三大駅伝一つ目、
【総合結果】出雲駅伝2013
1位駒澤大学2時間9分11秒(予想2位)
区間名前学年区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差
1区中村匠吾③23分25秒区間賞☆(1)-20秒差
2区中谷圭佑①16分44秒区間2位(1→1)-25秒差
3区村山謙太③22分36秒☆区間新☆(1→1)-38秒差
4区油布郁人④18分03秒区間2位(1→1)-48秒差
5区西山雄介①18分21秒区間2位(1→1)-59秒差
6区窪田忍④29分52秒区間賞☆(1→1)-1分06秒差
何度も辛酸を舐めていた出雲駅伝、前回覇者時のアンカー藤田OBの前でついに雪辱!
突き抜けちゃうときはこんなにも圧勝してしまうのだろうか。スピードランナーを揃え、当然のように優勝候補にあげられながら、何度も届かなかった優勝にあっさりと到達してしまった。
課題の1区に今年エースと言っていい中村選手を起用したのが的中。2段スパートで抜け出すと、2位に20秒、ライバル東洋には40秒以上の差をつけた。もうここで決まった。2区中谷選手以降は区間2位1位2位2位1位と全て区間2位以内、3つ取った区間賞は全て主要区間。3区村山選手は先輩の宇賀地選手を破る区間新記録のおまけつきだった。戦力ダウンしたはずの駒大が15年ぶりの出雲制覇。ここまでの圧勝だと3冠も見えてきそうだ。
次は得意の全日本となるが、簡単に行くかどうか。ポイントになるのはまたも1区と思う。箱根を見据えると中村選手を使うわけにはいかないだろう。どういう配置になるか。乗り切れば2冠目も見えてくる
2位東洋大学+1分06秒(予想1位)
区間名前学年区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差
1区田口雅也③24分06秒区間6位(6)40秒差
2区服部弾馬①17分00秒区間6位(6→7)56秒差
3区設楽悠太④23分14秒区間3位(7→6)1分34秒差
4区延藤潤④18分05秒区間3位(6→4)1分36秒差
5区服部勇馬②17分54秒☆区間新☆(4→2)59秒差
6区設楽啓太④29分59秒区間2位(2→2)1分06秒差
優勝候補最有力と言われながらもねじ伏せられてしまった。飛び出した駒大に対して、東洋は1区2区が区間6位。これまで1区を思うが儘してきた田口選手が苦しそうな顔でじりじり後退したのは意外。短いし、全日本箱根に比べて選手が集まりやすい出雲ではこれまで通りにいかなかった。3区に1万27分台の設楽悠選手で追い上げを図ろうとしたが逆ん40秒近くあけられてはどうしようもない。5区服部勇選手がダントツの区間新で一気に差を詰めるもまだ1分。アンカー設楽啓選手は笑顔なくフィニッシュした。
これで三大駅伝は4連続で2位。駒数は駒大より上なはず、距離が長く区間数が増える全日本で悔しさを今度こそ爆発させたい。
3位日本体育大学+1分48秒(予想5位)
1区服部翔大④23分45秒区間2位(2)20秒差
2区富田祥平③16分49秒区間5位(2→2)25秒差
3区山中秀仁②22分49秒区間2位(2→2)38秒差
4区加藤光③18分13秒区間4位(2→2)48秒差
5区甲斐翔太④18分45秒区間4位(2→3)1分02秒差
6区矢野圭吾④30分38秒区間5位(3→3)1分48秒差
今年の箱根のVメンバーの本田・勝亦選手らを欠いた戦いとなったが、強さ自体は充分に見せつけたのではないか。志願の1区だったという服部選手は、駒大に先行されたものの区間2位。新たな柱となった山中選手は一時トップを詰めようかという動きも見せての区間2位。彼らが主要区間で仕事をしたのが大きかっただろう。また、3年生から初めて出走ランナーとなった富田・加藤選手がそれぞれ区間5位4位と無難に走ったのも収穫だ。
なお、12日の記録会で鈴木・勝亦選手が1万29分前半で走破しており、全日本も十分に2強倒しを狙える戦力はありそう。楽しみだ。
