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29.7.13までの結果【ホクレン網走・アジア大会等】

最終日のホクレンは長距離の世界陸上への追試ということで大いに盛り上がりました。結果は…喜びもありましたが無念も…

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29.7.6-7.9 第22回アジア陸上競技選手権大会

インドで行われました
1500m
予選2組5位:井上弘也(上武大4)3分52秒61
決勝1位(参考):AJAY KUMAR SAROJ(インド)3分45秒8
決勝6位:井上弘也(上武大4)3分51秒16
3000mSC
1位HOSSEIN KEYHANI(イラン)8分43秒82
5位山口浩勢(愛三工業)8分58秒58
 長距離陣は2人が参加していました。アジア大会に専念していた井上選手が1500mで6位入賞、山口選手が3000mSCで5位に入りました。確か金メダルだと世界陸上代表追加決定だったそうですが、全体の種目を通じて金メダルは出ませんでした。なお、長距離陣はホクレンが指定されていましたので、出場はこれだけでした。

26.7.12 JoensuuGames

1位Chakib Lachgar(MAR)13分55秒11
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3位關 颯人(東海大2)13分57秒12 4位鬼塚翔太(東海大2)13分57秒45
7位館澤亨次(東海大2)14分14秒36 9位文元 慧(カネボウ)14分33秒26

 東海大期待の2年生3人が海外遠征、今回は關選手がしっかりと成績を残しましたね。鬼塚・舘澤選手が話題になりがちですが、關選手も軌道に乗っていってくれればと思います。

29.7.13 2017ホクレン-第4戦網走大会-

結果:http://www.jaaf.or.jp/files/upload/201707/13_212922.pdf

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5千F~B組・1万B組

E組:金森寛人(小森コーポレーション)14分29秒87
C組:浅石祐史(ヤクルト)14分06秒98
B組:キプロプ K ケネス(旭化成)13分47秒95 山中秀仁(Honda)13分59秒35 コシタニー エリジャ(Honda)13分59秒84
  岡本雄大(JFEスチール)13分59秒99 荒井七海(Honda)14分02秒21 日下佳祐(日立物流)14分03秒94
1万B組:チェボティビン エゼキ(サンベルクス)28分34秒34 イエゴ エバンス(サンベルクス)28分36秒57
  柳原貴大(八千代工業)28分53秒07 設楽啓太(埼玉陸協)28分54秒17

