日 本 大 学
2015年度主な卒業生
ダニエル ムイバ キトニー④28分02秒79≪4年:箱5区1位、全8区2位、予1位、3年:箱5区2位、出3区、2年:箱5区10位、全8区1位、予2位≫⇒カネボウ
荻野真之介④28分35秒36≪4年:箱1区9位、全1区6位、予11位、3年:箱1区17位、出1区、2年:箱1区12位、全2区10位、予30位、1年:箱1区13位、全3区9位≫⇒JR東日本
木津晶夫④29分05秒53≪4年:箱3区17位、全2区12位、予39位≫⇒DeNA
荒川諒丞④29分34秒54≪4年:箱9区15位≫⇒サンベルクス
稲住 拓④29分34秒62≪4年:予191位≫⇒引退
金子陽央④29分53秒58…3年:全日予選出場⇒引退
田中亮太④half66分28⇒サンベルクス
やはりキトニー選手の山登りが一番印象に残っていますね。留学生の人数制限で出れなかった1年時もトラックで活躍、2年時に初駅伝の全日本で8区区間賞を獲ると、驚きの5区起用。寒さ対策のため、帽子をかぶり、マフラーをぐるぐる巻きにしていた姿はよく頭に残っています。この時は走りにくく失速。区間10位に終わりました。翌年も軽装にし、もう一度チャレンジ。今度は成功し79分切りで走り切る。ただ、区間賞は取る事はできませんでした。
最後の年も山登りに挑戦。直前の全日本の走りにやや体調面を不安視されましたが、登りに入ってからトップギア。14位から8つ順位を上げ6位に進出。区間賞も獲得し、3度目でついにキトニー砲炸裂となりました。また、留学生は寒いから山登りは向かない、という先入観も打ち払ってくれました。惜しむらくは、この走りをもってしてチームがシード権を取れなかった所でしょうか。
日本人としてはやはり荻野選手が一番上がりますね。箱根は4年連続で1区、全日本4年時を含めると5度1区を走っています。3年までは大きく遅れずに繋ぐのが精一杯でしたが、1万のタイムを28分35秒まで縮めた今年は全日本が区間6位、箱根も区間9位と一ケタ順位で走り切りました。彼がいてこそしっかり戦えましたね。また、最終学年に伸びた選手としては木津選手がいますね。全日本3組が個人的に最大のハイライトですかね。当時の自己ベストを大幅に更新しました。箱根予選も好走して、駅伝に期待を持たせましたが、残念ながら失速。それでもシード権いけるかもと思わせてくれました。
後は覚醒までもう少し止まりだったかなぁ。荒川選手は2年時から名前を聞きましたが、4年時上尾ハーフ64分台で再び上昇、箱根9区を任されましたが、総合11位で襷を受け、じりじりと10位のチームから引き離される悔しい走りに。田中選手と共にサンベルクスでもうひと頑張りします。後は稲住が1万29分34秒と最終学年に残してます。箱根予選が苦しい結果で駅伝出走にはならず。他には3年時に全日本予選2組出走の金子選手がいますかね。
2016年度新チーム戦力陣容
【1万持ちタイム上位10人】
P.M.ワンブイ①27分54秒98…関東IC1500m2位・5千2位
石川颯真③28分43秒66≪3年:箱2区9位、全4区6位、予19位、2年:箱2区19位、出6区、1年:箱4区12位、全3区11位、予157位≫
加藤拓海①29分03秒68≪1年:全3区5位、予53位≫
岡野佑輝②29分26秒84≪2年:箱8区19位、全7区20位、予74位≫
清水目大貴③29分34秒69≪3年:箱4区16位≫
石井健登②29分43秒32≪2年:箱7区18位、予132位≫
高野千尋②29分44秒17≪2年:全6区12位、予106位、1年:箱4区20位≫
山崎一輝②29分52秒88≪2年:箱10区14位、全5区10位、予46位≫
川口賢人②29分54秒82≪2年:予217位≫
金森純丸②29分56秒14
1万上位10人平均:9位日大29分23秒5※箱根予選出場校2位
【その他】
町井宏行②29分57秒76≪2年:箱6区5位、1年:全8区16位≫
上野 勇③30分00秒62
梅津颯人①30分06秒95
畔柳 揮③30分19秒13
新関涼介②30分32秒41≪2年:予125位≫
村田誠児③half65分20秒
山崎和麻③half65分50秒
【新入生】
西村陽貴14分23秒31≪高7区11位、IH千五13位≫
松木之衣14分24秒79≪高1区21位≫
石垣陽介14分26秒68≪都4区5位、高7区6位≫
成田悠汰14分28秒51≪都5区37位、高4区27位≫
金子智哉14分30秒85≪高6区8位≫
齋藤拓海14分34秒17≪高4区53位≫
伊藤直輝14分38秒86
【区間オーダーを考えてみる(4区延長、5区短縮したとして)】
加藤-ワンブイ-高野-石川-町井宏 山崎和-清水目-川口-山崎一-石井
さて、早くも1万27分台を出すなどエースの片りんを見せているワンブイ選手が新エースですかね。まだ長いロードが未経験の中で箱根予選を迎える可能性がありますが、走り見る限りは大丈夫と思うのですけどね…。まずは大きな貯金を。日本人は石川選手が持ち前のスピードを活かすスタミナが見についてきているようで、2区を走っても68分台はいけそうな印象ですね。この2人がチームの顔になるだろう。
さて、ここからが横一線なんですよね。ここから誰が出るか。名前が上がるのが、山で予想外の好走(失礼)となった町井宏選手と故障欠場したが1万29分03秒を持つ加藤選手。町井宏選手が正直今回の箱根で一番の収穫だったり。最後までシード争いに絡めましたし、登りもいけそうな感じでした。後は箱根出走の山崎一・岡野・石井・清水目選手や、丸亀ハーフ63分台の高野選手や、新関選手など候補は多くいます。
ひとまず経験は出来たと思うので、この1年が勝負ですね。正直、1年前の今はあまりの層の薄さに予選落ちも懸念されてました。それが予選トップ通過、そしてエース頼みだったとはいえ、次点にこぎつけた、予想以上の結果でした。この悔しさを如何に継続して練習に臨んでいけるかと思ってます。新入生もトップはいませんが西村選手を初め14分20秒・30秒台7人獲得。彼らと総合力を高めていきたいところだ。