第89回箱根駅伝2013の定点別振り返りです。
6区
トップ日体大鈴木選手を、4年連続6区東洋市川選手らが追っていく展開。東洋大がどこまで詰めるかと思われましたが、日体大が粘りを見せました。
また、区間記録保持者の駒大千葉選手や、明大廣瀬選手、さらに前日途中棄権となった中大代田選手の意地にも注目が集まりました。
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芦之湯5.1㎞
○数字は総合順位、[]数字は通過順位14位鈴木(日体)16分25秒①2位市川(東洋)15分55秒②2:0912位相原(早大)16分20秒③2:303位廣瀬(明大)15分58秒④3:5512位品田(法大)16分20秒⑤5:194位千葉(帝京)16分08秒⑥5:55(3分09秒8)
5位信時(順大)16分10秒⑦5:598位藤川(青学)16分12秒⑦5:598位千葉(駒大)16分12秒⑨6:445位大沼(選抜)16分10秒⑩7:2216位田口(大東)16分42秒⑪8:48(3分16秒5)18位桃澤(山学)17分19秒⑪9:26(3分23秒7)1位三輪(農大)15分51秒⑰18:35[13]9:26(3分06秒5)代田(中大)15分52秒[14]9:278位岡本(中学)16分12秒⑬[15]9:375位上野(國學)16分10秒⑭12:33[16]9:45
平田(城西)16分15秒[17]9:5011位高久(神大)16分19秒⑱19:42[18]9:54(3分12秒0)
14位日向野(日大)16分25秒⑮14:16[19]10:00
17位横内(上武)16分44秒⑯18:06[20]10:19
最初の登りの部分に関してはトップの日体・鈴木選手は14番目のタイム。ここぞとばかりに2位にあがった東洋・市川選手や明大・廣瀬選手が一気に追い上げる。この勢いのままいくのかとこの時点では思われた。また6位争いの帝京・千葉、順大・信時、青学。藤川選手らも競り合いながらハイペースだ。
また復路一斉スタートでは前回2位の選手を差し置いて入った農大・三輪選手が全体で一番早いタイム。中大・代田選手を引き連れています。國學・上野選手や城西・平田選手らも速いペースだ。
小涌園9.1㎞-芦之湯5.1㎞=4.0km4位鈴木(日体)10分47秒①(2分41秒8)
5位市川(東洋)10分51秒②2:1512位相原(早大)11分04秒③2:492位廣瀬(明大)10分42秒④3:5212位品田(法大)11分04秒⑤5:388位千葉(帝京)10分58秒⑥6:0810位信時(順大)11分02秒⑦6:16
11位藤川(青学)11分03秒⑧6:177位千葉(駒大)10分56秒⑨6:511位大沼(選抜)10分39秒⑩7:16(2分39秒8)
16位田口(大東)11分16秒⑪9:19(2分49秒0)代田(中大)10分49秒[12]9:3118位桃澤(山学)11分28秒⑫9:31(2分52秒0)6位三輪(農大)10分55秒⑰18:45[14]9:36
3位上野(國學)10分46秒⑭12:34[15]9:46
14位岡本(中学)11分06秒⑬9:58[16]9:58
9位高久(神大)11分01秒⑱19:58[17]10:10(2分45秒3)
平田(城西)11分11秒[18]10:16
15位日向野(日大)11分09秒⑮14:40[19]10:24
16位横内(上武)11分16秒⑯18:37[20]10:50
走りが一変した日体・鈴木選手。4年連続6区の市川選手を秒差ながら上回った。おっと!?(ワクワク)、というのが個人の感想w ここでも日体大に流れが来るのかとも思わせた。
この間でその鈴木選手を上回ったのが3名いるが、ちょっと予想外の面子。1番早かったのは選抜の大沼選手。前回はかなり失速してしまったのだが奮起。11位大東・12位山学・13位中学がもたついているので一気10位と11位と2分以上差が開き、このままいくのかとこの時点では思われた。
また3年連続でコツを掴んで満を持して飛ばしている明大・廣瀬選手に、前回故障明けながら無難に走った國學・上野選手が早かった。上野選手は中大・代田、農大・三輪選手を追走している。この時点では駒大と帝京大の両千葉選手は目立っておらず、まだまだ今後変動があります。
大平台13.7㎞-小涌園9.1㎞=4.6km7位鈴木(日体)11分44秒①10位市川(東洋)11分48秒②2:19
11位相原(早大)11分50秒③2:55(2分34秒3)1位明大(廣瀬)11分32秒④3:40(2分30秒4)4位品田(法大)11分37秒⑤5:314位千葉(帝京)11分37秒⑥6:0112位信時(順大)11分52秒⑦6:2414位藤川(青学)12分00秒⑧6:33
1位千葉(駒大)11分32秒⑨6:396位大沼(選抜)11分43秒⑩7:15(2分32秒8)3位上野(國學)11分33秒⑭12:23[11]9:35代田(中大)11分48秒[11]9:3516位田口(大東)12分05秒⑪9:40[13]9:4013位三輪(農大)11分57秒⑯18:58[14]9:49
16位桃澤(山学)12分05秒⑫9:52[15]9:529位岡本(中学)11分47秒⑬10:01[16]10:01
7位高久(神大)11分44秒⑱19:58[17]10:10平田(城西)11分56秒[18]10:28
15位日向野(日大)12分01秒⑮14:57[19]10:41
18位横内(上武)12分15秒⑰19:08[20]11:21(2分39秒8)
