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総合1位[往路1位,復路2位]
日本体育大学11時間13分26秒(予想6位)
戦前2強+3と言われていましたが、その中に入っていなかった日体大。確かに箱根予選、そして全日本の成績からして、ちょっと変わったかも、という印象は受けた。それでも頂点は予想付かなかった。
往路で逆転した3年生主将服部選手の気持ちの強固さは復路の選手にも伝播した。出足、鈴木選手がハイレベルの6区59分台で乗り切ると、後は判を押したように区間2位。これでは後ろは追い上げられない。特に主将を明け渡した4年生に意地を感じました。
前年19位からのジャンプアップ、屈辱というバネは再生どころか、思いも寄らぬ形で執着を迎えました。
総合優勝おめでとうございます
総合2位[往路3位、復路4位]
東洋大学4分54秒差(予想1位)
出雲2位、全日本2位、そして箱根も2位。柏原世代が抜けてもなお強しという印象はある。実際、最大のライバルと言われる駒大に対しては2勝1敗。
しかし伏兵に優勝を譲ることとに。強固な選手層はあると思われたが、5区を登れる選手、急な配置転換、不利な展開などメンタル面では昨年のチームには及んでいなかったのだろう。ただ、基本的に来年度のチーム。設楽兄弟、ずっと大役を任された1年生の服部選手など、逞しさを取り戻していきたい。
総合3位[往路9位、復路1位]
駒澤大学5分57秒差(予想3位)
エース配置の2区5区が不発、更にブレーキ区間が出るなど散々だった往路勝負。その中で復路に配置された4年生は懸命の追走を見せた。
今年苦しんだ千葉選手が2年前の自信の記録に後数秒と迫る激走、7区8区が足踏みしたものの、9区上野選手がほかを圧倒する走り、そして3年連続アンカーの後藤田選手が有終の美を飾る区間賞。
3つの区間賞を獲得し復路優勝、そして気が付けば東洋の背中は1分差に。気象条件の違いはあるとはいえ、往路からの気持ちの切り替えはできていたか。この走りを残されたメンバーは求めて活きたいところだ。
総合4位[往路7位、復路3位]
帝京大学8分13秒差(予想11位)
日体大に引き続き、変わろうと思えば変われると思わせたチーム。序盤で躓くなど駅伝での失敗が多かったチーム。序盤はいい結果とはいえなかったが3区以降順位は上昇。
6区途中に抜いた駒大には9区途中まで交え、ラストは早大と並走。予想していなかったアンカー熊崎選手が活きることに。かなり注目を集めたラスト争いを制して、13年ぶりの過去最高成績タイ。春先に掲げた総合5位の目標を上回った。特別スカウトが変わったわけではない。突き抜けるときは本当に突き抜けるのだと思わせる結果だった。
総合5位[往路2位、復路8位]
早稲田大学8分13秒差(☆★予想5位★☆)
全精力を投入してもなお主導権を握れなかった往路。復路は故障開けの選手や一般入試で駅伝初出場の選手というチーム構成で、苦しい戦いが予想された。結果として区間一桁はアンカーの田口選手のみだったが、堅実なレースはできたように思う。このメンバーで復路8位は健闘かと。しかし、成績はやや下降気味。大迫・山本選手という柱はいるうちに、歯止めをかけたいところだ。
総合6位[往路8位、復路7位]
順天堂大学11分17秒差(予想9位)
往路の配置にやや驚いたところはありますが、昨年は9区で初めてシード権内は言ったことを考えると、チームとしての成長は見えたか。不調や怪我で不安だった9区松村優10区堀選手が走れたのは良かった。ただ、多くの4年生が抜ける。このまま上位常連校に戻れるかどうかは次回次第か。
総合7位[往路4位、復路13位]
明治大学11分48秒差(予想3位)
6区廣瀬選手が区間新にあと少しの快走から、有村・横手選手が東洋の背後に迫り、2位の成績が手に入りかけたが、9区のアクシデントで無念の後退。ただ、往路で2区以降伸び悩んだ事により優勝争いに絡めなかったという事を考えるとまだ完全な力がついていなかったか。残るメンバーは多いので、標準を合わせていってほしい。
総合8位[往路6位、復路9位]
青山学院大学12分33秒差(予想4位)
エースを温存しどこまでアップできるかと思われたが2つダウン。8区高橋選手の区間賞はあったものの、出雲優勝メンバーの藤川・小椋選手が低調。出岐選手は万全には程遠い状態で、監督の「3分逆転」は他校を不安にさせる為の苦肉の作戦だったらしい。大エースが不調だとまだまだ脆い。柱が抜ける来期にメンタル面を強豪校にできるか。
総合9位[往路5位、復路15位]
法政大学13分14秒差(予想20位)
ある意味一番のサプライズでしょう。1区西池選手は力あるにしても4区黒山5区関口選手の快走で往路5位。復路は力不足ではあったものの、各選手がブレーキ無く懸命に食い下がった(6区品田選手で順位が落ちなかったのは大きかったでしょう)結果、シードラインを割ることはなかった。下級生で好成績が多かったので、来年の浮上に期待したい。
