第91回箱根駅伝2015の振り返りをしています。
続いて8区
定点間色分け:1位 2位3位 4位5位6位 7位8位 15位16位17位 18位19位20位
【茅ヶ崎7.0㎞】
2位高橋(青学)20分16秒①
1位今井(東洋)20分10秒②8:28(2分52秒9)
5位大塚(駒大)20分23秒②(2分54秒7)8:28
15位牟田(明大)20分52秒④(2分58秒9)9:23
12位安井(早大)20分37秒⑤(2分56秒7)10:14
3位永井(中大)20分20秒⑧14:17[6]12:50
3位春日(東海)20分20秒⑥13:06[7]13:06
6位栃木(順大)20分26秒⑫18:26[7]13:06
7位谷原(山学)20分28秒⑪18:17[9]13:22
7位山本(中学)20分28秒⑦13:22[9]13:22
10位黒川(城西)20分33秒⑨14:33[9]13:22
16位吉田(日体)20分54秒⑰21:57[12]14:07
17位川副(國學)20分57秒⑲24:08[13]15:18
18位阿南(帝京)21分02秒⑭20:55[14]15:35
13位町井(日大)20分39秒⑬19:25[15]15:54
14位田林(上武)20分41秒⑱23:51[15]15:54
11位森橋(大東)20分35秒⑩17:21[17]15:58
7位大野(神大)20分28秒⑯21:11[18]16:00
18位新村(創価)21分02秒⑳27:06[19]16:19
OP小針(東国)21分00秒(18)23:46[20]19:17
20位宇田(拓大)21分09秒⑭20:55[20]19:17(3分01秒3)
青学は2年前に区間賞を獲得をしている高橋選手を起用。このあたり盤石だ。なお、その時にチームの途中棄権により参考ながら走行タイムを上回った中大・永井選手も出走。それぞれこの間2番3番とやはりというべき力を見せている。
その彼らを上回っているのは、東洋・今井選手。高校時代から5千13分台のスピードのある彼が、駒大・大塚選手に追いつき並走。駒大に食らいつく。永井選手の後ろも、東海・春日選手と順大・栃木選手のルーキーコンビが頑張って差があまり離れていない。その後ろでは総合で11位の山学・谷原選手が城西・黒川選手と中学・山本選手を引き連れて前へ行く。10位大東との差はついに1分を切ってきた。
【遊行寺坂15.9㎞-茅ヶ崎7.0㎞=8.9㎞】
3位高橋(青学)27分40秒①
6位今井(東洋)27分49秒②8:37(3分07秒5)
6位大塚(駒大)27分49秒②8:37
13位牟田(明大)28分07秒④9:50(3分09秒6)
5位安井(早大)27分43秒⑤10:17
3位永井(中大)27分40秒⑧14:17[6]12:50
2位春日(東海)27分39秒⑥13:05[7]13:05
1位谷原(山学)27分32秒⑪18:09[8]13:14(3分05秒6)
10位山本(中学)27分54秒⑦13:36[9]13:36
10位黒川(城西)27分54秒⑨14:47[9]13:36
14位栃木(順大)28分10秒⑫18:56[9]13:36
19位吉田(日体)29分05秒⑰23:22[12]15:32(3分16秒1)
8位大野(神大)27分51秒⑭21:22[13]16:11
9位森橋(大東)27分53秒⑩17:34[13]16:11
12位田林(上武)27分57秒⑱24:08[13]16:11
16位阿南(帝京)28分16秒⑮21:31[13]16:11
17位川副(國學)28分39秒⑲25:07[17]16:17
15位町井(日大)28分11秒⑬19:56[18]16:25
20位新村(創価)29分13秒⑳28:39[19]17:52
OP小針(東国)28分27秒(19)24:33[20]20:04(3分11秒8)
17位宇田(拓大)28分39秒⑯21:52[21]20:14
トップ3は大きな変化はないが、少しずつ広がっていく。その後ろ明大・牟田選手がずっと低空飛行で、中盤になってペースをあげてきた早大・安井選手が詰めにかかっている。見た目6番は永井選手が保っているが、春日選手と谷原選手が離れずについている。谷原選手はこの間トップの走りでまた更に総合10位との差を詰めたか。総合12位の栃木選手はそれよりは遅れたが、まだ山本選手黒川選手らと前が見える位置にいる。
その後ろ、日体・吉田選手がペースをつかめず大きく遅れ、調子が良い神大・大野選手が、上武・田林、帝京・阿南選手らを引き連れて前を追っている。点々を選手が続いた後、創価・新村選手が見えないくらい前で離れた。最後尾争いは連合・小針選手が拓大・宇田選手を引き離し始めている。ただ、見た目の差が20分以上開いてきている。
【影取18.4㎞-遊行寺坂15.9㎞=2.5㎞】
2位高橋(青学)8分21秒①(3分20秒4)
1位大塚(駒大)8分12秒②8:28(3分16秒8)
8位今井(東洋)8分33秒③8:49