4位早稲田大学+2分36秒(予想3位)
1区柳利幸②24分22秒区間9位(9)57秒差
2区高田康暉②16分47秒区間4位(9→8)1分00秒差
3区山本修平③23分29秒区間5位(8→7)1分53秒差
4区武田凛太郎①18分15秒区間5位(7→7)2分05秒差
5区中村信一郎②18分54秒区間8位(7→7)2分28秒差
6区大迫傑④30分00秒区間3位(7→4)2分36秒差
残り2㎞まで2位集団に食いついていた柳選手にアクシデント。熱中症で最後は意識が遠のいてしまう程だった。またも1区で出遅れる展開に、2区高田選手は冷静だったものの、3区山本選手は突っ込みすぎて区間5位、アンカー大迫選手に襷が渡るまでには2分半の差。さすがに3人抜きを果たしたが、練習不足で向かい風に苦しみ区間3位に留まった。他、1年生の武田選手が区間5位で走ったのが収穫だった。
全日本は色々入れ替えるだろうか。大迫選手をどこに起用するかというのも考えなければならなさそうだ。最低でもシード権は獲得できるようなチーム状態にはしてほしいところだ。
5位青山学院大学+2分58秒(予想6位)
1区小椋裕介②23分47秒区間4位(4)22秒差
2区藤川拓也③17分00秒区間6位(4→5)38秒差
3区一色恭志①23分31秒区間7位(5→5)1分33秒差
4区竹内一輝④18分31秒区間7位(5→5)2分01秒差
5区鈴木優人④18分53秒区間7位(5→6)2分23秒差
6区神野大地②30分27秒区間4位(6→5)2分58秒差
昨年初優勝に大きく貢献した久保田・出岐の2枚看板を失った中での戦いということを考えるとある程度力は出せたのではないか。小椋選手はやはり1区得意で区間4位、2区藤川選手が昨年ほどの走り出来ず、3区ルーキー一色選手も区間7位に留まり優勝は厳しくなる。が、見せ場は最後にやってきた。アンカー神野選手が、大迫選手にぬかされてからも冷静に走り、法大と中学大を交わしてポジションアップ。区間順位も4位で大きな躍進と言えるだろう。
久保田選手は靭帯損傷ということで全日本は無理しないのではないか。そう考えると次にも繋がりそう。竹内・鈴木選手のスピードももっとみたいし、ロード型の橋本・高橋選手らとまだ駒はある。箱根を見据えながらシードを取りたいところだ。
6位中央学院大学+3分13秒(予想7位)
1区潰滝大記②23分51秒区間5位(5)26秒差
2区及川佑太③16分45秒区間3位(5→3)27秒差
3区塩谷桂大②23分40秒区間10位(3→3)1分31秒差
4区岡本雄大④17分46秒☆区間新☆(3→3)1分14秒差
5区木部誠人③19分16秒区間11位(3→4)2分01秒差
6区田中瑞穂④31分04秒区間8位(4→6)3分13秒差
序盤4区間がどこまでいけるか注目していたが、過去の成績を考えると大躍進したと言えよう。1区潰滝選手が向かい風の中引っ張りながらも終盤も踏みとどまり区間5位。2区及川選手は途中自分で仕掛けて区間3位、3区息切れも、大きな見せ場は4区岡本選手。後ろからきた東洋の選手と競り合った末振り切り、そのまま爆走。なんと区間新記録樹立して、この地点で総合3位。最後6位まで落としたのが惜しまれるが、大学史上過去最高を更新した。
やはりこの岡本・潰滝・及川のトリオは強力。全日本でも前の方で見れるかもしれない。また今回良くなかった塩谷・木部・田中選手も長い距離の方が得意だろうから、リベンジをしてほしい。
7位明治大学+3分58秒(予想4位)
1区廣瀬大貴④24分32秒区間12位(12)1分07秒差
2区八木沢元樹③16分32秒区間賞☆(12→6)55秒差
3区大六野秀畝③23分54秒区間12位(6→8)2分13秒差
4区牟田祐樹②18分42秒区間11位(8→8)2分52秒差
5区横手健②18分38秒区間3位(8→8)2分59秒差
6区文元慧③30分51秒区間6位(8→7)3分58秒差