 最初に話題になったのは浅石選手でしたね。まだ気温が30度を超えているときに14分一桁をマークし、ちょっとびっくりしました。順調なら秋に大幅更新もありそうな気配??B組では旭化成の新留学生がさっそくトップ、その後は山中選手などHondaの選手が頑張りましたね。1万はサンベルクスの留学生の争い、まだ気温25度以上の中でしたしまあまあでしょうか。柳原選手と行き先が気になる設楽啓選手らの姿もありました。
○青山学院大学
1万B組:下田裕太④29分20秒21
○早稲田大学
D組:藤原滋記④14分18秒07
C組:宍倉健治①14分17秒82 永山博基③14分21秒74
B組:光延 誠④14分10秒47
 青学大から下田選手が急遽?参戦!暑さに強いと言われている選手ですがさすが安定した成績でした。早大は仕上げでしたが最後はある程度まとめたでしょうか。藤原選手があがってきて、永山選手が復調。宍倉・光延選手もしっかり上位に入りました。秋に戦える集団にしていきたいですね。
○順天堂大学
E組:花澤賢人④15分24秒81
D組:橋本龍一②14分43秒74 清水颯大①14分55秒41
B組:栃木 渡④14分22秒73
1万B組:塩尻和也③28分48秒59(組日本人トップ)
 順大も主力が沢山エントリーしていましたね。結果としてはもう少しという成績が多い中、塩尻選手がしっかり組日本人トップを取った安定感が光りますね。
○神奈川大学
D組:鈴木祐希④15分01秒08
1万B組:山藤篤司③29分10秒32
 鈴木祐選手が珍しく苦しいレース。まあ暑いとこういうことも多くなりますかね。山藤選手はある程度まとめることができたのかなと思います。
○日本体育大学
E組:住田優範④14分36秒73 大崎 遼④14分45秒08 林田元輝③14分46秒82
  池田卓矢④14分59秒67
D組:冨安 央④14分21秒64
B組:小町昌矢④14分22秒11
 レギュラーを狙う選手では住田選手がいいですね。暑い中連戦でも結果を残しています。秋までにどのように成長するでしょうか。主力では富安・小町選手がしっかりした成績を残すようになりましたね。ここからの逆襲が楽しみになります。
○駒澤大学
E組:小原拓未①14分32秒97
D組:中西亮貴④14分14秒71(組トップ) 中村大成②14分54秒00
C組:加藤 淳①14分28秒67
 中堅ランナーが出場しましたが、好調の中西選手がここでも良かったですね。組のトップをとれたのは良かったのではないでしょうか。加藤・小原選手らも悪くはなかったかなという印象です。
東海大学
E組:小松陽平②14分31秒87
D組:西田壮志①14分23秒75
C組:松尾淳之介②14分18秒78 國行麗生④14分23秒44 西川雄一朗②14分26秒52
1万B組:春日千速④29分24秒48 川端千都④30分09秒23
 東海大も積極的に試合に出場しますね。全日本予選でプチブレイクの小松選手や3障の西田選手、それから主力ランナーが出ましたね。松尾選手らも元気です。また、教育実習で全日本予選に出なかった春日・川端選手が1万に出場。今回は春日選手がいい成績を残しました。
○創価大学
E組:米満 怜②14分33秒23
○上武大学
D組:太田黒卓③14分41秒69 岡山 翼②15分16秒31
 創価大の米満選手がまずまずの成績でしたね。箱根8区の時もそうですが暑さの耐久性がありそうです。上武大は太田黒・岡山選手が出場、タイムは振るわない中何か得られたでしょうか。
○國學院大學
F組:土方英和②14分54秒89
E組:熊耳智貴④14分37秒10 青木祐人②14分43秒21
D組:江島崚太③14分34秒61
C組:向 晃平④14分15秒46
 國學院大も主力ランナーが最後に顔を出しました。最初の組にエントリーした土方選手はやっぱり組トップ、もっと上の組で見てみたいくらいでした。他の選手も今回はそつなくまとめることができましたかね。暑さの中、貴重な経験かと思います。
○日本大学
E組:川口賢人④14分52秒00 高野千尋④15分09秒51 武田悠太郎①15分32秒13
○城西大学
B組:中島公平③14分18秒97
 日大の主力選手も出ましたが、今回はやや険しかったか。伸びてくる選手が出てくれればと思います。城西は中島選手が出場、だいぶ安定感が増してきたような印象です。
○東京国際大学
1万B組:シテキ スタンレイ④28分56秒24 タイタス モグス②29分35秒03
○筑波大学
E組:池田 親②14分41秒62
 東国大は留学生2人が同じレースに出場。全日本予選はモグス選手でしたが、今はスタンレイ選手の状態があがってきているようです。粘りはスタンレイ選手の印象なので、箱根予選でもしっかり状態をあげてきてくれるといいですね。筑波大は全日本予選で29分台出した池田選手が出場、5千も更新するチャンスはありそうです。
○関東その他
F組:滝口 諒(平成国際大4)15分11秒34
○その他
F組:原 由幸(星槎道都大4)15分07秒11
D組:奥村杏平(京都産業大4)14分58秒64
 道都大は今年の戦力はどうなのでしょうかね。北海道の全日本予選が盛り上がりそうです。

男子1500m

1位小林航央(筑波大3)3分41秒81
2位木村理来(東海大2)3分42秒82
3位森田佳祐(筑波大4)3分43秒01
4位服部弾馬(トーエネック)3分43秒04
5位楠 康成(小森コーポレーション)3分44秒96
6位岡崎達郎(大阪ガス)3分45秒23
7位遠藤清也(NDソフト)3分46秒26
8位浜田泰輔(関西学院大)3分46秒47
前川優月(東京国際大1)3分48秒82 前田恋弥(明治大3)3分50秒00
宮平健太郎(日本薬科大3)3分50秒14 駒山魁都(日本薬科大4)3分53秒72