さてここから急激にあがってきました駒大・千葉選手。中々追えなかった帝京順大青学の6位争いに肉薄している。ただ、その6位は帝京・千葉選手が少し抜け出したか。またその前の法大・品田選手もペースアップ。じりじり詰め寄られていたのですが、ここから攻勢に。
後ろでは國學・上野選手が中大・代田選手に追いつきへいそう。時差スタートのチームで波に乗れない大東・田口、山学・桃澤選手を食っている。農大・三輪選手派追いついたもののやや息切れ感がある。
函嶺洞門17.1km-大平台13.7㎞=3.4km5位鈴木(日体)9分40秒①(2分50秒6)9位市川(東洋)9分45秒②2:2412位相原(早大)9分52秒③3:07(2分54秒1)4位廣瀬(明大)9分35秒④3:353位品田(法大)9分31秒⑤5:226位千葉(帝京)9分42秒⑥6:031位千葉(駒大)9分20秒⑦6:19(2分44秒7)10位信時(順大)9分46秒⑧6:30
11位藤川(青学)9分49秒⑨6:4214位大沼(選抜)10分00秒⑩7:35代田(中大)9分38秒[11]9:337位上野(國學)9分43秒⑭12:26[12]9:38
2位岡本(中学)9分30秒⑪9:51[13]9:51(2分47秒6)
15位田口(大東)10分09秒⑫10:09[14]10:09(2分59秒1)
8位高久(神大)9分44秒⑱20:02[15]10:14
16位桃澤(山学)10分11秒⑬10:23[16]10:23
17位三輪(農大)10分19秒⑯19:37[17]10:28
平田(城西)9分47秒[18]10:35
13位日向野(日大)9分55秒⑮15:12[19]10:56
18位横内(上武)10分21秒⑰19:49[20]12:02(3分02秒6)
トップ争いは予想しなかった展開となっている。下り以降、日体・鈴木選手がじりじり逃げている。初出場とはいえ3年間準備しただけのことはあるか。逆に4年連続の東洋・市川選手は苦しい走り。10番手前後のラップを刻み続けている。追うというのはこんなにも難しいものなのだろうか。
また3位早大・相原選手に2分近く後ろでスタートした明大・廣瀬選手が、ここまで個人トップのタイムで追い上げ後ろに見え隠れするように。相原選手は10番~12番あたりで安定しているものの勢いが違う感じ。ただ個人2位に無双状態になりつつある駒大・千葉選手が浮上。帝京・千葉選手も射程圏内に入ってきた。
また個人では中学・岡本選手と法大・品田選手が2位3位。特に岡本選手は総合で11位に浮上。大差で10位の選抜・大沼選手がやや失速気味で差はつまりそうな気配だ。後ろでは神大・高久選手がじわり浮上。序盤個人トップの農大・三輪選手は山学・桃澤選手に抜き返されるなど完全に失速している。
小田原20.8㎞-函嶺洞門17.1km=3.7km7位鈴木(日体)10分59秒①5位市川(東洋)10分57秒②2:22(2分57秒6)2位廣瀬(明大)10分32秒③3:08(2分50秒8)10位相原(早大)11分11秒④3:198位品田(法大)11分03秒⑤5:261位千葉(駒大)10分19秒⑥5:39(2分47秒3)
3位千葉(帝京)10分42秒⑦5:46(2分53秒5)9位信時(順大)11分08秒⑧6:39(3分00秒5)17位藤川(青学)11分39秒⑨7:2213位大沼(選抜)11分18秒⑩7:54(3分03秒2)代田(中大)10分54秒[11]9:285位岡本(中学)10分57秒⑪9:49[12]9:4911位上野(國學)11分14秒⑭12:41[13]9:534位神大(高久)10分51秒⑯19:54[14]10:0614位田口(大東)11分21秒⑫10:31[15]10:31
平田(城西)10分56秒[16]10:32
16位桃澤(山学)11分31秒⑬10:55[17]10:55
15位三輪(農大)11分30秒⑰20:08[18]10:59(3分06秒5)
12位日向野(日大)11分17秒⑮15:30[19]11:14
18位横内(上武)11分41秒⑱20:31[20]12:44(3分09秒5)
日体・鈴木選手が最後までしっかり走りきりトップ中継。トータルで15秒あまりしか東洋・市川選手を詰めさせない素晴らしい走り。流れを掴みにかかった東洋大の狙いを完全に崩した。事実上、ここでほぼ決着がついたんじゃないかと思う。
また最後まで快走をみせていた明大・廣瀬選手が総合3位に浮上。更に東洋大の後ろ見え隠れするようになった。これは面白いとこの時点で思われた。ただ、区間賞は平地で凄まじい走りを見せた駒大・千葉選手。2年時の区間記録には4秒及ばなかったが、復路優勝に向け最高のスタートを切れた。
その前後に終盤にペースアップした法大・品田選手が5位キープ。7位に同姓対決で盛り上がった帝京・千葉選手。何気に区間3位の快走だった。8位順大、9位青学はそれぞれ完全に単独走に。
繰り上げ一斉スタートでは中大・代田選手が貫禄のトップで11番通過。また2年連続6区でしっかり走った中学・岡本選手がじわりと選抜との差をつめた。後ろは國學・上野、神大・高久選手が優秀の美を飾る59分台。総合で12位13位に下がった大東大、山学は前後の一斉スタート組みの城西・農大らと絡んで追い上げたいところだ。下位では終盤上武・横内選手が失速し、総合最下位に落ちてしまった。
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