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2016年度の大学駅伝シーズン~創価大学

GW明けて、約1週間ぶりのお仕事。GW中に溜まっていた荷物に苦戦して
どっと疲れてしまった感じです(^^;) 明日からまたしっかり動けるよう、早めに休養したいです。
本日は2回目の出場で躍進を果たした創価大学です

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全日本予選予選落ち
4組 3組 2組 1組
 11位セルナルド④293932 1位大山③301529 7位二宗②310634  20位三井①311145
DNFムイル①  19位作田②303353 15位三澤③311017 37位築館①320873
 躍進の予感は前半シーズンからあった。関東ICではセルナルド選手が5千1万共入賞し、5月から留学したムイル選手も安定感はまだまだも光る部分があった。驚いたのが全日本予選。2組目まで食いつくと、3組大山選手が凄まじいスパートを見せ組トップに!なんと関東IC活躍の両エースを残して通過圏内に入ってきたのだ。迎えた最終組、予定通りの位置でレースを進めほぼ手中に収めたかと思われた。ところが、先頭集団についていたムイル選手が7000m付近で突如トラックの脇に倒れ込み、そのまま棄権。”初出場”の切符はスルリと手から抜け落ちてしまった。
箱根予選3位通過
 4位ムイル①58:51 11位セルナルド④60:00 28位大山③60:30 66位彦坂④61:12 77位三澤③61:22
 86位吉留①61:29 88位築館①61:30  106位蟹澤③61:44 108位二宗②61:45 109位作田②61:46
 それでもある程度手応えは掴んだだろう。箱根予選でその力を開花させる。セルナルド選手が故障明けながら主力の役割を果たす60分ジャストで走ると、ムイル選手は中盤からぐんぐん加速し58分台をマーク、大きく貯金を稼ぐ。続いた大山選手も60分半ば、ロード得意の三澤選手や復活した彦坂・蟹澤選手、それに1年生の選手もしっかりまとめて、なんと3位通過を果たしたのだ。現場は夏合宿はしっくりこない感じだったが、全日本予選で見せた力は本物だった。
箱根駅伝12位
1区(21.3㎞) 17位大山③65:03(17) 6区(20.8㎞) 19位作田②62:08(14)
2区(23.2㎞) 4位ムイル①68:05(10) 7区(21.3㎞) 18位古場②67:23(15)
3区(21.4㎞) 7位蟹澤③64:28(7) 8区(21.4㎞) 3位米満①66:33(12)
4区(20.9㎞) 5位セルナルド④64:17(5) 9区(23.1㎞) 13位三澤③72:41(12)
5区(20.8㎞) 16位江藤③77:32(9) 10区(23.0㎞) 8位彦坂④72:27(12)
 2年前の初出場時は参加しただけの最下位だった箱根駅伝。目標はシード権と胸を張って言えるようになったのは大きい。特に往路はエースがいるだけに面白いのではと思わせました。1区を任されたのはラストスパートがある大山選手。スローな展開なだけに全日本予選の再来も夢見ましたが、ペースの変動があると遅れてしまう苦しい走り。区間17位となってしまいます。
 だが、ここからが2年前と違う。ムイル選手が1年生らしからぬペース配分のうまさをみせて68分05秒の区間4位、7人抜きで10位へ浮上します。3区は2年前区間19位となった蟹澤選手だが、今年は成長した姿を見せた。他校の選手を並走し突き放す走りで総合7位へ浮上。そして4区セルナルド選手が箱根史上に残る名場面を演出する。前からこぼれてきた駒大の選手の背中をエールを送る意味でポンと叩いた。ようやく箱根駅伝に出場できるようになった創価大にとって、駒大は雲の上の存在。いつかの夏合宿で必死で背中を追いかけたのを思い出し、思わず出た行為だったそうだ。
 そのセルナルド選手の激走でいつの間にか総合5位に浮上。バサロのユニフォームが箱根路を彩っていた。予定の選手が組めなかった5区山登りで順位を落としたのは仕方なかったが、往路は9位。一桁ターンできたのは大いにチーム内でも沸いただろう。復路は苦戦、6区でシード権を割ってしまうと、故障明けの選手を起用した7区もじりじりと後退。15位まで順位を下げてしまい、ここまでかと思われた。
 だが、予選3位で通過した選手層、ただでは終わらない。いい調整ができたという8区以降再び順位を上げていく。多くの予選出走ランナーを差し置いて8区に選ばれた米満選手が力強いフォームで遊行寺坂をかけ上げっていく。区間3位、3人抜きの快走だった。9区三澤選手も主要区間で踏ん張り、2年前襷を渡せたなかった鶴見中継所へ。その2年前の9区出走者、今回10区を任された彦坂選手は感慨深かっただろう。追いついてきたチームを振り切り、あともう一歩で次点となる位置まで前を追い上げた。

 正直、2016年度は創価大の分岐点になると思っていました。2大会前に初出場、前回大会は予選落ち…出場が1回だけで終わるか、それとも常連校へ第一歩を踏み出せるか…ひとまず後者への道を踏み出す事が出来たのではないでしょうか。勿論、他常連校も巻き返してくるので定着は思うほど簡単ではないでしょう。でも、創価大も伸びてくる選手が増えてきています。良き伝統を紡いでいけるように勝負の年としていきたいですね。

コメント

  1. 陸上ファンT より:

    創価大の箱根は、5区予定の1年生がかなり
    向いているとの事前情報が流れていたので、
    もし配置出来ていたらと思いました。
    シード獲得が現実味を帯びてくるいい箱根
    駅伝だと感じました。

  2. hakonankit より:

    >陸上ファンTさん
    築館選手がかなり登りは得意という話は流れましたよね。
    シード権獲得としてもそうですが、個人の走りとしても見てみたいです。

  3. たけぽっぽ より:

    ムイル選手はここまで走れるのはちょっと予想外でした。違う見方をすれば、あと3年はいるので、シード争いの大学にとっては脅威だと思います。
    反対に大山選手が1区のあのペースで自分のレースが出来なかったのが残念だったので、今年1年かけて来年の1区に期待。
    蟹澤、米満、三澤、そしてまだ見ぬ秘密兵器の築舘選手と主要区間を担当できる選手はある程度いて、シード権獲得の最大のチャンスだと思います。シード権前後は激しい争いになるのは必至ですが、ぜひこのチャンスを活かしてもらいたいです。

  4. hakonankit より:

    >たけぽっぽさん
    ムイル選手は最初の頃は、力不足だけでなく環境に慣れるのにも大変だったのかなぁとか思ってます。今は持っているポテンシャルをどんどん出していてとても頼もしいですね。チームとしてもハマれば面白いチームになってきました。勝負の年ですね!