12位牟田(明大)8分37秒④10:06
6位安井(早大)8分29秒⑤10:25
3位永井(中大)8分22秒⑧14:18[6]12:51
4位春日(東海)8分26秒⑥13:10[7]13:10
10位谷原(山学)8分35秒⑪18:23[8]13:28
11位山本(中学)8分35秒⑦13:50[9]13:50
14位黒川(城西)8分44秒⑨15:10[10]13:59(3分29秒6)
20位栃木(順大)9分25秒⑫20:00[11]14:40(3分46秒0)
16位吉田(日体)8分47秒⑰23:48[12]15:58
5位阿南(帝京)8分28秒⑮21:38[13]16:18
7位田林(上武)8分31秒⑱24:18[14]16:21(3分24秒4)
9位大野(神大)8分34秒⑭21:35[15]16:24
12位森橋(大東)8分37秒⑩17:50[16]16:27
18位町井(日大)9分06秒⑬20:41[17]17:10(3分38秒4)
19位川副(國學)9分22秒⑲26:08[18]17:18
17位新村(創価)8分51秒⑳29:09[19]18:22
OP小針(東国)8分27秒(19)24:39[20]20:10
15位宇田(拓大)8分46秒⑯22:17[21]20:39
遊行寺坂で決着が付いた。この間、ダントツトップのタイムで走破した大塚選手が単独2位の座を取り戻した。逆に登りが苦手という今井選手はここで力尽きた。
後方ではアクシデント。総合10位まで約1分差としていた栃木選手が、走行選手の肘がみぞおちに入り、暫く動けなくなる事態に。何とか走り出したものの、後退は免れなくなった。
なお、遊行寺坂からペースを上げた選手と逆に失速した選手と大きな差が出ている。見た目13番争いの阿南選手が一気にペースアップ。上武・田林選手らが食らいつくが大野選手森橋選手が少しずつ離れていく。また、力不足か日大・町井選手と、全身痙攣に見舞われた國學・川副選手が大きく後退した。
【戸塚中継所21.4㎞-影取18.4㎞=3.0㎞】
1位高橋(青学)9分14秒①(3分04秒7)
3位大塚(駒大)9分21秒②8:35
9位今井(東洋)9分31秒③9:06(3分10秒3)
2位安井(早大)9分16秒④10:27
14位牟田(明大)9分38秒⑤10:30
5位永井(中大)9分25秒⑧14:29[6]13:02
12位春日(東海)9分37秒⑥13:33[7]13:33
3位谷原(山学)9分21秒⑪18:30[8]13:35
6位山本(中学)9分27秒⑦14:03[9]14:03
16位黒川(城西)9分42秒⑨15:38[10]14:27(3分14秒0)
18位栃木(順大)9分58秒⑫20:44[11]15:24
12位吉田(日体)9分37秒⑰24:11[12]16:21
8位阿南(帝京)9分29秒⑭21:53[13]16:33
7位田林(上武)9分28秒⑱24:32[14]16:35
10位大野(神大)9分35秒⑮21:56[15]16:45
14位森橋(大東)9分38秒⑩18:14[16]16:51
11位川副(國學)9分36秒⑲26:30[17]17:40
20位町井(日大)10分04秒⑬21:31[18]18:00(3分21秒3)
17位新村(創価)9分48秒⑳29:43[19]18:56
OP小針(東国)9分24秒(19)24:49[20]20:20(3分08秒0)
19位宇田(拓大)9分59秒⑯23:02[21]21:24
トップを悠々逃げる青学・高橋選手は最後の3㎞を一番早いタイムで駆け抜け、差を広げるとともに2年ぶり2回目の区間賞を獲得。終盤あげた駒大・大塚選手の追撃を振り切り、中大・永井選手も突き放した格好だ。後ろとの差は8分半以上となった。また、4位を走っていた明大・牟田選手に、この間2番目で走っていた早大・安井選手が食って掛かった。激しいデットヒートとなったが、最終的に早大が前へ。初めて早大が4強の尻尾を掴みとった格好だ。
永井選手を挟んで、春日選手に谷原選手が追いつく形で襷リレー。最終的に大東・森橋選手には16秒差まで迫る快走。森橋選手は自力で劣ったものの、崩れなかった為、何とか順位は保った。総合12位の順大はアクシデントもあり、2分半もの差。総合13位の日大も終盤立て直せず後退。また9位と10位の差も2分半あり、山学VS大東の様相を呈してきた。しかも、山学も大東も9区10区は4年生、どちらの最終学年が優っているだろうか。
さて、そろそろ繰り上げが迫ってきた。創価・新村選手は何とか間に合ったが、連合と拓大は残念ながらここで繰り上げ。れんごうは8区9区とも初めて登場する大学だったが、箱根の厳しさを味わった。なお東国・小針選手は差が20分以上開いた遊行寺坂からは5番目程のタイムで走破したものの、青学・高橋選手のタイムは上回れなかった。拓大・宇田選手は前年店頭のリベンジを誓ったものの、悪い流れを止められない恰好となった。