またもや鬼門の1区にやられた。試合でずっと安定していた4年生の廣瀬選手起用も区間12位と崩れた。2区八木沢選手がさすがの区間賞の爆走で6人抜きをしたのは良かったが、3区大六野選手が終盤の走りが良くなく区間12位と浮上のチャンスを詰んでしまった。4区牟田選手も失速でちぐはぐなレース運びに。その中で横手選手が復調を告げる区間3位、文元選手も無難には走り切った。
オーダーを組み替える事や、全日本に向けてロードが得意な木村・松井選手らもいるので、また気持ちを切り替えて全日本で2強崩しに挑んでほしいところだ。
8位法政大学+4分09秒(予想11位)
1区西池和人③23分46秒区間3位(3)21秒差
2区田子祐樹④17分00秒区間6位(3→4)37秒差
3区田井慎一郎④23分32秒区間9位(3→4)1分33秒差
4区松田憲彦④18分31秒区間7位(4→6)2分01秒差
5区足羽純実①18分50秒区間5位(6→5)2分20秒差
6区藤井孝之②31分41秒区間13位(5→8)4分09秒差
復調したエース1区西池選手は区間3位だったが、5区までその流れはキープできた。田子選手が集団の中で踏ん張り、田井選手は牽制もあった感じで区間9位だが3位争いの中でのリレー。5区1年生の足羽選手が、先輩の関口選手を彷彿とさせる走りで区間5位だったのも収穫。ここまで総合5位。藤井選手が順位を落としたのは至近の結果から予想できた事だった。
関口選手の復帰がなければ全日本でシードはちょっときつい印象だが、ある程度の戦力は整っていそうだ。下級生で伸びてきた選手もいるし、使ってほしいと思う。
9位順天堂大学+4分18秒(予想8位)
1区松枝博輝②24分30秒区間11位(11)1分05秒差
2区岩崎祐樹④17分19秒区間9位(11→11)1分40秒差
3区松村優樹③23分26秒区間4位(11→9)2分30秒差
4区森湧暉①18分25秒区間6位(9→9)2分52秒差
5区小澤一真④18分50秒区間5位(9→9)3分11秒差
6区西郷貴之③30分59秒区間7位(9→9)4分18秒差
1区松枝選手が厳しいレースになってしまいましたね。日カレでは入賞したものの、まだまだ甘くはなく区間11位となってしまい、ここからあまりテレビに映らなくなってしまった。だが、ここかはらそれほど悪くなく、3区松村優選手が区間4位の走りで9位に浮上。以降、ルーキー森選手が6位、小澤選手が5位、西郷選手が7位と走っている。なんで順位上がらなかった??という感じだった。
こうみるとやはり箱根が一番順大が上位を取れる可能性があるのは箱根でしょうか?序盤の人選が問題だが、ここをのりきれば浮上もあるかもしれないと思った。
10位中央大学+5分29秒差(予想14位)
1区町澤大雅①24分13秒区間8位(8)48秒差
2区谷本拓巳①17分34秒区間12位(8→9)1分38秒差
3区徳永照②23分30秒区間6位(9→10)2分32秒差
4区鈴木修平①18分40秒区間9位(10→10)3分09秒差
5区岸本圭一郎①19分28秒区間13位(10→10)4分06秒差
6区松原啓介②31分15秒区間9位(10→10)5分29秒差
これは大健闘ではないでしょうか?主力も起用したが下級生の選手だ。1区今回もハチマキで登場の町澤選手が区間8位と奮闘すると、3区徳永選手が区間6位と好走みせる。アンカーの松原選手も区間9位で箱根予選組が上々の結果。また、2軍の中でも4区鈴木選手が区間9位だったのは収穫だろう。
これだけみていると、「あれ、中大もしかして復活してる??」という印象を持つ。箱根予選どのような順位で通過するか楽しみだ。
11位京都産業大学+6分11秒差(予想12位)
区間名前学年区間タイム区間順位(順位変動)トップとの差
1区上門大祐②24分10秒区間7位(7)45秒差
2区中井脩人②17分39秒区間13位(7→10)1分40秒差
3区佐野克斗④23分48秒区間11位(10→11)2分52秒差
4区中西健②18分52秒区間12位(11→11)3分41秒差
5区小田隼平④19分06秒区間9位(11→11)4分16秒差
