目は石川選手でしたね。この世代5千トップのタイムをひっさげ、シード権獲得に苦心していた日本大で救世主になれるかどうか、駅伝ファン大きな関心を集めました。ただ、下級生の時は距離に対して苦しんでいた印象です。箱根予選は157位と苦しみ、箱根4区も区間12位でした。ただ、流れは切らさずこの4年間で唯一となるシード権に貢献しています。走りが良くなってきたのは2年時の全日本予選で3組4位の成績を残します。その後1万28分台&ハーフ63分台を出し、箱根2区に抜擢されます。ただ、2区は甘くなく、この時は区間19位と足を引っ張る結果となり、チームもシード権に手が届きませんでした。

 それをバネにした3年時の箱根予選は個人19位、全日本でも4区で区間一桁の成績となり、すっかり柱の一人になります。再度任された2区は今度はしっかり走り区間9位の好成績を残します。そして迎えた最終学年、秋口の活躍がすさまじかったですね。関東ICでの入賞は縁はありませんでしたが、9月日本ICでやりました。5千で日本人トップの2位に!それだけでなく、高校時代の記録を上回りました。大舞台で4年前の自分の記録を破るのも中々ないことでは?その後の箱根予選も過去最高の個人7位、全日本1区も経験不足と話すものの区間4位に。最後の箱根もロケットスタートを期待され1区に。メンツ的には区間賞候補の一人だった。ところが17㎞地点で急激に遅れだす。脱水症状に見舞われ、体を動かすのが精一杯の状態になってしまい、本来の力を出せない悔しいレースとなってしまいました。それでも勢いが戻ってきたところ、実業団でもう一度開花といきたい。
 
 その他の選手は上級生になってから顔を見るようになった選手が多いですね。清水目選手は、3年時に箱根前の1万で29分半ばをマークし、そのまま駅伝メンバーに食い込みました。4区を大崩れせずに乗り切り、往路一桁順位に繋げました。4年時も箱根予選や全日本・箱根に登場。ハーフも64分台をマーク、選手層が薄いと言われていたチームの中、貴重な戦力でした。
 
 最終学年で箱根予選で力になったのが村田・畔柳選手。それぞれチーム7番・9番手でした。ギリギリの通過でしたので彼らが台頭したのはチームの救いになりましたね。村田選手は復路候補、畔柳選手は5区候補に名前があがりましたが本戦出場とはなりませんでした。逆に最後に射止めたのが山崎選手。比較的タイムの出しにくい世田谷ハーフで65分台を出したのが決め手になったでしょうか。当日変更で10区に入り、区間14位。最上級生らしく粘りの走りを見せてました。その他、2年時あたり長い距離を中心に勢いのあった上野選手が実業団で競技を続けます。
 
 

2017年度新チームの戦力分析

【新4年生以下1万ベスト10】
P.M.ワンブイ③27分54秒98≪17:箱2区7位、16:全2区4位、予1位≫
加藤拓海③29分03秒68≪15:全3区5位、予53位≫
岡野佑輝④29分26秒84≪16:全3区22位、予127位、箱8区19位、15:全7区20位、予74位≫
石井健登④29分43秒32≪16:全5区17位、箱7区18位、15:予132位≫
高野千尋④29分44秒17≪17:箱3区14位、16:予250位、15:全6区12位、予106位、箱4区20位≫
石垣陽介②29分48秒48≪17:箱7区20位、16:予289位≫
松木之衣②29分49秒87≪16:全7区14位≫
山崎一輝④29分52秒88≪17:箱9区20位、16:全8区10位、予76位、箱10区14位、15:全5区10位、予46位≫
川口賢人④29分54秒82≪17:箱5区6位、16:全4区8位、予92位、15:予217位≫
金森純丸④29分56秒14
在校生1万上位10人平均18位29分30秒9
 
【その他、有力在校生】
町井宏行④29分57秒76≪17:箱6区11位、16:予155位、箱6区5位、15:箱8区16位≫
小坂太我②30分03秒70≪17:箱8区20位≫
菅野将矢③30分14秒01
廣田全規②30分16秒92

金子智哉②30分30秒28≪16:予220位≫
新関涼介③30分32秒41≪2年:予125位≫
成田悠汰②30分42秒33
 
【新入生】
竹元亮太①14分17秒53≪17:都5区3位、16:高1区38位≫
武田悠太郎①14分20秒87≪17:都5区6位≫
野田啓太①14分21秒86≪16:高5区6位≫
関沼和曉①14分22秒45
横山 徹①14分22秒73
≪17:都1区12位、16:高4区11位≫
新入生5千上位5人平均6位14分21秒0
 
萩原 海①14分37秒87≪17:都4区13位、16:高4区18位≫
池田亜久里①14分40秒94≪17:都1区40位、16:高校1区35位≫
川上瑠美梨①14分56秒37≪16:IH3障15位≫
 
【今から考える箱根駅伝オーダー予想】
加藤-ワンブイ-高野-竹元-川口  町井宏-石垣-武田-山崎-松木
 ワンブイ選手は強力な戦力ですね。駅伝がちょっと苦手?それとも予選で脚を痛めた影響?なのか成績が微妙でしたが、走力は全学生ナンバーワンを争いますから、インカレ・そして予選で大きく力になりそうです。ただ、2番手位以降は走力がやや落ちるか…。ひとまず新4年の川口・山崎一選手は力になりそう。2人とも長いロードの方が強さを発揮する選手、更に安定感を増した走りを見たいところだ。
 
 その後がどうでしょうか。走力は高いが故障が非常に多い加藤選手が上級生になって復調できるか。岡野・石井選手に関してはひとまずトラックの全日本予選は万全なら戦力になるでしょうか。長いロードに関しては、ややムラがあるが高野選手、山下りが得意の町井宏選手が最後に大きく力になれるかどうか。あとは石垣・松木・小坂選手といった経験者は複数いる新2年が他校の選手と闘えるようになってほしいですかね。
 
 新入生の勧誘はひとまず成功の部類。都道府県対抗駅伝で快走を見せた竹元選手は、1万でも29分23秒を持っています。武田・横山選手あたりも駅伝の実績が高いですかね。順調に大学生活へ移行できれば早くからレギュラーで活躍ができるかも。現状では、ワンブイ選手の貯金で、全日本予選も箱根予選もギリギリどうかといったところに見える。戦える選手が複数台頭してほしいところです。
hakonankit

箱根駅伝の魅力に3歳の頃から取りつかれ、今や全日本大学駅伝や出雲駅伝を含めた大学駅伝、その予選会。大学長距離界がとても大好きな人間です。ブログでは10年以上にわたり、追いかけています。