 1500mは前回に続き素晴らしい成績がでますね。今回躍進したのは筑波大勢、小林選手が3分41秒と素晴らしい成績!関東IC表彰台立ちましたが、いやはや今年の快進撃がは素晴らしいです!昨年ぐっとタイムを縮めた森田選手もしっかりくらいついています。それからこれまた今年の春ブレイクの東海大木村選手、彼の今後も期待です。他、ようやく服部弾選手の状態が上がってきたというのもチェックですかね。

男子3000mSC

PMフィレモン キプラガト(倉敷高)8分24秒67
1位潰滝大記(富士通)8分29秒05(世界陸上出場濃厚)
2位阪口竜平(東海大2)8分37秒64
3位山口浩勢(愛三工業)8分39秒50
4位滋野聖也(星槎道都大)8分40秒59
5位石橋安孝(SGHグループ)8分42秒00
6位三上嵩斗(東海大3)8分46秒24
7位東 遊馬(九電工)8分47秒96
8位柳 利幸(日立物流)8分54秒15

 日本にやってきた高校生の留学生選手がPMというのがびっくりしましたが、世界は凄いなぁ~。そのレースは非常にいい流れで行われました。そして学生時代から3障で活躍していた潰滝選手やってくれました!8分29秒05で世界陸上標準突破です!!ケガからぶっつげ本番で出た日本選手権で8分40秒切りでひそかに楽しみにしていましたが、見事な走りでした!スピードが持ち味ですので、さらにキレを磨いて、日本記録挑戦しつつ決勝進出も…夢みたいです。
 また2位以下も素晴らしい成績でした。びっくりしたのが1500mが得意と知られている東海大の阪口選手が初挑戦でいきなり8分37秒の成績を残してきました!本人は5千で今後狙いたいそうですけど、彼もスピード種目での逸材ですね。秋以降どうするかわかりませんが楽しみなランナーです。また、山口・石橋選手ら実業団ランナーに交じって、道都大の滋野選手が8分40秒!彼もメキメキと力をつけています。今後どうなるでしょうか。

男子5000mA

1位キムニャン リチャード(日立物流)13分28秒26
2位チャールス ドゥング(小森コーポレーション)13分29秒79
3位キプセレム ウィリー(日立物流)13分30秒99
4位松枝博輝(富士通)13分37秒41
5位ベヌエル モゲニ(大分東明高)13分39秒73
6位大六野秀畝(旭化成)13分43秒09
中川智春(トーエネック)13分58秒83 遠藤日向(住友電工)14分04秒82
等々

 PMをつけて懸命の標準切りを狙いましたがやはり厳しかった。そんな中で日本選手権優勝の松枝選手と表彰台に立った大六野選手が、日本人ランナーでは力のある所を示しましたね。遠藤選手あたりもいい経験になってくれればと思います。

男子10000mA

1位ベナード キマニ(ヤクルト)27分37秒41
2位大迫 傑(Nike ORPJT)27分46秒64
3位デビット ジュグナ(ヤクルト)27分55秒04
4位ニコラス コシンベイ(トヨタ自動車)28分09秒87
5位アビヨ アビネット(八千代工業)28分12秒05
6位P.M.ワンブイ(日本大3)28分15秒67
7位中村匠吾(富士通)28分16秒01
8位ドミニク ニャイロ(山梨学院大3)28分22秒12
設楽悠太28分24秒60 浅岡満憲(日立物流)28分26秒05
服部勇馬(トヨタ自動車)28分26秒40 サイモン カリウキ(日本薬科大3)28分26秒61
山本浩之(コニカミノルタ)28分29秒74 市田 孝(旭化成)28分35秒59
猪浦 舜(八千代工業)28分35秒68 鎧坂哲哉(旭化成)28分49秒58
等々