5区小橋憲人④31分47秒区間15位(11→11)6分11秒差
※載せる機会が今後なさそうなので。
大健闘、関東を一つ食いました。しかも2軍を入れた中大以外の所。特に1万29分19秒出したばかりの1区上門選手が区間7位で走ったのが大きい。29分24秒持った中井選手がもう少し踏ん張りたかったですが、3区以降11位で推移。帝京が少し迫ってきた中、5区スピードのある小田選手が区間9位、これが決め手となりました。
全日本は厳しくなるかもしれませんが、何とか一つや二つ食っていきたいところだ。
12位帝京大学+6分56秒差(予想10位)
1区熊崎健人③25分05秒区間16位(16)1分40秒差
2区難波幸貴④17分42秒区間14位(16→15)2分38秒差
3区小山司④24分11秒区間13位(15→14)4分13秒差
4区柳原貴大③18分41秒区間10位(14→12)4分51秒差
5区高橋裕太②19分06秒区間9位(12→12)5分26秒差
6区早川昇平③31分22秒区間10位(12→12)6分56秒差
逆に言えば帝京大どうしましたか。確かに主力の4年生がおらず、苦しい戦いは予想された。それでも直前の記録会でタイムが良かった順に入れたのだが、1区熊崎2区難波3区小山が区間16位14位13位と関東以外の選手にも負けてしまった。4区以降一応形となったものの大きく水を空けられた後だった。
全日本どうやって立て直すか。どうにも苦手な1区も課題だ。
その他区間トップ
区間名前学年区間タイム区間順位
1区ジョセフ スタイリン(IVY)24分29秒区間10位
山口泰輝(中京3)24分34秒区間13位
2区マーク アムラウト(IVY)17分31秒区間10位
辻横浩輝(関学3)17分33秒区間11位
3区ジョン カリウキ(第一2)23分31秒区間7位
本藤光(関学1)24分48秒区間15位
4区大川和輝(関学4)18分57秒区間13位
5区大野力(日文1)19分25秒区間12位
6区川口貴大(関学2)31分33秒区間11位
ひどいwwwなんとなく全部外したww
以下
13位関西学院大学8分02秒差(☆★予想13位★☆)
14位IVYリーグ選抜8分57秒差(予想9位)
15位中京大学9分32秒差(☆★予想15位★☆)
16位第一工業大学9分50秒差(☆★予想16位★☆)
17位日本文理大学10分10秒差(☆★予想17位★☆)
18位東北学連選抜12分29秒差(予想20位)
19位北信越選抜12分44秒差(予想18位)
20位北海道選抜12分46秒差(予想19位)
21位中四国選抜14分59秒差(☆★予想21位★☆)
22位広島経済大学18分01秒差(☆★予想22位★☆)
関西学院大が全体的に層が厚かったですかね。その中で中京大の山口選手や日本文理の1年生大野選手が走ったのは収穫だった。
なんだこの後半の的中率w
区間賞
1区中村匠吾(駒大3)23分25秒 正解 みなさん:23.9%の人が正解(2番人気)
2区八木沢元樹(明大3)16分32秒正解 みなさん:68.0%の人が正解(1番人気)
3区村山謙太(駒大3)22分35秒※区間新 みなさん:11.5%の人が正解(3番?人気)
4区岡本雄大(中学4)17分46秒※区間新
5区服部勇馬(東洋2)17分54秒※区間新 正解
6区窪田忍(駒大4)29分52秒 みなさん:29.0%の人が人気(2番人気)
ちょいと忙しいのでまとめは夜になってから
出雲駅伝2013:予想との比較
・普通に考えてロードでは中村選手が力が抜けているという事
・スピードランナーが多い駒大は乗ってしまうという事(それは向かい風だろうと)
・東洋・田口選手が短くて強い選手の集まる出雲でそうやすやすいかない事
この3つをもう少し注視しないといけなかったです。全日本はもうちょっと慎重に予想します。
ひとまず出雲はこれで終了
すぐさま、箱根予選モードに切り替えます。
こんなひっちゃかめっちゃかな予想や分析しかできませんが、また宜しくお願いしますm(_ _)m