総合10位[往路13位、復路5位]
中央学院大学14分08秒差(予想7位)
野武士軍団が4年ぶりシード権。往路がちぐはぐで心配したが、復路は6区岡本選手の好スタートから順調に追い上げ、8区及川選手で逆転。9区10区で他校に迫られる場面はあったが、憎い粘りも復活。追撃を許さなかった。来期、大黒柱が抜けるのが不安要素だが、楽しみな下級生はいる。次回は更なる上位食いをしたい。
以上シード校獲得チーム
11位[11位、11位]山梨学院大学(予想5位)
春の時点、そして上尾ハーフで好成績の選手が何人も欠場。更に6区が大きく失速。負けるべくして負けた。しかし、これだけ欠場して最後シード争いに戻って来たという事を考えると力自体はあった。充分巻き返せるはず。
12位[12位、16位]大東文化大学(予想13位)
往路序盤で健闘したが、さすがにシードは届かなかった。8区吉川選手の好走でシードラインに迫ったが、9区の失速で万事休す。ただ、往路メンバーは来年残るし、主要区間を担える選手が増えることを望む。
13位[10位、17位]関東学連選抜(予想19位)
廃止が決定している選抜。最後シード入りしたかったが、復路3区間ブレーキでは厳しかった。ただ、1校1人で明らかに総合力低下しているのにここ数年より成績向上したのは良かったと思います。
14位[14位、12位]國學院大學(予想10位)
エースの寺田選手に続く存在と言われていた選手2名に直前のアクシデントがあった模様。ギリギリの戦力でそれではきつかった。ただ、他そつなく繋いたのは救い。
15位[15位、14位]日本大学(予想18位)
配置や成績をみるとどうやら復路勝負を睨んだ感じに見えるが、見通しが甘かったか。残る留学生は結構強力だが、その前後に強い選手がいなければ、次年度も苦戦が続くだろう。
16位[18位、6位]神奈川大学(☆★予想16位★☆)
7区我那覇選手が神大として9年ぶりの区間賞を獲得するなど大健闘の復路6位。どうやら2区予定が発熱で区間配置が玉突きとなったらしい。ただ、これは来年非常に期待できそうだ。
17位[17位、10位]東京農業大学(予想14位)
昨年同様、復路は結構やれるのだが…。練習はできていたらしい。往路さえいければ、というので全体的に気負ったのだろうか。プレッシャーがかかる場面でも力が発揮できるようになりたい。
18位[16位、18位]上武大学(予想17位)
全日本1区好走の倉田選手が出走適わなかった時点で終戦だったか。巻き返す力はなかった。5年連続出場しながらシード争いに1回も絡まないのはさすがに考える必要がありそうだ。
[-、9位相当]城西大学(予想12位)
山口主将が欠場し驚きましたが。復路は全体的に安定して走れましたかね。個人的には寺田・二平選手といった2年生の粘走が嬉しい。力はあることは確認できた。次回は勝負の年だ。
[-、16位相当]中央大学(予想8位)
メンタル面の考慮が難しいですが、ここはうまくいかなかったか。ただ、6区代田選手は昨年よりタイムを伸ばし、8区永井選手の驚きの成績がありました。連続出場以外色々途切れました。一からやり直したい
区間賞
1区田口雅也(東洋大2年)63分32秒
2区ガンドゥ ベンジャミン(日本大4年)68分46秒
3区設楽悠太(東洋大3年)64分36秒
4区田中秀幸(順天堂大4年)57分16秒
5区服部翔大(日本体育大3年)80分35秒6区千葉健太(駒澤大4年)58分15秒
7区我那覇和真(神奈川大1年)64分47秒
8区高橋宗司(青山学院大2年)66分46秒
9区上野渉(駒澤大4年)69分50秒
10区後藤田健介(駒澤大4年)70分49秒
優勝の日体大は1つだけでしたが、服部選手が柏原選手なみの働き、復路も区間2位4つでした。東洋と駒大は複数で力はみせた。また繋ぎ区間でちょっと意外な選手が獲得したのは楽しめました。
日体大は今年は良いといいながら6位予想していたのはちょっと反省。優勝まではさすがに予想できなかったにしても、どうにも前哨戦で評価高いところをどうにもあげすぎてしまう癖が治らないなぁ。しかし、最下位予想していいたところが2年連続シード獲得したところに自分自身の限界を感じています(苦笑)
総合力的には東洋と明大は高い。出走4年生の選手数は少ない。ただ、5区に強靭な駒が残る日体大も勿論2連覇充分狙える。5区でトップに立って逃げるのが最近の箱根のセオリー。しかも往路は全員残っている事を考えると、軸となるのでは?
これに続くのはエースは残る駒大と早大、シードなら充分の駒数の帝京と青学となるか。特に帝京が意外と高いかも。予選校からでは山学・大東大・神大・専大あたりが今の所面白い見ている。
最後に、選手の皆さん、関係者、放映に携わる方々の御蔭で、今年も楽しめました。
ありがとうございました
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