 そしておそらく日本の長距離ファンが固唾をのんで見守っていたであろう男子10000m。夜ではありますが気温23度・湿度70%とタイムを出すのには難しい条件の中、大迫傑選手の世界陸上標準切り(27分45秒00)に注目が集まりました。
 海外の選手が1㎞2分45秒ペースで引っ張る中、PMとともに4000m付近から先頭集団に日本人ただ一人入っていき、5千通過は13分45秒!単純計算倍にすると日本記録更新を狙えるペースで走り抜けていきます。この時点で表情にも余裕があり、どこまでいけるのか注目が集まりました。
 しかし、7000mあたりから表情が歪み、1㎞2分52秒程まペースダウン。9000m通過は25分03秒で残り1000mを2分42秒必要な状況、残り400mは26分45秒で60秒となりました。大迫選手の頭の片隅に厳しいかなという思いがよぎります。それでも周回になった他のランナーが声をかけたり引っ張るなど懸命のアシスト、最後の力を振り絞ります。が…結果は27分46秒64…僅かに標準に届かない結果…
 日本人としては本当に頭一つ抜けていると思います。4月にマラソンをして必ずしも好調というわけではありませんでした。加えて気象条件が悪いという中でした。そんな中、1万27分台でほかの日本人ランナーを30秒突き放しています。過去にこれだけ力のある日本人ランナーはいないと思っています。もちろん、こういう条件で世界大会は上げ下げがありながら27分前半を出してくるのでトラックで世界で戦うという意味ではまだ力は及びません。それでも、せか陸上の楽しみが一つ減ってしまった、というのは事実として胸に刺さってしまう…本当に無念でした。

 まあ、ひとまず潰滝選手の頑張りで男子トラック長距離の派遣ゼロは何とか回避できただけでも良かったとしますかね。ここ半年は全体的に記録が伸び悩んでいた感じでしたし…。とにかく、まずは今回出場する選手を全力で応援していきたいと思います。

コメント

  1. ryouya0616s より:

    大迫選手・・・あとたったの1.6秒ですから悔やんでも悔やみきれませんね。
    ここまで2013-2016まで4年連続で世界大会に出続けただけにとうとう途切れてしまった。
    2003年大会には5000mで徳本一善選手があと0.4秒足らずに大会出場を逃した例があるだけに悲劇が繰り返されてしまった。
    参考ですが2大会前の2013年大会の旧A標準が27分48秒だったので、秒単位の厳格化がこうも影響をもたらしてしまうとは・・・
    ただそれでも大迫選手はボストンマラソン挑戦からわずか3か月と準備期間が短すぎた中と25度で湿度80パーセントと悪条件の中でこの記録なので、準備やグラウンドコンディションが万全だったら27分30秒を切れても不思議ではなかった。
    いま日本トップの選手でも駄目だったんだから、この現実を素直に受け入れるしかない。
    どうでもいい結果論だが、この前のアジア選手権で1位を取ってワイルドカードで狙えばよかったんじゃないかと思いますね。
    ここには大した選手が出てないし、大迫選手でも十分に勝てる相手だったと思いますが・・・

  2. たけぽっぽ より:

    東海の阪口選手は、学生では5000までなら、順天堂の塩尻選手に次ぐ逸材ですね。まさか3千障害のデビュー戦であれだけのタイムを出すとは・・・。どれか一つに特化した方がいいのかは分かりませんが、今はいろいろ挑戦して、将来的には最も自分に合った種目で世界で戦ってほしい選手です。
    富士通の潰滝選手はやってくれましたね。中央学院からは初めてのオリンピック、世界選手権の出場選手(木原選手は世界ハーフの経験はありますが)だと思うので、難しいですが何とか決勝に進んでほしいです。
    川崎監督の方針でもある「息の長い選手の育成」という面では、大成功だと思うので、来年以降もいい高校生が入って来そうな予感大です。

  3. hakonankit より:

    >ryouya0616sさん
    5千や1万では今の日本人選手では唯一大迫選手が食らいつける可能性があっただけに、寂しいですね…。旧標準なら…という感じですが、それだけ世界は進化しているということなのでしょうね。アジア選手権はちょっとわからないですが、本人なりの計画があったのかもしれません。次の目標をまた見つけてほしいですね。

  4. hakonankit より:

    >たけぽっぽさん
    阪口選手の3障のタイムはちょっとびっくりですね。本人は5千で狙う意向ですが、これからもガンガン挑戦していってほしい気がしてしまいます。
    潰滝選手はやりましたね!!準備期間は決して長くはなかった中で標準突破でセンスはありますね!中央学大の育成方針が通用するようになってきたのはとてもうれしいです!